HVC KYOTO 2021ポストイベントを開催
[21/11/26]
提供元:PRTIMES
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イノベーションエコシステムを形成する舞台の提供 KRPウェルネスフェス
京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社? 小川信也)は、「ウェルネスフェス」と題し、ウェルネス・ヘルスケア分野に特化したイベントを2021年12月10日〜22日に現地開催とオンライン配信のハイブリッド形式で集中開催します。メインイベントとなる、「HVC KYOTO 2021 ポストイベント」においては、14日は“再生医療”を、15日は“イノベーションエコシステム”をテーマに2日間にわたって、産学公の有識者によるディスカッションを実施します。KRPはイノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台を提供することを通じて、’創発の瞬間’が生まれることに貢献します。
■HVC KYOTO 2021 ポストイベント
本年7月2日、HVC KYOTO 2021は現地開催とオンライン配信のハイブリッド形式で実施し、国内外から約390名の方々にご参加いただきました。当日は英米のイノベーションエコシステムのキーパーソンによる基調講演のほか、スタートアップ23名がピッチに登壇し、最先端の技術シーズを英語で発表しました。また、ピッチ登壇者にはHVC KYOTO 2021パートナー企業19社との個別面談の場を設けており、ピッチ登壇者のその後のビジネス拡大にもつながっています。HVC KYOTOでは、良質なスタートアップに出会える場、グローバルな交流機会創出の舞台として、2016年の開始より、関係人口が拡大しています。このたび、12月14日・15日に開催するポストイベントにおいても、引き続き、産学公の48の組織・団体が主催、共催、後援、およびパートナーとして参画いただきます。関西からのイノベーションエコシステム形成に不可欠なプレーヤーが集まる機会となります。
■HVC KYOTO 2021 ポストイベント開催概要
・詳細・お申込み: https://wellness-symposium2021-krp.peatix.com/
[画像1: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-3fa84b05d018a101672e-0.png ]
・詳細・お申込み: https://hvckyotopost2.peatix.com/
[画像2: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-ca98705de2e336721a2b-1.png ]
・主催
日本貿易振興機構(JETRO) 京都府 京都市 京都リサーチパーク(株)
・共催
関西イノベーションイニシアティブ(KSII) 京都大学産官学連携本部(SACI) 京都大学イノベーションキ
ャピタル(株)
・後援
近畿経済産業局 大阪府 大阪市 兵庫県 神戸市 大阪商工会議所 京都商工会議所 神戸商工会議所 (公
財)京都高度技術研究所(ASTEM) (公財)京都産業21 (公財)神戸医療産業都市推進機構 (公財)都市活力
研究所 (公社)関西経済連合会 (公社)京都工業会 (公社)関西経済連合会 (一社)京都知恵産業創造の森
(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J) NPO法人 関西健康・医療学
術連絡会 関西健康・医療創生会議 NPO法人日本MITベンチャーフォーラム 合同会社SARR 関西医薬品協
会(KPIA) バイオコミュニティ関西(BiocK)
■KRPウェルネスフェス:
HVC KYOTO 2021 ポストイベントの他にも、ウェルネス・ヘルスケアに関連するイベントを開催。
研究者、ベンチャー企業、大学、公的機関、VC、学生の皆さまに、未来を語り、交流できる、魅力的な舞台をご
提供します。
詳細URL: https://www.krp.co.jp/krpfes/wellness2021/
■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて5
00組織・6,400人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、
セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。〜Pa
ving for New Tomorrow〜」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、
魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献しま
す。
(参考資料) 2021年11月24日時点において公開可能な情報をご案内しております。
●ウェルネスシンポジウム
〜再生医療を細胞バイオテクノロジー+DXという観点で見てみると〜
・講師紹介
