薬局・患者の双方向型服薬フォローシステム 「Pocket Musubi」を用いたフォローの実態把握研究が、学術誌「医薬品情報学」に掲載
[23/12/25]
提供元:PRTIMES
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株式会社カケハシ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中尾 豊、代表取締役CEO: 中川 貴史、以下、当社)は、新潟薬科大学(本部:新潟県新潟市、 学長:下條 文武)薬学部 薬学科および当社サービス「Pocket Musubi」を活用する調剤薬局10店舗で実施した、服薬フォローの実態把握に関する共同研究(以下、本研究)の成果について、一般社団法人日本医薬品情報学会(JASDI)が発行する学術誌「医薬品情報学」に掲載されたことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33983/87/resize/d33983-87-0348773e3b197268eb86-0.jpg ]
背景
2015年に厚生労働省から提唱された「患者のための薬局ビジョン」では、かかりつけ薬局・薬剤師による服薬情報の一元的・継続的把握や薬学的管理・指導の意義が明記されました。また、2020年には薬機法改正で服薬フォローが義務化され、薬剤師への期待はより高まっています。
服薬フォロー実施に際して、対物業務から対人業務へのシフトによる薬局現場の業務量増加や人員不足に加え、来局時以外で患者さんへ連絡するための時間や労力の確保、手段の選択方法などが課題となっています。
本研究は、薬剤師業務の質向上や業務効率化に資するべく、服薬フォローの実態把握を試みたものです。服薬フォローに要する時間や内容を分析することで、継続的な業務実現のために有効な手段やプロセスを示す取り組みとして実施しました。
概要
手段別にみた服薬フォローの実態把握を目的に、下記方法にて研究を実施。
・デザイン:後方視的調査
・対象:Pocket Musubiもしくは電話による服薬フォローを受けた来局患者
・症例登録期間:2021年6月〜7月
・評価項目:患者特性、服薬フォローに要した時間、服薬フォロー内容
・解析方法:記述統計、テキストデータ質的分析
<各社の役割>
[画像2: https://prtimes.jp/i/33983/87/resize/d33983-87-0f6ef3cd7fd0798df7c0-1.jpg ]
学術誌への掲載情報
▽論文名
『服薬期間中における質問自動送信型服薬フォローアップアプリケーションの使用実態に関する研究』
▽著者(共著)
富永 佳子(新潟薬科大学)
沖崎 歩(株式会社カケハシ)
工藤 知也(株式会社カケハシ)
鈴木 雅基(株式会社エムシード)
杉本 修康(株式会社わかば/フルタイズ株式会社)
篠原 久仁子(株式会社恵比寿ファーマシー)
多田 耕三(株式会社グリーンメディック)
▽掲載誌
『医薬品情報学 2023年25巻3号』(発行日:2023年11月30日)
成果と今後の展望
後方視的調査の限界はあるものの、従来の服薬フォロー手段であった電話と比べ、Pocket Musubiを用いた場合に服薬フォローの準備時間が短いという結果でした。Pocket Musubiは電話と同様に、服薬フォローの手段の1つとして使用可能であり、より効率的に薬剤個別の問題を抽出できることが示唆されました。
今後は、服薬フォローにおいて問題が生じた症例への対応の方法や、トレーシングレポート作成による医療機関との連携向上、および薬剤師業務の質の変化に与える影響に関する研究も実施予定です。
当社は、引き続き研究機関や他企業との共同研究にも積極的に取り組みながら、薬剤師が今まで以上に患者さんとのコミュニケーションを重視した職能発揮が可能となるよう支援していく所存です。
Pocket Musubiについて
薬局・患者の双方向型服薬フォローシステム「Pocket Musubi」は、患者さんに「またこの薬局に行きたい」と感じていただけるような薬局体験を提供するための、LINE経由で利用できる患者フォローシステムです。
患者さんの服薬状況からフォローすべき患者さんをスクリーニングし、薬剤師が適切なアクションを負荷なく行えるようにする「服薬期間中フォロー機能」や、患者さんが来局前に処方せんの画像を送って薬局内の待ち時間を短縮することのできる「処方せん送信機能」など、患者さんが安心・便利に薬局を利用できるための機能を提供しています。
サービス紹介 https://musubi.kakehashi.life/pocket-musubi
当社について
「日本の医療体験を、しなやかに。」このミッションのもと、医療現場の課題を深く理解し、最新の技術をもって今までにないシステムを提供することで、社内外の医療従事者とともに日本の医療のより良い未来を切り拓いていきます。
