リアルテックファンド、再生エネルギーの普及を促すバナジウムレドックスフロー電池を開発するVFlow Techに出資
[23/04/01]
提供元:PRTIMES
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リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、以下:「当社」)が運営するリアルテックグローバルファンド※1は、高効率のバナジウムレドックスフローで蓄電池(VRFB)を開発するシンガポール発のベンチャーVflow Tech Pte Ltd(以下、「VFlow Tech」)への出資をリードインベスターとして実施したことをお知らせします。Vflow Techは今回ラウンドにあたるシリーズ A 資金調達で 1,000 万米ドルを調達しました ※2。
当社は引き続き、先進的で効率的であるだけでなく、持続可能で利用しやすい再生可能エネルギー貯蔵ソリューションを生み出すVFlowTechをサポートしてまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36405/98/resize/d36405-98-f6e226d3165eef23a2c0-0.jpg ]
カーボンニュートラルに向けた再生エネルギーの貯蔵における課題
地球温暖化対策として、太陽光発電や風力発電の再生エネルギーの普及が急務です。しかし、これらの発電方法は季節や気象条件によって発電量が大きく変動するため、電力供給の安定性が問題となります。そこで、再生可能エネルギーの供給過剰時にエネルギーを貯め、需要過多時に使用できる蓄電池が必要です。従来の蓄電池は劣化が早く、価格や安全性の問題から、大規模で長期的なインフラとしての運用用途に使用されませんでした。
Vflow Techが開発したVRFBは、長期的な使用にも耐える低コストかつ効率的な蓄電池であり、可燃性物質を使用しないため安全性に優れます。また、経年劣化しない電解液を使うことで、25年の長期仕様と、電解液の量の調製で容量を自在に変えられる高い柔軟性を持っています。このように、VRFBはエネルギー貯蔵技術として非常に有望であり、再生可能エネルギーの普及に重要な役割を果たすことが期待されています。
既存の蓄電池の課題を克服するバナジウムレドックスフローバッテリー(VRFB)と周辺システムの開発
フロー電池は電解質の量に応じて貯蔵できることから電力インフラ向けの大容量蓄電池として活用を期待されている技術ですが、効率性や経済性、運転可能温度の制限などの課題によりあまり活用されてきませんでした。
この課題に対し、VflowTechは低コストで効率的なバナジウム レドックスフロー電池を開発しました。VFlowTech の長期的なビジョンは、誰もが手頃な価格でクリーンエネルギーにアクセスできる世界を実現することです。
VFlowTechの開発したVRFBは電解槽と流路の工夫、ポンプ運転管理システム等により従来のフロー電池と比較して電力効率を10%改善し、VFlowTech独自の電解液により運転可能温度を向上させたことで冷却設備が不要となり、VRFBの小型化や高効率を実現しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36405/98/resize/d36405-98-60191b48f6f0056db730-1.jpg ]
↑VflowTechの開発する長寿命、高効率、小型VRFB
資金調達の使途
VFlowTechは今回の資金調達により、200MWhの生産ライン容量を設定し、250kWh のモジュラー バナジウム ベースの長期エネルギー貯蔵ソリューションの製造を拡大します。また、トルコ、米国、日本、中国、インド市場でのプレゼンスを拡大し、新しいパートナーの獲得を目指します。
リアルテックは世界各国が必要としているソリューションをタイムリーに提供しているVFlowTechの今ラウンドに参加し、より高効率で低価格なコンポーネントの開発の支援や、日本でのプロジェクトへの参画などの支援を実施してまいります。
■VFlowTechについて
設立年月:2010年1月
所在地:1 CLEANTECH LOOP #02-26, CLEANTECH ONE SINGAPORE (637141)
代表者:Avishek Kumar
事業内容:高効率バナジウムレドックスフロー蓄電池(VRFB)の開発
公式サイト:https://vflowtech.com/
出資時期:2023年2月
※1:正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」
※2:詳細は以下のリリースをご覧ください。
https://vflowtech.com/2023/02/07/vflowtech-raises-us10m-in-series-a-funding-to-expand-global-reach-of-vanadium-based-renewable-energy-storage-solutions/
■リアルテック・シンガポール概要
正式名称:RTHD Singapore Pte. Ltd.
