NTTコム オンライン、「大学のオープン化に関する調査結果(NTTコム リサーチ)」を発表
[17/10/26]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜スマホ・タブレットの普及で、いつでもどこでも学習できる環境が整い、社会人の「学び直し」に有効〜
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) と、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(所在:東京都文京区、理事長:白井克彦 (早稲田大学名誉顧問) 以下、JMOOC)は、NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ*」会員モニターを対象として、「大学のオープン化に関する調査」を実施しました。
調査の結果、「学び直し」の学習意欲の高まりと、スマホやタブレット端末を使いいつでもどこでも学習できる環境が整い始め、今後、無料のWEB講座が成長する可能性が高いことが分かりました。
調査結果の詳細はこちらからご覧ください:
http://research.nttcoms.com/database/data/002077/
■総括
大学等の高等教育機関などがインターネットを通じてオンラインで講座を公開する取り組みMassive Open Online Courses(以下MOOC)は、2012年にアメリカで始まり、今や世界での学習者は5,800万人以上と言われています。一方、日本は2014年4月からスタートして3年半が経過していますが、受講者は約40万人(2017年9月末現在)に留まっています。
職務上必要に迫られた、学生時代に専攻した科目の「学び直し」経験者は2割ですが、昨対比で増加してきています。また、“Edtech”の進展により、利用するインターネット端末がパソコンからモバイル機器へと移行し、いつでもどこでも手軽に学べる環境が整ってきています。学習手段は「書籍による自主学習」に次いで「無料のWEB講座」を求める声が多く、ICT化が進む教育手段の変化により、今後日本において、MOOCが成長する可能性が見込める調査結果となりました。
■調査結果のポイント
1.モバイル端末の普及による、多様化するMOOCの学習場所・時間
MOOCへの評価は8割以上が良いとしていますが、日本における認知度は未だ低い現状です。一方、インターネット端末のモバイル化が進み、MOOC学習者にもその影響が現れており、依然パソコン利用が上回るものの、スマートフォン及びタブレットなどのモバイル機器のポイントが大きく上昇しました。学習場所・時間は多様化しているという顕著な結果が出ており、自宅や図書館だけでなく、いつでもどこでも学習する時代になったことが伺えます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-415849-0.jpg ]
【図1】 MOOCの学習利用端末(経年)
[画像2: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-149499-5.jpg ]
【図2】 MOOCの学習場所(単年)
2.MOOC学習での希望分野は、4年連続で男性1位「歴史」、女性1位「心理学」
学習したい分野の調査結果は、上位から「音楽、映画」「歴史」「心理学」と続き、教養系と実務系科目に万遍なく分散しており、多様なニーズが示されています。また、上位10分野については、4カ年連続で同様の科目がランクインしていることから、現代の日本人には普遍的に人気がある学習分野であることが伺えます。男女別でも4年連続男性1位は「歴史」、女性1位は「心理学」となっていますが、2位以下も例年同様、男性ではビジネス・実学系への関心が高く、女性は生活に密着した分野に関心が集まる結果となりました。
3.学びの理解を深められることへの期待から、「対面学習(反転学習)コース」への評価は高い
MOOCと講義動画受講後に直接講義が受けられる対面学習(反転学習)の組合せは、日本独自の取り組みですがその数は講座全体の約4割におよびます。対面学習コースへの期待は、ここ数年で「自らの学習するモチベーションの維持」から「学習において理解を深められること」へと変化してきています。
4.学習のモチベーション維持に有効な「修了証」
MOOCでは、課されたテストや課題の修了条件を満たした学習者には、履修の証明として「修了証」が発行されますが、その修了証については、8割がその必要性を感じており、モチベーション維持や自己PRに繋がるなどのメリットを感じていることが読み取れました。
5.職業上必要に迫られた「学び直し」ニーズが上昇中
学生時代に専攻した科目の「学び直し」経験者は2割、未経験者は8割ですが、昨対比で学び直し経験者が僅かに増加しています。学び直し経験者にその理由について聞くと「職業上、復習が必要」が48.3%、「職業上、専攻科目知識では不充分」が42.5%と、必要に迫られた「学び直し」が大きくポイントを伸ばしました。
また、今年度調査より理工系出身者を対象にした学び直しの実態についての調査も開始しましたが、学び直し経験者にその学習分野を聞くと、プログラミングや統計学を含む情報系分野が35.3%と圧倒的に多くなっていました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-508027-3.jpg ]
【図3】学び直しの理由(複数回答) (経年)
[画像4: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-473403-4.jpg ]
【図4】希望する学び直し手段(複数回答)(単年)
<調査概要>
調査対象: 「NTTコム リサーチ」(*) 登録モニター
調査方法: 非公開型インターネットアンケート
調査 :大学のオープン化に関する調査
調査期間: 平成29年8月25日(金)〜平成29年9月7日(木)
有効回答者数:1,306名
回答者の属性:【年代】男性 10代:9.6%、20代:8.0%、30代:8.3%、40代:8.0%、
50代:8.1%、60代以上:8.4%
女性 10代:9.4%、20代:8.3%、30代:7.8%、40代:7.8%、
50代:8.0%、60代以上:8.3%
【職業】会社役員/社員:30.5%、公務員・団体職員:5.6%、
自営業:5.1%、学生:19.3%、アルバイト・パート:11.3%、
専業主婦・主夫:15.9%、無職:11.5%、その他:0.8%
《 補足 》
(*) 「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 http://research.nttcoms.com/
NTTコム オンラインが提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2017年10月現在 217万会員)を保有するとともに、「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。
【お問い合わせ先】
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス部 藤森
