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10代で加速するスマホシフト。スマホファーストから『スマホオンリー化』へ

モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 2014年度総集編

〜あの月次定点調査を1年分いっきに公開!推移がひとめでわかる!〜
株式会社ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、全国の15歳から69歳の男女1,100名を対象に『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』を、2012年7月から毎月1回、実施しています。
 このたび、2014年1月から12月までの1年間の調査データをまとめて分析し直し、『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査〜2014年度総集編』として発表します。
 その調査データをすべて収録した全385ページのレポートを、「Fastask」実例レポートページ(https://www.fast-ask.com/report/)より、無料でダウンロード提供します。

 本調査は、スマートフォンやソーシャルメディアなどの利用率といった基礎データから、その時々のトレンドの実態がわかるデータまでさまざまな項目に渡って実施し、2012年7月から月次で詳細な調査データを無料で公開しています。





[画像: http://prtimes.jp/i/7597/82/resize/d7597-82-408871-0.jpg ]

【2014年のトピックス】

2014年、モバイルやソーシャルメディア関連分野における主なトピックスは下記のとおりです。

■インターネットに接続する端末として、スマートフォンの利用率が増加。PCは減少傾向
■使用OSは、Windows7が依然多く、8.1は増加傾向。XPは、まだ1割近くが使用
■利用ブラウザはChromeが大躍進。Windowsでは33.6%、Macでは56.8%
■タブレットの所有率は微増。5人に1人が所有
■電子書籍の利用率は微増。15.2%から18.4%へ
■SNS利用率は、Facebookは横ばい、LINE、Instagramは順調に利用者を増やす
■スマートフォンの利用率がフィーチャーフォンを上回り、差が広がる
■フィーチャーフォン、スマートフォンともに、キャリアはドコモがトップ
■iPhone6の発売後、iPhoneの利用率がAndroidに迫る
■iPhone6の利用率が約2割
■スマートフォンの接触時間は若年層で増加傾向。10代ではPC、テレビを抜いてトップに

2013年10月度の調査で、初めてスマートフォンの利用率がフィーチャーフォンを上回って以降、それぞれの利用率の差は広がり続けています。2014年はiPhone6が発売されたこともあり、若年層を中心にスマートフォンの接触時間が増加しました。特に、2014年11月度調査では、10代女性の1日あたりのスマートフォン利用時間は200分を越え、スマートフォンは通話のためのツールではなく、一つのメディアとしてポジションを獲得した年と言えそうです。

【トピックスの詳細】

■インターネットに接続する端末として、スマートフォンの利用率は増加。PCは減少傾向
2014年12月度調査において、プライベートでインターネットに接続する機器として最も利用率が高かったのは「ノートPC」(59.7%)でした。2014年1月から12月までの推移を見ると、「スマートフォン」の利用率は48.2%(1月度)から56.2%(11月度)、50.5 %(12月度)と増加傾向にありました。一方、「ノートPC」は64.7%(1月度)から61.7%(11月度)、59.7%(12月度)、「デスクトップPC」は43.9%(1月度)から38.0%(11月度)、40.6%(12月度)と減少傾向にありました。 ※複数回答可。

■使用OSは、Windows7が依然多く、8.1は増加傾向。XPは、まだ1割近くが使用
最新バージョンである「Windows8.1」は10.3%(1月度)から25.7%(12月度)と、利用している人の割合は増加傾向にあるものの、57.4%の人が「Windows7」を依然として利用しており、最も使われているOSであることがわかりました。
また、2014年4月にサポートが終了した「WindowsXP」は、19.2%(1月度)から8.2%(12月度)まで減少したものの、現在でもまだ約1割の人が使い続けているようです。  ※複数回答可。

■利用ブラウザはChromeが大躍進。Windowsでは33.6%、Macでは56.8%
2014年12月度調査では、Windowsで利用されているブラウザは「Internet Explorer」系(6〜11)が最も多く、利用している人の割合は合わせて70.0%でした。しかしながら、2014年1月度調査では「Internet Explorer」系を利用している割合は83.2%で、この1年間でシェアが落ちていることがわかります。一方で、「Google Chrome」は25.2%(1月度)から33.6%(12月度)とシェアを伸ばしています。これは、「Internet Explorer」系から「Google Chrome」への乗り換えが起こったと言えそうです。Macでも「Safari」のシェアが80.2%(12月度)と圧倒的ですが、「Google Chrome」が43.4%(1月度)から56.8%(12月度)とシェアを伸ばしてきています。 ※複数回答可。

■タブレットの所有率は微増。5人に1人が所有
タブレットの所有率は19.5%(1月度)から23.5%(12月度)と微増でした。一方で、「購入するつもりはない」人の割合は31.3%(1月度)から36.6(12月度)とやや増加傾向でした。2014年10月に新型iPadがAppleより発表され、話題を呼びましたが、大きく所有率を押し上げるまでには至らなかったようです。

