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業界初(※1)保育園が専用の畑が持てる『栽培委託サービス』を開始

〜地場農地を借り、給食で使える野菜を栽培できる〜

千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 千)と、株式会社ベジリンク(本社:東京都千代田区、取締役社長 塚田祥世、以下 当社)が共に運営する「はいチーズ!×ベジリンク」は、保育園が食育目的に自園畑を持つことができ、農家にとっても新しい安定した収入源とできる双方がウィンウィンとなる『栽培委託サービス』の提供を開始することをお知らせいたします。給食食材を流通する企業が、保育園が自園畑を持てるサービスを提供し、さらに栽培した野菜を給食食材として利用・流通までをサポートするのは業界初(※1当社調べ)となります。




本取り組みは、従来当たり前に行われてきた、地元農家(生産者)との交流や農を軸とした自然体験機会が、都市部の農地減少の影響で失われてきているという保育園の声を元に始動しました。保育園での食育は、厚生労働省が告示する「保育所保育指針」の中で、「子どもたちの健康な生活の基本として『食を営む力』の育成に向けその基礎を培うことを」目標としており、生産者との交流や農業体験はこれらの目的に寄与していました。
『栽培委託サービス』では、子どもたちが安心して農業体験を行えるように農薬や化学肥料を極力使わない安全性にこだわった栽培方法をとる農家の畑を借り、農家と触れ合いながら一緒に作物を育てます。更に、収穫した作物は保育園の日々の給食食材としての使用を前提にしており、栽培計画から保管管理までを一括で農家に委託する点でレンタル畑としては他と一線を画すサービスとなっております。

農村と物理的距離がある都市部を中心に、より多くの子ども達が「畑を身近に感じる」「普段食べている野菜がどう育っていくのかを知る」機会を増やしていくために、『栽培委託サービス』をまずは100園への提供を目指します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-c224fd225b7e3075c34c-0.jpg ]


■背景
都市部では農地はほとんどなく、子ども達が農家と触れ合う機会は減少
都市部では農地減少が加速しており、子ども達が畑や農家と触れ合う機会が減っていることが課題となっています。地域の農家や野菜との触れ合いは「土や虫に触れなかった子が構わず楽しく遊んでいた」「自ら野菜に興味を持つようになり家庭菜園の野菜に進んで水をあげたがるようになる」「農家さんから教えてもらったことを得意げに話してくれる」など、子どもたちにとって発見の連続で、豊かな感性を育てるきっかけとなり子どもたちに大きな影響を与える体験です。また、子ども達が自分で野菜を栽培しそれを食することは、自然の恵みや命の大切さに気づく貴重な機会となります。しかし、現代の都市部では農家との交流や農業体験が難しくなっている背景があり、食育活動に課題を感じている保育園の声が多くあがっていました。

本物の畑・本物の農家から学ぶ
近年、都市部でも遊休農地を活用するレンタル畑などが増加していますが、多くのサービスは農業を生業とするプロの農家は在中しておらず、作物の栽培は基本的に自分たちで行う必要があります。『栽培委託サービス』では、土づくりからこだわる農家の本物の土に触れ、本物の農家から農業を学ぶことができる点にこだわり、野菜の栽培を体験するだけに留まらないサービスを設計しました。
また、従来のレンタル畑では作物の栽培は契約者の責任であり、確実に作物を育てるには週1回ほど畑に行く必要がありましたが、『栽培委託サービス』では農家の農地の一部を借り、日々の栽培は農家に委託するため、保育園は無理なく作物を育てることが可能です。

生産者の高齢化・農業就業人口の減少とCSA(地域支援型農業)
現在日本の農家の高齢化が深刻な問題になっています。農林水産省の「2020農林業センサス」の調査によると、農家の約70%が65歳以上という結果で、就農人口の減少が今後さらに加速していくことが予想されています。就農人口の減少が課題となっており農業に多様な人材の参加が求められる中、新たな農業モデルとしてCSA(地域支援型農業)が注目されています。『栽培委託サービス』もCSA(※2) の一つの形となっており、新たな農業モデルを実現しています。

※2 CSA(Community Supported Agriculture)とは

生産者と消費者が連携し、前払いによる農産物の契約を通じて相互に支えあう仕組みです。アメリカで1980 年代に最初に始まったとされ、現在では欧米を中心に世界的な拡がりをみせています。
CSAは農作業や出荷作業などの農場運営に消費者が参加する特徴をもち、生産者と消費者が経営リスクを共有し、信頼に基づく対等な関係によって成立します。コミュニティ形成や有機農業の振興など、地域への多様な効果をもたらす新たな農業モデルとして注目されています。

NARO農研機構「CSA(地域支援型農業)導入の手引き」より抜粋
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/063139.html

2020年農林業センサス報告書
https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/afc/2020/030628.html


[画像2: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-ce6c4f86f124c6d771ce-1.jpg ]


■『栽培委託サービス』とは
『栽培委託サービス』は、農業を営む農家の畑の一部を借りて保育園が自園畑を持つことができるサービスで、立地や栽培したい作物からベジリンクが最適な農家をご提案します。1種類の作物から始められる上、栽培から収穫までの1クールごとの契約となっており、更に、日々の畑の管理・世話は農家へ委託するため、農業に精通していない保育園でも無理なく畑を持つことが可能です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-4045cd2473bdc9e94068-2.jpg ]


