オリンパス、呼吸器インターベンションの医療機器メーカー米Veran Medical Technologies社の買収を完了
[20/12/30]
提供元:PRTIMES
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〜製品ポートフォリオの拡充により肺がんの早期診断・治療に貢献〜
オリンパス株式会社(取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内康雄)は、2020年12月に両社が締結した合意契約に基づき、呼吸器インターベンション分野*1に注力する米国のVeran Medical Technologies社(ベラン・メディカル・テクノロジーズ、本社:米国セントルイス、以下VMT社)の株式100%の取得を完了しました。本買収は、米国の地域統括会社であるOlympus Corporation of the Americas(OCA)を通じて実施され、オリンパスはVMT社の持つ呼吸器分野に関連した幅広い製品群、販売ネットワーク、製造、開発の全てを生かし、呼吸器疾患の早期診断・低侵襲治療に貢献してまいります。*1気管支鏡を使った治療・診断
肺がんは、がんの中でも罹患率・死亡率ともに世界1位*2の疾患です。昨今では低線量CT検査*3 の普及・拡大により、肺野部(気管支末梢領域)の病変が発見されることが増えてきています。これに伴い、病変部の組織や細胞を採取し確定診断を行うため、気管支鏡検査が行われる機会が増えてくると予想されます。
*2 WHOがん統計データ: https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/cancer
*3診断が可能な最低限の線量で行う低侵襲なCT検査(通常のCT検査の約1/10の被ばく線量)
VMT社が持つ電磁ナビゲーションシステムは、細く枝分かれした気管支末梢部への気管支鏡や処置具の挿入を支援するシステムであり、気管支末梢部にある病変の位置の特定や、病変部の細胞採取をサポートします。気管支鏡およびラジアルEBUS(気管支内超音波)などの当社の既存の呼吸器科向け製品と組み合わせて使用することで、病変部へのスムーズなアクセスや、肺がんの確定診断における更なる貢献が期待できます。
本買収により、当社の呼吸器事業の製品ラインアップが強化されるだけでなく、VMT社の経験豊富なセールススタッフにより北米における販売体制が大幅に強化されます。呼吸器科市場における当社の競争力を向上させることで、呼吸器疾患の早期診断・低侵襲治療により一層貢献してまいります。
当社グローバル呼吸器ビジネスユニットのバイス・プレジデント兼ゼネラルマネジャーであるリン・レイ(Lynn Ray)は、「オリンパスの早期診断・低侵襲治療技術に関する専門性や経験と、肺がん診断において効果的なソリューションを提案するVMT社のイノベーションを組み合わせることで生み出されるシナジーに大きな期待をしています。今後はこのシナジーを生かし、肺がんの早期診断と病期診断の進歩に貢献していきたいと思います。オリンパスは、がんの早期発見・低侵襲治療に役立つ技術や製品の開発に取り組んでおり、2014年にはEBUS-TBNA(超音波気管支鏡ガイド下針生検)*4という手技を医師と共同で実用化しました。これにより、低侵襲で高い診断能をもつリンパ節転移診断法の実現に貢献しました。今回の買収も、このような大きな転機につながる第一歩であることを確信しています。」と述べています。
*4気管・気管支経由で超音波画像ガイド下にリンパ節の細胞・組織を吸引採取する手法。がん細胞が気管・気管支周囲リンパ節のどこまで転移しているかを確認することで、治療方法の決定をサポートします。
<Veran Medical Technologies社概要>
会社名:Veran Medical Technologies, Inc.
