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家庭での性教育、約8割が「実施していない」と回答。理由の最多は「どう教えていいかわからないから」

月間250万ユーザーの子育て情報メディア「KIDSNA(キズナ)」を運営する株式会社ネクストビートは、子育て世帯の家庭での性教育に関するアンケート調査を実施いたしました。




【調査サマリー】
・子育て世帯の約8割が、家庭での性教育を「実施していない」「必要性は感じているが実施していない」と回答。「実施している」家庭は約2割に留まった。
・家庭での性教育を実施していない理由は「どう教えていいかわからない」が最多。
・性教育を「実施している」と回答した家庭では、4歳、7〜10歳から性教育を開始している家庭が最も多く、次いで2歳、3歳となった。
・家庭での性教育の方法として、「直接の会話を通して行っている」が10割、次いで、「性教育に関する本を読み聞かせている」、「子ども向けの性教育のセミナーや教室などに参加している」という回答となった。

SNSを通じた18歳未満の子どもの性被害者は年々増加傾向にあり、2020年3月に警視庁が発表した調査によると、前年比271人増の2,082人で最多となっています。今回の調査結果においては「性教育の必要性は感じているが、実施していない」という回答が約4割にのぼります。子どもを守るため家庭での性教育の重要性を感じているものの、やり方がわからない保護者が多いことが浮彫りとなりました。

Q.ご家庭で性教育を実施していますか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/16431/108/resize/d16431-108-526854-3.png ]

子育て世帯の約8割が、家庭での性教育を「実施していない」「必要性は感じているが実施していない」と回答した一方で、約2割が「実施している」と回答。

Q.性教育を「実施していない」「必要性は感じているが実施していない」と回答した方にお伺いします。その理由を教えてください
回答一部抜粋:
・「どう教えていいかがわからない」(新潟県/お子様の年齢:0歳、5歳、7歳 など複数の方が回答)
・「上手く伝えられる自信がない」(大阪府/お子様の年齢:7歳、8歳)
・「どのように伝えるか、またタイミングをどう作るかで悩んでます。(何才くらいがいいのかも含めて)水着で隠すところは大切だから、他人に見せたり触らせたりしない、ということは伝えています。」(神奈川県/お子様の年齢:4歳)
・「学校で性教育していて、その話を家庭でしたことはあるが、特別に『母から性教育』みたいなことはやっていない。友人の家庭では、小5くらいに、なぜ子どもが生まれるのか、等の話を、まじめに母と息子で話し合う時間を設けたと聞き、やるべきだったのかな、と感じるときはある。」(埼玉県/お子様の年齢:10歳以上)
・「何歳でどのぐらいの話をするのが妥当なのか判断できない。年下の兄弟もいるので年相応の話をなかなかできない。」(東京都/お子様の年齢:5歳, 8歳, 10歳以上)

Q.性教育を「実施している」と回答した方にお伺いします。性教育を何歳から実施していますか?
[画像2: https://prtimes.jp/i/16431/108/resize/d16431-108-417281-4.png ]

性教育を「実施している」と回答した家庭では、4歳と7〜8歳から開始している家庭が最も多く、次いで2歳、3歳から実施。幼児期から性教育を行っている家庭も多いことがわかった。

Q.なぜ性教育を実施しようと思われましたか?
回答一部抜粋:
・「当たり前に必要なこと。自分の身を守ってほしいから」(北海道/お子様の年齢:4歳)
・「性被害に合わないためや、自分や相手を大切にして欲しいから」(東京都/お子様の年齢:1歳、10歳以上)
・「無知は危険。教える時間を作るというよりかは定期的にそういう話をして頭に刷り込んでおきたいのでテレビや映画でそういう場面があったときに会話をするとか日常のできることでやっている」(東京都/お子様の年齢:10歳以上)
・「性教育に関して、親が教えるなんて!と、言う気持ちもありますが、パンツの教室の本を読んで話してみるのもわるくないと思った。避けないようにしている」(愛知県/お子様の年齢:10歳以上)
・「幼稚園に通い女の子、男の子と生活するようになり、男性と女性の違いや母親の妊娠や生理など疑問に持つことが増えてきたため。」(大阪府/お子様の年齢:1歳、5歳)

Q.ご家庭での性教育をどのような形で実施していますか?
「直接の会話を通して行っている」が10割で最多、次いで「性教育に関する本の読み聞かせている」、「子ども向けの性教育のセミナーや教室などに参加している」という回答となった。

今回の調査で、性教育を実施していない家庭に対してその理由を聞いたところ、最も多いのは「どう教えていいのかわからないから」でした。また、「うまく伝えられる自信がない」、「タイミングをどう作るかで悩んでいる」といった声もあがり、家庭での性教育の方法について悩みを抱えている保護者が多いことがわかります。
「性教育後進国」と呼ばれている日本。幼児が性犯罪に巻き込まれる事件も後を絶たず、専門家からも性教育を通じて正しい知識をインプットすることの重要性が指摘されています。

子育て情報メディア「KIDSNA(キズナ)」ではこうした現状を踏まえ、教育、健康、遊びなどにおける学びと発見を得られる情報の提供を行ってまいります。

■NPO法人ピルコン理事長 染矢明日香氏コメント (KIDSNA記事より抜粋)
子どもの性教育は幼児期から
[画像3: https://prtimes.jp/i/16431/108/resize/d16431-108-830124-2.jpg ]


性の健康に関する啓発活動を行う染矢明日香さんは、「間違った性情報に触れたり、性に対して否定的なイメージがつく前に、身近で信頼できる大人から子どもに正しい知識を伝えることが大切です」と語る。
性情報から子どもを遠ざけるのではなく、まずは私たち保護者が意識を変え、正しい知識を伝えること。そのためには、幼少期から何でも聞ける、何でも言い合える関係づくりが必要だ。子どもが将来、自分や大切な人を本当の意味で大切にできるように、今からできることはたくさんある。

関連記事:
【学校では教えてくれない】子どもの性教育は幼児期から
https://kidsna.com/magazine/entertainment-report-20010804-10008

【学校では教えてくれない】小学校教諭が伝える”生と性”
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【学校では教えてくれない】子どもはセックスをどう学ぶのか
https://kidsna.com/magazine/entertainment-report-20020403-10470


【調査概要】
調査対象:子育て情報メディア「KIDSNA」のサイト来訪者・SNS閲覧者
調査期間:2020年8月7日〜2020年8月14日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:76名

■子育て情報メディア KIDSNA(キズナ)
https://kidsna.com/magazine

■株式会社ネクストビートについて
当社は「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」という理念を掲げ、2013年に創業しました。人口減少に伴い多方面に広がる社会課題に対し、私たちは「ITの力」を駆使し、子育て支援分野を中心としたライフイベント領域・インバウンド領域・地方創生領域という3本柱を軸に事業を展開・拡張しています。
https://www.nextbeat.co.jp

※「ネクストビート」及び「KIDSNAキズナ」の名称は、株式会社ネクストビートの商標または登録商標です。

以上
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