東日本大震災被災地施設に対するセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」の貸与について
[11/06/15]
提供元:PRTIMES
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大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、6月15日より、東日本大震災で被災したエリアで生活している高齢者への支援活動の一環として、岩手県、宮城県、福島県の高齢者向け施設(特別養護老人ホーム、仮設住宅に付設するサポート拠点など)に、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を50体、2年間無償で貸与します。
当社が貸与するセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」は、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにした人と共存するロボットです。独立行政法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:野間口有)の柴田崇徳主任研究員が開発し、2005年3月から株式会社知能システム(本社:富山県南砺市、社長:大川丈男)にライセンスを与えて販売を開始、現在では世界30ヵ国以上の高齢者施設や病院などで導入されています。
「パロ」は、人と動物との触れ合いにより効果が期待できるアニマルセラピー効果※1(心理的効果:元気付け・ストレスの軽減、社会的効果:コミュニケーションの活性化等)が期待できるロボットです。FDA(アメリカ食品医療薬品局)により、医療機器としての承認も得ており、2002年には「Most Therapeutic Robot(世界一、セラピー効果があるロボット)」としてギネスブックに認定されました。
今回当社では、CSR活動の一環として、東日本大震災で被災された高齢者に対して、「パロ」を活用した“心のケア”の支援を行うことを決め、被災地域の高齢者向け施設に無償で「パロ」を貸与することとなりました。
このたびの東日本大震災で、応急仮設住宅や避難所生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
※1.ペットとのふれあいにより、人の心の病を治療・予防し、体のリハビリテーションに役立てる方法。
<セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」>
●モ デ ル
タテゴトアザラシの赤ちゃん
(カナダ北東部に生息。マドレーヌ島沖の氷原で生態調査を実施)
●体長・体重
57cm・2.7kg
●毛 皮
人工 抗菌糸
●カ ラ ー
オフホワイト、ゴールド
●バッテリー
充電式、ニッケル水素、1.5時間稼動(満充電時)
●充 電 器
おしゃぶり型
●行動生成
様々な刺激に対する反応、朝・昼・夜のリズム、気分にあたる内部状態の3つの要素から、生き物らしい行動を生成。なでられると気持ちが良いという価値観から、なでられた時の行動が出やすくなるよう学習し、飼い主の好みに近づいていく。
また、名前をつけて呼びかけると学習し反応し始める。
●価 格
350,000円(税込み)※今回は無償にて貸与
●主な付属品
ACアダプター、DC電源コード、バッテリーパック(1年保証)
●窓 口
大和ハウス工業株式会社
営業本部ヒューマン・ケア事業推進部 ロボット事業推進室
フリーダイヤル:0120-934-576
(土・日・祝日を除く平日の午前9:30〜午後5:00)
大阪:06(6342)1565 東京:03(5214)2270