<オーバービュー>京都大学ウイルス・再生医科学研究所 教授 田畑 泰彦 先生
[画像3: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-aa34b8d4c26600447d3f-2.jpg ]
テーマ:「対象が細胞まで広がったバイオテクノロジー分野がおもしろい
〜 細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものは? 〜」
再生医療とは、体本来のもつ自然治癒力を高める先端医療の一つである。この自然治癒力の基である細胞の増殖、分化(成熟して生物機能をもつこと)能力を高めることで、再生医療が可能となるであろう。再生医療は再生治療と再生研究からなる。細胞力を活用した先進治療が再生治療であり、再生研究とは、その治療を科学的に支える基礎生物医学研究と創薬研究である。このいずれに対しても、細胞能力を高めるための周辺環境を作り与える細胞バイオテクノロジー技術が必要不可欠であることは疑いない。本講演では、再生医療(再生治療と再生研究)を細胞バイオテクノロジーとし
てとらえ、今後、この領域に必要となるものについて考えたい。
・<基調講演>京都大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 准教授 阪本 卓也 先生
[画像4: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-2a70fa8a9081f41b93da-3.jpg ]
テーマ:「ワイヤレス人体センシングが創成するデジタルトランスフォーメーション」
ワイヤレス人体センシングは、センサー装着やビデオ撮影などを介さず、非接触で人の位置・行動・ジェスチャー・呼吸・心拍・心理状態といった多様な情報を計測することができるため、来るべきスマート社会に求められる安心・安全と快適性を両立するキーテクノロジーとして注目されています。本講演では、ワイヤレス人体センシングの基本原理から応用例まで、概要を紹介するとともに、デジタルトランスフォーメーションが創出する新しい社会でのセンシングの役割について展望をお話しします。
・<企業講演> 三洋化成工業(株)バイオ・メディカル事業本部 副本部長 天野 善之 様
テーマ:「人工タンパク質を用いた再生医療材料の開発」
当社では、遺伝子組み換えタンパク質を用いた様々な用途の再生医療材料の開発を進めている。中でも、シルクエラスチンはゲルやスポンジ等様々な形態に加工できることに加え、細胞親和性が高く、細胞の分化・増殖の足場として適していることから、細胞の分化・大量培養用の基材、自然治癒力を最大限に活用する再生医療機器、さらには細胞治療用マトリックスなど幅広く様々な用途への展開を検討しています。実用化が近いのは、京都大学と共同研究を進めてきた創傷治癒材用途で、既に企業が主導する企業治験に入っており、糖尿病患者に見られる慢性創傷などへの効果が期待されます。当日は、開発経緯を含め、実用化に向けた最新の取り組みについて紹介します。
・<パネリスト> 新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 教授 寺井 崇二 先生
[画像5: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-feb396dd5462fafad35d-4.jpg ]
再生医学、遺伝子治療、素材工学などが進み、具体的に再生医療等製品の開発も進んできた、一方で、如何にそれらを組み合わせ、具体的な医療として展開していくかが重要になる。再生医療の魅力は1つの臓器で実施できたことが、他の分野にも応用可能になることである。また全身投与剤から、局所投与剤などの開発も今後必要である。今回コロナウイルスに対するmRNAワクチン開発は並列化した開発フェーズの中で短期間で実施された。一方で安全な次世代型の再生医療等製品の開発には、リバーストランスレーショナルリサーチ、オープンイノベーションの展開も必要になる。これから我々が挑むべき課題について消化器系疾患に対するアプローチを通じて議論したい。
・<パネリスト> 国立医薬品食品衛生研究所/再生・細胞医療製品部長 佐藤 陽治 先生
[画像6: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-1b4436140cb76027a721-5.jpg ]
テーマ:「レギュラトリーサイエンスの立場で―細胞加工製品の品質とDX―」
細胞加工製品は、細胞を原料とし、加工された細胞を主成分とする。複雑で動的な細胞は、品質特性プロファイルの全体像の把握が困難なため、細胞加工製品の品質に関しては、既存の経験に基づいた規格や特性解析のみでは限られた情報しか得られず、再現性・恒常性を担保できないことが懸念されてきた。その解決策としては、近年の先端的な分析技術を駆使し、細胞の品質特性情報を可能な範囲で網羅的に把握するとともに、その中から必要かつ十分な程度の重要品質特性を、臨床での最終製品の有効性・安全性に関する情報と照合しつつ同定・抽出する作業を継続的に実施すること、およびそのための情報システムの構築が有用と考えられる。
