STM32マイコンの超低価格な新製品ライン「バリュー・ライン」を発表
[10/03/08]
提供元:PRTIMES
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業界で最も利用しやすいSTM32ファミリの最適化された機能が、
コストを重視するコンスーマ機器、電化製品および産業機器向け設計に
新たな機会を提供
マイクロコントローラ(マイコン)の主要サプライヤであるSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、32bitマイコン であるSTM32の
超低価格な新製品ライン「バリュー・ライン」の詳細を発表しました。
この新製品ラインは、独自のプロセッサ・アーキテクチャを使用し、
高い処理能力を必要としないコスト重視のアプリケーションに対して、
業界標準であるSTM32の32bitプロセッサ・コアのメリットを提供します。
これまで、16bitの設計を32bitにアップグレードするエンジニアは、性能や
柔軟性を向上させるため、複雑なアプリケーション向けに多くの機能を備えた
高価格な32bitマイコンを選択する必要がありました。超低価格な「バリュー・
ライン」は、ARM(R) Cortex(TM)-M3プロセッサ・コア(24MHz)を典型的な16bit
アプリケーション(家庭用エンターテインメント製品、電化製品、産業用機器等)
に最適化したペリフェラル機能と統合することで、このような状況を改善します。
また、24MHzでゼロウェイト・ステートの内蔵Flashメモリにアクセスし、最大
30DMIPSの性能を発揮するため、大部分の16bitプロセッサより高い性能を提供
します。さらに、単価が1ドル以下になる同製品ラインは、業界標準コアを採用
しているため、蓄積されたソフトウェア資産や開発ツールを共有できるメリットも
あります。
「バリュー・ライン」には、モータ制御用のPWMタイマなど、最大12個の16bit
タイマが、アプリケーションに特化した機能として搭載されています。
最大100ピンまでのパッケージ・オプションにより、26個ものタイマ・チャネルが
利用できるほか、高速ADコンバータ(12bit)も備えており、産業機器制御に
おける広範な課題を解決します。またSTは、家電製品のEN/IEC60335-1クラスB認定
の取得をサポートするため、電化製品とモータ制御用の3相モータ制御ライブラリ
および無料VDE認証ライブラリを含めた無料ソフトウェアを提供しています。
「バリュー・ライン」には、HDMI規格に含まれるConsumer Electronics Control
(CEC)プロトコル用のハードウェア・サポートが組込まれており、TV、Blu-ray
プレーヤ、PVR、およびホーム・シアター機器等へのCECの導入を簡素化します。
CECはHDMI搭載の家電製品(最大10台)による相互認識・通信を可能にし、1つの
リモコンによる複数製品のワンタッチ制御など、ユーザに便利な機能を提供します。
ハードウェアにCECを実装することで、プロセッサ・コアはさらに高い機能を
実行できるため、アプリケーションに新たな価値が付加されます。
また、DAコンバータ(12bit)により、セキュリティ機器またはホーム・
オートメーション・システム等の様々なアプリケーションにオーディオ機能を
追加でき、アナログ波形の生成および制御を必要とする幅広い用途に対応する
ことができます。
「バリュー・ライン」の導入は、低価格、低消費電力、優れた接続性そして
高性能といった32bitマイコンの幅広い選択肢を提供し、5つの製品ラインを有する
STM32ファミリをより身近なものにします。STM32ファミリは、全110種以上の製品
から構成されており、様々な機能や内蔵メモリ容量のオプションを提供する
だけでなく、全製品にピン配置ならびにソフトウェア互換性があります。
この互換性は、柔軟な設計ならびに製品アップグレード、新製品のコストと
製品化期間を最小限に抑えるための設計資産と開発ツールの再利用を可能に
することで、プロセッサ・プラットフォームの戦略的な選択を実現します。
現在、「バリュー・ライン」のSTM32マイコンは主要顧客向けにサンプル出荷中で、
量産は2010年3月より開始予定です。単価は、10,000個購入時にFlashメモリ容量が
16KBの製品(48ピンLQFP48パッケージ)が約0.85ドル、64KBの製品(64ピンLQFP64
パッケージ)が約1.44ドルです。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2479s.html
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
MMSグループ
TEL:03-5783-8240 FAX:03-5783-8216
