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アルテラ、 IBM Power Systems に対する FPGAベースのアクセラレーションを実現、OpenPOWERコンソーシアムへの参加を表明

アルテラの FPGA ベース・アクセラレータ、IBM Power CPU向けデザインの高性能化・低消費電力化に寄与

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間11月18日(日本時間:11 月 19 日)、アルテラの最新のOpenCL向けSDKが、OpenCLシステムのホストとしてIBM Power Systemsサーバーをサポート開始したことを発表しました。

今回のサポートにより、IBM Power Systems CPUとアルテラのFPGAベースのアクセラレータ・ボードを搭載した高性能コンピューティング・ソリューションをOpenCLコードで開発することが可能になります。FPGAによりアクセラレートされたシステムは、標準的なCPUベースの多くのアプリケーション向けサーバーに比べて、5倍から20倍の性能改善を達成することができます。

また、アルテラは、オープンな協業・開発のために供与されたライセンスの元、IBM POWERマイクロプロセッサを活用してゆく開発アライアンス「OpenPOWERコンソーシアム」に参加することとなりました。アルテラは手続きが完了次第、正式にコンソーシアムに加盟いたします。さらに、IBM Power Systemsを新たにサポートすることで、主なアーキテクチャをすべてサポートするアルテラの FPGAベースヘテロジニアス・コンピューティングは、その優位性をさらに高めることになります。

アルテラの防衛・インダストリアル・コンピューティング部門担当ゼネラル・マネージャ兼シニア・バイスプレジデントのジェフ・ウォーターズ(Jeff Waters)は、「当社のOpenCL向けSDKは、FPGAのアプリケーション・アクセラレーション機能に、IBM Power Systemsの業界をリードする性能を組み合わせることで、卓越したヘテロジニアス・コンピューティング環境を提供するものです。現在、世界有数の高性能コンピューティング・システムならびにデータ・センター・サーバーの開発者が、OpenCL向け SDK を使用しております。本日の発表により、こうしたお客様に、さらに多くのコンピューティング・アーキテクチャにおける選択肢をご提供できるようになります」と述べています。

OpenCLプログラミングは、組み込みおよびコンシューマー・ソフトウェアから、高性能コンピューティング・ソリューションまで、高性能からポータブル用途にわたり、広範なアプリケーションで使用することができます。OpenCLは、効率的でプログラマーに優しいインタフェースを構築することで、プラットフォームに依存しないツール、ミドルウェア、アプリケーションからなる並列コンピューティング・エコシステムの基盤となります。また、ゲーム、エンターテイメントから、科学や医療分野のソフトウェアにまで至る、多様な市場分野における広範なアプリケーションの速度と応答性を大幅に改善します。アルテラのOpenCL向けSDKによりFPGAベースのシステム・アクセラレーションが利用できるようになることで、システム設計者は消費電力や冷却の制約を受ける際に、魅力的なワット当たり性能を備えるソリューションを得ることができます。

IBM Systems & Technology GroupおよびIntegrated Supply Chain担当シニア・バイスプレジデントのトム・ロサミリア(Tom Rosamiliae)氏は、「OpenCLにおける、当社とアルテラ社との協業、ならびにアルテラ社製OpenCL向けSDKのIBM Powerアーキテクチャ・サポートは、ビッグ・データ、ならびにクラウド・コンピューティングにおける課題への対応に、さらなるイノベーションをもたらすものです。アルテラのFPGAとIBM Power CPUのヘテロジニアス・コンピューティング性能は、設計者に、業界全体にわたる幅広い高性能コンピューティング・アプリケーションをアクセレレートできる新たな機会を提供いたします」と述べています。

プログラマーの皆様が、FPGAソリューションの高性能と低消費電力を簡単に活用いただけるべく、アルテラはOpenCL向けSDKにおいて、業界標準のオープンソース・プログラミング・インタフェースを提供しています。すでに、FPGA ボード・パートナー各社から、アルテラのデバイスに最適化された市販ボードが提供されています。アルテラのOpenCL推奨ボード・パートナー・プログラムのパートナー・メンバー企業に関する詳細、あるいは高性能システムでFPGAを使用する際の利点を示す様々なデザイン例については、www.altera.com/openclをご覧ください。

価格と出荷時期
アルテラのOpenCL向けSDKは現在、アルテラのOpenCL推奨ボード・パートナー・プログラムを通じて開発されたボードを購入するか、あるいはアルテラのウェブサイトからダウンロードして入手できます。OpenCL向け SDKの年間ソフトウェア・サブスクリプション費用は、米国内販売価格 995 ドルです。OpenCL向けSDKの詳細情報については、アルテラのウェブサイトのOpenCLのページをご覧ください。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988年に NASDAQに上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASICなど、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。

アルテラの FPGA/CPLD、ASIC に関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+、RSS でも情報提供を行っています。

・ ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。  
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