OKI、「カーエレクトロニクス テストラボ」開設
[17/04/20]
提供元:PRTIMES
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車載電子機器・装置のEMC試験と信頼性試験サービス体制を強化、将来のコネクテッドカーの増加に対応
[画像1: https://prtimes.jp/i/17036/104/resize/d17036-104-494329-0.jpg ]
OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長 柴田 康典、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、埼玉県本庄市に「カーエレクトロニクス テストラボ」を開設し、4月13日より稼働開始しました。需要が急伸している車載電子機器・装置のEMC試験(注1)と信頼性試験の受託サービス体制を強化し、対応能力を大幅に増強します。
車載電子機器・装置の高度化・高密度化・IoT化に伴い、製品の対象試験や規格も多様化が進んでいます。また将来、運転支援などのため車車間や路車間で通信するコネクテッドカー(注2)が増加すると見込まれており、車載電子機器・装置は、今まで以上に車内外で発生する多方向からの多様な電磁環境に曝されます。これに伴い高額な専用試験装置や、熟練した高度なスキルをもった技術者による、EMC試験と信頼性試験が求められており、最先端の試験装置と技術者を揃えた試験専門会社の受託サービスに対する需要が高まっています。
OEGでは、車載電子機器・装置のさらなる増加に伴い試験サービス需要もさらに増加し既存設備稼働の飽和状態が続いていました。このたび、車載電子機器・装置の試験設備を強化・統合して、お客様をお待たせすることなく円滑にワンストップで試験サービスをご提供する「カーエレクトロニクス テストラボ」を本庄事業所内に新設しました。
新設の「カーエレクトロニクス テストラボ」は、車載電子機器・装置専用の電波暗室4室と電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置を設置して、多方向からの電磁波耐性試験が可能なリバブレーションチャンバー(注3)など、EMC試験設備、熱衝撃や泥水・塩水に対する耐性評価を行うアイスウォーター衝撃試験や、冬季の道路使用環境を模擬した塩水複合サイクル試験などの信頼性試験設備を備えています。隣接する「第一EMCセンター」「第二EMCセンター」の大型機器用電波暗室2室や、「北関東試験センター」のガス腐食試験など各種環境試験設備と連携することで、多様な試験要求への対応を可能としています。また半導体デバイスの評価・解析を行う氷川台本社ラボとの連携で、お客さま製品の高品質を実現します。
本ラボの稼働により、試験待ち時間が短縮されることで、お客様の製品開発時間の短縮に貢献するとともに、今後のさらなる試験需要増に応えるための体制も整い、お客様の試験ニーズに応え製品の信頼性向上に寄与していきます。
「カーエレクトロニクス テストラボ」の概要
所在地:埼玉県本庄市小島南4-1-1 OKI 本庄工場内
面積:約1500m2
事業内容:車載EMC試験サービス、車載信頼性環境試験
「カーエレクトロニクス テストラボ」の主なサービス
コネクテッドカーに搭載される、車載電子機器ユニット・車載電子部品の環境試験(振動、高圧水、塵埃、赤外線、紫外線、オゾン、塩水、温湿度、気圧、ガス、二次電池充放電など)やEMC試験(耐電磁波)を模擬し、耐性を評価します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17036/104/resize/d17036-104-632932-1.jpg ]
「カーエレクトロニクス テストラボ」の主な試験設備の仕様
車載電波暗室:L:6.5m×W:7.0m×H:4.0m
リバブレーションチャンバー:L:6.9m×W:4.6m×H:3.8m
大型恒温恒湿室:L:3.9m×W:2.5m×H:3.0m
大型塩水噴霧試験機:L:1.0m×W:2.0m×H:0.5m(試験槽内寸)
複合環境振動試験:L:0.8m×W:0.8m×H:0.8m(試験槽内寸)
OKIエンジニアリングの概要
会社名:沖エンジニアリング株式会社
設立:1973年12月6日
代表者:柴田 康典
社員数:144名(2017年4月現在)
所在地:東京都練馬区氷川台3-20-16
事業内容:
1. 電子機器・部品の信頼性評価・故障解析
2. 半導体の特性評価
3. 環境システム装置の構築・管理
4. 環境基準に基づく測定・分析
5. 電子部品の技術・環境情報調査
6. 電子機器・装置のEMC測定および製品安全試験
7. 計測器の校正
URL:http://www.oeg.co.jp/
用語解説
注1:EMC試験
EMC(Electromagnetic Compatibility)は電磁的両立性であり、EMI(Electromagnetic Interference)電磁妨害とEMS(Electromagnetic Susceptibility)電磁耐性とからなる。EMC試験は、供試体の電子機器から電磁的ノイズを発生し他に妨害を与えないこと(EMI試験)、および外部からの電磁波で供試体の電子機器が影響を受けないこと(EMS試験)を確認する試験。
注2:コネクテッドカー(つながる車)
情報を収集する機能と情報を配信する機能を持つ車のこと。主な情報としては、全地球測位網(GPS)から収集される位置や速度情報の「プローブデータ」や、車間距離センサー、ドライバーモニタリングセンサー、ステアリング舵角センサー、スピードセンサーなどのから収集される自動車特有の「制御データ」がある。これらの車から収集される位置情報や速度やブレーキ、車両コンディション、走行データ、路面状況などのデータを活用することで、クルマの走行支援、車両診断、渋滞緩和や交通管理、危険予知や交通事故削減、保険サービスなどへの適用による新たな市場創造が期待されている。
注3:リバブレーションチャンバー
多方向からの電磁波を模擬するため、金属製の内壁で覆われ、電磁波を攪拌させ反射させる装置を内蔵した、反射反響環境を作り出す部屋のこと。
沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部
電話:03-3501-3835
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
OKIエンジニアリング EMC事業部
