プラスチックに印刷されたUVインキを脱墨する技術を確立
[23/09/29]
提供元:PRTIMES
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25年に自動販売機の商品見本シートのリサイクルを事業化
東洋インキ株式会社(代表取締役社長 柳 正人、東京都中央区)は硬質プラスチックに印刷されたUVインキを除去できる脱墨コーティング剤を開発いたしました。本技術を用いて自動販売機の商品見本シートのリサイクル化に取り組んでおり、事業化するとUVインキの脱墨システムを開発した日本初のメーカーとなります。
プラスチックに施された印刷は、必要な情報を表示したり、意匠性を高めるなど重要な役割を担いますが、基材からの分離が難しくリサイクル促進を阻害する要因の一つとなっています。特に硬質プラスチックの印刷に用いられるUVインキは塗膜が固く硬化しているため脱墨が困難でしたが、この度東洋インキはUVインキ用脱墨コーティング剤を開発し、UVインキの脱墨システムを確立いたしました。基材となるプラスチックとUVインキの間に本コーティング剤を塗工することで、アルカリ処理によりUVインキを取り除くことが可能になります。水性(熱乾燥)、UV硬化型の2タイプをラインナップし、オフセット、フレキソ、樹脂凸版、コーターなど様々な塗工方法に対応します。
事業化第1弾として、株式会社協同制作(代表取締役社長 立石 昌紀、東京都中央区)と協業し、自動販売機で使用される商品サンプルシートの脱墨に取り組みます。飲料容器は、容器本体部分はリサイクル化が進んでいますが、自動販売機の商品サンプルのリサイクルは難易度が高く、廃棄するほかないのが現状です。これまでも商品サンプルを立体的なダミー缶からPET製のフラットシートに転換することによる減プラの取り組みが行われてきましたが、さらに商品サンプルシートの印刷時に東洋インキの脱墨コーティング剤を用いることで、リサイクル時にUVインキを除去し透明に近い再生プラスチックを取り出すことが可能になります。現在、量産化に向けたラインテストを実施しており、25年の事業化、30年の全量リサイクル化を目指し、脱墨システムの構築を進めてまいります。
東洋インキは、印刷インキのリーディングカンパニーとして、印刷インキを基材から脱離する技術を開発することで、これまでも複層フィルム包装のリサイクル化など、プラスチックの資源循環推進に取り組んでまいりました。使用済みプラスチックの再資源化を推進し、循環型社会の実現に貢献してまいります。
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https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2023/23091201.html
東洋インキ株式会社(代表取締役社長 柳 正人、東京都中央区)は硬質プラスチックに印刷されたUVインキを除去できる脱墨コーティング剤を開発いたしました。本技術を用いて自動販売機の商品見本シートのリサイクル化に取り組んでおり、事業化するとUVインキの脱墨システムを開発した日本初のメーカーとなります。
プラスチックに施された印刷は、必要な情報を表示したり、意匠性を高めるなど重要な役割を担いますが、基材からの分離が難しくリサイクル促進を阻害する要因の一つとなっています。特に硬質プラスチックの印刷に用いられるUVインキは塗膜が固く硬化しているため脱墨が困難でしたが、この度東洋インキはUVインキ用脱墨コーティング剤を開発し、UVインキの脱墨システムを確立いたしました。基材となるプラスチックとUVインキの間に本コーティング剤を塗工することで、アルカリ処理によりUVインキを取り除くことが可能になります。水性(熱乾燥)、UV硬化型の2タイプをラインナップし、オフセット、フレキソ、樹脂凸版、コーターなど様々な塗工方法に対応します。
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