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黒船に乗った福山藩士の新資料発見！

広島県立歴史博物館では，福山藩士が記したペリー艦隊に関する見聞録を新たに発見しました。この見聞録はペリー艦隊の姿を詳細に知ることができる貴重な資料であることから，博物館では８月２日(金)から開催するスポット展で公開します。




１　経緯
当館所蔵の窪田家文書を調査していたところ，嘉永７年(1854)に来航したペリー艦隊に関する見聞録を発見しました。内容を解読したところ，これまで明らかになっていた福山藩士で儒学者の江木鰐(がく)水(すい)がペリーの黒船に乗った出来事について，より具体的に記されていることがわかりました。


２　見聞録の概要
（１） 筆者がペリー艦隊の応接掛の家臣という名目で横浜に同行し，日米の贈物交換の際，大統領から将軍へ送られた蒸気機関車の模型をスケッチする（図１）。
（２）　饗宴に出席するため黒船に乗船し，艦載砲をスケッチする（図２）。
（３） アメリカ兵の調練を見学しようと横浜に留まり，ペリー艦隊に随行していた清国人・羅(ら)森(しん)と筆談を交わしたと記録されている。


（１） 筆者がペリー艦隊の応接掛の家臣という名目で横浜に同行し，日米の贈物交換の際，大統領から将軍へ送られた蒸気機関車の模型をスケッチする

（図１）。


（２）　饗宴に出席するため黒船に乗船し，艦載砲をスケッチする

（図２）。
（３） アメリカ兵の調練を見学しようと横浜に留まり，ペリー艦隊に随行していた清国人・羅(ら)森(しん)と筆談を交わしたと記録されている。


３　スポット展「福山藩士，黒船に潜入」
（１）期　　間　８月２日（金）〜９月26日（木）
（２）開館時間　9:00〜17:00（入館は16:30まで）
（３）休館日　月曜日（祝休日は開館）
（４）入館料　一般290円（220円），大学生210円（160円），高校生まで無料
※（　）内は20名以上の団体料金


【問い合わせ先】
広島県立歴史博物館学芸課長　白井　比佐雄
（電話）084-931-2513
（e-mail）rhksoumu@pref.hiroshima.lg.jp

（URL）http://www.manabi.pref.hiroshima.lg.jp/rekishih/