・<パネリスト>株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング/代表取締役 社長執行役員 畠 賢一郎 様
テーマ:「自家細胞を用いた再生医療事業におけるDXの展開」
われわれは、自家細胞を用いた再生医療等製品について2007年から製造販売してきた。周知のとおり、自家細胞を用いた製品の製造プロセスは、スケールアップを前提とした機械化・自動化に適しておらず、実用化にはさまざまな課題を有する。一方、昨今のデジタル技術の進歩により、上述の場面においてこれらの活用が期待できる。画像解析による品質評価はもちろんのこと、生産スケジュール管理や、細胞培養シミュレーションに至るまで、さまざまな試みを実施してきた。究極の個別化医療である再生医療。それゆえ、将来のDXとのシナジーは必須である。この領域の産業化への新たな武器として、おおいに期待したい。
・<パネリスト>エーザイ株式会社 執行役 チーフデータオフィサー(兼)筑波研究所長 塚原 克平 様
[画像7: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-194589ca1efc16888dd3-6.jpg ]
テーマ:「AIによる創薬の加速」
創薬のアプローチはAI等のデータテクノロジーによって変貌しつつある。内製化されたデータサイエンティスト集団がコアとなって創薬現場の変革に取り組み、バイオインフォマティクスによる疾患の深い理解と共に、AIによる標的分子の構造予測とそれに最適な化学構造仮説生成モデル、さらには専門家の匠の感覚を再現するAIシステム等が開発され日常的に使われている。DXにより薬の製造や臨床試験もデジタル化されていく。一方、医療ビッグデータが整備されPHRの適切な利活用が進めば、創薬のみならず、個人に合わせた新しいソリューションを提供できるようになる。疾患の進行予測・予防・診断・治療・ケアを通じたヘルスケアエコシステムの実現が見えてきている。
・<パネリスト> 経済産業省 商務・サービスグループ 生物化学産業課 課長補佐 毛利 涼楓 様
[画像8: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-4212cc001a136a0f85a2-7.jpg ]
テーマ:「再生医療の産業化に向けた政府の取組と今後の方向性について」
再生医療等製品の実用化のためには、高品質・高均質での大量生産を実現するための産業的な技術基盤が必要不可欠であり、そのためには、シーズを持つアカデミア、臨床現場、製造を担う企業、規制や国際標準への対応など、多様な関係者による戦略的な協働が求められます。産業化へのゲームメイクを担う経済産業省としての取組と、今後の発展に向けた課題意識についてお話をさせていただきます。
・スケジュール
[画像9: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-d7595bcbae71b6608adc-16.png ]
●「イノベーションエコシステム形成に向けて〜関西に何が足りないのか?〜」
・講師紹介
バイオコミュニティ関西 副委員長兼統括コーディネーター・大阪大学共創機構 特任教授 医学博士 教授 坂田 恒昭 先生
[画像10: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-e37e81e60d89d79598a5-9.jpg ]
テーマ:「バイオコミュニティ関西(BiocK)〜「つなぐ」「つなげる」「つながる」・集積から連携へ〜」
2019年6月「バイオ戦略2019」、2020年6月に「バイオ戦略2020」が内閣府により策定され、その基盤的施策の中でグローバルバイオコミュニティ・地域バイオコミュニティの形成が謳われている。関西圏においても民・官による投資、特に海外からのを促進するためにネットワーク組織であるバイオコミュニティ関西(BiocK) が2021年7月に設立された。「バイオ戦略2020」には日本が目指すべき社会像と注力すべき9つの市場分野が示されている。BiocKではその実現のために委員会と、実行のための分科会を立ち上げている。本講演ではBiocKの現在の取り組みを講演する。
椙山女学園大学 現代マネジメント学部 教授・京都大学 名誉教授 椙山 泰生 先生
[画像11: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-24d1e754f4cbc0419600-10.jpg ]
テーマ:「制度化されたスタートアップの育成:インキュベーター・アクセラレーターの役割とその効果」
起業エコシステムの主要なプレーヤーとしてアクセラレーターが台頭し、スタートアップの育成が近年急速に制度化してきています。しかし、アクセラレーターという取り組みが有効なのか、どのような役割を果たすべきか、どのようなときに有効なのかなどについては、合意が形成されていないところもみられます。この講演では、このアクセラレーターの役割やその効果について、近年のアメリカをはじめとする海外における経営学領域の研究、および、我々による日本での研究の一端を紹介し、現在課題となっていることや着目すべきポイ
