ボッシュのESCシステムが累計1億台に到達
[14/04/04]
提供元:PRTIMES
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命を守る技術がアニバーサリーを迎える/全世界の新車のほぼ2台に1台がESCを搭載
- ESCが事故防止に大きな効果があることをデータが証明
- ESCはあらゆる横滑り事故の最大80%を防止可能
- ESCをベースとした数多くのドライバー・アシスタンス・システムを開発
- 多くの国でESCの装備がすでに義務化
1995年にESCの量産を開始して以来、ボッシュは累計1億台のシステムを生産し、ドライビングの安全向上に
大きく貢献してきました。特に滑りやすい道 路や勢いよくカーブに入った場合などには、ESCが進路を維持し、
重大な結果をもたらしかねない横滑り事故を未然に防ぎます。ボッシュでシャシーシステ ム・コントロール事業部長を務めるゲルハルト・シュタイガーはESCの事故低減効果に関する多くの研究結果を総括し、こう述べます。
「ESCは近年、明らかに多くの命を救ってきました。また、ESCは高性能なアシスタンス機能と自動運転の根幹を担っています」。ボッシュはESCを開発し、1995年に世界で初めて量産を開始しました。
標準装備となるESC
シートベルトに次いで最も重要な車両安全システムであるESCは、横滑り事故の最大80%を未然に防ぐことができるという研究結果が出ています。ドイツの 交通事故調査データベース(GIDAS)を詳細に分析したところ、2011年にはESCにより、ドイツだけで540人の命が救われたことが明らかになって います。ドイツでは今年、ESCを装備した車両の比率は60%に達しました。そして、新車へのESC装備を義務化する国は増え続けています。欧州では、 2011年10月以降に認可された全車両にESCの装備がすでに義務付けられ、2014年11月以降はESCがオプションではなくなります。すべての新車 登録された車両でESCが標準装備となるからです。現在でも、欧州で新車登録された乗用車と軽トラック全体の78%にESCが装備されています。米国では 4.5トン以下の全車へのESC装備がすでに義務付けられており、オーストラリア、イスラエルでも同じく義務化されたほか、日本、韓国、ロシア、トルコの 各国でも数年以内に規制が施行されることになっています。現在、世界中の乗用車と軽商用車の新車全体の55%ですでにESCが装備されており、中国では、 生産された乗用車の新車のほぼ4分の1にESCが装備されています。セーフティシステムの人気の高まりは、その生産台数からも伺えます。ボッシュは 1995年の量産開始から2010年までに累計5,000万台のESCシステムを生産し、それからわずか4年間で累計生産台数が倍増しました。「2010 年以降、ボッシュは毎年、ABSシステムを上回る数のESCを生産しています」(シュタイガー)。テクノロジーとサービスのグローバルサプライヤーである ボッシュは現在、ESCシステムの生産をドイツ、フランス、米国、日本、中国、インドとブラジルで進めています。
モジュラー式システムによりあらゆる要求をカバー
1995年に量産を開始して以来、ボッシュは付加機能を取り入れながら、アクティブ・セーフティ・システムを継続的に改善してきました。第1世代では 4.3 kgだった重量が、最新のGeneration 9のベーシックバージョンではわずか1.6 kgとなりました。バージョンをアップするごとに著しく軽量化・コンパクト化を進め、価格も抑えるという開発努力が、こうした目覚ましい成功につながって います。「ESCは今ではすべての車両クラスで手が届きやすい価格となりました」(シュタイガー)。
パワートレインの電動化の進展とアシスタンス機能の増加に伴い、既存のブレーキシステムには新たな要求が課せられるようになりました。こうした状況に、 ボッシュは最適な技術ソリューションを提供するモジュラー式システムで対応しています。完全に自動化された車両の場合でも、最適なESCシステムは電動ブ レーキブースターの「iBooster」との組み合わせで、必要な冗長性を確保しています。
ESCをベースにしたアシスタンスシステム
新しいアシスタンスシステムはドライビングをより安全・快適なものへと高めます。先行車との車間距離を自動的に一定に保ったり、車両を狭い駐車スペースに ガイドしたり、危険な状況をドライバーに早期に警告するなど、ボッシュはさまざまな機能の開発を進めています。こうした動きの中で今後は運転操作の完全自 動化がいっそう進み、車両は自動で駐車したり、朝の混雑した幹線道路を自動走行したりできるようになっていきます。こうした機能のすべてに共通する点は、 ドライバーが関与しなくてもブレーキが作動することです。代わりにブレーキを作動させる役割を担うのは、ESCです。つまり、ESCがすでに装備された車 両には、セーフティ機能やコンフォート機能を追加装備しやすいということです。また、車両の周囲のデータを収集するセンサーはこれらの機能に欠かせませ ん。これらのセンサーは車両の感覚機能として作用し、他の道路利用者を検知して車両との距離や速度、進行方向を割り出します。そして、ボッシュはこのよう な役割を果たす超音波センサー、ビデオセンサー、レーダーセンサーの各種センサーを幅広く取り揃えています。
ボッシュが交通安全の向上に向けた国連のキャンペーンをサポート
全世界で毎年約130万人が交通事故で命を落とし、負傷者の数は数百万人以上にのぼります。2011年に国連は2020年までに交通事故による死亡者数を 大幅に減らすことを目指した「交通安全のための行動の10年」プロジェクトを始動させました。ボッシュはこのプロジェクトを始動当初から支援し、2014 年だけで15万ドルを提供しています。なお、この資金は主にインドなどの新興国で独立した新車の安全性能評価プログラムを実施するグローバルNCAPの支 援に充てられる予定です。ここ数年、ボッシュはこの活動に関わることを通じて、世界中で交通安全プロジェクトを実現するために大きく貢献しています。
