OKIの「数字印刷電信機」が情報処理技術遺産に認定
[17/03/30]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
[画像: https://prtimes.jp/i/17036/99/resize/d17036-99-778615-0.jpg ]
OKIグループのプリンター事業会社OKIデータ(社長:波多野徹、本社:東京都港区)は、このたび一般社団法人情報処理学会(以下、情報処理学会)より「数字印刷電信機」にて、「2016年度情報処理技術遺産」の認定を受けました。この「数字印刷電信機」は、航空情報用に開発され、受信情報の紙テープへの印刷や電気接点の制御ができるなど、開発当時の電気・機械技術を理解する上で貴重な技術遺産としてその価値が認められたものです。
「数字印刷電信機」は、1952年に航空情報用に開発され、のちにテレタイプライターへと技術発展する電信通信の礎ともいえる商品です。この商品は航空機の進入方向、時刻、機種、台数などの情報を数字記号により受信し、紙テープに印刷するとともに、電気接点を制御して地図上にランプ表示を行うものでした。電信通信としては、人手でパルスを作成、解読するモールス電信が主流の時代に、パルスの作成から解読までを機械自体が行う印刷電信機の出現は画期的であり、航空情報用に利用されていた本機種の開発は、文字による会話通信の技術進化の大きな契機となりました。
「情報処理技術遺産」は情報処理学会が、現在の我が国の情報処理技術の基盤を形成してきた貴重な技術史的成果・製品、経済や社会に著しく貢献した情報処理技術・システムを認定する制度です。認定により、先人の努力の結晶である情報処理技術関連の歴史的文物を将来に長く保存して次世代へ継承し、教育・研究に役立てること、さらには遺産保存の推進を目的としています。
OKIグループでは、2008年度に「OKITYPER-2000」と「OKITAC-4300Cシステム」、2009年度に「2400B型ラインプリンタ」、2011年度に「オートテラーターミナルAT-20P」、2012年度に「ワイヤドットプリンタ」、2013年度にページ式和欧文電信機「55型テレタイプ」、2014年度に紙幣還流型ATM「AT-100」、2015年度にパーソナルコンピューター「if800モデル30」が情報処理技術遺産に認定されており、今回で9件目の認定取得となります。今後も、情報社会の発展に寄与する商品を提供し、快適で豊かな社会の実現への貢献を目指していきます。
リリース関連リンク
情報処理学会サイト「数字印刷電信機」紹介ページ
http://museum.ipsj.or.jp/heritage/oki_suji.html
沖電気工業株式会社、株式会社沖データは、通称を「OKI」「OKIデータ」とします。
その他本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com