■電子書籍の利用率は微増。15.2%から18.4%へ
電子書籍を「利用している」人は15.2%(1月度)から18.4%(12月度)と微増でした。性別、年代別で見ると、10代男子では、利用者の割合が18.0%(1月度)から26.0%(11月度)、24.0%(12月度)と大きく増加しました。2013年から2014年にかけては「マンガボックス」や「LINEマンガ」などのコミック系アプリが数多くリリースされ、特に2014年後半は「comico」や「少年ジャンプ+」といったコミック系アプリがCMなどで市場を沸かせたことが、若年層の電子書籍利用を押し上げた要因のひとつと言えそうです。

■SNS利用率は、Facebookは横ばい、LINE、Instagramは順調に利用者を増やす
SNSの利用状況について、「mixi」は17.0%(1月度)から14.7%(12月度)と微減、「Facebook」は38.5%(1月度)から40.0%(12月度)、「Twitter」は36.0%(1月度)と34.0%(12月度)とほぼ横ばいになりました。「LINE」は35.2%(1月度)から39.6%(12月度)と引き続き順調な伸び、「Instagram」も6.0%(1月度)から8.3%(12月度)と徐々に利用者を増やしています。

■スマートフォンの利用率がフィーチャーフォンを上回り、差が広がる
2013年10月に「スマートフォン」の利用率が「フィーチャーフォン」を初めて上回ってから、利用率の差が広がり続けています。「スマートフォン」の利用率は50.3%(1月度)から57.2%(11月度)、52.6%(12月度)と上昇傾向にあるのに対し、「フィーチャーフォン」の利用率は45.4%(1月度)から38.2%(11月度)、42.4%(12月度)と下降傾向にあります。12 月度の調査結果を、性別、年代別で見てみると、10代女性は82.0%と8割以上、20代女性は74.0%と7割以上が「スマートフォン」を利用しています。

■フィーチャーフォン、スマートフォンともにキャリアはドコモがトップ
キャリア別のシェアは、フィーチャーフォン、スマートフォンともに「NTTドコモ」がトップを維持しました。フィーチャーフォンでは、各社のシェアが横ばいのなか、「NTTドコモ」も44.1%(1月度)から45.9%(12月度)とほぼ横ばいでトップ、スマートフォンは各社のシェアが上下に動くなか、34.5%(1月度)から37.1%(12月度)とやや増加傾向でトップでした。

■iPhone6の発売後、iPhoneの利用率がAndroidに迫る
「Android」と「iPhone」では、「Android」の方が利用率が多い状況が続いていますが、2014年9月を境に、差が狭まってきています。「Android」の利用率は59.8%(8月度)から53.4%(12月度)と減少しているの対し、「iPhone」の利用率は39.3%(8月度)から46.3%(12月度)と大きく伸びています。2014年9月に、「iPhone6」「iPhonr6 Plus」がAppleより発売されたことが「iPhone」の利用率を押し上げた可能性があります。

■iPhone6の利用率が約2割に
2014年9月に大きく利用率を伸ばした「iPhone」について、利用されている端末の種類を調べてみたところ、「iPhone5S」が根強く27.6%(12月度)と、「iPhone」の中では最も使われていることがわかりました。「iPhone6」シリーズは、「iPhone6」が5.2%(9月度)から17.9%(12月度)と大幅に増加し、「iPhone6 Plus」も3.7%(9月度)から8.6%(12月度)と利用率を伸ばしています。

■スマートフォンの接触時間は若年層で増加傾向。10代ではPC、テレビを抜いてトップに
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4マス媒体と、PC、スマートフォンをメディアとして、それぞれの接触時間を調べたところ、「パソコンからのインターネット接続」が157.5分と最も多く、次いで「テレビ」が146.8分、「スマートフォンからのインターネット接続」が80.0分でした(いずれも12月度調査)。一方、年代別で見てみると、10代は「スマートフォンからのインターネット接続」が129.3分(1月度)から135.3分(12月度)と増加傾向にあり、12月度調査では、「パソコン」(104.1分)「テレビ」(101.8分)を抜き、トップとなっています。また、「パソコン」は124.7分(1月度)に比べて減少傾向にありました。

【調査の実施概要】

調査期間 : 2014年1月〜2014年12月の期間、毎月1回実施
調査対象 :Fastaskのモニタのうち、15歳から69歳までを5歳ごとに、男女それぞれ50名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。
質問項目 :
・プライベートでインターネットへアクセスする際、利用する機器は何ですか。
・利用中のOSについて教えてください。
・利用中のブラウザについて教えてください。
・タブレット型PCに関して、あなたの状況を教えてください。
・電子書籍の利用について、あなたの状況を教えてください。
・インターネット関連サービスについて、あなたの状況を教えてください。
(mixi/Facebook/Twitte/Google+/LinkedIn
/Pinterest/Instagram/LINE/Youtube/Ustream/ニコニコ動画)
・プライベートで利用中の携帯電話を教えてください。
・プライベートで利用している携帯電話のキャリア、スマートフォンのキャリアはどこですか。
・利用しているiPhoneの端末を選んでください。
( 3G/ 3GS/ 4/ 4S/ 5/ 5c/ 5s/ 6/ 6Plus)
・各種メディアについて、1日に視聴や閲覧する平均的な時間を答えてください。
(TV/新聞/雑誌/ラジオ/パソコン/スマートフォン)

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