ントを参加者と共有します。
モジュラス株式会社 チーフ・サイエンティフィック・オフィサー(CSO) 寺田 央 様
[画像12: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-1191cd3d3e95743cb0bb-11.jpg ]
テーマ:「ネットワーク型創薬とエコシステム連携 モジュラスのアプローチを例に」
創薬の研究開発は、高い技術力に加え多くの資金と時間が必要であることから、巨大な製薬企業を中心に行われてきた。しかし近年では、より小さなベンチャー企業が特に初期の研究開発を担うことにより、製薬ビジネスの形が大きく変化している。その裏には、ローカルそしてグローバルなヘルスケアエコシステムの発展があり、ボストンを先例としたこのエコシステムの大きな成功は、世界各地でのさらなるエコシステムの展開に大きく寄与している。モジュラスは、自社プラットフォームに加え国内外のネットワークを最大限に活用し、低分子創薬を加速してきた。当日はモジュラスのアプローチを交え、日本でのエコシステムの発展について議論したい。
<成果報告>
inochi Gakusei Innovators’ Program 2021 KANSAI・滋賀医科大学 医学部医学科 2年 大西 統也 様
[画像13: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-af677a8fbf31ea08c6f9-12.jpg ]
テーマ:「inochi Gakusei Innovators’ Program参加中高生による、フレイルの課題解決策」
inochi Gakusei Innovators’ Programは、医学部生を中心とする大学生が運営する、中高・高専生対象の課題解決プログラムです。毎年、ヘルスケアに関するテーマを一つ取り上げ、約4か月にわたり活動します。本年度は「フレイル」をテーマとし、中高生が現場でのインタビューに基づき、若者ならではの課題解決策を立案しました。「今救えない命を救う」ために活動する、我々若者の熱意と、具体的なアクションを通して生み出されたフレイルの課題解決策を発表します。
<事業紹介>
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 部長 味岡 倫弘
テーマ:「ターンキーラボ〜意図せず“何か”が生まれる場〜」
[画像14: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-225d8bff9206e825d2bd-13.jpg ]
・スケジュール
[画像15: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-2969255e2825ba5819da-15.png ]
京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社? 小川信也)は、「ウェルネスフェス」と題し、ウェルネス・ヘルスケア分野に特化したイベントを2021年12月10日〜22日に現地開催とオンライン配信のハイブリッド形式で集中開催します。メインイベントとなる、「HVC KYOTO 2021 ポストイベント」においては、14日は“再生医療”を、15日は“イノベーションエコシステム”をテーマに2日間にわたって、産学公の有識者によるディスカッションを実施します。KRPはイノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台を提供することを通じて、’創発の瞬間’が生まれることに貢献します。
■HVC KYOTO 2021 ポストイベント
本年7月2日、HVC KYOTO 2021は現地開催とオンライン配信のハイブリッド形式で実施し、国内外から約390名の方々にご参加いただきました。当日は英米のイノベーションエコシステムのキーパーソンによる基調講演のほか、スタートアップ23名がピッチに登壇し、最先端の技術シーズを英語で発表しました。また、ピッチ登壇者にはHVC KYOTO 2021パートナー企業19社との個別面談の場を設けており、ピッチ登壇者のその後のビジネス拡大にもつながっています。HVC KYOTOでは、良質なスタートアップに出会える場、グローバルな交流機会創出の舞台として、2016年の開始より、関係人口が拡大しています。このたび、12月14日・15日に開催するポストイベントにおいても、引き続き、産学公の48の組織・団体が主催、共催、後援、およびパートナーとして参画いただきます。関西からのイノベーションエコシステム形成に不可欠なプレーヤーが集まる機会となります。
■HVC KYOTO 2021 ポストイベント開催概要
・詳細・お申込み: https://wellness-symposium2021-krp.peatix.com/
[画像1: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-3fa84b05d018a101672e-0.png ]
