日本三大修験道のひとつ「英彦山」を舞台とした『巡礼文化』再興プロジェクトを始動 / 福岡県観光連盟 × 福岡県 × ヤマップ
[21/10/22]
提供元:PRTIMES
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『歩く旅』を通じ、地域観光の振興と山の再生を推進
人と自然をつなげることをミッションとし、山・自然を活用したコンテンツ開発事業を手がける株式会社ヤマップ(代表取締役:春山慶彦、本社:福岡県福岡市、以下ヤマップ)は、福岡県、公益社団法人福岡県観光連盟(以下、福岡県観光連盟)と連携し、北部九州の霊山「英彦山」を舞台に『巡礼文化』醸成を目指す新たなプロジェクトを始動します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-3ae3bd433a614918eee3-0.jpg ]
背景
[画像2: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-146b4258ab1d952b18ca-1.jpg ]
福岡県唯一の神宮である「英彦山神宮」や国指定重要文化財である「奉幣殿」など、高い文化価値を擁する「英彦山」は、古来より出羽三山(山形)、大峰山(奈良)と並ぶ、日本三大修験道※1の聖地・“神の山”と称され、人々の信仰の対象とされてきました。
※1 修験道:日本古来の山岳信仰に仏教(密教)等が結びついて普及した祈りの形の一つ。山の中での「修行」を経て悟りを開く行為や考え方・志向を指す。
今なお多くの登山者が足を運び、信仰の山として名高いエリアですが、英彦山へと繋がる歩道や登山道の老朽化、荒廃する人工林、九州北部豪雨被害(平成29年7月)による鉄道の廃線と、それに伴うアクセス手段の減少など、様々な課題が山積しています。“神の山”にふさわしく、かつての繁栄を取り戻し、地域経済の活性化にも貢献する発展的な観光のあり方が求められてきました。
そこでヤマップでは、福岡県、福岡県観光連盟をはじめ、英彦山神宮、株式会社グリーンエルム、地域ブランディング研究所、クラブツーリズム株式会社(提携先)等と連携し、修験道文化の再興から、地域観光の振興、来訪者の増加が山の保全に貢献する仕組みの導入、ひいては『巡礼文化』の醸成を図るプロジェクトを考案しました。
観光庁が推進する「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」への採択※2を機に、この度、正式に始動する運びとなりました。
※2 提案事業名:九州自然歩道を活かした "神の山”英彦山参りの再興・参詣ルート開発
また、福岡県の「新たな観光地域づくり事業」を活用し、快適な宿泊環境を提供することとしています。
九州自然歩道や過去の修験道を参考にしながら「修験道ルート」を再興
「英彦山参り」の真髄に触れる旅行商品を造成し
2022年4月の提供開始を目指します
かつて修験者が往来した、英彦山につながる歩道や登山道は、観光資源としての活用が進まないルートが点在しています。また、英彦山には来訪者の滞在を促し、地域経済活性化に繋げていく観光形態が乏しいことが地域の課題になっていました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-b69d558e83afc820547a-2.jpg ]
こうした地域課題の解決と滞在型観光の推進に向け、「歩く旅(地域文化体験)」の機会創出と「英彦山参り」の真髄に触れる旅行商品開発に本格的に着手します。2022年4月の提供開始を目指し、本年10月から2022年3月にかけて、YAMAPユーザーとも協働し、コース・プログラムの造成とモニターツアー等を実施してまいります。
<主な事業内容>
■「英彦山神宮」を詣でる修験道ルートの開発(2ルート)
地域が保有する資産を活かした2つの修験道ルートを、2022年3月までに開発します。
地域文化を体験できる食事の提供やテントサウナ・旅の疲れを癒やす寝具の用意から、
地方観光の重要課題でもある「宿泊場所」を、設置・移動が容易なキャンプスタイルで対応するなど、
現代のスタンダードに相応しい巡礼スタイル・体験を、登山者とともにつくり上げ、提供します。
1. 春峰ルート:太宰府市〜朝倉市〜東峰村〜英彦山(3泊4日コース)
山岳信仰の最盛期に多くの修験者が往来した宝満山から英彦山へのルート。
太宰府の観世音寺から英彦山神宮をめぐる巡礼路を「春峰ルート」として再興していきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-41de86cdc6581cfe9d02-3.png ]
2. お汐井とりルート:行橋市〜みやこ町〜赤村〜英彦山(2泊3日コース)
英彦山神宮の最も古い神事の一つ「お汐井とり」。
宮内での祭典行事のために、九里八丁(全長39キロメートル)の道を辿り、行橋市の海岸・姥が懐(うばがふところ)で禊 をする。その潮水を竹筒に汲み、英彦山へ持ち帰り、山内を清める。
平安時代から連綿と続くこの神事に端を発した新たな巡礼路を創ります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-b2eb9b0900834c271e6f-4.png ]
■「英彦山神宮」における修験道体験プログラムの開発
■「英彦山」鎮守の森づくりのための、植樹体験プログラムの開発
