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DJI、赤外線カメラ「ZENMUSE XT2」と「PAYLOAD SDK」を発表

インフラ点検、検査や捜索救援活動などの産業用途に特化したプラットフォームに

民生用ドローンと空撮テクノロジーで世界をリードするDJIは、インフラ点検および検査、精密農業、消防活動や捜索救援活動などの専門的な業務を対象に、高性能赤外線カメラ「ZENMUSE XT2」とDJIの産業用ドローンプラットフォームをカスタマイズできる「PAYLOAD SDK」を発表しました。




FLIR Systems社と共同開発した赤外線カメラZenmuse XT2は、視覚的に温度の特徴を捉えられる為、専門的な業務を遂行するオペレーターに必須のツールになります。並列配置したビジュアルセンサーと赤外線センサーから、救急活動や災害復旧時、産業分野での調査の際に、高品質のデータ収集を可能にします。また、Payload SDK(Software Development Kit)を利用することで、ドローンを活用するスタートアップや開発者、センサーやデバイス製造業のパートナーは、DJIのドローンにカメラやセンサーなどのさまざまなツールを搭載することができます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/15765/105/resize/d15765-105-518235-0.jpg ]



「DJIとFLIR Systems社は、Zenmuse XT2を長期間にわたって開発してきました。Zenmuse XT2は、ドローンで使用可能な最も高性能な赤外線カメラとして、捜索救援活動を行うチームや新しい産業用アプリケーションを開発している専門家にとって、極めて大きなステップになります。また、Payload SDKにより、製造業のパートナーは、DJIのドローンとシームレスに連携するペイロードを開発できるので、クライアントの細かなニーズに応えることができます。Zenmuse XT2とPayload SDKは、さまざまな産業分野のユーザーに高性能で柔軟性のあるプラットフォームを提供します」と、DJIのエンタープライズパートナー担当、Jan Gasparicは述べています。

業務のためのスマートな赤外線データ
Zenmuse XT2は、データをより実践的なインサイトへ導く高性能赤外線カメラです。スタビライザー付きジンバルとデュアルセンサーをFLIRの放射測定熱画像と4Kビジュアルカメラに組み合わせることで、オペレーターは飛行中に赤外線データと映像データの両方を確認できます。産業利用や公共安全等の業務に従事するユーザーに、高水準の汎用性とより詳細なデータを提供します。

オペレーターは、FLIR MSXが搭載されているインテリジェント機能を、映像データや赤外線データと組み合わせることで、問題の発生している対象物を簡単に特定できます。また、「Spotlight Pro(スポットライトプロ)」に搭載された「QuickTrack(クイックトラック)」と「HeatTrack(ヒートトラック)」の2つのインテリジェント機能により、カメラが自動で被写体を追尾するので、オペレーターは飛行操作とデータ収集に専念することができます。QuickTrackは、選択したエリアを常にカメラの中心に収め、HeatTrackは、最も熱を持つ部分を自動で追尾します。また、「Temp Alarm(高温アラーム)」機能は、赤外線データをリアルタイムで読み取り、対象物の温度が閾値を超えた際に、オペレーターに通知します。

「業界のリーディングカンパニーであるDJIと引き続き連携できることは、非常に光栄です。Zenmuse XT2は、FLIR Systemsの最新鋭の赤外線カメラTau 2を使用し、すべてのピクセルで正確な温度データを収集します。ドローンオペレーターは、重要で、かつ、時に危険を伴う業務において、可能な限り多くの情報にアクセスが可能になります」と、FLIR Systems社のIndustrial Business 部門President、Frank Pennisi氏は述べています。

Zenmuse XT2は、DJIの「MATRICE 200シリーズ」 と「MATRICE 600 PRO」の産業用ドローンに対応しています。また、Android向けの「DJI PILOT」アプリで利用できます。今後、iOS向けの「DJI XT PRO」アプリをリリース予定です。Zenmuse XT2は、堅牢なデザインと保護等級IP44を有し、雨、雪、煙や霧の中といったあらゆる状況下で飛行できる汎用性を備えています。 12MPのビジュアルカメラを搭載し、640 x 512と336 x 256の2種類の赤外線センサー解像度を提供し、レンズは9mm/13mm/19mm/25mmを使用できます。

