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『UPCYCLE Bタンブラー 津軽びいどろ』 10月27日発売

青森県の伝統工芸品を製造するガラス工房「北洋硝子」と共創した日本初の取り組みごみとして廃棄・埋め立てられていたジョッキやタンブラーをハンドメイドタンブラーにアップサイクル




 アサヒユウアス株式会社(本社 東京、社長 高森志文)は、飲食店で割れたり不要になったりしたタンブラーやジョッキをハンドメイドタンブラーにアップサイクルし、『UPCYCLE Bタンブラー 津軽びいどろ』として10月27日から順次販売します。北洋硝子株式会社(本社 青森、社長 壁屋知則)の伝統工芸「津軽びいどろ」との共創の取り組みで、飲食店で破損したり不要になったジョッキやタンブラーを再度タンブラーとして製品化することは日本で初めて(※)です。
 廃棄物を削減し環境負荷低減に取り組むと同時に、伝統工芸技術を生かし付加価値のある商品として販売することで地域産業活性化に貢献します。将来的には、ガラス食器のアップサイクル技術を他地域へ水平展開することを目指します。
※)日本国内における廃棄ジョッキ・タンブラーを再度タンブラーとして製品化する事例について。自社および石塚硝子調べ。2022年8月。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58947/106/resize/d58947-106-d74f3f0cc1a6e8b0d718-1.jpg ]

■『UPCYCLE Bタンブラー 津軽びいどろ』について
・アサヒグループの直営店「TOKYO隅田川ブルーイング」「フラムドール」「アサヒスカイルーム」「ラ・ラナリータ」などで破損したり、不要となった300kgのジョッキをアサヒユウアスが回収し、北洋硝子に配送します。
・北洋硝子でジョッキを粉砕、溶融、再成形し、ハンドメイドのタンブラーとしてアップサイクルします。
・ 職人による「スピン成形」※1と呼ばれる金型を回した遠心力でガラスを形づくる技法で仕上げています。「津軽びいどろ」※2の魅力である手仕事ならではのぬくもりや風合いが感じられるタンブラーです。
・初回製造分は約400個で、今後も継続して製造していきます。
・アサヒユウアスのECサイト「アサヒユウアスモール」と、「津軽びいどろオンラインショップ」、アサヒグループの外食店舗「TOKYO隅田川ブルーイング」「アサヒスカイルーム」で販売します。

■取り組みの背景について
・ビール瓶などのリターナブル瓶はリユースされ、資源として回収されるワンウェイ瓶は瓶の原料やカレットとして再利用されます。しかし、ジョッキや食器などのガラスはそれぞれの原材料が異なったり着色されていたりすることから再溶融して成形することが難しく、多くは廃棄物として埋め立てられており、埋め立ての7%を食器等のガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くずが占めています。
・アサヒビールが石塚硝子から購入したジョッキやタンブラーは約1,300t(2021年実績)で、主にアサヒビール商品を取り扱う飲食店で使用されています。新規開業する店舗で使用するためや、店舗で破損や劣化したものを補うために使用されていることから、同量のジョッキやタンブラーが廃棄されていると推測されます。
・ガラス食器を回収、粉砕、融解し、食器として再度成形する取り組みは単独の企業だけでは難しいことから、アサヒユウアスがガラスメーカーの石塚硝子に相談したところ、グループ会社の北洋硝子を紹介いただき、青森県主催の「青森県アップサイクルフォーラム」キックオフセミナーで面会したことをきっかけに具体的な協業がスタートしました。
・北洋硝子が持つガラス成形の高い技術によりタンブラーに再成形することが実現しました。

■北洋硝子株式会社について
1949年、青森県青森市で漁業用の浮玉を製造する工場として創業。1973年には浮玉国内トップの生産高となりました。時代とともに樹脂製の浮玉が主流となってからは、浮玉で培ったガラス成形の技術を応用し、青森の自然をイメージさせるハンドメイドガラスの創作に取り組むようになり「津軽びいどろ」を生産しています。色ガラスの調合や溶融、成形などの高い技術を持っています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/58947/106/resize/d58947-106-c693d637cf349f130292-2.jpg ]


■北洋硝子株式会社・中川洋之工場長コメント
もともと浮玉は一升瓶をリサイクルしたものでした。現在はこの技術を生かしたガラス製品製造に取り組んでおり、アサヒユウアスからこの話を聞いた時にはチャレンジしてみたいと思いました。ジョッキにロゴなどの印刷が入っていたり、ガラスの融点が通常と異なるため難しいかと思いましたが、窯の温度を調整し溶解することで再成形を実現できました。ものづくりに携わる者として、妥協せず、様々なことにチャレンジしたいと考えています。今回新たにSDGsへの貢献にて取り組んだことで、若い職人たちの技術にもさらに磨きがかかると考えています。


【プロフィール】「津軽びいどろ」で扱う製品すべての色づくり・溶融を一手に担う。その高い技術が評価され、2012年に「あおもりマイスター」に認定される。ガラス職人として30年以上を歩み、ガラスの色づくりに関して豊富な経験や実績をもつ。

※1 金型のなかに融けたガラスを落とし込み、金型自体を回すことで、遠心力をつかって成形する技法。金型の回し方・速度によって風合いが異なり、同じ金型を使っていても職人によって僅かに個性が生まれます。ガラスの熱し方や回し方を工夫して模様を作り出すことも可能です。
※2 青森県伝統工芸品のブランド名です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/58947/106/resize/d58947-106-e642e5989027df6cd856-3.jpg ]

【参考】関連サイト
アサヒユウアスHP https://www.asahi-youus.com/
アサヒユウアスECサイト「アサヒユウアスモール」 https://asahiyouus.official.ec/
アサヒユウアスInstagram https://instagram.com/asahi_youus
アサヒユウアスYouTube https://www.youtube.com/channel/UCxfnoakynyFoGQ4OG9Wyxcw
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