本社所在:米国ミズーリ州 セントルイス
設立年月日:2003年8月7日
CEO:Jason Pesterfield
資本金:6百万円*4
売上:3,022百万円*4 (2019年12月期)
営業損益:△1,215百万円*4(2019年12月期)
事業内容:呼吸器科関連医療機器の製造・販売
従業員数:約130人
*4 1米ドル=103.89 円(2020年11月末の為替レート)で換算。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
オリンパスの治療機器事業について
オリンパスの治療機器事業は、医療分野における革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。ポリープ切除用のスネア開発に始まり、外科用デバイスの開発や処置具のラインアップの拡充などを経て、様々な製品が疾患の予防、診断、治療に役立っています。詳しくは、www.olympus.co.jp/ をご覧ください。
オリンパス株式会社(取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内康雄)は、2020年12月に両社が締結した合意契約に基づき、呼吸器インターベンション分野*1に注力する米国のVeran Medical Technologies社(ベラン・メディカル・テクノロジーズ、本社:米国セントルイス、以下VMT社)の株式100%の取得を完了しました。本買収は、米国の地域統括会社であるOlympus Corporation of the Americas(OCA)を通じて実施され、オリンパスはVMT社の持つ呼吸器分野に関連した幅広い製品群、販売ネットワーク、製造、開発の全てを生かし、呼吸器疾患の早期診断・低侵襲治療に貢献してまいります。*1気管支鏡を使った治療・診断
肺がんは、がんの中でも罹患率・死亡率ともに世界1位*2の疾患です。昨今では低線量CT検査*3 の普及・拡大により、肺野部(気管支末梢領域)の病変が発見されることが増えてきています。これに伴い、病変部の組織や細胞を採取し確定診断を行うため、気管支鏡検査が行われる機会が増えてくると予想されます。
*2 WHOがん統計データ: https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/cancer
*3診断が可能な最低限の線量で行う低侵襲なCT検査(通常のCT検査の約1/10の被ばく線量)
VMT社が持つ電磁ナビゲーションシステムは、細く枝分かれした気管支末梢部への気管支鏡や処置具の挿入を支援するシステムであり、気管支末梢部にある病変の位置の特定や、病変部の細胞採取をサポートします。気管支鏡およびラジアルEBUS(気管支内超音波)などの当社の既存の呼吸器科向け製品と組み合わせて使用することで、病変部へのスムーズなアクセスや、肺がんの確定診断における更なる貢献が期待できます。
本買収により、当社の呼吸器事業の製品ラインアップが強化されるだけでなく、VMT社の経験豊富なセールススタッフにより北米における販売体制が大幅に強化されます。呼吸器科市場における当社の競争力を向上させることで、呼吸器疾患の早期診断・低侵襲治療により一層貢献してまいります。
当社グローバル呼吸器ビジネスユニットのバイス・プレジデント兼ゼネラルマネジャーであるリン・レイ(Lynn Ray)は、「オリンパスの早期診断・低侵襲治療技術に関する専門性や経験と、肺がん診断において効果的なソリューションを提案するVMT社のイノベーションを組み合わせることで生み出されるシナジーに大きな期待をしています。今後はこのシナジーを生かし、肺がんの早期診断と病期診断の進歩に貢献していきたいと思います。オリンパスは、がんの早期発見・低侵襲治療に役立つ技術や製品の開発に取り組んでおり、2014年にはEBUS-TBNA(超音波気管支鏡ガイド下針生検)*4という手技を医師と共同で実用化しました。これにより、低侵襲で高い診断能をもつリンパ節転移診断法の実現に貢献しました。今回の買収も、このような大きな転機につながる第一歩であることを確信しています。」と述べています。
*4気管・気管支経由で超音波画像ガイド下にリンパ節の細胞・組織を吸引採取する手法。がん細胞が気管・気管支周囲リンパ節のどこまで転移しているかを確認することで、治療方法の決定をサポートします。
<Veran Medical Technologies社概要>
会社名:Veran Medical Technologies, Inc.
本社所在:米国ミズーリ州 セントルイス
設立年月日:2003年8月7日
CEO:Jason Pesterfield
資本金:6百万円*4
売上:3,022百万円*4 (2019年12月期)
営業損益:△1,215百万円*4(2019年12月期)
事業内容:呼吸器科関連医療機器の製造・販売
従業員数:約130人
*4 1米ドル=103.89 円(2020年11月末の為替レート)で換算。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
オリンパスの治療機器事業について
オリンパスの治療機器事業は、医療分野における革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。ポリープ切除用のスネア開発に始まり、外科用デバイスの開発や処置具のラインアップの拡充などを経て、様々な製品が疾患の予防、診断、治療に役立っています。詳しくは、www.olympus.co.jp/ をご覧ください。