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移動体通信向けCバンド活用による経済効果を明らかにする提言レポートを発行

ロンドンと深圳のみで4億4,000万米ドルの経済効果を創出

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)と移動体通信事業者の世界的な業界団体であるGSMAによる分析に基づいた最新レポート「ロンドンと深圳両都市におけるモバイル・ブロードバンド向けCバンド利用について(Use of C-band in Cities: London and Shenzhen)」がGSMAから発行され、ロンドンと深圳のモバイル・ブロードバンド・サービス向けにCバンド(3.4-4.2 GHz)を追加利用することで、現行のサービスを継続しつつ、2都市のみで4億4,000万米ドル(約532億6,200万円※)の経済効果が見込まれることが明らかになりました。プラム・コンサルティング(Plum Consulting)がまとめた本レポートでは、ロンドンと深圳両都市におけるCバンドでの移動体通信サービス提供のインパクトに焦点を当てています。




[画像: http://prtimes.jp/i/7389/97/resize/d7389-97-913901-1.jpg ]



レポートの分析結果は、11月3日から香港で開催された「世界モバイル・ブロードバンド・フォーラム」で発表されました。これと同時期にジュネーブで開幕した世界無線通信会議(WRC-15)においてモバイル・ブロードバンド・サービス向けの将来の周波数が検討されるなか、Cバンドは今後のデータ需要に対応するうえでカギとなることが期待されています。


本レポートは、特に人口密度の高い都市部におけるモバイル・データ・トラフィックの急速な増大に伴い、世界中の規制当局の喫緊のニーズとなっている周波数割り当てに焦点を当てています。Cバンドは、動画などの高速データ・サービスの配信に対応した連続した広帯域を提供することが可能です。


モバイル・データ・トラフィックは世界中で急速な成長を続けています。英国情報通信庁によると、英国における1接続あたりの毎月のデータ利用は過去3年間、毎年50%上昇しており、2014年6月の時点で0.5ギガバイトを超えています。これは控えめに見積もっても、ロンドンの総データ・トラフィック量が毎月7ペタバイトに達していることを意味します。プラム・コンサルティングの推測では、次の15年間で、同都市のモバイル・データ・トラフィックは年間平均35%成長すると見られており、深圳でも同様のペースで2030年まで拡大し続ける見込みです。


本レポートではまた、衛星や固定無線サービスなど、Cバンドを利用する他サービスとの共存を可能とする技術が発達することで、モバイル・ブロードバンド向けCバンド利用が実現できることを示しています。プラム・コンサルティングおよびその他の第三者調査によると、衛星設備の周りに半径5キロの排他ゾーンが確立されていれば、Cバンドで運用するスモールセルは衛星サービスと共存できます。同バンドを利用する固定無線およびポイント・ツー・マルチポイントといったサービスについても、同様の条件により継続的な運用を保証することが可能です。


ファーウェイのワイヤレス・ネットワーク担当プレジデントである汪涛(デビッド・ワン)は次のように述べています。「世界の規制当局はより多くの連続した周波数を利用可能とし、人口密度の高い環境における高速接続の需要に応える必要があります。WRC-15でCバンドについての議論が交わされる今回はまたとない機会であり、これを逃すべきではありません。今回の共同レポートのハイライトは、既存サービスと共存する形でCバンドをモバイル・ブロードバンドに利用した場合、大きな社会的利益と経済効果がもたらされるという点です」


GSMAでアジア地域を統括するアラスデア・グラント(Alasdair Grant)氏は次のように述べています。「Cバンド周波数帯を活用すれば、通信事業者は、都市の中心部で消費者に高速モバイル・ブロードバンドを提供しやすくなります。当社は各国政府に対し、WRC-15での機会を生かしてこの大変重要な周波数帯を割り当てることで、モバイル・インターネットの未来を担保し、その価値を世界の人々に届けるよう働きかけていきます」


提言レポート「ロンドンと深圳両都市におけるモバイル・ブロードバンド向けCバンド利用について(Use of C-band in Cities: London and Shenzhen)」(英語)は以下からご参照ください。

http://www.gsma.com/spectrum/use-of-c-band-spectrum-for-mobile-broadband-in-cities-london-and-shenzhen/


※1米ドル=121.05円で換算(2015年11月3日現在)


【ファーウェイについて】

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーであり、1987年に中国・深圳(シンセン)に設立された従業員持株制による民間企業です。「通信技術を通じて人々の生活を豊かにする」というビジョンのもと、お客様志向のイノベーションとパートナーシップにより、通信・企業ネットワーク、端末、クラウド分野にわたり、お客様の競争優位性を高めるエンド・ツー・エンドのICTソリューション・ポートフォリオを確立しています。ファーウェイの17万人におよぶ従業員は通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく尽力しており、競争力の高いソリューションとサービスを170か国以上で提供し、世界人口の3分の1にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。


日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube:http://www.youtube.com/user/HuaweiDeviceJPをご覧ください。
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