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日本一売れている国語辞典『新明解国語辞典』9年ぶりの最新改訂版!考える辞書『新明解国語辞典 第八版』11月19日(木)全国一斉発売

「読解力の低下」「言葉の暴力」「コロナ禍の状況下でのテキストコミュニケーション」などが社会問題化する中、言葉の意味や使い方を知り、言葉について一緒に考える公式Twitterアカウントを8月24日に開設

 株式会社三省堂(東京都千代田区 代表取締役社長 北口克彦)は、『新明解国語辞典 第八版』を2020年11月19日
(木)に全国一斉発売いたします(一部地域を除く)。また、本書の発売に向けて「言葉の深さ・面白さを、もっと多くの人に知ってもらうこと」「言葉について一緒に考えてもらうこと」を目的に、“考える辞書”として公式Twitterアカウントを開設、情報発信をしてまいります。




[画像1: https://prtimes.jp/i/14647/92/resize/d14647-92-586280-0.jpg ]




9年ぶりの改訂!『新明解国語辞典 第八版』について

 戦時下の1943年、新しい国語辞典として創刊された『明解国語辞典』を前身とし、戦後、1972年に新たに「新明解」として生まれ変わり、2011年刊行の第七版まで版を重ねた『新明解国語辞典』は、累計売上部数2,200万部を突破した「日本で一番売れている小型国語辞典」(『明解国語辞典』刊行から『新明解国語辞典 第七版』までの累計。三省堂調べ)です。9年ぶりの全面改訂となる『新明解国語辞典 第八版』は、この間の社会の変化を正確かつ厳密にとらえ、新語・新項目を大幅に増補、約1,500語を追加し、総収録項目数は79,000となりました。


“考える辞書” 誕生背景

 「言葉によって考えを深める」ための基盤となる、知恵と知識としての言葉を確かに伝える。しっかりと言葉を見極める辞書を世に出すことは、三省堂の出版事業の中核にあると考えます。実は、「語釈」は国語辞書によってまったく同じではありません。それぞれの語釈を読み比べ、その違いを手がかりに、あらためて言葉に向き合うことは、「言葉によって考えを深める」ための第一歩となります。

 ではどんな辞書が、言葉の意味や使い方を知るだけにとどまらず、自分の思考をより深めてゆく起点となるのか。それは、日常生活での実際の言葉の使用例を徹底的に調べた上に、深い思索の結果としての語釈がほどこされた辞書でしょう。『新明解国語辞典』は、初版より「辞書は、引き写しの結果ではなく、用例収集と思索の産物でなければならぬ」という確固たる編集方針のもと、数ある辞書の中でも言葉の意味をありありと表現し、気づきと思索の機会となるように編集を重ねてきました。いわば、辞書自身が考え続けている、“考える辞書”なのです。

 今回、『新明解国語辞典』は9年ぶりの改訂になります。近年は、読解力が低下しているという調査結果や、SNS上での言葉の暴力がたびたび話題になっています。さらに、コロナ禍にあって、オンラインを通じたテキストコミュニケーションが増えるなど、まさに本年2020年は言葉について考えざるをえない機会であるといえるでしょう。

 このような時代に「言葉によって考えを深める」きっかけとなるべく、改訂版を世に送り出し、同時に“考える辞書”として「言葉の深さ・面白さを、もっと多くの人に知ってもらうこと」「言葉について一緒に考えてもらうこと」を目的とした情報発信をしていきます。第一弾として、公式Twitterアカウント(@shinmeikoku)を8月24日(月)に開設いたします。Twitterアカウントでは、言葉の意味や使い方を扱う辞書の使命として、言葉について考えていただく機会を積極的に提供していきます。また、第八版の新語紹介や編集裏話などの情報発信、質問受付も実施。“考える辞書”の宣伝担当が、言葉を愛し扱うひとりの人間として皆様と一緒に言葉について考えていきます。さらに、第二弾として、都営地下鉄大江戸線 豊島園駅、西武鉄道 豊島園駅にて交通広告を8月24日(月)より掲出いたします。


『新明解国語辞典 第八版』商品概要


[画像2: https://prtimes.jp/i/14647/92/resize/d14647-92-724892-2.png ]

書名 :新明解国語辞典 第八版
    普通版(赤)、白版、青版、小型版
著者 :山田忠雄・倉持保男・上野善道・山田明雄・井島正博・笹原宏之 編
定価 :本体3,100円+税(小型版は本体2,900円+税)
発売日:2020年11月19日(木)全国一斉発売(一部地域を除く)
体裁 :B6判(小型版はA6変型判)/1,792ページ
ISBN :978-4-385-13078-1(普通版)、978-4-385-13079-8(白版)、
    978-4-385-13081-1(青版)、978-4-385-13080-4(小型版)

本書についての詳しい内容は下記Webページをご覧ください。
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/smk8/


“考える辞書”の宣伝担当が選ぶ! 一足早い新語紹介

 同辞典の最大のセールスポイントは「シャープな語釈」と「実感あふれる用例」。今回の改訂でもさらに磨きをかけました。無味乾燥な説明や単なる言い換えはなし。現代日本語の意味用法を十二分に記述した結果、巧まざるユーモアをかもし出すほどに実感あふれるものが多数あります。11月の発売に向けて、一足早く3つの新語・新語義をご紹介します。ふつうの辞書とはひと味もふた味も違う、その内容をお楽しみください。

1. ほぼ ほぼ[1]-[1]【略々・粗々】
(副)問題となる事柄に関して、完璧だというわけにはいかないが、細かい点を除けば、その人なりに全体にわたって妥当だと判断される様子。「工事は—予定通りに進んでいる/不正融資のからくりが—明るみに出された」