コストを重視するコンスーマ機器、電化製品および産業機器向け設計に
新たな機会を提供
マイクロコントローラ(マイコン)の主要サプライヤであるSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、32bitマイコン であるSTM32の
超低価格な新製品ライン「バリュー・ライン」の詳細を発表しました。
この新製品ラインは、独自のプロセッサ・アーキテクチャを使用し、
高い処理能力を必要としないコスト重視のアプリケーションに対して、
業界標準であるSTM32の32bitプロセッサ・コアのメリットを提供します。
これまで、16bitの設計を32bitにアップグレードするエンジニアは、性能や
柔軟性を向上させるため、複雑なアプリケーション向けに多くの機能を備えた
高価格な32bitマイコンを選択する必要がありました。超低価格な「バリュー・
ライン」は、ARM(R) Cortex(TM)-M3プロセッサ・コア(24MHz)を典型的な16bit
アプリケーション(家庭用エンターテインメント製品、電化製品、産業用機器等)
に最適化したペリフェラル機能と統合することで、このような状況を改善します。
また、24MHzでゼロウェイト・ステートの内蔵Flashメモリにアクセスし、最大
30DMIPSの性能を発揮するため、大部分の16bitプロセッサより高い性能を提供
します。さらに、単価が1ドル以下になる同製品ラインは、業界標準コアを採用
しているため、蓄積されたソフトウェア資産や開発ツールを共有できるメリットも
あります。
「バリュー・ライン」には、モータ制御用のPWMタイマなど、最大12個の16bit
タイマが、アプリケーションに特化した機能として搭載されています。
最大100ピンまでのパッケージ・オプションにより、26個ものタイマ・チャネルが
利用できるほか、高速ADコンバータ(12bit)も備えており、産業機器制御に
おける広範な課題を解決します。またSTは、家電製品のEN/IEC60335-1クラスB認定
の取得をサポートするため、電化製品とモータ制御用の3相モータ制御ライブラリ
および無料VDE認証ライブラリを含めた無料ソフトウェアを提供しています。
「バリュー・ライン」には、HDMI規格に含まれるConsumer Electronics Control
(CEC)プロトコル用のハードウェア・サポートが組込まれており、TV、Blu-ray
プレーヤ、PVR、およびホーム・シアター機器等へのCECの導入を簡素化します。
CECはHDMI搭載の家電製品(最大10台)による相互認識・通信を可能にし、1つの
リモコンによる複数製品のワンタッチ制御など、ユーザに便利な機能を提供します。
ハードウェアにCECを実装することで、プロセッサ・コアはさらに高い機能を
実行できるため、アプリケーションに新たな価値が付加されます。
また、DAコンバータ(12bit)により、セキュリティ機器またはホーム・
オートメーション・システム等の様々なアプリケーションにオーディオ機能を
追加でき、アナログ波形の生成および制御を必要とする幅広い用途に対応する
ことができます。
「バリュー・ライン」の導入は、低価格、低消費電力、優れた接続性そして
高性能といった32bitマイコンの幅広い選択肢を提供し、5つの製品ラインを有する
STM32ファミリをより身近なものにします。STM32ファミリは、全110種以上の製品
から構成されており、様々な機能や内蔵メモリ容量のオプションを提供する
だけでなく、全製品にピン配置ならびにソフトウェア互換性があります。
この互換性は、柔軟な設計ならびに製品アップグレード、新製品のコストと
製品化期間を最小限に抑えるための設計資産と開発ツールの再利用を可能に
することで、プロセッサ・プラットフォームの戦略的な選択を実現します。
現在、「バリュー・ライン」のSTM32マイコンは主要顧客向けにサンプル出荷中で、
量産は2010年3月より開始予定です。単価は、10,000個購入時にFlashメモリ容量が
16KBの製品(48ピンLQFP48パッケージ)が約0.85ドル、64KBの製品(64ピンLQFP64
パッケージ)が約1.44ドルです。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2479s.html
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
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〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
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