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SAS Institute Japan、ライフサイエンス製品「JMP(R) Genomics」と 「JMP(R) Clinical」の新バージョンを提供開始

SAS Institute Japan、ライフサイエンス製品「JMP(R) Genomics」と「JMP(R) Clinical」の新バージョンを提供開始
〜JMP Genomicsマップリンク機能とJMP Clinical Narrativeの自動作成機能を追加〜


SAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下:SAS)は、ライフサイエンス分野における視覚的なデータ探索と分析のためのソフトウェアの最新バージョン、「JMP Genomics 5.1」と「JMP Clinical 3.1」を提供開始したと発表しました。両ソフトウェアは、SASの分析ソリューション「SAS(R) Analytics」とJMPのグラフ機能を動的にリンクさせることが可能なため、研究成果の全体像を効果的に把握できます。

JMP Genomicsは、ゲノム解析における大容量データの探索と統計的発見をサポートするソリューションです。希少変異や一般的変異の解析、発現パターンの差の検出、信頼できるバイオマーカープロファイルの発見、解析ワークフローへのパスウェイ情報の取り込みに必要なツールを提供します。

JMP Clinicalは、臨床試験中の安全性審査の視覚化と効率化により、医薬品開発のプロセスを短縮するソリューションです。臨床試験評価において広く利用されているJMPと、製薬業界における業界標準ツールであるSASの強みを活かし、国際的に認知されているCDISCデータから米国食品医薬品局(FDA)に提出するレポートを作成できます。

JMP Genomics 5.1の新機能

JMP Genomics 5.1ではリンケージマップを作成・可視化するツールが追加されました。さらに、下記の機能が拡張されました。

・標準データフォーマットに対するインポートルーチンの搭載(VCF、BAMなど)

・遺伝子座位やパスウェイ上の希少な変異体(rare variants)を分析、要約するいくつかの新しい手法

・計数データを標準化、解析するルーチン

JMP Genomics 5.1のリンケージマップツールは、米国国務省農業研究サービス (USDA-ARS: US Department of Agriculture’s Agricultural Research Service)の要請により開発されました。この機能は、SASのアルゴリズムを呼び出すことによってマーカーをゲノムに沿って順序付けすることができ、プロセスの時間を短縮できます。JMP Genomics のユーザーであり、数々の賞を受賞したUSDA-ARSの分子生物研究者のEric Jackson博士は、オーツ麦の栄養改善を目的とした品種改良を目指す、科学者・生産者・製粉業者のグローバルなパートナーシップであるCORE(the Collaborative Oat Research Enterprise)を率いています。近年USDA-ARSのOutstanding Early Career Research Scientistに認定された Jackson博士は、「オーツ麦の遺伝子調査に新風を吹き込む製品です。並外れた科学的な創造性と、協調関係がもたらしたものです」と語っています。

JMP Clinical 3.1の新機能

JMP Clinical 3.1は、臨床試験中に重篤な有害事象を経験した患者ごとのNarrativeを自動作成します。これらのNarrativeは、治験総括報告書に添付できるよう、リッチテキスト形式(RTF)のファイルとして保存されます。
製薬、バイオテクノロジー、医療機器およびヘルスケア産業にサービスを提供する米国のCRO企業、Applied Clinical Intelligence社の副社長兼CIOであるMark Williams氏は、JMP Clinicalについて「JMP Clinicalは、統計学者やSASプログラムに取って代わるものではありません。むしろ、臨床研究と統計解析の橋渡しをするものです」と述べています。

JMP Clinical 3.1では、下記の機能も追加されました。

・CDISCデータから患者のプロファイルを即時に生成し、米国食品医薬品局(FDA)に提出するPDFファイルとして保存が可能

・有害事象を過大報告するリスクを軽減するために、Double False Discovery Rateなどの多重比較の手法を利用可能


<JMP について>
JMPは、対話的にマウスでメニューから項目を選び、出力される統計量と共に表示されるグラフとテーブルから、視覚的にデータのパターンを発見したり、外れ値を識別したり、モデルをあてはめたりできます。ユーザーが指定する変数の尺度や役割に基づいて自動的に適切な分析手法が選択、実行されます。このように対話的に試行錯誤し、データから結論を導き出すように設計されていることから「探索的データ分析ソフトウェア」と呼ばれています。
JMPは、1989年に米国で販売が開始されて以来、主に企業の製品企画開発部門や品質管理部門、データ分析担当者や医師、大学および公共の教育、研究機関などにおいて統計学のリファレンス的ソフトウェアとして利用されてきました。
日本では1990年に販売が開始されて以来、主に製造業の品質管理やデータ分析を行う部門や、医師、大学および公共の教育、研究機関のユーザーに支持され、毎年2桁の伸びでユーザー数を増やしてきました。2001年以降、JMPの日本語版を市場に投入し、より多くの日本のユーザーに提供できるよう努めています。( http://www.jmp.com/japan/


<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の55,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万2千名、日本法人約210名(http://www.sas.com/

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
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