ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値(建設業界編)8月
[15/08/06]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチまとめ
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社は、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート 『ヒューマンタッチ総研〜Monthly Report 2015年8月(http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201508.pdf)』を発表しました。
建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピックス
[画像1: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-762686-1.jpg ]
◆ICTとロボット技術が建設業のワークスタイルを変革
建設現場におけるICT(Information and Communication Technology)とロボット技術の活用が急速に進んでいる。
例えば、建設現場で重い資材を運ぶ負担を軽減する装着型の「パワーアシストスーツ」の導入、iPadなどのタブレット端末で図面や資料を管理できるクラウドシステムの導入、無人飛行体(ドローン)や自動制御に対応するICT建機を組み合わせた建設現場の自動化への取り組みなどが、建設各社で積極的に展開されている。
また、日本再興戦略の一環として開催されていた有識者による「ロボット革命実現会議」においては、ロボットの開発・活用を推進するための「ロボット新戦略」を平成27年1月に策定し、その中で、インフラ・災害対応・建設分野でロボット活用を推進していくことを表明している。
このような取り組みの成果として、建設現場ではタブレット端末を使って、大量の図面の管理、工程管理、情報伝達や共有などをおこない、危険作業は遠隔操作の建設機械を使い、重労働ではパワーアシストスーツを活用するといった、ワークスタイルの変革が急速に進むことが期待される。
社会インフラ(道路、橋梁、トンネル等)の老朽化が進み、維持・修繕の必要性が高まることや、東日本大震災のような自然災害からの復興において重要な役割を果たすことを考えると、建設業は将来的にも我が国にとって、なくてはならない重要な産業である。
このようなワークスタイルの変革を進めることにより、若年者や女性、シニアにとっても魅力的な業界となり、優秀な人材を確保していくことが建設業界にとって重要なテーマになると考えられる。
◆建設業における若年入職者数は大幅に増加
建設業の年齢層別の入職者数の推移を見ると図表1のようになり、24歳以下の若年入職者数は2010年の49,500人から、2013年には101,500人へと2倍以上に増加している。また、働き盛りである25歳〜39歳も、2010年の75,300人から2013年には100,200人に増加している。
このように、若年入職者数が大幅に増加している背景には、建設各社が活発な採用活動を展開したこと、人材確保のために、処遇の改善や賃金水準の引き上げに取り組んできたことなどがある。それら以外に、ICTとロボット技術が建設業のワークスタイルを大幅に変革させ、生産性の高い魅力的な業界になりつつあることも大きな要因ではないかと考えられる。
【図表1 建設業の年齢層別入職者数の推移】
[画像2: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-315594-0.jpg ]
出典:厚生労働省「雇用動向調査」より作成
2.建設業界の最新雇用関連データ (2015年7月31日公表)
(1) 就業者数と雇用者数
建設業の就業者数は510万人(前年同月比101.8%)、雇用者数は421万人(前年同月比103.7%)といずれも増加
[画像3: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-839243-3.jpg ]
出典:総務省「労働力調査」より作成
(2) 建設業の新規求人数
建設業の新規求人数は58,743人(前年同月比97.6%)となり、人材需要は前月に比べてやや高まった
<実績(常用・除く新規学卒者およびパート)>
[画像4: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-474346-2.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(3) 建設技術職の雇用動向
◇建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は3.76倍(前年同月比+0.03ポイント)と3カ月ぶりに上昇に転じた
◇充足率は前年同月比1.6ポイントの低下で7.1%となり、企業にとって人材確保が非常に困難な状況が続く
<実績 (常用・除くパート)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-702815-5.jpg ]
<対前年同月比>
[画像6: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-110836-4.jpg ]
(4) 建設技能工の雇用動向
◇建設・採掘の職業の有効求人倍率は2.80倍(前年同月比+0.02ポイント)とほぼ横ばいで推移
◇充足率は前年同月比1.4ポイントの低下で14.7%となり、企業にとって人材確保が困難な状況が続く
<実績 (常用・除くパート)>
[画像7: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-448748-7.jpg ]
<対前年同月比>
[画像8: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-762197-6.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年8月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201508.pdf
ヒューマンタッチ(株)は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 --------------------