英彦山の山頂に広がっていた広葉樹の森は、平成3年の台風により壊滅的な被害を受け、現在はわずかしか残っていません。また、鹿の食害もあり、低層域の植物や、自然に芽吹く新芽が成長できない現状が続いています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-f9ae7747e49dc2e6f013-5.jpg ]
かつてあった豊かな森を「鎮守の森」として復活させ、日本三大修験道の聖地に相応しい山づくりに、その地を訪れる人々や山の恩恵を受けている登山者の力で貢献していくため「植樹体験プログラム」を導入します。
参加者は、苗木を持ち「英彦山神宮」に詣でた上で植樹を実施※3。
修験道体験の一環として、献木植栽の機会を提供するユニークな参加型プログラムです。
本プログラムの開発・提供を通じて、山の保全に貢献するとともに、地元住民が来訪者を歓迎する「地域社会と調和した観光振興」モデルの創出を目指してまいります。
※3苗木は森づくりのプロ・(株)グリーンエルムと協働。英彦山に適した植生を調査し、植栽計画とともに実施します。
<事業実施体制>
・事業統括:(公社)福岡県観光連盟
・修験道ルートの開発:(株)ヤマップ、英彦山神宮
・修験道体験プログラムの開発:英彦山神宮、(株)ヤマップ、クラブツーリズム(株)
・植栽プログラム開発:(株)グリーンエルム、(株)ヤマップ
・連携する自治体:福岡県、添田町、東峰村、朝倉市、赤村
【観光庁「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」】
観光地域づくり法人(DMO)、農業、地場産業等の観光関連事業者や地方公共団体など、地域に根ざした様々な関係者が連携して観光資源を磨き上げる実証事業を公募・支援し、これらの実証事業の実施を通じ、観光需要の回復や地域経済の活性化に向けた域内連携促進の方向性について検証するもの。
【福岡県「新たな観光地域づくり事業」】
福岡県が県内の観光資源の魅力向上、周遊促進、さらなる誘客、旅行消費額の拡大を図ることを目的として、知事が指定する2つ以上の市町村(政令市を除く)から構成される「広域観光エリア」において、体験プログラム開発、受入環境整備及び観光消費促進に関する事業を実施する観光関連事業者を支援し、観光資源の魅力向上、周遊促進、誘客・旅行消費額の拡大を図るもの。
【YAMAPについて】
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。
2021年9月に累計270万ダウンロードを突破。
URL: https://yamap.com/
【株式会社ヤマップ 会社概要】
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
4. 1日単位で入れる登山保険「YAMAP登山保険」の販売
5. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等
URL:https://corporate.yamap.co.jp/
人と自然をつなげることをミッションとし、山・自然を活用したコンテンツ開発事業を手がける株式会社ヤマップ(代表取締役:春山慶彦、本社:福岡県福岡市、以下ヤマップ)は、福岡県、公益社団法人福岡県観光連盟(以下、福岡県観光連盟)と連携し、北部九州の霊山「英彦山」を舞台に『巡礼文化』醸成を目指す新たなプロジェクトを始動します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-3ae3bd433a614918eee3-0.jpg ]
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福岡県唯一の神宮である「英彦山神宮」や国指定重要文化財である「奉幣殿」など、高い文化価値を擁する「英彦山」は、古来より出羽三山(山形)、大峰山(奈良)と並ぶ、日本三大修験道※1の聖地・“神の山”と称され、人々の信仰の対象とされてきました。
※1 修験道:日本古来の山岳信仰に仏教(密教)等が結びついて普及した祈りの形の一つ。山の中での「修行」を経て悟りを開く行為や考え方・志向を指す。
今なお多くの登山者が足を運び、信仰の山として名高いエリアですが、英彦山へと繋がる歩道や登山道の老朽化、荒廃する人工林、九州北部豪雨被害(平成29年7月)による鉄道の廃線と、それに伴うアクセス手段の減少など、様々な課題が山積しています。“神の山”にふさわしく、かつての繁栄を取り戻し、地域経済の活性化にも貢献する発展的な観光のあり方が求められてきました。
そこでヤマップでは、福岡県、福岡県観光連盟をはじめ、英彦山神宮、株式会社グリーンエルム、地域ブランディング研究所、クラブツーリズム株式会社(提携先)等と連携し、修験道文化の再興から、地域観光の振興、来訪者の増加が山の保全に貢献する仕組みの導入、ひいては『巡礼文化』の醸成を図るプロジェクトを考案しました。
観光庁が推進する「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」への採択※2を機に、この度、正式に始動する運びとなりました。
※2 提案事業名:九州自然歩道を活かした "神の山”英彦山参りの再興・参詣ルート開発
また、福岡県の「新たな観光地域づくり事業」を活用し、快適な宿泊環境を提供することとしています。
九州自然歩道や過去の修験道を参考にしながら「修験道ルート」を再興
「英彦山参り」の真髄に触れる旅行商品を造成し
2022年4月の提供開始を目指します
