新卒採用マーケット回復に伴い、内定者フォローは手厚くなる傾向に 〜『調査データで見る「内定式と内定者フォロー」』(2013年8月発行)より〜
[13/08/09]
提供元:PRTIMES
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株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、今春入社者に対して実施された内定式や、内定者フォローに関する調査データをもとに、企業・学生双方の立場から見た特徴・課題等についてまとめました。
1.内定式実施企業は増加傾向。入社前フォローの一環として定着
新卒採用マーケットの回復に伴い、内定式(内定者集合)の実施率は上昇傾向にあります。2011年度採用(2010年調査)では61%だったのが、2012年度採用(2011年調査)では65%、2013年度採用(2012年調査)では72%と、2年間で11ポイント増加しました。
内定式で行った内容で、最も多いのは「内定者懇親会(食事会)」の88%で、「内定証の授与」(70%)を上回りました。ワーク等を用いた「内定者研修」を行った企業は、33%と3社に1社にのぼります。
現行の採用スケジュールでは、4月〜5月が内定出しのピーク時期となっており、内定から入社まで1年近くある学生も多いため、企業としては、その間のフォローの一環として、内定者同士の交流やモチベーションアップの場として、内定式を活用するケースが定着しているようです。(別紙図表1参照)
2.内定者フォローに悩む企業は9割弱
内定者向け研修や内定者フォローを導入する際に、企業が意識することは「入社意欲の維持、醸成」が74%で最も高く、以下「内定者同士のコミュニケーションの活性化」(70%)、「学生から社会人への意識変革」(67%)などと続き、内定期間中の研修・フォローは、能力向上など実務的なものよりも、内定者の意欲や意識に影響を与えるのが主な目的であることがうかがえます。また内定者をフォローする上で悩んでいることについて尋ねたところ「特に悩みはない」との回答は14%にとどまり、9割近い企業が内定者のフォローになんらかの悩みや課題を抱えていることが分かります。(別紙図表2-1.、2-2.参照)
3.内定式の開催は10月1日に集中。内定式なくてがっかりする学生も
就職先を決定したという学生に、内定式参加の有無を尋ねたところ、内定式が「あった」のは72%でした。内定式の開催日は、倫理憲章で正式内定日と謳われている「10月1日」に集中しており、80%にのぼりました。
一方、内定式がなかったと回答した学生(内定学生の28%)に心情を聞いたところ、「特に何とも思わない」が63%と大勢を占めたものの、「参加したかったので残念」という意見も30%にのぼりました。また内定式がなくて残念に思っているのは、女子よりも男子に多いという特徴が認められました。(別紙図表3参照)
4.半数弱の内定者は入社前に教材を使った学習課題あり
内定企業から教材を使った学習を課されているという学生は47%と半数弱。学習の内容は「資格取得・専門知識」が56%で最も多く、次いで「ビジネスマナー」が41%、英語検定やTOEICなどの英語関連が25%と続きます。
課されている学習教材の種類で最も多いのが、「印刷物の教材・ワークブック」で67%、次いでインターネットを使っての「eラーニング、SNSを使用した教材」も55%と過半数を占めています。(別紙図表4参照)
《調査概要》
■企業調査 「採用活動に関する企業調査」
調査時期:2012年11月27日〜12月5日、2013年2月20日〜28日
回答社数:全国の主要企業1,130社(2012年12月調査時)、1,045社(2013年2月調査時)
■学生調査 「日経就職ナビ 学生モニター調査」
調査対象:今春入社の大学・大学院卒者 (調査時:日経就職ナビ2013 就職活動モニター)
調査時期:2012年10月1日〜9日
回答人数:1,122人 (文系男子388人、文系女子297人、理系男子327人、理系女子110人)
調査方法:インターネット調査法
調査機関:株式会社ディスコ キャリアリサーチ
「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。
<本リリースに関するお問合せ先>
株式会社ディスコ 社長室 広報担当
Tel:03-4316-5500 Email : pr@disc.co.jp
コーポレートサイトURL: http://www.disc.co.jp/
1.内定式実施企業は増加傾向。入社前フォローの一環として定着
新卒採用マーケットの回復に伴い、内定式(内定者集合)の実施率は上昇傾向にあります。2011年度採用(2010年調査)では61%だったのが、2012年度採用(2011年調査)では65%、2013年度採用(2012年調査)では72%と、2年間で11ポイント増加しました。
内定式で行った内容で、最も多いのは「内定者懇親会(食事会)」の88%で、「内定証の授与」(70%)を上回りました。ワーク等を用いた「内定者研修」を行った企業は、33%と3社に1社にのぼります。
現行の採用スケジュールでは、4月〜5月が内定出しのピーク時期となっており、内定から入社まで1年近くある学生も多いため、企業としては、その間のフォローの一環として、内定者同士の交流やモチベーションアップの場として、内定式を活用するケースが定着しているようです。(別紙図表1参照)
2.内定者フォローに悩む企業は9割弱
内定者向け研修や内定者フォローを導入する際に、企業が意識することは「入社意欲の維持、醸成」が74%で最も高く、以下「内定者同士のコミュニケーションの活性化」(70%)、「学生から社会人への意識変革」(67%)などと続き、内定期間中の研修・フォローは、能力向上など実務的なものよりも、内定者の意欲や意識に影響を与えるのが主な目的であることがうかがえます。また内定者をフォローする上で悩んでいることについて尋ねたところ「特に悩みはない」との回答は14%にとどまり、9割近い企業が内定者のフォローになんらかの悩みや課題を抱えていることが分かります。(別紙図表2-1.、2-2.参照)
3.内定式の開催は10月1日に集中。内定式なくてがっかりする学生も
就職先を決定したという学生に、内定式参加の有無を尋ねたところ、内定式が「あった」のは72%でした。内定式の開催日は、倫理憲章で正式内定日と謳われている「10月1日」に集中しており、80%にのぼりました。
一方、内定式がなかったと回答した学生(内定学生の28%)に心情を聞いたところ、「特に何とも思わない」が63%と大勢を占めたものの、「参加したかったので残念」という意見も30%にのぼりました。また内定式がなくて残念に思っているのは、女子よりも男子に多いという特徴が認められました。(別紙図表3参照)
4.半数弱の内定者は入社前に教材を使った学習課題あり
内定企業から教材を使った学習を課されているという学生は47%と半数弱。学習の内容は「資格取得・専門知識」が56%で最も多く、次いで「ビジネスマナー」が41%、英語検定やTOEICなどの英語関連が25%と続きます。
課されている学習教材の種類で最も多いのが、「印刷物の教材・ワークブック」で67%、次いでインターネットを使っての「eラーニング、SNSを使用した教材」も55%と過半数を占めています。(別紙図表4参照)
《調査概要》
■企業調査 「採用活動に関する企業調査」
調査時期:2012年11月27日〜12月5日、2013年2月20日〜28日
回答社数:全国の主要企業1,130社(2012年12月調査時)、1,045社(2013年2月調査時)
■学生調査 「日経就職ナビ 学生モニター調査」
調査対象:今春入社の大学・大学院卒者 (調査時:日経就職ナビ2013 就職活動モニター)
調査時期:2012年10月1日〜9日
回答人数:1,122人 (文系男子388人、文系女子297人、理系男子327人、理系女子110人)
調査方法:インターネット調査法
調査機関:株式会社ディスコ キャリアリサーチ
「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。
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