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【食品ロス削減に関する取り組みについて】特設ページ「訳ありポケマルシェ」公開から約3カ月で73.6tの「訳あり食材」を販売 市場に出回らない「未利用魚」の売上は前年比24倍に

生産者が消費者に直接販売する「オンライン直売所」モデルを活かし、食品ロス削減を推進

生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、当社が2021年に実施した食品ロス削減に関する取り組みについてまとめました。




本来食べられる食品が廃棄されてしまう「食品ロス」は、日本では年間約570万t発生しています(注1)。食品ロスは気候変動にも大きな影響を与えていることから(注2)、削減が目指されています。SDGsのターゲット12.3においても「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる」ことが掲げられています。

生産者が消費者に直接販売する「ポケットマルシェ」では、流通しにくい規格外品なども説明を付して販売が可能であり、消費者はそのような商品の購入を通じて、食品ロス削減に貢献することができます。2021年はコロナ禍で生産者の販路が縮小して行き場を失った食材が多数生まれたことから、当社は食品ロス削減に注力して取り組みを展開しました。

【主なトピックス】
1. 特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開し、73.6tの「訳あり食材」を販売
2. 「未利用魚」の検索回数は前年比13.0倍、売り上げは前年比24.1倍
3. 「#訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の約8億1000万円
4. 販路が縮小した生産者の食材を、129箇所のこども食堂へ提供
5. 「びずめし」運営のGigi株式会社と連携し、販路が縮小した生産者の食材を「社食」として購入可能に

【ポケットマルシェの取り組み・動向】
1. 特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開し、73.6tの「訳あり食材」を販売
https://poke-m.com/stories/1855
食品ロス削減を目的に、「規格外の食材」「売り先がない食材」「賞味期限が近い食材」を集めて、「なぜ”訳あり”なのか」という理由とともに紹介する特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開しました。2021年9月1日〜12月13日の期間で、1766品が出品され、73.6tを販売し(※)、食品ロスの削減につなげています。当該商品群に対する注文件数は計22,320件でした。

※「訳ありポケマルシェ」ページで特集した商品のうち、重量が明らかな商品の販売数量から算出

■「訳ありポケマルシェ」掲載商品の例
・お得な家庭用サンふじ 約5kg
[画像1: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-bbd8036a831c0e6b73a2-0.jpg ]


山形県東根市 寒河江司さん より
2160円(税込・送料別)
https://poke-m.com/products/209926

訳ありの理由:
今年は春先の霜害で初期生育不足により、通常の年よりもサビ果など外観が悪いりんごが多い傾向にあります。味に違いはないので自宅用におすすめです。

・年内売り尽くしセール!!?「会津ひまわり豚」加工品セット!
[画像2: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-75321227358451d381bc-4.jpg ]


福島県喜多方市 長谷川優奈さん より
1620円(税込・送料別
https://poke-m.com/products/212755

訳ありの理由:
賞味期限(2022年1月6日)が近づいてきた商品のため、割引して販売しています。

「訳ありポケマルシェ」特設ページ:https://poke-m.com/stories/1855
「訳ありポケマルシェ」に関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000046526.html

2. 「未利用魚」の検索回数は前年比13.0倍、売り上げは前年比24.1倍
未利用魚とは、数量やサイズが揃わない、傷がついている、マイナーな魚種であるといった理由で、価値がつかず市場に出回らない魚のことです。ポケットマルシェ内における「未利用魚」を含むキーワードの検索回数は、2016年のサービス開始以降、2021年が過去最高となり、前年比13.0倍でした。また、ポケットマルシェ内で「未利用魚」として出品されている商品の売り上げも2021年が過去最高で、前年比24.1倍となりました。(※)

※ 検索回数、売り上げともに2021年1月1日〜11月30日と2020年1月1日〜11月30日のデータを比較
[画像3: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-e04075e737e4b36fa796-7.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-f0c79ac99b241d3fca96-5.png ]

■ 商品例
・【未利用魚】匠の活〆!!季節の魚詰め合わせセット 小サイズ


[画像5: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-2b90a09fddca8205ea1c-8.jpg ]


北海道寿都郡寿都町 森貴紀さん より
2700円(税込・送料別)
https://poke-m.com/products/96537


商品説明:
お届けする魚の中には、聞いたことも見たこともない魚がいるかもしれません。そんな魚たちは、「市場で評価されづらい魚」なので、普段スーパーで見かけることほとんどありません。

3. 「#訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の約8億1000万円
規格外品などをお得に販売したい生産者が出品の際にアピールできるように、また、訳あり食材をお得に購入したい消費者が検索しやすいように、ポケットマルシェ内に「#訳あってお買い得」のタグを設置しています。2021年における「訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の、約8億1000万円にのぼりました。(※)

※ 2021年1月1日〜11月30日と2020年1月1日〜11月30日のデータを比較
[画像6: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-0c4d90d87774e0ef67a8-6.png ]


