Armテクノロジー搭載のスーパーコンピュータが世界最速を記録
[20/06/23]
提供元:PRTIMES
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理研と富士通の共同開発によるスーパーコンピュータ「富岳」が、「TOP500」リストの第1位を獲得
2020年6月22日、「International Supercomputing Conference(ISC)」発 – 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、国立研究開発法人理化学研究所(以下 理研)と富士通株式会社(以下 富士通)が共同開発したArm(R)テクノロジーベースのスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」が、「International Supercomputing Conference(ISC)」にて「TOP500」リストの第1位を獲得したことを発表しました。「富岳」は2019年11月にも、「Green500」リストで世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピュータに認定されており、さらに本日のISCでは、実際の用途における性能に関するベンチマーク・ランキングの「HPCG」(*1)リストと、人工知能(AI)用途で利用されるタスクでのパフォーマンスを評価する「HPL-AI」(*2)で最高の栄誉を獲得しました。
*1) https://www.top500.org/lists/hpcg/06/
*2) https://icl.bitbucket.io/hpl-ai/
ArmのIPプロダクトグループ プレジデントであるレネ・ハース(Rene Haas)は、次のように述べています。「Armベースのこのような規模のスーパーコンピュータが誕生したことを心から誇りに思うと同時に、理研と富士通のコミットメントと協力に感謝します。世界最速のスーパーコンピュータに採用されたことは、Armプラットフォームを支えるイノベーションと勢いがインフラストラクチャ全般ひいてはHPC分野に大きな影響をもたらしていることの証であり、Armエコシステム全体で祝福すべき画期的な出来事といえます」
業界にとって今回の偉業は、モダンなインフラストラクチャに求められるニーズの著しい進化を意味します。演算効率の重要性はかつてなく高まっており、開発者からはさらなる効率性と柔軟性が求められ、そしてクラウドはエコシステム全体に極めて大きな変化をもたらしています。Armはこうした課題に応えるため、Arm Neoverse™のロードマップとポートフォリオを通じて、次世代のHPCに必要なパフォーマンス、効率性、拡張性の実現を目指しています。このほか、HPCソフトウェア・エコシステムへの大規模な投資も行っており、命令セット、クロスプラットフォーム開発、プロファイリング、デバッグにわたるシームレスな移行を実現しています。そのオープンな特質、効率性、成熟したソフトウェア・エコシステムによって、こうした大規模なプロジェクトでのArmの採用が拡大する中、既存および将来のArm CPUで稼働するアプリケーションを高速化させるため、ArmはこのたびArm Compiler for Linux(*3)とArm Allinea Studio(*4)にポーティングに有効な機能を追加しました。
*3) https://developer.arm.com/tools-and-software/server-and-hpc/compile/arm-compiler-for-linux
*4) https://www.arm.com/products/development-tools/server-and-hpc/allinea-studio
本日の発表は、業界の目指す方向を示すものであり、この協業を通じて、インフラストラクチャ市場の複数のセグメントにおいて、より幅広い選択肢と高い柔軟性を提供するという共通の目標が浮上しています。
スーパーコンピュータ「富岳」は、理化学研究所計算科学研究センター(兵庫県神戸市)に設置されています。「Society 5.0」(*5)の実現に向けて日本が尽力する中、社会と科学両方の課題に対応するフラッグシップ・システムとして、多種多様な用途向けに設計されています。「富岳」は今後、創薬や気象・気候予測、新たな生産プロセスでの研究に貢献していきます。また、新型コロナウイルスへの理解を深めるため、すでにCOVID-19対策にも活用されています。
*5) https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html
HPC分野でのArmの取り組みに関する詳細は、Armのニュースルーム(*6)(英文)をご覧ください。
*6) https://www.arm.com/company/news/2020/06/powering-the-fastest-supercomputer
スーパーコンピュータ「富岳」についての詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.riken.jp/pr/news/2020/20200623_2/index.html
Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,600億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。
全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2020 Arm Group.
2020年6月22日、「International Supercomputing Conference(ISC)」発 – 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、国立研究開発法人理化学研究所(以下 理研)と富士通株式会社(以下 富士通)が共同開発したArm(R)テクノロジーベースのスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」が、「International Supercomputing Conference(ISC)」にて「TOP500」リストの第1位を獲得したことを発表しました。「富岳」は2019年11月にも、「Green500」リストで世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピュータに認定されており、さらに本日のISCでは、実際の用途における性能に関するベンチマーク・ランキングの「HPCG」(*1)リストと、人工知能(AI)用途で利用されるタスクでのパフォーマンスを評価する「HPL-AI」(*2)で最高の栄誉を獲得しました。
*1) https://www.top500.org/lists/hpcg/06/
*2) https://icl.bitbucket.io/hpl-ai/
ArmのIPプロダクトグループ プレジデントであるレネ・ハース(Rene Haas)は、次のように述べています。「Armベースのこのような規模のスーパーコンピュータが誕生したことを心から誇りに思うと同時に、理研と富士通のコミットメントと協力に感謝します。世界最速のスーパーコンピュータに採用されたことは、Armプラットフォームを支えるイノベーションと勢いがインフラストラクチャ全般ひいてはHPC分野に大きな影響をもたらしていることの証であり、Armエコシステム全体で祝福すべき画期的な出来事といえます」
業界にとって今回の偉業は、モダンなインフラストラクチャに求められるニーズの著しい進化を意味します。演算効率の重要性はかつてなく高まっており、開発者からはさらなる効率性と柔軟性が求められ、そしてクラウドはエコシステム全体に極めて大きな変化をもたらしています。Armはこうした課題に応えるため、Arm Neoverse™のロードマップとポートフォリオを通じて、次世代のHPCに必要なパフォーマンス、効率性、拡張性の実現を目指しています。このほか、HPCソフトウェア・エコシステムへの大規模な投資も行っており、命令セット、クロスプラットフォーム開発、プロファイリング、デバッグにわたるシームレスな移行を実現しています。そのオープンな特質、効率性、成熟したソフトウェア・エコシステムによって、こうした大規模なプロジェクトでのArmの採用が拡大する中、既存および将来のArm CPUで稼働するアプリケーションを高速化させるため、ArmはこのたびArm Compiler for Linux(*3)とArm Allinea Studio(*4)にポーティングに有効な機能を追加しました。
*3) https://developer.arm.com/tools-and-software/server-and-hpc/compile/arm-compiler-for-linux
*4) https://www.arm.com/products/development-tools/server-and-hpc/allinea-studio
本日の発表は、業界の目指す方向を示すものであり、この協業を通じて、インフラストラクチャ市場の複数のセグメントにおいて、より幅広い選択肢と高い柔軟性を提供するという共通の目標が浮上しています。
スーパーコンピュータ「富岳」は、理化学研究所計算科学研究センター(兵庫県神戸市)に設置されています。「Society 5.0」(*5)の実現に向けて日本が尽力する中、社会と科学両方の課題に対応するフラッグシップ・システムとして、多種多様な用途向けに設計されています。「富岳」は今後、創薬や気象・気候予測、新たな生産プロセスでの研究に貢献していきます。また、新型コロナウイルスへの理解を深めるため、すでにCOVID-19対策にも活用されています。
*5) https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html
HPC分野でのArmの取り組みに関する詳細は、Armのニュースルーム(*6)(英文)をご覧ください。
*6) https://www.arm.com/company/news/2020/06/powering-the-fastest-supercomputer
スーパーコンピュータ「富岳」についての詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.riken.jp/pr/news/2020/20200623_2/index.html
Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,600億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。
全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2020 Arm Group.