・詳細・お申込み: https://hvckyotopost2.peatix.com/
[画像2: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-ca98705de2e336721a2b-1.png ]
・主催
日本貿易振興機構(JETRO) 京都府 京都市 京都リサーチパーク(株)
・共催
関西イノベーションイニシアティブ(KSII) 京都大学産官学連携本部(SACI) 京都大学イノベーションキ
ャピタル(株)
・後援
近畿経済産業局 大阪府 大阪市 兵庫県 神戸市 大阪商工会議所 京都商工会議所 神戸商工会議所 (公
財)京都高度技術研究所(ASTEM) (公財)京都産業21 (公財)神戸医療産業都市推進機構 (公財)都市活力
研究所 (公社)関西経済連合会 (公社)京都工業会 (公社)関西経済連合会 (一社)京都知恵産業創造の森
(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J) NPO法人 関西健康・医療学
術連絡会 関西健康・医療創生会議 NPO法人日本MITベンチャーフォーラム 合同会社SARR 関西医薬品協
会(KPIA) バイオコミュニティ関西(BiocK)
■KRPウェルネスフェス:
HVC KYOTO 2021 ポストイベントの他にも、ウェルネス・ヘルスケアに関連するイベントを開催。
研究者、ベンチャー企業、大学、公的機関、VC、学生の皆さまに、未来を語り、交流できる、魅力的な舞台をご
提供します。
詳細URL: https://www.krp.co.jp/krpfes/wellness2021/
■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて5
00組織・6,400人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、
セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。〜Pa
ving for New Tomorrow〜」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、
魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献しま
す。
(参考資料) 2021年11月24日時点において公開可能な情報をご案内しております。
●ウェルネスシンポジウム
〜再生医療を細胞バイオテクノロジー+DXという観点で見てみると〜
・講師紹介
<オーバービュー>京都大学ウイルス・再生医科学研究所 教授 田畑 泰彦 先生
[画像3: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-aa34b8d4c26600447d3f-2.jpg ]
テーマ:「対象が細胞まで広がったバイオテクノロジー分野がおもしろい
〜 細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものは? 〜」
再生医療とは、体本来のもつ自然治癒力を高める先端医療の一つである。この自然治癒力の基である細胞の増殖、分化(成熟して生物機能をもつこと)能力を高めることで、再生医療が可能となるであろう。再生医療は再生治療と再生研究からなる。細胞力を活用した先進治療が再生治療であり、再生研究とは、その治療を科学的に支える基礎生物医学研究と創薬研究である。このいずれに対しても、細胞能力を高めるための周辺環境を作り与える細胞バイオテクノロジー技術が必要不可欠であることは疑いない。本講演では、再生医療(再生治療と再生研究)を細胞バイオテクノロジーとし
てとらえ、今後、この領域に必要となるものについて考えたい。
・<基調講演>京都大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 准教授 阪本 卓也 先生
[画像4: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-2a70fa8a9081f41b93da-3.jpg ]
テーマ:「ワイヤレス人体センシングが創成するデジタルトランスフォーメーション」
ワイヤレス人体センシングは、センサー装着やビデオ撮影などを介さず、非接触で人の位置・行動・ジェスチャー・呼吸・心拍・心理状態といった多様な情報を計測することができるため、来るべきスマート社会に求められる安心・安全と快適性を両立するキーテクノロジーとして注目されています。本講演では、ワイヤレス人体センシングの基本原理から応用例まで、概要を紹介するとともに、デジタルトランスフォーメーションが創出する新しい社会でのセンシングの役割について展望をお話しします。
・<企業講演> 三洋化成工業(株)バイオ・メディカル事業本部 副本部長 天野 善之 様
テーマ:「人工タンパク質を用いた再生医療材料の開発」