かつて修験者が往来した、英彦山につながる歩道や登山道は、観光資源としての活用が進まないルートが点在しています。また、英彦山には来訪者の滞在を促し、地域経済活性化に繋げていく観光形態が乏しいことが地域の課題になっていました。
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こうした地域課題の解決と滞在型観光の推進に向け、「歩く旅(地域文化体験)」の機会創出と「英彦山参り」の真髄に触れる旅行商品開発に本格的に着手します。2022年4月の提供開始を目指し、本年10月から2022年3月にかけて、YAMAPユーザーとも協働し、コース・プログラムの造成とモニターツアー等を実施してまいります。
<主な事業内容>
■「英彦山神宮」を詣でる修験道ルートの開発(2ルート)
地域が保有する資産を活かした2つの修験道ルートを、2022年3月までに開発します。
地域文化を体験できる食事の提供やテントサウナ・旅の疲れを癒やす寝具の用意から、
地方観光の重要課題でもある「宿泊場所」を、設置・移動が容易なキャンプスタイルで対応するなど、
現代のスタンダードに相応しい巡礼スタイル・体験を、登山者とともにつくり上げ、提供します。
1. 春峰ルート:太宰府市〜朝倉市〜東峰村〜英彦山(3泊4日コース)
山岳信仰の最盛期に多くの修験者が往来した宝満山から英彦山へのルート。
太宰府の観世音寺から英彦山神宮をめぐる巡礼路を「春峰ルート」として再興していきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-41de86cdc6581cfe9d02-3.png ]
2. お汐井とりルート:行橋市〜みやこ町〜赤村〜英彦山(2泊3日コース)
英彦山神宮の最も古い神事の一つ「お汐井とり」。
宮内での祭典行事のために、九里八丁(全長39キロメートル)の道を辿り、行橋市の海岸・姥が懐(うばがふところ)で禊 をする。その潮水を竹筒に汲み、英彦山へ持ち帰り、山内を清める。
平安時代から連綿と続くこの神事に端を発した新たな巡礼路を創ります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-b2eb9b0900834c271e6f-4.png ]
■「英彦山神宮」における修験道体験プログラムの開発
■「英彦山」鎮守の森づくりのための、植樹体験プログラムの開発
英彦山の山頂に広がっていた広葉樹の森は、平成3年の台風により壊滅的な被害を受け、現在はわずかしか残っていません。また、鹿の食害もあり、低層域の植物や、自然に芽吹く新芽が成長できない現状が続いています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/11352/86/resize/d11352-86-f9ae7747e49dc2e6f013-5.jpg ]
かつてあった豊かな森を「鎮守の森」として復活させ、日本三大修験道の聖地に相応しい山づくりに、その地を訪れる人々や山の恩恵を受けている登山者の力で貢献していくため「植樹体験プログラム」を導入します。
参加者は、苗木を持ち「英彦山神宮」に詣でた上で植樹を実施※3。
修験道体験の一環として、献木植栽の機会を提供するユニークな参加型プログラムです。
本プログラムの開発・提供を通じて、山の保全に貢献するとともに、地元住民が来訪者を歓迎する「地域社会と調和した観光振興」モデルの創出を目指してまいります。
※3苗木は森づくりのプロ・(株)グリーンエルムと協働。英彦山に適した植生を調査し、植栽計画とともに実施します。
<事業実施体制>
・事業統括:(公社)福岡県観光連盟
・修験道ルートの開発:(株)ヤマップ、英彦山神宮
・修験道体験プログラムの開発:英彦山神宮、(株)ヤマップ、クラブツーリズム(株)
・植栽プログラム開発:(株)グリーンエルム、(株)ヤマップ
・連携する自治体:福岡県、添田町、東峰村、朝倉市、赤村
【観光庁「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」】
観光地域づくり法人(DMO)、農業、地場産業等の観光関連事業者や地方公共団体など、地域に根ざした様々な関係者が連携して観光資源を磨き上げる実証事業を公募・支援し、これらの実証事業の実施を通じ、観光需要の回復や地域経済の活性化に向けた域内連携促進の方向性について検証するもの。
【福岡県「新たな観光地域づくり事業」】
福岡県が県内の観光資源の魅力向上、周遊促進、さらなる誘客、旅行消費額の拡大を図ることを目的として、知事が指定する2つ以上の市町村(政令市を除く)から構成される「広域観光エリア」において、体験プログラム開発、受入環境整備及び観光消費促進に関する事業を実施する観光関連事業者を支援し、観光資源の魅力向上、周遊促進、誘客・旅行消費額の拡大を図るもの。
【YAMAPについて】
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。
2021年9月に累計270万ダウンロードを突破。
URL: https://yamap.com/
【株式会社ヤマップ 会社概要】
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
4. 1日単位で入れる登山保険「YAMAP登山保険」の販売
5. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等
URL:https://corporate.yamap.co.jp/