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アルテラの Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10エディション、20nmデザインをサポート

業界初の 20nm FPGA & SoC向け開発ツールにより、性能、消費電力、システムのコスト効率を劇的に改善

 プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長: ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長: ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間12月2日(日本時間:12月3日)、20nm FPGA & SoCをサポートする業界初の開発ツール、Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10 エディションのリリースを発表いたしました。


 Arria 10 FPGA & SoC はTSMCの20nmプロセス技術を利用して製造されており、現在のハイエンドFPGAに比べて15%の性能向上、および従来のミッドレンジ・デバイスに比べて最大 40 %の低消費電力を実現することで、ミッドレンジFPGA & SoCに新定義を打ち出しました。Arria 10 FPGA & SoCベース・システムの開発は、当社のお客様にとっては馴染みがあり、かつ業界最速のコンパイル時間を誇るQuartus II 開発環境を使用して、本日より開始することができます。


 アルテラのソフトウェア・エンジニアリング担当バイスプレジデントのプレマール・ブーフ(Premal Buch)は、「製品発表をしてから6ヶ月にわたり、早期アクセス・プログラムに参加するお客様は、Quartus II 開発ソフトウェアによる Arria 10 FPGA & SoCの設計を行ってこられました。本日より、20nmデバイスの最も迅速な開発手法を求めるすべてのユーザーに向けて、Arria 10をサポートする本ソフトウェアの提供を開始することを、大変嬉しく思います。Quartus II 開発ソフトウェアは、最新のマルチコア・コンピューティング技術を最大限に活用した、最先端のアルゴリズムを使用しています。当社のソフトウェアをこのような形で設計したことで、次世代の製品ファミリをサポートすることができ、引き続き業界最速のコンパイル時間を実現しています」と述べています。


 Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10 エディションを使用する顧客は、次世代システムでArria 10 デバイスの先進機能の設計にすぐに取りかかることができます。本ソフトウェアでは、Arria 10 FPGA & SoCの設計、シミュレーション、コンパイルを実行できます。本ソフトウェアには、先進のタイミング・モデルとボード・レイアウト向けの最終ピンアウトが含まれます。Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10 エディションは、最大115万ロジック・エレメント(LE)相当のロジック容量を持つ最大集積度のミッドレンジArria 10 デバイスを含む、複数のFPGAおよびSoCデバイスをサポートします。


 Arria 10 FPGA & SoCは、最大115万ロジック・エレメント(LE)相当のロジック、3,300個以上の18 x 19ビット乗算器を含む可変精度デジタル信号処理(DSP)ブロック、各種統合ハードIP、および1.5GHzデュアルコアARM(R) Cortex(TM)-A9プロセッサを内蔵する統合プロセッサ・システムのオプションを備え、競合するミッドレンジ・デバイスに比べて 2 倍のシステム統合を実現します。また、Arria 10 FPGA & SoCは、28Gbpsトランシーバを内蔵するなど、現世代に比べて4倍広い帯域幅を提供し、PCIeGen3 x8、2666Mbps DDR4、最大15 Gbps のハイブリッド・メモリ・キューブをサポートするなど、3倍高速なシステム性能を実現しています。Arria 10 FPGA & SoCデバイスは、業界先進の高効率、小さな実装面積、低ノイズ性能の組み合わせを一つの統合製品上で提供する、アルテラのEnprion消費電力最適化ソリューションによってサポートされます。


 Arria 10 FPGA & SoCは、高性能な機能が求められる一方で、コストと消費電力の制約が厳しいシステムに最適化されています。これらのミッドレンジ・デバイスは、先進的な20nmプロセスにより製造されており、通信、放送機器、コンピュータおよびストレージを含む、多様なエンド・マーケットの要件に対応する特定用途に合わせた機能を提供します。

・ Arria 10 FPGA & SoCは、コントロール・プレーン・プロセッサ、ネットワーク・プロセッサ、スイッチ、I/O拡張を 単一のFPGAチップに統合することで、ワイヤレス通信市場の顧客に、モバイル・バックホール・アプリケーション向けの高性能で低コストのシングルチップ・ソリューションを提供します。また、本デバイスは、CPRI(Common Packet Radio Interface)を含む、最新のワイヤレス規格をサポートします。ワイヤライン伝送およびネットワーク分野の顧客向けには、PCIe Gen3 x8、28Gbpsトランシーバ、100Gイーサネット、100G Interlaken などの機能と最新のシリアル・メモリ規格のサポートを他社に先駆けて提供します。


・ Arria 10 FPGA & SoCは、放送およびスタジオ機器開発者向けに、4K、3D、コーデックを含む、映像および画像処理機能を統合する、消費電力、占有面積、コスト効率に最も優れたソリューションを提供します。本デバイスを使用する顧客は、最新の超高精細ビデオ技術をサポートする、次世代の放送およびスタジオ機器の開発にすぐに取り掛かることができます。


・ クラウド・コンピューティングの時代には、消費電力を最小限に抑えながら、短時間により多くのデータにアクセスすることが求められるため、現在のコンピュータおよびストレージ・システムには大きな負担がかかっています。Arria 10 FPGA & SoCは、その高性能な機能と低消費電力性能により運用コストを抑えられることから、次世代ストレージ・システムの開発にとっても最適なソリューションとなっています。


価格と出荷時期
 Quartus II 開発ソフトウェアArria 10エディションは、アルテラのウェブサイト(www.altera.com/quartus-arria10)からダウンロードして入手可能です。30日間の無償トライアル・ライセンスが付属するサブスクリプション・エディションとして提供され、年間費用は米国内販売価格 2,995ドル(ノード・ロック PC ライセンス時)です。 Arria 10デバイスを含む、アルテラのGeneration 10 FPGA & SoCの詳細情報は、www.altera.co.jp/Gen10をご覧いただくか、アルテラの販売代理店にお問い合わせください。


アルテラ・コーポレーションについて
 アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラの FPGA/CPLD、ASIC に関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+、RSS でも情報提供を行っています。

・ ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。  
 
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