<会社概要>
会社名 株式会社カケハシ
設 立 2016年3月30日
所在地 東京都港区西新橋二丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル5階
U R L https://www.kakehashi.life/
<本件に関する問い合わせ先>
株式会社カケハシ 広報・PR
メール: pr@kakehashi.life
電 話: 03-6825-2058
[画像1: https://prtimes.jp/i/33983/87/resize/d33983-87-0348773e3b197268eb86-0.jpg ]
背景
2015年に厚生労働省から提唱された「患者のための薬局ビジョン」では、かかりつけ薬局・薬剤師による服薬情報の一元的・継続的把握や薬学的管理・指導の意義が明記されました。また、2020年には薬機法改正で服薬フォローが義務化され、薬剤師への期待はより高まっています。
服薬フォロー実施に際して、対物業務から対人業務へのシフトによる薬局現場の業務量増加や人員不足に加え、来局時以外で患者さんへ連絡するための時間や労力の確保、手段の選択方法などが課題となっています。
本研究は、薬剤師業務の質向上や業務効率化に資するべく、服薬フォローの実態把握を試みたものです。服薬フォローに要する時間や内容を分析することで、継続的な業務実現のために有効な手段やプロセスを示す取り組みとして実施しました。
概要
手段別にみた服薬フォローの実態把握を目的に、下記方法にて研究を実施。
・デザイン:後方視的調査
・対象:Pocket Musubiもしくは電話による服薬フォローを受けた来局患者
・症例登録期間:2021年6月〜7月
・評価項目:患者特性、服薬フォローに要した時間、服薬フォロー内容
・解析方法:記述統計、テキストデータ質的分析
<各社の役割>
[画像2: https://prtimes.jp/i/33983/87/resize/d33983-87-0f6ef3cd7fd0798df7c0-1.jpg ]
学術誌への掲載情報
▽論文名
『服薬期間中における質問自動送信型服薬フォローアップアプリケーションの使用実態に関する研究』
▽著者(共著)
富永 佳子(新潟薬科大学)
沖崎 歩(株式会社カケハシ)
工藤 知也(株式会社カケハシ)
鈴木 雅基(株式会社エムシード)
杉本 修康(株式会社わかば/フルタイズ株式会社)
篠原 久仁子(株式会社恵比寿ファーマシー)
多田 耕三(株式会社グリーンメディック)
▽掲載誌
『医薬品情報学 2023年25巻3号』(発行日:2023年11月30日)
成果と今後の展望
後方視的調査の限界はあるものの、従来の服薬フォロー手段であった電話と比べ、Pocket Musubiを用いた場合に服薬フォローの準備時間が短いという結果でした。Pocket Musubiは電話と同様に、服薬フォローの手段の1つとして使用可能であり、より効率的に薬剤個別の問題を抽出できることが示唆されました。
今後は、服薬フォローにおいて問題が生じた症例への対応の方法や、トレーシングレポート作成による医療機関との連携向上、および薬剤師業務の質の変化に与える影響に関する研究も実施予定です。
当社は、引き続き研究機関や他企業との共同研究にも積極的に取り組みながら、薬剤師が今まで以上に患者さんとのコミュニケーションを重視した職能発揮が可能となるよう支援していく所存です。
Pocket Musubiについて
薬局・患者の双方向型服薬フォローシステム「Pocket Musubi」は、患者さんに「またこの薬局に行きたい」と感じていただけるような薬局体験を提供するための、LINE経由で利用できる患者フォローシステムです。
患者さんの服薬状況からフォローすべき患者さんをスクリーニングし、薬剤師が適切なアクションを負荷なく行えるようにする「服薬期間中フォロー機能」や、患者さんが来局前に処方せんの画像を送って薬局内の待ち時間を短縮することのできる「処方せん送信機能」など、患者さんが安心・便利に薬局を利用できるための機能を提供しています。
サービス紹介 https://musubi.kakehashi.life/pocket-musubi
当社について
「日本の医療体験を、しなやかに。」このミッションのもと、医療現場の課題を深く理解し、最新の技術をもって今までにないシステムを提供することで、社内外の医療従事者とともに日本の医療のより良い未来を切り拓いていきます。
<会社概要>
会社名 株式会社カケハシ
設 立 2016年3月30日
所在地 東京都港区西新橋二丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル5階
U R L https://www.kakehashi.life/
<本件に関する問い合わせ先>
株式会社カケハシ 広報・PR
メール: pr@kakehashi.life
電 話: 03-6825-2058