2. じ あたま[2]ヂ—【地頭】
(一)かつらなどをかぶらない時の頭。(二)詰込みや暗記一辺倒の教育によって身につけられるものではない、広範な思考力・応用力・洞察力・発想力などの、その人自身に備わる知力。「—がいい/—を鍛える」〔単なる要領の良さを言う場合もある〕

3. おやじ ギャグ[4]オヤヂ—【親爺ギャグ】
〔おもに中年男性が〕気の利いたことを言おうとして発する言葉遊び。多くの場合かえって顰蹙ヒンシュクを買う。「許してちょうだい」を「許してちょんまげ」という類。「部長が強烈な—を放った」


公式Twitterアカウントについて

 Twitterアカウントでは、言葉の意味や使い方を扱う辞書の認知向上のため、言葉について考えていただく機会を積極的に提供していきます。 さらに言葉の楽しさや奥深さを多くの人に知っていただけるように、『新明解国語辞典 第八版』宣伝担当が、言葉を愛する者の一人として、一生懸命発信していきます。皆様、ぜひご一緒に言葉について考えていきましょう。

< 今後の予定 >
 第八版に収録されている言葉の紹介を行っていきます。また記念日やイベントなど、日々のモーメントに合わせて語釈を投稿。皆様が考えるべき時に、考えるべき言葉を発信していきます。また、「#新明国」を付けて投稿してくださった方の中から、ここでしか手に入らないスペシャルグッズが当たるキャンペーンなども展開予定です。詳細はTwitterアカウントにて告知いたします。
考える辞書『新明解国語辞典』11/19第八版発売!(@shinmeikoku)
https://twitter.com/shinmeikoku


交通広告について

 “考える辞書”として、人が考えるべき時に、考えるべき言葉を発信するため、豊島園駅に交通広告を掲出いたします。8月31日にとしまえんが94年の歴史に幕を閉じます。今だからこそ、「楽しい」「思い出」「ありがとう」の言葉について一緒に考えてみませんか。

[画像3: https://prtimes.jp/i/14647/92/resize/d14647-92-484680-1.png ]



掲出場所:1.都営地下鉄大江戸線 豊島園駅、2.西武鉄道 豊島園駅
掲出期間:8月24日(月)〜9月6日(日)
掲出内容:B0サイズ 1枚


“考える辞書”プロモーション活動の背景にある、言葉に関する社会問題

1. 低下していく日本の読解力(国語力)
 経済協力開発機構(OECD)が2018年に実施した国際的な学習到達度調査(PISA)によると、参加国の中で日本の「読解力」は15位と、前回調査と比較して、平均得点及び順位(前回8位)が低下しています。数学的リテラシー及び科学的リテラシーは、世界トップレベルにもかかわらず、低下する「読解力」に国としても課題があることが分かります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/14647/92/resize/d14647-92-457948-3.png ]

https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/03_result.pdf
※PISAは、参加国が共同で国際的に開発し、実施している15歳児を対象とする学習到達度調査のことで、2000年に第1回を調査後、3年ごとに継続しており、2018年調査が第7回です。

2. SNSを中心に深刻化する言葉の使い方
 2020年には、SNS上での言葉の暴力が原因となり著名人が犠牲になるなど、匿名を盾にした言葉の暴力が後を絶ちません。総務省の平成30年度版情報白書によると、23.2%がSNS上でのトラブルを経験したことがあると回答。トラブルの内容別で最も割合が高かったのは、「自分の発言が自分の意図とは異なる意味で他人に受け取られてしまった(誤解)」でした。次いで「ネット上で他人と言い合いになったことがある(けんか)」「自分は軽い冗談のつもりで書き込んだが、他人を傷つけてしまった」と、上位3つのトラブルが、いずれも発信者自身の書き込みによるコミュニケーションのすれ違いが要因となっています。これらの原因は、相手の背景が見えないインターネット特有のコミュニケーションの難しさにあると言えます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/14647/92/resize/d14647-92-381156-4.png ]

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142230.html

3. コロナ禍の状況下にテキストコミュニケーションの増加と重要性の高まり
 東京都の「テレワーク導入率の緊急調査結果」によると、2020年3月と同年4月の2回、テレワーク導入率の緊急調査を実施。都内にある従業員30人以上の企業に「テレワークを導入しているか」を聞いたところ、3月時点で24%だった導入率は、4月には62.7%へと2.6倍も増加したという結果がでています。さらに「今後テレワークの導入予定がある」と答えた企業が6.1%と、テレワークの導入は今後さらに加速していきます。
 それに伴い、オンラインを通じたテキストコミュニケーションも増えていくことが予想されますが、対面ではなくなることで、言葉の正しい使い方、伝え方がよりいっそう重要になっていくことが考えられます。

出典:東京都「テレワーク導入率の緊急調査結果」(2020年)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1007261/1007864.html


企業概要

会社名  :株式会社三省堂
本社所在地:〒101-8371 東京都千代田区神田三崎町2丁目22番14号
創業   :1881年(明治14年)4月8日
代表取締役社長:北口克彦
資本金  :7,000万円
従業員数 :149人(2020年8月現在)
事業内容 :辞書、事典、学習図書、一般図書、電子出版物、小学校・中学校・高等学校教科書の出版・販売、
情報提供サービス
URL   :https://www.sanseido.co.jp/


社名の由来

社名の「三省堂」は中国の古典『論語』の「学而篇」の一節「吾日三省吾身」(われ日にわが身を三省す)という言葉から採られたもので、「三省」とは「不忠、不信、不習について、日に幾度となくわが身を省みる」という意味です。『論語』の「三省」は「さんせい」と読みますが社名は1889(明治22)年までは「SANSHODO」と表記していました。1890(明治23)年以降は「SANSEIDO」と表記しています。
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