電話:0495-22-8411
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=k039
[画像1: https://prtimes.jp/i/17036/104/resize/d17036-104-494329-0.jpg ]
OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長 柴田 康典、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、埼玉県本庄市に「カーエレクトロニクス テストラボ」を開設し、4月13日より稼働開始しました。需要が急伸している車載電子機器・装置のEMC試験(注1)と信頼性試験の受託サービス体制を強化し、対応能力を大幅に増強します。
車載電子機器・装置の高度化・高密度化・IoT化に伴い、製品の対象試験や規格も多様化が進んでいます。また将来、運転支援などのため車車間や路車間で通信するコネクテッドカー(注2)が増加すると見込まれており、車載電子機器・装置は、今まで以上に車内外で発生する多方向からの多様な電磁環境に曝されます。これに伴い高額な専用試験装置や、熟練した高度なスキルをもった技術者による、EMC試験と信頼性試験が求められており、最先端の試験装置と技術者を揃えた試験専門会社の受託サービスに対する需要が高まっています。
OEGでは、車載電子機器・装置のさらなる増加に伴い試験サービス需要もさらに増加し既存設備稼働の飽和状態が続いていました。このたび、車載電子機器・装置の試験設備を強化・統合して、お客様をお待たせすることなく円滑にワンストップで試験サービスをご提供する「カーエレクトロニクス テストラボ」を本庄事業所内に新設しました。
新設の「カーエレクトロニクス テストラボ」は、車載電子機器・装置専用の電波暗室4室と電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置を設置して、多方向からの電磁波耐性試験が可能なリバブレーションチャンバー(注3)など、EMC試験設備、熱衝撃や泥水・塩水に対する耐性評価を行うアイスウォーター衝撃試験や、冬季の道路使用環境を模擬した塩水複合サイクル試験などの信頼性試験設備を備えています。隣接する「第一EMCセンター」「第二EMCセンター」の大型機器用電波暗室2室や、「北関東試験センター」のガス腐食試験など各種環境試験設備と連携することで、多様な試験要求への対応を可能としています。また半導体デバイスの評価・解析を行う氷川台本社ラボとの連携で、お客さま製品の高品質を実現します。
本ラボの稼働により、試験待ち時間が短縮されることで、お客様の製品開発時間の短縮に貢献するとともに、今後のさらなる試験需要増に応えるための体制も整い、お客様の試験ニーズに応え製品の信頼性向上に寄与していきます。
「カーエレクトロニクス テストラボ」の概要
所在地:埼玉県本庄市小島南4-1-1 OKI 本庄工場内
面積:約1500m2
事業内容:車載EMC試験サービス、車載信頼性環境試験
「カーエレクトロニクス テストラボ」の主なサービス
コネクテッドカーに搭載される、車載電子機器ユニット・車載電子部品の環境試験(振動、高圧水、塵埃、赤外線、紫外線、オゾン、塩水、温湿度、気圧、ガス、二次電池充放電など)やEMC試験(耐電磁波)を模擬し、耐性を評価します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17036/104/resize/d17036-104-632932-1.jpg ]
「カーエレクトロニクス テストラボ」の主な試験設備の仕様
車載電波暗室:L:6.5m×W:7.0m×H:4.0m
リバブレーションチャンバー:L:6.9m×W:4.6m×H:3.8m
大型恒温恒湿室:L:3.9m×W:2.5m×H:3.0m
大型塩水噴霧試験機:L:1.0m×W:2.0m×H:0.5m(試験槽内寸)
複合環境振動試験:L:0.8m×W:0.8m×H:0.8m(試験槽内寸)
OKIエンジニアリングの概要
会社名:沖エンジニアリング株式会社
設立:1973年12月6日
代表者:柴田 康典
社員数:144名(2017年4月現在)
所在地:東京都練馬区氷川台3-20-16
事業内容:
1. 電子機器・部品の信頼性評価・故障解析
2. 半導体の特性評価
3. 環境システム装置の構築・管理
4. 環境基準に基づく測定・分析
5. 電子部品の技術・環境情報調査
6. 電子機器・装置のEMC測定および製品安全試験
7. 計測器の校正
URL:http://www.oeg.co.jp/
用語解説
注1:EMC試験
EMC(Electromagnetic Compatibility)は電磁的両立性であり、EMI(Electromagnetic Interference)電磁妨害とEMS(Electromagnetic Susceptibility)電磁耐性とからなる。EMC試験は、供試体の電子機器から電磁的ノイズを発生し他に妨害を与えないこと(EMI試験)、および外部からの電磁波で供試体の電子機器が影響を受けないこと(EMS試験)を確認する試験。
注2:コネクテッドカー(つながる車)
情報を収集する機能と情報を配信する機能を持つ車のこと。主な情報としては、全地球測位網(GPS)から収集される位置や速度情報の「プローブデータ」や、車間距離センサー、ドライバーモニタリングセンサー、ステアリング舵角センサー、スピードセンサーなどのから収集される自動車特有の「制御データ」がある。これらの車から収集される位置情報や速度やブレーキ、車両コンディション、走行データ、路面状況などのデータを活用することで、クルマの走行支援、車両診断、渋滞緩和や交通管理、危険予知や交通事故削減、保険サービスなどへの適用による新たな市場創造が期待されている。
注3:リバブレーションチャンバー
多方向からの電磁波を模擬するため、金属製の内壁で覆われ、電磁波を攪拌させ反射させる装置を内蔵した、反射反響環境を作り出す部屋のこと。
沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部
電話:03-3501-3835
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
OKIエンジニアリング EMC事業部
電話:0495-22-8411
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=k039