このエントリーをはてなブックマークに追加
SEOTOOLSロゴ画像

SEOTOOLSニュース 

SEOに関連するニュースリリースを公開しております。
最新のサービス情報を、御社のプロモーション・マーケティング戦略の新たな選択肢としてご活用下さい。

ECモールのエアコン市場規模は、1.38倍で急速に拡大(2024年4月〜6月)

Nint ECommerceで楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの市場を分析・調査




「データの価値、人の可能性が輝く世界」をビジョンに、国内大手ECモールの市場動向データ分析ツール「Nint ECommerce」(https://www.nint.jp/ec/)を提供する株式会社Nint(本社:東京都新宿区、代表取締役:吉野順子 以下、「Nint」)は、2024年4〜6月におけるECモールのエアコン市場について調査いたしましたのでお知らせいたします。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33212/99/33212-99-3572f0f05148029bdfccd4ea7e349416-1024x521.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■本記事のポイント
- エアコン市場の売上は前年同期比で1.38倍と急速に拡大
- 楽天市場では、特定の1社が売上を前年同期比で1.41倍に増加し、市場シェア率も1.0ポイント以上増加
- Amazonでは、本年売上2位のメーカーが売上を前年同期比で1.45倍に増加し、市場シェア率が最も上昇
- Yahoo!ショッピングでは、1位のメーカーの売上が前年同期比で1.48倍に増加し、市場シェア率を2ポイント以上上昇


エアコン市場3大ECモールの動向
■エアコン市場全体の動向
2024年4〜6月のエアコン市場全体の売上は前年同期比で1.38倍、販売数量も1.38倍増加しました。平均単価は前年の0.98倍で約66,500円で推移しました。このデータから、平均単価より低い単価の商品が、その売上構成比を増加させたことが分かります。猛暑傾向が続く中、手軽に暑さをしのぐことができ、設置型と比べて廉価なスポットクーラーが人気1位にランクインしています。昨年と比較しても、スポットクーラーの人気は高まっており、2023年は、TOP50位以内に7商品ランクインしていましたが、2024年は12商品ランクインし、存在感を強めています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33212/99/33212-99-46f9f7f8c6483ff8c9bd1e1eb490ab9e-1219x690.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


次に、3モールそれぞれのエアコン市場の動向について確認します。

楽天市場
楽天市場では、エアコン市場の売上・販売数量は大きく増加しました。楽天市場における上位メーカーでは、特定の1社が、特に注目です。該当企業は売上が前年同期比で1.41倍に増加し、市場シェア率も1.0ポイント以上増加しました。平均単価も上昇しており、市場を牽引する存在です。

Amazon
Amazonでもエアコン市場の売上・販売数量は大きく増加しています。Amazonにおける上位メーカーでは、本年売上2位のメーカーが特に注目です。該当メーカーの売上は前年同期比で1.45倍に増加し、市場シェア率は上位5社中もっとも上昇しました。一方で平均単価はAmazon全体の平均単価に比べやや低いです。最終的に平均単価の高い3位のメーカーの上昇に相殺され、市場全体の平均単価は、前年比1.00倍と、ほとんど変わりませんでした。

Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでもエアコン市場の売上・販売数量は大きく増加しています。Yahoo!ショッピングにおける上位メーカーでは、1位のメーカーが特に注目です。1位メーカーの売上は前年同期比で1.48倍に増加し、市場シェア率をTOP5社中唯一、2ポイント以上上昇させました。市場より高い平均単価の1位メーカーの市場シェア上昇により、平均単価が昨年に比べ、1.03倍で推移しました。


エアコン市場競合動向
・メーカー動向
3大ECモールにおける上位5メーカーの売上市場シェア率は、65%以上で推移するも、昨年同時期に比べ減少傾向となりました。これは、TOP5社以外のメーカーが好調に推移していることを示唆しています。本年売上1位をA社、2位をB社、3位をC社、4位をD社、5位をE社とし、その動向を確認すると注目はA社です。A社は昨年度も売上1位にもかかわらず、売上前年比1.4倍で、TOP5社中最も成長しています。市場平均単価より高単価な商品にもかかわらず、販売数量を上昇させたことによる影響が大きいです。さらに、業務用スポットクーラーを扱うメーカーが売上ランキングを1位上げ、シェア率も上昇しています。従業員の健康、熱中症対策としてスポットクーラーを導入した企業が増加していると考えられます。