TEL: 03-4330-8312
URL: https://www.nttcoms.com/
メールアドレス:research-info@nttcoms.com
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) と、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(所在:東京都文京区、理事長:白井克彦 (早稲田大学名誉顧問) 以下、JMOOC)は、NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ*」会員モニターを対象として、「大学のオープン化に関する調査」を実施しました。
調査の結果、「学び直し」の学習意欲の高まりと、スマホやタブレット端末を使いいつでもどこでも学習できる環境が整い始め、今後、無料のWEB講座が成長する可能性が高いことが分かりました。
調査結果の詳細はこちらからご覧ください:
http://research.nttcoms.com/database/data/002077/
■総括
大学等の高等教育機関などがインターネットを通じてオンラインで講座を公開する取り組みMassive Open Online Courses(以下MOOC)は、2012年にアメリカで始まり、今や世界での学習者は5,800万人以上と言われています。一方、日本は2014年4月からスタートして3年半が経過していますが、受講者は約40万人(2017年9月末現在)に留まっています。
職務上必要に迫られた、学生時代に専攻した科目の「学び直し」経験者は2割ですが、昨対比で増加してきています。また、“Edtech”の進展により、利用するインターネット端末がパソコンからモバイル機器へと移行し、いつでもどこでも手軽に学べる環境が整ってきています。学習手段は「書籍による自主学習」に次いで「無料のWEB講座」を求める声が多く、ICT化が進む教育手段の変化により、今後日本において、MOOCが成長する可能性が見込める調査結果となりました。
■調査結果のポイント
1.モバイル端末の普及による、多様化するMOOCの学習場所・時間
MOOCへの評価は8割以上が良いとしていますが、日本における認知度は未だ低い現状です。一方、インターネット端末のモバイル化が進み、MOOC学習者にもその影響が現れており、依然パソコン利用が上回るものの、スマートフォン及びタブレットなどのモバイル機器のポイントが大きく上昇しました。学習場所・時間は多様化しているという顕著な結果が出ており、自宅や図書館だけでなく、いつでもどこでも学習する時代になったことが伺えます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-415849-0.jpg ]
【図1】 MOOCの学習利用端末(経年)
[画像2: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-149499-5.jpg ]
【図2】 MOOCの学習場所(単年)
2.MOOC学習での希望分野は、4年連続で男性1位「歴史」、女性1位「心理学」
学習したい分野の調査結果は、上位から「音楽、映画」「歴史」「心理学」と続き、教養系と実務系科目に万遍なく分散しており、多様なニーズが示されています。また、上位10分野については、4カ年連続で同様の科目がランクインしていることから、現代の日本人には普遍的に人気がある学習分野であることが伺えます。男女別でも4年連続男性1位は「歴史」、女性1位は「心理学」となっていますが、2位以下も例年同様、男性ではビジネス・実学系への関心が高く、女性は生活に密着した分野に関心が集まる結果となりました。
3.学びの理解を深められることへの期待から、「対面学習(反転学習)コース」への評価は高い
MOOCと講義動画受講後に直接講義が受けられる対面学習(反転学習)の組合せは、日本独自の取り組みですがその数は講座全体の約4割におよびます。対面学習コースへの期待は、ここ数年で「自らの学習するモチベーションの維持」から「学習において理解を深められること」へと変化してきています。
4.学習のモチベーション維持に有効な「修了証」
MOOCでは、課されたテストや課題の修了条件を満たした学習者には、履修の証明として「修了証」が発行されますが、その修了証については、8割がその必要性を感じており、モチベーション維持や自己PRに繋がるなどのメリットを感じていることが読み取れました。
5.職業上必要に迫られた「学び直し」ニーズが上昇中
学生時代に専攻した科目の「学び直し」経験者は2割、未経験者は8割ですが、昨対比で学び直し経験者が僅かに増加しています。学び直し経験者にその理由について聞くと「職業上、復習が必要」が48.3%、「職業上、専攻科目知識では不充分」が42.5%と、必要に迫られた「学び直し」が大きくポイントを伸ばしました。
また、今年度調査より理工系出身者を対象にした学び直しの実態についての調査も開始しましたが、学び直し経験者にその学習分野を聞くと、プログラミングや統計学を含む情報系分野が35.3%と圧倒的に多くなっていました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-508027-3.jpg ]
【図3】学び直しの理由(複数回答) (経年)
[画像4: https://prtimes.jp/i/6600/105/resize/d6600-105-473403-4.jpg ]
【図4】希望する学び直し手段(複数回答)(単年)
<調査概要>
調査対象: 「NTTコム リサーチ」(*) 登録モニター
調査方法: 非公開型インターネットアンケート
調査 :大学のオープン化に関する調査
調査期間: 平成29年8月25日(金)〜平成29年9月7日(木)
有効回答者数:1,306名
回答者の属性:【年代】男性 10代:9.6%、20代:8.0%、30代:8.3%、40代:8.0%、
50代:8.1%、60代以上:8.4%
女性 10代:9.4%、20代:8.3%、30代:7.8%、40代:7.8%、
50代:8.0%、60代以上:8.3%
【職業】会社役員/社員:30.5%、公務員・団体職員:5.6%、
自営業:5.1%、学生:19.3%、アルバイト・パート:11.3%、
専業主婦・主夫:15.9%、無職:11.5%、その他:0.8%
《 補足 》
(*) 「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 http://research.nttcoms.com/
NTTコム オンラインが提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2017年10月現在 217万会員)を保有するとともに、「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。
【お問い合わせ先】
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス部 藤森
TEL: 03-4330-8312
URL: https://www.nttcoms.com/
メールアドレス:research-info@nttcoms.com