ポイント1)
定期的な農家との触れ合い・栽培体験から食べるまでを体験し食に対するポジティブな行動変容を
『栽培委託サービス』の最大の特徴は、子ども達が「自分たちの畑で作った野菜を、給食で食べる」という”作る人”と”食べる人”の両方を体験できることです。また、子ども達が“農家さん”という存在を知り、親しみを持つことで、『栽培委託サービス』以外の野菜にも親近感を抱くようになるなど、効果的な食育を行えると考えています。
『栽培委託サービス』の契約期間中は、保育園は農家との交流や、作付け・管理・収穫などの畑体験が可能で、栽培・収穫した作物は園の所有物となります。収穫した食材を給食食材として使用する際には、ベジリンクが提供する給食食材配達サービスを活用し、保育園は他の給食食材発注とともに手軽に『栽培委託サービス』作物の注文を行えます。これにより、新鮮な状態の野菜を必要な量だけ、少しずつ給食食材として受け取ることが可能となります。(※3)
市場を挟まない自園畑での収穫物のため、通常では市場流通前に規格外品野菜として破棄されるものも保育園での食育や調理に使用され、規格外品への関心や廃棄野菜削減に繋がります。
※3 収穫後、一定期間保管管理することも可能

[画像4: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-987a65c5652ccc5fe041-3.jpg ]


ポイント2)
「園が希望する作物」を農家の協力の元で栽培できる
『栽培委託サービス』では、保育園の希望する野菜の品種の栽培が最小1種類から可能です。地元野菜や希少作物など、保育園が子ども達に触れさせたい作物、食べさせたい作物を自由に選択することができ、複数種類の野菜栽培も可能です。また、保育園側で栽培する品種を決定後、ベジリンクと農家が「栽培から給食提供まで」の一連の流れを意識した栽培計画を立てるため、保育園の栄養士の方もスムーズに献立計画を立てることができます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-5aac7addc3ab6ef9e977-5.jpg ]


ポイント3)
農家にとって新たな収入源に
『栽培委託サービス』は、通常の作物栽培の他に畑の一部貸し出し・栽培管理という、農家にとっても新しい形の収入源となります。これは、CSA(地域支援型農業)の一つの形にもなっており、高齢化や就農人口の減少という課題を抱える農業を支援する新しい農業モデルを実現しています。また、『栽培委託サービス』で栽培した野菜はどんな園児・職員が食べるのかが明確で、生産者にとっても「顔が見える」ことはやりがいにも繋がります。

[画像6: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-af8ba7b22a53b924c30e-4.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-c07b7de1aff8c60bab15-6.jpg ]


■持続可能な食と農業を目指して
地元の農家と流通、消費を一連の流れで繋ぐことで持続可能な食と農業を実現できると考えています。提携農家は農薬や化学肥料を極力使用しない栽培方法をとるため、子ども達へ安心安全な食材を届けることができると共に、環境保全にも繋がります。更に、市場には出荷できない規格外品も「自然の食物=食育」の観点で活用いただけるため食品ロスを削減することが可能です。今後も、持続可能な農業を支援し、保育園と園児、環境にも優しい食の循環の実現に寄与して参ります。
[画像8: https://prtimes.jp/i/8125/105/resize/d8125-105-1b69537ef821f8bdd577-7.jpg ]


【「はいチーズ!×ベジリンク」とは】
全国10,000団体以上の保育施設に向けて総合保育テックサービスを展開する「はいチーズ!」と、農家と強いネットワークを持つ「ベジリンク」が提供する、保育園のための給食食材配達&食育サービスです。子どもたちが安心安全に食を口にできるように、産直野菜にこだわりを持った食材を保育園へお届けします。また、保育士の負担軽減と子ども向け食育活動の充実を目的に、無料の食育出前授業や食に関する配信物の提供、更には畑ツアーなど農家さんとの交流をデザインしています。保育園に通う子どもたちにとって、農家や野菜がより身近なものとなり、自分自身を形成する「食」に少しでも興味を抱くような活動を行っています。


■ベジリンクとは
「都市と農村をつなぐ」をミッションに掲げ、不要な農薬や化学肥料を使わないなど、こだわりの農法を実践する農家と提携し野菜栽培から供給システムまでを持つことで、都市部が抱える食課題の解決や都市部が求める理想の食の実現を目指します。

【会社概要】
株式会社ベジリンク
取締役社長:塚田祥世
本社:東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立:2009年11月
TEL:03-6759-3263
HP:https://vege-link.com
事業内容:農産物及びその加工品の販売、宅配サービスシステムの企画・運営、食育コンテンツの企画・制作・提供


■はいチーズ! とは
「はいチーズ!(https://sencorp.co.jp/service)」は『こどもにピース』をモットーに、保育園・幼稚園など子どもを預かる施設や保護者とともに子どもの幸せを育むことを目指す、総合保育テックサービスです。
運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画配信「はいチーズ!ムービー」で子どもの記憶や記録を残し、給食・食育サービス「はいチーズ!×ベジリンク」では子どもの健やかなる成長を支援します。未来ある子どもたちの人生がより豊かで幸せに溢れたものになるように、心と身体の両面へアプローチするサービスを提供しています。

【会社概要】
千株式会社
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立 :2004年10月
TEL :03-6266-6662
HP :https://sencorp.co.jp
事業内容 :SaaS型総合保育テックサービス「はいチーズ!」事業
・インターネット写真販売サービス「はいチーズ!フォト」(https://info.8122.jp
– カメラマン撮影プラン
– 先生撮影プラン
– 写真館撮影プラン
・保育業務ICTサービス「はいチーズ!システム」(https://hoiku-ict.com
・給食食育サービス「はいチーズ!×ベジリンク」(https://vege-link.com/shokuiku
・アルバム制作サービス「はいチーズ!アルバム」(https://album.8122.jp
・動画サービス「はいチーズ!ムービー」(https://enchannel.jp
– 動画配信プラットフォーム
– イベント動画撮影
– PR動画制作・編集

「はいチーズ!」は、千株式会社の登録商標です。
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