・ショップ動向
3大ECモールにおける上位5ショップの売上市場シェア率は、20%以上で推移するも、昨年同時期に比べ減少傾向となりました。本年売上1位をAショップ、2位をBショップ、3位をCショップ、4位をDショップ、5位をEショップとし、その動向を確認すると注目はCショップです。Cショップは売上が前年同期比で2.2倍と、TOP5ショップの中で最も成長率が高く、TOP5社の中で、唯一市場シェア率を上昇させました。また、市場で唯一2桁シェアを維持しているA社もシェア率は減少するものの、前年同期比1.1倍と確実に成長しているのも注目点です。

エアコン市場商品動向
1.2023年・2024年TOP50からみるエアコン市場動向
2023年・2024年の3大ECモールのエアコンジャンルTOP50商品が、エアコン市場に占めるシェア率を確認したところ、2023年に比べてわずかに減少しました。

<2023年の特徴>
- AI自動運転・スマート機能・空気清浄機能などの複数の機能が搭載された、高機能モデルが人気に
- コンパクトデザインの需要が増加


<2024年の特徴>
- スマート機能搭載モデルの需要がさらに増加
- 空気清浄機能付きエアコンが継続人気
- 低単価商品(平均単価を下回る商品)が増加(30品→40品)


<2023年・2024年共通の特徴>
- 省エネ性能の向上が求められる
- ブランド認知度が高いメーカーのシェア拡大


2.2024年4〜6月売れエアコン市場売れ筋TOP3
2024年4〜6月の3大ECモールのエアコン市場で、売上TOP3商品(2024年8月5日現在)は以下の通りです。(ショップSKU単位)
1位:スポットクーラー 家庭用 ポータブルエアコン10畳 据え置きタイプ(工事不要)
2位:エアコン 6畳 工事費込み
3位:ウインドエアコン シェルホワイト 4〜6畳用(工事不要)
全ての商品で市場平均単価より単価の低い商品でした。

エアコン市場のまとめと今後の展望

今回の調査では、エアコン市場が前年同期比で急速に成長していることが確認されました。
売上TOP50商品を確認すると、特にスマート機能搭載モデルが人気を博しています。2024年には、エネルギー効率の改善とともに、さらなる機能追加が市場をリードする要因となっています。今後の戦略としては、以下のようなことを意識し、商品開発・品揃えの参考にするとよいのではないでしょうか。

1.スマートホーム連携機能の強化
スマートホーム市場の成長と連携して、エアコンもスマート化が進んでいます。スマートフォンアプリとの連携や音声アシスタントによる操作の利便性が消費者に支持されています。

2.省エネ性能の向上
物価上昇の影響は電気やガス・水道などのインフラにまで及んでおります。少しでも電気代を抑えるために、省エネ性の高い商品が好まれる傾向は引き続き続くと思われます。エネルギー効率の高いモデルを開発し、環境意識の高い消費者に訴求することは、消費者・企業・環境にとって非常に期待される内容です。現在、経済産業省が推進する、トップランナー制度でもエアコンは省エネ推進家電の一つです。今後より省エネ性能を向上させた製品が登場した際に、国としての後押しがあるかもしれません。

3.健康機能の追加 (空気清浄や除菌機能など)
黄砂やPM2.5、花粉などの対策として、空気清浄機能付きのエアコンが継続して注目されています。これにより、家庭内の空気をエアコンで改善する機能も注目され始めています。(1台2役以上の機能)

4.デザインの多様化
おしゃれな家電が欲しいというニーズは、年々上昇しています。インテリアにマッチするデザインやカラー展開を増やし、消費者の選択肢を広げることで、戦略の幅が広がる可能性があります。

5.レビュー対策
消費者が製品選定時に参考にするレビューや口コミの影響力が強まっています。特に、詳細な使用感や性能評価が購入決定に直結しています。

6.設置「レス」な商品が主流化する可能性
窓用エアコンや、据え置き型タイプがその利便性から年々需要が高まっています。一方で、本格的な室外機+エアコン設置に比べると、冷房効果で多少差があります。今後商品開発が進むことで、冷房効果がより実感できるようになることで、従来のエアコン本体+室外機のタイプとは異なる、固定設置「レス」タイプの製品が市場を牽引していくかもしれません。

