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Open Shading LanguageがAcademy Software Foundationの6番目のプロジェクトに

Sony Pictures Imageworksにより開発されたOpen Shading Languageは、VFXとアニメーションのためのデファクトスタンダードなシェーディング言語です。

映画およびメディア産業におけるオープンソース ソフトウェア開発を推進する共同開発プロジェクトAcademy Software Foundation (ASWF) は4月16日、Open Shading Language (OSL) がASWFの6番目のプロジェクトとして承認されたことをを発表しました。




[画像: https://prtimes.jp/i/42042/102/resize/d42042-102-192029-0.jpg ]

2020年4月16日 カリフォルニア州ロサンゼルス発 – 映画およびメディア産業におけるオープンソース ソフトウェア開発を推進する共同開発プロジェクトAcademy Software Foundation (ASWF http://www.aswf.io/ ) は、Open Shading Language (OSL https://github.com/imageworks/OpenShadingLanguage ) がASWFの6番目のプロジェクトとして承認されたことをを発表しました。Sony Pictures Imageworks ( https://www.imageworks.com/about ) により開発されたOpen Shading Languageは、VFXとアニメーションのためのデファクトスタンダードなシェーディング言語であり、2017年にアカデミー科学技術賞を受賞しました。

OSLは2010年オープンソースとしてリリースされたため、視覚効果/アニメーション スタジオ、レンダリング ソフトウェア ベンダーが広く使用できるようになりました。それ以来、いくつかの業界標準レンダラーのメインの組み込み言語になり「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」「アングリーバード2」「メン・イン・ブラック : インターナショナル」など、100本以上の映画で使用されてきました。

Industrial Light & MagicのSVP、エグゼクティブ クリエイティブ ディレクター兼代表であり、 Academy Software FoundationのボードチェアであるRob Bredow氏は、 次のように述べています。
「ここ10年間でOpen Shading LanguageはVFXとアニメーションのエコシステムの重要なコンポーネントに成長し、作品に幅広く使用され、いくつかの業界標準レンダラーに組み込まれてきました。私たちのメンバーやプロジェクトの多くはOSLを利用しサポートしており、ASWFにふさわしいプロジェクトです。OSLコミュニティと協力し、プロジェクトの継続的な開発と成長を支援できることを楽しみにしています。」

OSLは、高度なレンダラーやその他のアプリケーションでプログラム可能なシェーディング向けの小型ながらリッチな言語で、マテリアル、ライト、ディスプレイスメント、パターン生成の記述に最適です。多くの商用製品に組み込まれており、他のオープンソース プロジェクトのディペンデンシーとして使用されています。OSLを利用しているレンダラーとその他のシステムの全リストはこちら ( https://github.com/imageworks/OpenShadingLanguage ) を参照してください。

Sony Pictures Imageworksのソフトウェア エンジニアリング アーキテクトであり、Open Shading Languageの創設者兼チーフ アーキテクトであるLarry Gritz氏は、次のように述べています。
「私たちは、他のプロジェクトがAcademy Software Foundationでどのように成長を遂げてきたかを直に見てきました。そしてFoundationに参加することは私たちがOpen Shading Languageコミュニティを拡大することを支援する次の一歩である確信しています。OSLをフルGPUレイトレーシング実装にするなど、現在進めている主要な開発プロジェクトが複数あり、Foundationが促進する追加のリソース、サポート、コミュニティ参加の増加は非常に有益です。」

Academy Software Foundationは、技術運営委員会による監督のもとプロジェクトを管理し発展させます。Open Shading Languageを含む新たに承認されたすべてのプロジェクトは、インキュベーション段階からスタートし、Academy Software Foundationの厳しい基準を満たすよう取り組みが進められ、完了するとグラデュエートの段階に進みます。これによりAcademy Software Foundationは、コンテンツ制作業界のオープンソース ソフトウェア基盤に対するコントリビューションを質・量ともに充実させるというASWFの使命に合致する限り、発展の度合いや業界による受け入れのレベルがさまざまに異なるプロジェクトを検討し、支援することができます。

Open Shading Languageの詳細・コントリビューションに興味がある開発者は、メーリングリスト ( http://groups.google.com/group/osl-dev ) に登録してください。

Academy Software Foundationについて

Academy Software Foundation は、映画芸術科学アカデミーとLinux Foundationの提携により設立されたもので、映画業界や幅広いメディア業界のオープンソース ソフトウェア開発者がリソースを共有し、イメージ作成、視覚効果、アニメーション、およびサウンド技術について共同研究を行うための中立的なフォーラムを提供することで、健全なオープンソース コミュニティを確保することを目的としています。Academy Software Foundationは、OpenVDB、OpenColorIO、OpenEXR 、OpenCue、OpenTimelineIO、Open Shading Languageの活動拠点です。詳細については https://www.aswf.io をご覧ください。
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