●代表者 :代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL:http://human-touch.jp/
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社は、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート 『ヒューマンタッチ総研〜Monthly Report 2015年8月(http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201508.pdf)』を発表しました。
建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピックス
[画像1: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-762686-1.jpg ]
◆ICTとロボット技術が建設業のワークスタイルを変革
建設現場におけるICT(Information and Communication Technology)とロボット技術の活用が急速に進んでいる。
例えば、建設現場で重い資材を運ぶ負担を軽減する装着型の「パワーアシストスーツ」の導入、iPadなどのタブレット端末で図面や資料を管理できるクラウドシステムの導入、無人飛行体(ドローン)や自動制御に対応するICT建機を組み合わせた建設現場の自動化への取り組みなどが、建設各社で積極的に展開されている。
また、日本再興戦略の一環として開催されていた有識者による「ロボット革命実現会議」においては、ロボットの開発・活用を推進するための「ロボット新戦略」を平成27年1月に策定し、その中で、インフラ・災害対応・建設分野でロボット活用を推進していくことを表明している。
このような取り組みの成果として、建設現場ではタブレット端末を使って、大量の図面の管理、工程管理、情報伝達や共有などをおこない、危険作業は遠隔操作の建設機械を使い、重労働ではパワーアシストスーツを活用するといった、ワークスタイルの変革が急速に進むことが期待される。
社会インフラ(道路、橋梁、トンネル等)の老朽化が進み、維持・修繕の必要性が高まることや、東日本大震災のような自然災害からの復興において重要な役割を果たすことを考えると、建設業は将来的にも我が国にとって、なくてはならない重要な産業である。
このようなワークスタイルの変革を進めることにより、若年者や女性、シニアにとっても魅力的な業界となり、優秀な人材を確保していくことが建設業界にとって重要なテーマになると考えられる。
◆建設業における若年入職者数は大幅に増加
建設業の年齢層別の入職者数の推移を見ると図表1のようになり、24歳以下の若年入職者数は2010年の49,500人から、2013年には101,500人へと2倍以上に増加している。また、働き盛りである25歳〜39歳も、2010年の75,300人から2013年には100,200人に増加している。
このように、若年入職者数が大幅に増加している背景には、建設各社が活発な採用活動を展開したこと、人材確保のために、処遇の改善や賃金水準の引き上げに取り組んできたことなどがある。それら以外に、ICTとロボット技術が建設業のワークスタイルを大幅に変革させ、生産性の高い魅力的な業界になりつつあることも大きな要因ではないかと考えられる。
【図表1 建設業の年齢層別入職者数の推移】
[画像2: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-315594-0.jpg ]
出典:厚生労働省「雇用動向調査」より作成
2.建設業界の最新雇用関連データ (2015年7月31日公表)
(1) 就業者数と雇用者数
建設業の就業者数は510万人(前年同月比101.8%)、雇用者数は421万人(前年同月比103.7%)といずれも増加
[画像3: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-839243-3.jpg ]
出典:総務省「労働力調査」より作成
(2) 建設業の新規求人数
建設業の新規求人数は58,743人(前年同月比97.6%)となり、人材需要は前月に比べてやや高まった
<実績(常用・除く新規学卒者およびパート)>
[画像4: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-474346-2.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(3) 建設技術職の雇用動向
◇建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は3.76倍(前年同月比+0.03ポイント)と3カ月ぶりに上昇に転じた
◇充足率は前年同月比1.6ポイントの低下で7.1%となり、企業にとって人材確保が非常に困難な状況が続く
<実績 (常用・除くパート)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-702815-5.jpg ]
<対前年同月比>
[画像6: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-110836-4.jpg ]
(4) 建設技能工の雇用動向
◇建設・採掘の職業の有効求人倍率は2.80倍(前年同月比+0.02ポイント)とほぼ横ばいで推移
◇充足率は前年同月比1.4ポイントの低下で14.7%となり、企業にとって人材確保が困難な状況が続く
<実績 (常用・除くパート)>
[画像7: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-448748-7.jpg ]
<対前年同月比>
[画像8: http://prtimes.jp/i/5089/83/resize/d5089-83-762197-6.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年8月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201508.pdf
ヒューマンタッチ(株)は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 --------------------
●代表者 :代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL:http://human-touch.jp/