今後のエアコン市場は消費者のニーズに応じた多様な製品が展開されると予想されます。どのような商品が登場するか、またその商品がどのように市場へ影響を与えていくのか、今後の動向に注目です。

作成者: マーケティングセールスDiv アナリスト 山本 真大(Masahiro Yamamoto)
編集者: マーケティングセールスDiv エディター 村上 咲(Saki Murakami)

Nint ECommerceに関して

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33212/99/33212-99-cab9da3854db97e3c6f216bc3ba9fdc1-1280x340.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



日本国内のEC市場の約7割を占める3大ECモール(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)の売上・販売数量をモール別、ジャンル別、ショップ別、商品別に分析できる画期的なツールです。Nint ECommerceを活用いただくことで、以下のイベント対策を効率的にサポートしています。
 
活用例
 ・商品在庫(SKU単位)の拡充
 ・競合価格を見ながら自社の販売価格を設定
 ・競合のポイント倍率を見ながら自社のポイント倍率を設定
 ・商品名(商品情報)での差別化
 ・検索露出(RPPなど)の強化
Nint ECommerceを活用することで、ECビジネスチャンス創出に役立ちます。ご興味のある方は、ぜひ下記リンクよりNint ECommerceの詳細をご確認ください。

Nint ECommerceはこちら

調査概要・免責事項
・本調査は、Nint ECommerceを用い、国内の3大ECモールである楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングのエアコンを対象として、EC市場のエアコン市場を調査しました。
・レポートを利用することにより生じたいかなるトラブル、損失、損害等について、当社は一切の責任を負いません。

■調査期間
・2024年4月〜2024年6月
・2023年4月〜2023年6月
(※本稿における Nint 推計データは 2024年7月時点のものを使用)

■調査機関(調査主体)
株式会社Nint

■調査対象
Nint推計データ(期間:2023年4月〜2023年6月・2024年4月〜2024年6月)
Nint推計データは、AIやクローリングなどの技術により日本国内の3大ECモールで販売される商品の売上金額・販売数量を高精度に推計したデータに、サイト内でのプロモーションデータ等を加えた、EC市場の総合的な分析を可能にするビッグデータです。

■転載・引用について
本レポート・ブログの著作権は株式会社Nintまたは執筆者が所属する企業が所有します。 下記の禁止事項・注意点を確認の上、転載・引用の際は出典を明記してください。
【出典:(株)Nint「ECモールのエアコン市場規模は、1.38倍で急速に拡大!2024年4〜6月の楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの市場を分析」(2024年8月8日公開)】

■禁止事項
 ・内容の一部または全部の改変
 ・公序良俗に反する利用や違法行為につながる利用
 ・企業・商品・サービスの宣伝・販促を目的とした転載・引用
過去の調査レポートはこちら:
Nintでは、国内大手EC市場や越境ECに関する情報を週2回ブログで発信しています。
ぜひご一読ください。

https://www.nint.jp/blog/
株式会社Nint 会社概要
代表者: 吉野順子
所在地:東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー37F
URL:https://www.nint.jp/corp/
設立:2019年2月
事業内容:ECデータ分析サービスの提供
株式会社Nintについて
Nintグループは「データで世界を自由にする」というミッションのもと、急拡大するEC市場において、誰もが最適なマーケティング施策を可能とするECデータ分析プラットフォームを実現します。中国・日本のEC市場で10年以上にわたり、EC市場動向に関する推計データを独自に蓄積・提供し、中国で約4000社、日本で約1300社のサービス導入実績があります。



PRTIMESリリースへ
SEOTOOLS News Letter

SEOに役立つ情報やニュース、SEOTOOLSの更新情報などを配信致します。


 powered by blaynmail
SEOTOOLSリファレンス
SEO対策
SEOの基礎知識
SEOを意識したサイト作り
サイトマップの作成
サイトの登録
カテゴリ(ディレクトリ)登録
カテゴリ登録(モバイル
検索エンジン登録
テキスト広告
検索連動型(リスティング)広告
プレスリリースを利用したSEO


TOPへ戻る