Zenmuse XT2についての詳細情報は、www.dji.com/jp/zenmuse-xt2でご確認ください。

[画像2: https://prtimes.jp/i/15765/105/resize/d15765-105-343685-1.jpg ]



産業用ドローンがSDKでカスタマイズ可能に
Payload SDKを使用することで、サードパーティ製のカメラ、センサー、 空対地通信ツールやデバイスといったペイロードを、Matrice 200シリーズに直接取り付け、統合することが可能になります。産業用ドローンのエコシステムをオープンにすることで、あらゆる製造業パートナーや開発者は、特定の目的や産業にあわせて、オリジナルのドローンをカスタムすることができます。

DJIは、外付けペイロードをドローンにシームレスに搭載できるジンバルポートアダプター「DJI SKYPORT」を導入することで、複雑な工程を減らしています。DJI Skyportで、サーキットボード、APIへのアクセス、外付けセンサーやペイロードの取り付けが容易になり、Zenmuseシリーズと同様な操作性を実現します。セットアップをドローンの電源に直接接続できるので、外付けのケーブルやバッテリーは必要ありません。また、Payload SDKでデータ通信システムにアクセスできるので、オペレーターはセンサーと直接通信し、データをリアルタイムに受信できます。

「SLANTRANGEのミッションは、農業従事者や農業研究者に価値のある新しい情報を提供することです。ドローンによる遠隔調査と分析が可能にする、まったく新しいアプリケーションで、農業関係者に負担をかけず、より多くの情報を提供します。今までは、DJIのドローンにセンサーを取り付けるためには、外付け電源ケーブルやバッテリーが必要でした。これは、工程の複雑さだけでなく、ドローンの重量が増え、かつ飛行時間が短くなる要因でした。また、ユーザーは、飛行中のセンサー情報も取得できませんでした。DJIのPayload SDKとSkyportを、SLANTRANGE社の新製品3PXとあわせて使用することで、ユーザーはすぐに飛ばせるセンサーを手に入れることができます。センサーのステータスは、操縦画面に直接表示され、現場の状況を完全に把握できます。SLANTRANGE社の空撮による農作物計測の特許技術と組み合わせれば、飛行のたびに正確で信頼性の高いデータを収集できます。これは、ユーザーにとって、より簡単で合理化されたワークフローで、業務コストも大幅に削減できます」と、SLANTRANGE社CEO、Michael Ritter氏は述べています。

Payload SDKとDJIの開発者向けソリューションについての詳細は、 https://developer.dji.com/payload-sdk/ でご確認ください。(※英文のみ)

提供開始時期について
Zenmuse XT2カメラは、全国のDJI Enterpriseの正規代理店で4月下旬からの販売開始を予定しています。製品購入については、https://enterprise.dji.com/jp/contact-us までお問い合わせください。 ペイロードSDKは、DJIの開発者向けポータルサイト、 https://developer.dji.com/payload-sdk/ より提供します。(※英文のみ)


DJIについて
民生用ドローンと空撮技術で世界をリードするDJIは、リモート操縦できるマルチコプターの実現に情熱を注ぐスタッフにより創業、運営される、飛行制御技術と手ぶれ補正のエキスパートです。DJIは、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なドローンとカメラ技術を開発、製造しています。DJIは、世界中のクリエイターやイノベーターにとって、空撮技術とツールがより身近で使いやすく、安全になるよう取り組んでいます。現在、北米、ヨーロッパ、アジアに拠点を構え、世界100ヵ国を超えるユーザーが、映画制作、建設業界、災害対策や人命救助、農業、管理保全など多くの産業分野においてDJIの製品を愛用しています。

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(C) 2018 DJI JAPAN. 記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です
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