ローデ・シュワルツが高速スイッチング信号を正確に測定できるR&S RT-ZISO絶縁プロービング・システムを発売
[24/06/19]
提供元:PRTIMES
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ローデ・シュワルツはR&S RT-ZISO絶縁プロービング・システムを開発し、最新鋭オシロスコープの製品ポートフォリオをいっそう充実させました。この新しいR&S RT-ZISOにより、特に同相電圧と電流が高い状況における高速スイッチング信号の極めて高確度な測定が可能になります。さらに、MMCXコネクタ付きのR&S RT-ZPMMCXパッシブ・プローブも新たにご用意して、一部の測定タスクにおいてこの絶縁プロービング・システムを完全に補えるようにしました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104512/95/104512-95-5cbea19ebb0ea4a7bd26c692cd71e52e-945x945.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
MXO 5オシロスコープと組み合わせたR&S RT-ZISO絶縁プロービング・システム。
ローデ・シュワルツは、ドイツ・ニュルンベルクで開催の国際展示会/カンファレンスPCIM Europeで次世代の R&S RT-ZISO 絶縁プロービング・システムを先行公開しました。このR&S RT-ZISOは絶縁プローブ技術の新機軸となるものであり、SiCやGaNを用いた新世代のワイド・バンドギャップ(WBG)半導体によるパワー設計において、前例のない確度・感度・ダイナミックレンジ・帯域幅を実現します。
R&S RT-ZISOは、基準電位±60 kVで最大±3 kVの正確な差動信号測定を450 psに満たない立ち上がり時間で行い、測定値にひずみや干渉を招きかねない高速な同相信号を抑制します。また同システムに採用の光ファイバ給電(power-over-fiber)アーキテクチャにより、被測定デバイス(DUT)を測定セットアップから電気的に絶縁し、従来の差動プローブよりもはるかに高い同相信号除去比(CMRR)を実現しています。そのほかにも主な特長として、100 MHz〜1 GHzの帯域幅オプション(アップグレード可能)、1 GHzで90 dB以上(30,000:1以上)のCMRR、±3 kVの入力およびオフセット・レンジ、±60 kVのコモンモード・レンジ、±10 mVの高感度入力レンジなどが挙げられます。
R&S RT-ZISO絶縁プローブは、ローデ・シュワルツのオシロスコープ製品ポートフォリオと合わせて利用するのに最適です。次世代オシロスコープのMXOシリーズ(MXO 4・MXO 5・MXO 5C)では、そのハードウェアに基づく高速化により、時間領域と周波数領域のいずれでも世界最速の波形更新が可能となっています。またR&S RTO 6と組み合わせれば、設計エンジニアの皆様には、同オシロスコープの高い性能と高度な測定機能の強みを活かした複雑な解析作業を行っていただけます。
R&S RT-ZISOは、WBG半導体材料を使用したパワー・コンバータのスイッチング解析からダブル・パルス試験やフローティング測定、シャント測定、インバータ設計、モーター駆動解析まで、幅広いアプリケーションに最適です。また、この絶縁プロービング・システムにはMMCXコネクタやスクエア・ピン、ワイド・スクエア・ピン、絶縁パッシブ・プローバなど、さまざまな測定ニーズに応えられるプローブチップが付属しています。そのうえ、全コネクタが最大1000 VのCAT III電圧に対応しています。市場初の絶縁パッシブ・プローバであり、特別なコネクタを用いずにテストポイントに素早くアクセスできます。さらに、可とう性にすぐれた長いケーブルを採用しているため、機械的な応力を加えることなく、さまざまな角度からDUTにアクセスすることが可能です。
MMCXコネクタを備えたR&S RT-ZPMMCXパッシブ・プローブ
R&S RT-ZISOとともに、ローデ・シュワルツはMMCXコネクタを備えた新タイプのパッシブ・プローブも発売します。R&S RT-ZPMMCXというそのプローブは、±60 VDCおよび30 V(RMS)の入力電圧で700 MHzを超える帯域幅をサポートしており、ローサイド・ゲート測定においてR&S RT-ZISO絶縁プロービング・システムを完全に補完します。このMMCXプローブは容量負荷が4 pF未満と非常に低く、スイッチング波形とタイミングを変えないように最適なシグナル・インテグリティを維持するのに有効です。
R&S RT-ZISO絶縁プロービング・システムとR&S RT-ZPMMCXパッシブ・プローブはどちらもローデ・シュワルツから購入いただけます。R&S RT-ZISO 絶縁プロービング・システムの詳細については https://www.rohde-schwarz.com/_334271.html をご覧ください。また、ローデ・シュワルツの全オシロスコープ・プローブの概要につきましては https://www.rohde-schwarz.com/_229530.html でご確認いただけます。
www.rohde-schwarz.com
お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
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