2014年12月期通期連結業績と中期経営計画を発表 〜 IoT時代に向けた新たなビジネスモデルの実現により、今期以降の売上拡大、収益改善へ 〜
[15/02/13]
提供元:PRTIMES
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アプリックスIPホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:郡山龍、以下「アプリックス」)は、2014年12月期(以下「2014年度」)の通期連結業績を発表し、2014年度においては、旧来のソフトウェア基盤技術事業からのビジネスモデルの転換にあたってのソフトウェア資産の追加償却等として約6.8億円、及び事業所地代家賃等の削減による大幅な固定費削減を目的とした本社移転に係る費用として、現在の本社設備の減損損失や違約金の発生等により約7.5億円の特別損失を計上することとなりましたが、2015年12月期(以下「2015年度」)から2017年12月期までの3年間を対象とした中期経営計画においては、2015年度は2014年度に対して、人件費及び事業所地代家賃等の削減による固定費を年間約17億円削減できる見込みです。さらに従来の総合エンターテインメント関連事業からテクノロジー関連事業を中心とする事業構造への転換等を図ることで、今後の成長ドライバーとなるIoT関連事業での新たなビジネスモデル「機器からの通知(Beacon)を起点として、人々の生活を豊かにする情報を提供するサービスによって収益を上げる」の実現により、安定的に収益を伸ばせる体質への改革につなげることで、売上高を大きく伸ばしていくとともに収益を改善させ、2016年12月期以降の黒字化を目指していくことを発表いたしました。
昨今、生産技術の成熟化と拡散により、誰でも安く大量に品質の高い製品を作ることが可能となり、更にインターネットの普及により市場はグローバル化し、競争が一段と激しくなりました。その結果、ソフトウェアは無料になり、ハードウェアの利益は限りなくゼロに近づき、産業革命以来の「物を売って儲ける」というビジネスモデルが崩壊しつつあります。
しかし、今、アプリックスは、低価格のBluetooth(R) Low Energy(以下「BLE」)モジュールを活用する多種多様な ソリューションをハイペースで生み出し続けています。2007年より研究開発を進めてきたM2M関連のソフトウェアの技術と、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生が創業し、2009年に当社が買収した米国Zeemote社が2005年より研究開発を進めてきたM2M関連のハードウェア技術を組み合わせた「IoTを実現する技術」を競争力の源泉とし、IoT時代に向けた新たなビジネスモデルを確立しようとしています。
従来のM2M技術は、外部からの機器操作や機器内部の情報を取得してクラウドに蓄積することに使われていましたが、アプリックスのIoT技術「ビーコン」は、BLEの技術を用いて当社が開発した通信用ハードウェアによって、機器が自ら状態を検知し、その通知内容を基に当社が独自に開発したクラウドサービスによって、人々の生活を 豊かにする情報を提供いたします。アプリックスのビーコンは、センサーにより環境や機器の状態の変化を検出し、付加情報とともにタイムリーにスマートフォンに知らせるだけでなく、インターネットからも関連情報を探し出して、今後の予想や周辺の状況等、日常生活に役立つ有益な情報を利用者へ知らせることが可能になります。
アプリックスでは、すでに国内外の多数のメーカー様と新たなビジネスモデルによる多様な製品の開発を進めており、メーカー様による内覧会などでの展示も始まっております。アプリックスによる最先端の技術と、メーカー様のあらゆる製品とをつなぐことによって、より多くの人々の生活を豊かに・便利にすることを使命として、IoT時代に向けた新たなビジネスモデルを推し進めることにより、企業価値の向上と収益の拡大を目指してまいります。
以 上
※ 本日の発表に加えて、IoT時代に向けた新たなビジネスモデルを提唱する「これからのアプリックス」、1986年 創業以来の当社の歴史・変遷「アプリックスの歩み」、及び「数字で見るアプリックス」についても、当社websiteに掲載しております。http://www.aplix-ip.com/corp/history/
→ 本日発表の「平成26年12月期決算短信(連結)」はこちら http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/ir150213tan_EMa77fdg.pdf をご覧ください。
→ 本日発表の「中期経営計画の策定に関するお知らせ」はこちら http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/ir150213_AMNUpRAK.pdf をご覧ください。
→ 本日発表の「連結並びに個別業績の前期実績との差異及び営業外収益並びに特別損失の計上に関するお知らせ」はこちら http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/ir150213_PMsPtnnu.pdf をご覧ください。
■ アプリックスIPホールディングス株式会社について
アプリックスIPホールディングスグループは、ソフトウェアテクノロジーによって世界中の人々がより充実した生活を楽しめるようにすることを使命として事業を営んでおります。テクノロジー事業において、当社が開発・提供するBeaconには「Location Beacon」と「Notification Beacon」があります。「Location Beacon」として提供している「MyBeacon(R)シリーズ」は、常時電波を発信し続けるタイプで位置情報の一つとして、飲食業界、アパレル・ファッション業界、流通業界、不動産業界、レジャー・エンタメ業界、物流・運送業界、観光業界などの多種多様な業界をはじめ、公共事業や自治体などにおいて普及し始めています。「Notification Beacon」の一つである「お知らせビーコン」は、機器に組み込むことで、ある状態を検知した時だけ電波を発信するタイプで、浄水器、加湿器、扇風機、コーヒーメーカーなどの軽家電を始めとするあらゆる機器とBeaconを組み合わせることができます。また、出版映像等事業においては、シリーズ単行本累計300万部を超える「ブレイクブレイド」をはじめとする多くのヒット作品を生み出し続けております。同事業において児童書や絵本を提供するほるぷ出版では50周年を迎え、「ミルクこぼしちゃだめよ!」などの人気図書を出版しております。
アプリックスIPホールディングスのwebsite(投資家情報等):http://www.aplix-ip.com/
アプリックスのwebsite(テクノロジー事業等):http://www.aplix.co.jp/
アプリックスグループのwebsite(出版映像等):http://www.aplix-group.com/
※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。