4. 販路が縮小した生産者の食材を、129箇所のこども食堂へ提供
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて販路が縮小した生産者の食材を、こども食堂に提供する取り組みを、農林水産省の事業に参画して実施しました。全国のこども食堂129箇所、想定11,113人に対して、4名の生産者の食材計約4.0tを提供し、また、食育の機会として、生産者が生産の様子や想いを語るビデオメッセージを届けました。

■ 提供食材
・コシヒカリ:2,180kg
・緑茶ティーバッグ:48kg
・ボイルホタテ 冷凍:1,190kg
・サーモン 冷凍:580kg
計 3,998kg

■ こども食堂の運営者やこども食堂を訪れた方からの反響
・真っ白のこしひかり、おいしそうな美しいグリーンの緑茶、新鮮なサーモン、たっぷり大振りのほたて、どれも通常なら「みんなの食堂」では購入できないものばかりで、箱を開けた瞬間に驚きと嬉しさがあふれました。早速本日の食堂から使わせていただきます。今日は小中学校の終業式です。一年頑張った子ども達へのご褒美になります。ありがとうございました。(越前市「みんなの食堂」実行委員会)

・その生産地の気候や特徴、食材の種・卵からの育て方が、事細かにたっぷり10分説明があったので、食材についてよく分かりました!インタビュー方式でもあったので、見ている側のいろいろ知りたいことを聞いてもらっているような感じがして、双方向の印象を持ちました。子ども達も興味深そうに見ていました!
[画像7: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-e10498adbe873bd232ba-9.png ]

本取り組みに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000046526.html
食材提供先のこども食堂からの声をまとめたnote記事:https://note.com/pocket_marche/n/nc42246db17d9

5. 「びずめし」運営のGigi株式会社と連携し、販路が縮小した生産者の食材を「社食」として購入可能に
企業の福利厚生である「社食」として飲食店を利用可能なサービス「びずめし」を運営するGigi株式会社と連携し、コロナ禍の影響を受けて販路が縮小した生産者の食材を「社食」として「びずめし」上で購入可能にすることで、テレワーク中の従業員と生産者を同時に応援する実証実験を開始しました。実証実験には、5名の生産者が参加しています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-6643e7a63a230bdf55d1-1.png ]

本取り組みに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000046526.html

【当社代表取締役 高橋のメッセージ】

[画像9: https://prtimes.jp/i/46526/89/resize/d46526-89-6c2d1e4da81363dcd4e5-3.jpg ]

味は同じでも、見た目で野菜の価値が決まるのはなぜでしょうか? 大規模流通の都合で、形が不格好な野菜は規格外とされ、評価が下がるからです。そうした野菜の中には、畑にすきこまれ次の作物の肥料にされてしまうものもあります。また、希少な魚を水揚げできたものの、まとまった量を出荷できないため大規模流通に乗せられず、海に廃棄されてしまうこともあります。ですが、消費者の中には、たとえ曲がったキュウリでも味が同じであれば気にせず買いたいという人もいますし、スーパーでは手にできない希少な魚を買いたいという人もいます。

自律分散型流通である「ポケットマルシェ」は、これまで、そうした大規模流通からはじかれた食材を、必要としてくれる消費者につないできました。また、消費者からは、直接生産者とつながることで、生産の苦労や思いを知り、感謝の念が生まれ、食材を捨てられなくなったという声も多く聞かれます。食品ロスの本質は、生産者と消費者、都市と地方の分断にあると私たちは考えています。ポケットマルシェは、生産者と消費者の間に立ちはだかる壁を乗り越え、生産と消費を地続きにすることで、食品ロス削減に今後も貢献していきたいと思います。

【食品ロス削減に関するポケットマルシェユーザーの声】
・生産者さんがどんな想いでどんな風につくっているかを知ってから、食材への向き合い方が全く変わりました。皮も根っこもすべて、余す所なくおいしくいただいています。(50代・女性)

・以前は、食べるのはどちらかと言えば面倒で、仕事をしながら片手間で簡単に済ませることが多かったです。でも、生産者さんの存在とその苦労や熱意を知って、食べものが個性を帯びたものになり、食べることを大事にするようになりました。生産者さんや生産の背景について話しながら、家族で囲む食卓を楽しんでいます。(30代・女性)

当社のサステナビリティページより: https://www.pocket-marche.com/sustainability/

注1:農林水産省・環境省による令和元年度推計値より
注2:IPCCが2019年に公表した報告書「Climate Change and Land(気候変動と土地)」より

【ポケットマルシェ概要】
ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約6,300名(2021年12月時点)の農家・漁師が登録し、約16,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに食への関心が高まり、ユーザ数は約8.2倍、注文数はピーク時に約20倍となり、約43万人の消費者が「生産者とつながる食」を楽しむ。

【会社概要】
会社名: 株式会社ポケットマルシェ
代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2
東京オフィス:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営
・寄附者と生産者が繋がるふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」の企画・開発・運営
・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営
・生産者の販路拡大・地産品の認知向上・関係人口創出を目的とした自治体支援施策の企画・実施
・産直食材を活用したキャンペーンや福利厚生プラン等の企業向けプログラムの企画・実施
URL:https://www.pocket-marche.com/
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