当社では、遺伝子組み換えタンパク質を用いた様々な用途の再生医療材料の開発を進めている。中でも、シルクエラスチンはゲルやスポンジ等様々な形態に加工できることに加え、細胞親和性が高く、細胞の分化・増殖の足場として適していることから、細胞の分化・大量培養用の基材、自然治癒力を最大限に活用する再生医療機器、さらには細胞治療用マトリックスなど幅広く様々な用途への展開を検討しています。実用化が近いのは、京都大学と共同研究を進めてきた創傷治癒材用途で、既に企業が主導する企業治験に入っており、糖尿病患者に見られる慢性創傷などへの効果が期待されます。当日は、開発経緯を含め、実用化に向けた最新の取り組みについて紹介します。
・<パネリスト> 新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 教授 寺井 崇二 先生
[画像5: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-feb396dd5462fafad35d-4.jpg ]
再生医学、遺伝子治療、素材工学などが進み、具体的に再生医療等製品の開発も進んできた、一方で、如何にそれらを組み合わせ、具体的な医療として展開していくかが重要になる。再生医療の魅力は1つの臓器で実施できたことが、他の分野にも応用可能になることである。また全身投与剤から、局所投与剤などの開発も今後必要である。今回コロナウイルスに対するmRNAワクチン開発は並列化した開発フェーズの中で短期間で実施された。一方で安全な次世代型の再生医療等製品の開発には、リバーストランスレーショナルリサーチ、オープンイノベーションの展開も必要になる。これから我々が挑むべき課題について消化器系疾患に対するアプローチを通じて議論したい。
・<パネリスト> 国立医薬品食品衛生研究所/再生・細胞医療製品部長 佐藤 陽治 先生
[画像6: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-1b4436140cb76027a721-5.jpg ]
テーマ:「レギュラトリーサイエンスの立場で―細胞加工製品の品質とDX―」
細胞加工製品は、細胞を原料とし、加工された細胞を主成分とする。複雑で動的な細胞は、品質特性プロファイルの全体像の把握が困難なため、細胞加工製品の品質に関しては、既存の経験に基づいた規格や特性解析のみでは限られた情報しか得られず、再現性・恒常性を担保できないことが懸念されてきた。その解決策としては、近年の先端的な分析技術を駆使し、細胞の品質特性情報を可能な範囲で網羅的に把握するとともに、その中から必要かつ十分な程度の重要品質特性を、臨床での最終製品の有効性・安全性に関する情報と照合しつつ同定・抽出する作業を継続的に実施すること、およびそのための情報システムの構築が有用と考えられる。
・<パネリスト>株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング/代表取締役 社長執行役員 畠 賢一郎 様
テーマ:「自家細胞を用いた再生医療事業におけるDXの展開」
われわれは、自家細胞を用いた再生医療等製品について2007年から製造販売してきた。周知のとおり、自家細胞を用いた製品の製造プロセスは、スケールアップを前提とした機械化・自動化に適しておらず、実用化にはさまざまな課題を有する。一方、昨今のデジタル技術の進歩により、上述の場面においてこれらの活用が期待できる。画像解析による品質評価はもちろんのこと、生産スケジュール管理や、細胞培養シミュレーションに至るまで、さまざまな試みを実施してきた。究極の個別化医療である再生医療。それゆえ、将来のDXとのシナジーは必須である。この領域の産業化への新たな武器として、おおいに期待したい。
・<パネリスト>エーザイ株式会社 執行役 チーフデータオフィサー(兼)筑波研究所長 塚原 克平 様
[画像7: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-194589ca1efc16888dd3-6.jpg ]
テーマ:「AIによる創薬の加速」
創薬のアプローチはAI等のデータテクノロジーによって変貌しつつある。内製化されたデータサイエンティスト集団がコアとなって創薬現場の変革に取り組み、バイオインフォマティクスによる疾患の深い理解と共に、AIによる標的分子の構造予測とそれに最適な化学構造仮説生成モデル、さらには専門家の匠の感覚を再現するAIシステム等が開発され日常的に使われている。DXにより薬の製造や臨床試験もデジタル化されていく。一方、医療ビッグデータが整備されPHRの適切な利活用が進めば、創薬のみならず、個人に合わせた新しいソリューションを提供できるようになる。疾患の進行予測・予防・診断・治療・ケアを通じたヘルスケアエコシステムの実現が見えてきている。
・<パネリスト> 経済産業省 商務・サービスグループ 生物化学産業課 課長補佐 毛利 涼楓 様
[画像8: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-4212cc001a136a0f85a2-7.jpg ]
テーマ:「再生医療の産業化に向けた政府の取組と今後の方向性について」