- ESCが事故防止に大きな効果があることをデータが証明
- ESCはあらゆる横滑り事故の最大80%を防止可能
- ESCをベースとした数多くのドライバー・アシスタンス・システムを開発
- 多くの国でESCの装備がすでに義務化
1995年にESCの量産を開始して以来、ボッシュは累計1億台のシステムを生産し、ドライビングの安全向上に
大きく貢献してきました。特に滑りやすい道 路や勢いよくカーブに入った場合などには、ESCが進路を維持し、
重大な結果をもたらしかねない横滑り事故を未然に防ぎます。ボッシュでシャシーシステ ム・コントロール事業部長を務めるゲルハルト・シュタイガーはESCの事故低減効果に関する多くの研究結果を総括し、こう述べます。
「ESCは近年、明らかに多くの命を救ってきました。また、ESCは高性能なアシスタンス機能と自動運転の根幹を担っています」。ボッシュはESCを開発し、1995年に世界で初めて量産を開始しました。
標準装備となるESC
シートベルトに次いで最も重要な車両安全システムであるESCは、横滑り事故の最大80%を未然に防ぐことができるという研究結果が出ています。ドイツの 交通事故調査データベース(GIDAS)を詳細に分析したところ、2011年にはESCにより、ドイツだけで540人の命が救われたことが明らかになって います。ドイツでは今年、ESCを装備した車両の比率は60%に達しました。そして、新車へのESC装備を義務化する国は増え続けています。欧州では、 2011年10月以降に認可された全車両にESCの装備がすでに義務付けられ、2014年11月以降はESCがオプションではなくなります。すべての新車 登録された車両でESCが標準装備となるからです。現在でも、欧州で新車登録された乗用車と軽トラック全体の78%にESCが装備されています。米国では 4.5トン以下の全車へのESC装備がすでに義務付けられており、オーストラリア、イスラエルでも同じく義務化されたほか、日本、韓国、ロシア、トルコの 各国でも数年以内に規制が施行されることになっています。現在、世界中の乗用車と軽商用車の新車全体の55%ですでにESCが装備されており、中国では、 生産された乗用車の新車のほぼ4分の1にESCが装備されています。セーフティシステムの人気の高まりは、その生産台数からも伺えます。ボッシュは 1995年の量産開始から2010年までに累計5,000万台のESCシステムを生産し、それからわずか4年間で累計生産台数が倍増しました。「2010 年以降、ボッシュは毎年、ABSシステムを上回る数のESCを生産しています」(シュタイガー)。テクノロジーとサービスのグローバルサプライヤーである ボッシュは現在、ESCシステムの生産をドイツ、フランス、米国、日本、中国、インドとブラジルで進めています。
モジュラー式システムによりあらゆる要求をカバー
1995年に量産を開始して以来、ボッシュは付加機能を取り入れながら、アクティブ・セーフティ・システムを継続的に改善してきました。第1世代では 4.3 kgだった重量が、最新のGeneration 9のベーシックバージョンではわずか1.6 kgとなりました。バージョンをアップするごとに著しく軽量化・コンパクト化を進め、価格も抑えるという開発努力が、こうした目覚ましい成功につながって います。「ESCは今ではすべての車両クラスで手が届きやすい価格となりました」(シュタイガー)。
パワートレインの電動化の進展とアシスタンス機能の増加に伴い、既存のブレーキシステムには新たな要求が課せられるようになりました。こうした状況に、 ボッシュは最適な技術ソリューションを提供するモジュラー式システムで対応しています。完全に自動化された車両の場合でも、最適なESCシステムは電動ブ レーキブースターの「iBooster」との組み合わせで、必要な冗長性を確保しています。
ESCをベースにしたアシスタンスシステム
新しいアシスタンスシステムはドライビングをより安全・快適なものへと高めます。先行車との車間距離を自動的に一定に保ったり、車両を狭い駐車スペースに ガイドしたり、危険な状況をドライバーに早期に警告するなど、ボッシュはさまざまな機能の開発を進めています。こうした動きの中で今後は運転操作の完全自 動化がいっそう進み、車両は自動で駐車したり、朝の混雑した幹線道路を自動走行したりできるようになっていきます。こうした機能のすべてに共通する点は、 ドライバーが関与しなくてもブレーキが作動することです。代わりにブレーキを作動させる役割を担うのは、ESCです。つまり、ESCがすでに装備された車 両には、セーフティ機能やコンフォート機能を追加装備しやすいということです。また、車両の周囲のデータを収集するセンサーはこれらの機能に欠かせませ ん。これらのセンサーは車両の感覚機能として作用し、他の道路利用者を検知して車両との距離や速度、進行方向を割り出します。そして、ボッシュはこのよう な役割を果たす超音波センサー、ビデオセンサー、レーダーセンサーの各種センサーを幅広く取り揃えています。
ボッシュが交通安全の向上に向けた国連のキャンペーンをサポート
全世界で毎年約130万人が交通事故で命を落とし、負傷者の数は数百万人以上にのぼります。2011年に国連は2020年までに交通事故による死亡者数を 大幅に減らすことを目指した「交通安全のための行動の10年」プロジェクトを始動させました。ボッシュはこのプロジェクトを始動当初から支援し、2014 年だけで15万ドルを提供しています。なお、この資金は主にインドなどの新興国で独立した新車の安全性能評価プログラムを実施するグローバルNCAPの支 援に充てられる予定です。ここ数年、ボッシュはこの活動に関わることを通じて、世界中で交通安全プロジェクトを実現するために大きく貢献しています。