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日管連とLIFULLが業務提携

LIFULL HOME’Sにマンション管理適正化診断サービス結果を掲載

株式会社LIFULL(略称「LIFULL」/本社:東京都千代田区、代表取締役社長 井上 高志)と一般社団法人日本マンション管理士会連合会(略称「日管連」/会長 瀬下 義浩)は、令和2年春以降を目途に不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」に掲載される中古マンション物件情報において、マンションの共用部についてマンション管理士が検査した「マンション管理適正化診断サービス」の結果を採用表示することについて合意し、本目的を達成するため、業務提携を決定いたしました。
本業務提携の概要について、下記のとおり報告させていただきます。





1.背景
分譲マンションにおいては、数十年前より「管理を買え」と言われながら、現在においても不動産評価として共用部の管理状況の重要性を反映させることができておりませんでした。
昨今、一般社団法人マンション管理業協会や国土交通省において、管理の適正評価を討議する場が多く設けられており、業界を挙げて管理の重要性を不動産評価に組み込む動きが出てきています。
日管連においても平成27年より運用を開始した「マンション管理適正化診断サービス」が本年10月末時点で9,867棟の診断実績が積みあがってきており、年内には診断完了棟数が10,000棟を超えると予想されます。
これらの実績に基づき、日管連とLIFULLはマンションの管理を不動産評価に加味していただくこと、および売買時の参考情報としてもらうことを目的として、管理組合に了解を得て当該診断における高評価の「S評価」及び「A評価」を中古マンション物件情報に表示してもらうという試みを協議してまいりました。


2.不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」診断結果表示概要
本施策は、対象となる管理組合の事前了解を得て、管理状況の良い「S評価」、「A評価」の物件で、かつ、不動産会社が「LIFULL HOME'S」に専有部分の売買情報を掲載する際に共用部の情報を併せて掲載いたします。これは日本初の試みとなります。

3.目的及び期待される効果


管理状況の良い物件を掲載するため、区分所有者(売主)にとっては物件が売り易くなることが想定されること。
管理組合の運営状況がわかるため、物件購入予定者は安心して物件を購入することができると想定されること。
管理状況が良好な物件のみLIFULL HOME’Sに掲載するため、これまで管理組合が取り組んできた成果をアピールすることができると想定されること。
LIFULL HOME’S掲載に伴い、管理組合全体の管理意識の向上が図られ、適正な管理が実施されることによってさらなる資産価値向上が期待できること。
社会的有用性として、ストック社会と言われる中で、マンションの管理状況の評価を明らかにし、取引の安全を確保し、中古マンション等の不動産の適正な流通に資することができ、社会資産としてのマンションの適正な管理の向上を図ることができること。



以上
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