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「ベアメール 迷惑メールスコアリング」にてDMARCレポートの分析機能を提供開始

〜必要性が高まるDMARCの導入・運用を支援〜

株式会社リンク (本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田 元治) は、メールの健全性を診断・モニタリングするサービス「ベアメール 迷惑メールスコアリング」において、本日よりDMARC分析機能の提供を開始します。




フィッシング詐欺やサイバー攻撃など、なりすましメールによる脅威はますます高まりつつあり、その防止策としてDMARC(※1)の導入が推進されています。DMARCは金融機関や大手企業を中心に導入が進んでいますが、日本全体での普及率は約6.6%(※2)と非常に低い水準に留まっています。2024年2月から適用開始となったGmailの送信者ガイドラインでは、1日5,000通以上の大量配信を行う送信者はDMARCの導入が必須化されており、DMARC対応の必要性が高まりつつあります。

※1:DMARC(Domain-based Message Authentication,Reporting, and Conformance)とは、送信ドメイン認証技術のひとつで、SPF(Sender Policy Framework)とDKIM(DomainKeys Identified Mail)の認証ドメインおよび認証結果とメールに表示される送信元アドレスを照合することで「なりすまし」を防ぐ技術。認証に失敗したメールの取り扱いをポリシーによって指定したり、メール配信に関するレポートを受け取ったりすることも可能。
※2:総務省が公開している2023年6月時点での送信ドメイン認証技術の設定状況データより、メール送信に利用されていると考えられるJPドメインにおけるDMARCの設定数の割合。
参考:「総務省|電気通信消費者情報コーナー|迷惑メール対策」統計データ>JPドメイン名の種別ごとにおける送信ドメイン認証技術の設定状況 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html#toukei

DMARCは、ポリシーをquarantine(隔離)あるいはreject(拒否)に設定することでなりすまし防止の効力を発揮しますが、そのためには自社のメール配信状況を把握し、認証に失敗しているメールの修正対応を行う必要があります。自社ドメインからのメール配信状況を把握するためにはDMARCレポートの分析が有効ですが、DMARCレポートはXML形式のファイルとして各メールプロバイダから日々大量に送られてくるため、人の手で集計するのは困難であり、自動的に集約して可視化する仕組みがなければ活用が難しいという課題があります。

この度「ベアメール 迷惑メールスコアリング」に、DMARCレポートの分析機能が追加されました。迷惑メールスコアリングがユーザに代わってDMARCレポートを受信し、自動的にデータを集計、グラフや表として可視化します。DMARCレポートの分析機能はGOLDプラン以上で標準機能として利用でき、SILVERプランでは利用ドメイン数に応じた有償オプションとして利用可能です。迷惑メールスコアリングではDMARC分析以外にも、送信ドメイン認証やDNS設定、メールフォーマットなどの問題点の洗い出しと改善策の確認、GmailやiCloudといった主要なメールサービスに対する到達度の診断が可能です。迷惑メールスコアリングを利用することで、DMARCレポートの分析だけに留まらず、送信メールの正常性のモニタリングが可能になります。

加えて、通常のユーザサポートよりもさらに踏み込んだ個別の課題解決の支援を行う「プレミアムサポート」をオプションとして提供します。このオプションを利用することで、お客さまが直面している課題に対する具体的なアクションの整理や、迷惑メールスコアリングの診断結果やDMARCレポートをもとにした課題の抽出、DMARCポリシーを強化するための対策の支援なども可能になります。

■DMARC分析機能
・ドメイン管理
DMARC対象ドメインの管理を行います。DMARCレポート代行受信用のメールアドレス発行や、DMARCレコードの生成が可能です。

・レポート分析
受信したDMARC集計レポート(ruaレポート)を可視化します。DMARCの認証状況がグラフによって一目で把握でき、SPF・DKIMの認証およびアライメントの結果も確認できます。送信元IPアドレスや、SPF・DKIM・DMARCの認証結果でフィルタリングすることも可能です。

・送信元IP管理(2024年5月頃リリース予定)
自社がメール送信に利用しているIPアドレスの管理が可能です。

・改善アドバイス(2024年5月頃リリース予定)
DMARCレポートをもとに、改善方法を提示します。

■DMARC分析機能 管理画面(サンプル)
[画像1: https://prtimes.jp/i/7832/104/resize/d7832-104-f77ca36bb4d1ffc72575-0.jpg ]


■「迷惑メールスコアリング」プラン表
[画像2: https://prtimes.jp/i/7832/104/resize/d7832-104-c9676461064f241f6df1-4.jpg ]

※「△」は有償オプションです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/7832/104/resize/d7832-104-8430bb62025aaae7e163-4.jpg ]

※ サブドメインも1ドメインとしてカウントします。

ベアメールは、今後も「重要なメールが顧客に届かない」という課題を解決するため、さまざまな機能の追加・強化をしていくほか、きめ細やかなサポートによりユーザ企業を支援してまいります。


迷惑メールスコアリングについて
迷惑メールスコアリングは、「ベアメール メールリレーサービス」で培ってきたメール配信のノウハウとAI技術を組み合わせ、〈迷惑メールに判定される可能性〉が確認できるサービスです。ユーザはテストメールを送信するだけで多角的な診断を受けることができ、迷惑メールと判定される要因となる問題点や、その改善策を把握することができます。診断を自動化することで、送信メールの問題点及び健全性を常にモニタリングすることが可能になります。

■Webサイト
迷惑メールスコアリング
https://baremail.jp/mailscore/

ベアメールについて
ベアメールは「メールを確実に届ける」ことを支援するサービスとして、メールの高速配信・到達率の改善を実現する「メールリレーサービス」と、迷惑メールになる可能性や原因を診断する「迷惑メールスコアリング」を提供しています。お客さまの環境や状況に応じて2つのサービスを組み合わせることで、メール配信に関する運用の手間を削減し、到達率の改善を実現します。
サービスの詳細は、https://baremail.jp/ をご覧ください。

株式会社リンクについて
株式会社リンクは、業界最大級の稼動台数を持つ専用ホスティング「at+link」、クラウド型ホスティング「リンクベアメタルクラウド」を軸として、7年連続シェア第1位のクラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」、セキュリティプラットフォームサービス「PCI DSS Ready Cloud」など、さまざまなインターネット関連サービスを提供しています。農系事業にも取り組んでおり、2011年10 月からは岩手県岩泉町にある自然放牧酪農場「なかほら牧場」を運営しています。
事業の詳細は、https://www.link.co.jp/ をご覧ください。
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