再生医療等製品の実用化のためには、高品質・高均質での大量生産を実現するための産業的な技術基盤が必要不可欠であり、そのためには、シーズを持つアカデミア、臨床現場、製造を担う企業、規制や国際標準への対応など、多様な関係者による戦略的な協働が求められます。産業化へのゲームメイクを担う経済産業省としての取組と、今後の発展に向けた課題意識についてお話をさせていただきます。
・スケジュール
[画像9: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-d7595bcbae71b6608adc-16.png ]
●「イノベーションエコシステム形成に向けて〜関西に何が足りないのか?〜」
・講師紹介
バイオコミュニティ関西 副委員長兼統括コーディネーター・大阪大学共創機構 特任教授 医学博士 教授 坂田 恒昭 先生
[画像10: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-e37e81e60d89d79598a5-9.jpg ]
テーマ:「バイオコミュニティ関西(BiocK)〜「つなぐ」「つなげる」「つながる」・集積から連携へ〜」
2019年6月「バイオ戦略2019」、2020年6月に「バイオ戦略2020」が内閣府により策定され、その基盤的施策の中でグローバルバイオコミュニティ・地域バイオコミュニティの形成が謳われている。関西圏においても民・官による投資、特に海外からのを促進するためにネットワーク組織であるバイオコミュニティ関西(BiocK) が2021年7月に設立された。「バイオ戦略2020」には日本が目指すべき社会像と注力すべき9つの市場分野が示されている。BiocKではその実現のために委員会と、実行のための分科会を立ち上げている。本講演ではBiocKの現在の取り組みを講演する。
椙山女学園大学 現代マネジメント学部 教授・京都大学 名誉教授 椙山 泰生 先生
[画像11: https://prtimes.jp/i/30270/82/resize/d30270-82-24d1e754f4cbc0419600-10.jpg ]
テーマ:「制度化されたスタートアップの育成:インキュベーター・アクセラレーターの役割とその効果」
起業エコシステムの主要なプレーヤーとしてアクセラレーターが台頭し、スタートアップの育成が近年急速に制度化してきています。しかし、アクセラレーターという取り組みが有効なのか、どのような役割を果たすべきか、どのようなときに有効なのかなどについては、合意が形成されていないところもみられます。この講演では、このアクセラレーターの役割やその効果について、近年のアメリカをはじめとする海外における経営学領域の研究、および、我々による日本での研究の一端を紹介し、現在課題となっていることや着目すべきポイ
ントを参加者と共有します。
モジュラス株式会社 チーフ・サイエンティフィック・オフィサー(CSO) 寺田 央 様
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テーマ:「ネットワーク型創薬とエコシステム連携 モジュラスのアプローチを例に」
創薬の研究開発は、高い技術力に加え多くの資金と時間が必要であることから、巨大な製薬企業を中心に行われてきた。しかし近年では、より小さなベンチャー企業が特に初期の研究開発を担うことにより、製薬ビジネスの形が大きく変化している。その裏には、ローカルそしてグローバルなヘルスケアエコシステムの発展があり、ボストンを先例としたこのエコシステムの大きな成功は、世界各地でのさらなるエコシステムの展開に大きく寄与している。モジュラスは、自社プラットフォームに加え国内外のネットワークを最大限に活用し、低分子創薬を加速してきた。当日はモジュラスのアプローチを交え、日本でのエコシステムの発展について議論したい。
<成果報告>
inochi Gakusei Innovators’ Program 2021 KANSAI・滋賀医科大学 医学部医学科 2年 大西 統也 様
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テーマ:「inochi Gakusei Innovators’ Program参加中高生による、フレイルの課題解決策」
inochi Gakusei Innovators’ Programは、医学部生を中心とする大学生が運営する、中高・高専生対象の課題解決プログラムです。毎年、ヘルスケアに関するテーマを一つ取り上げ、約4か月にわたり活動します。本年度は「フレイル」をテーマとし、中高生が現場でのインタビューに基づき、若者ならではの課題解決策を立案しました。「今救えない命を救う」ために活動する、我々若者の熱意と、具体的なアクションを通して生み出されたフレイルの課題解決策を発表します。
<事業紹介>
京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 部長 味岡 倫弘
テーマ:「ターンキーラボ〜意図せず“何か”が生まれる場〜」
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・スケジュール
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