設立年月:2022年2月
取締役:藤井 昭剛 ヴィルヘルム、丸 幸弘、村山 類 クリスチャン、熊本 大樹
事業内容:研究開発型スタートアップへの投資・育成
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ70社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田
https://www.realtech.holdings/contact
当社は引き続き、先進的で効率的であるだけでなく、持続可能で利用しやすい再生可能エネルギー貯蔵ソリューションを生み出すVFlowTechをサポートしてまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36405/98/resize/d36405-98-f6e226d3165eef23a2c0-0.jpg ]
カーボンニュートラルに向けた再生エネルギーの貯蔵における課題
地球温暖化対策として、太陽光発電や風力発電の再生エネルギーの普及が急務です。しかし、これらの発電方法は季節や気象条件によって発電量が大きく変動するため、電力供給の安定性が問題となります。そこで、再生可能エネルギーの供給過剰時にエネルギーを貯め、需要過多時に使用できる蓄電池が必要です。従来の蓄電池は劣化が早く、価格や安全性の問題から、大規模で長期的なインフラとしての運用用途に使用されませんでした。
Vflow Techが開発したVRFBは、長期的な使用にも耐える低コストかつ効率的な蓄電池であり、可燃性物質を使用しないため安全性に優れます。また、経年劣化しない電解液を使うことで、25年の長期仕様と、電解液の量の調製で容量を自在に変えられる高い柔軟性を持っています。このように、VRFBはエネルギー貯蔵技術として非常に有望であり、再生可能エネルギーの普及に重要な役割を果たすことが期待されています。
既存の蓄電池の課題を克服するバナジウムレドックスフローバッテリー(VRFB)と周辺システムの開発
フロー電池は電解質の量に応じて貯蔵できることから電力インフラ向けの大容量蓄電池として活用を期待されている技術ですが、効率性や経済性、運転可能温度の制限などの課題によりあまり活用されてきませんでした。
この課題に対し、VflowTechは低コストで効率的なバナジウム レドックスフロー電池を開発しました。VFlowTech の長期的なビジョンは、誰もが手頃な価格でクリーンエネルギーにアクセスできる世界を実現することです。
VFlowTechの開発したVRFBは電解槽と流路の工夫、ポンプ運転管理システム等により従来のフロー電池と比較して電力効率を10%改善し、VFlowTech独自の電解液により運転可能温度を向上させたことで冷却設備が不要となり、VRFBの小型化や高効率を実現しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36405/98/resize/d36405-98-60191b48f6f0056db730-1.jpg ]
↑VflowTechの開発する長寿命、高効率、小型VRFB
資金調達の使途
VFlowTechは今回の資金調達により、200MWhの生産ライン容量を設定し、250kWh のモジュラー バナジウム ベースの長期エネルギー貯蔵ソリューションの製造を拡大します。また、トルコ、米国、日本、中国、インド市場でのプレゼンスを拡大し、新しいパートナーの獲得を目指します。
リアルテックは世界各国が必要としているソリューションをタイムリーに提供しているVFlowTechの今ラウンドに参加し、より高効率で低価格なコンポーネントの開発の支援や、日本でのプロジェクトへの参画などの支援を実施してまいります。
■VFlowTechについて
設立年月:2010年1月
所在地:1 CLEANTECH LOOP #02-26, CLEANTECH ONE SINGAPORE (637141)
代表者:Avishek Kumar
事業内容:高効率バナジウムレドックスフロー蓄電池(VRFB)の開発
公式サイト:https://vflowtech.com/
出資時期:2023年2月
※1:正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」
※2:詳細は以下のリリースをご覧ください。
https://vflowtech.com/2023/02/07/vflowtech-raises-us10m-in-series-a-funding-to-expand-global-reach-of-vanadium-based-renewable-energy-storage-solutions/
■リアルテック・シンガポール概要
正式名称:RTHD Singapore Pte. Ltd.
設立年月:2022年2月
取締役:藤井 昭剛 ヴィルヘルム、丸 幸弘、村山 類 クリスチャン、熊本 大樹
事業内容:研究開発型スタートアップへの投資・育成
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ70社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田
https://www.realtech.holdings/contact