クロス・マーケティンググループ P&Gでヴァイスプレジデントを務めた伊東正明氏を招聘
[18/03/14]
提供元:PRTIMES
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株式会社クロス・マーケティンググループ(本社:東京都新宿区、代表者:五十嵐 幹、以下クロス・マーケティンググループ)の顧問に、P&Gにおいてヴァイスプレジデントを務めた伊東 正明氏(現 株式会社OFFICE MASA代表)が就任しました。
伊東氏は、世界的企業であるP&Gのグローバルビジネスにおいて、マーケティングや様々な事業戦略の責任者として実績を上げられており、当グループの国内外でのビジネスの可能性を最大限発揮するため、ご支援いただくこととなりました。
当グループのモットーである「すべては、お客様の最良の決断のために。」は、お客様の課題に対して包括的なソリューションをご提供し、真のマーケティングパートナーになることを目指すものです。私たちは、この目標を実現すべく、事業戦略から商品開発に至るまで、伊東氏に助言をいただきながら、前進してまいります。
伊東 正明 氏 プロフィール
[画像1: https://prtimes.jp/i/4729/111/resize/d4729-111-462144-0.jpg ]
株式会社OFFICE MASA代表。P&Gにてジョイ、アリエールなどのブランド再生や、グローバルファブリーズチームのマーケティング責任者をアメリカ・スイスにて担当。その後、ヴァイスプレジデントとしてアジアパシフィックのホームケア、オーラルケア事業責任者、e-business責任者を歴任。2017年11月に退社し、現在は株式会社吉野家 戦略担当顧問など複数企業の顧問を務める。
【伊東氏顧問就任 記念対談】
「すべては、お客様の最良の決断のために。」マーケティングリサーチ会社の使命とは
伊東 正明氏(クロス・マーケティンググループ 顧問)× 五十嵐 幹(クロス・マーケティンググループ代表取締役社長兼CEO)
[画像2: https://prtimes.jp/i/4729/111/resize/d4729-111-515235-1.jpg ]
五十嵐:
マーケティングリサーチ会社がどうあるべきかとは、お客様がマーケティングをどのように捉え、具体的にどのような戦略をとっているかによると思います。伊東さんは、世界的なグローバル企業に長年勤めておられましたが、マーケティングの最近の潮流について、どのように見ていらっしゃいますか。
伊東:
当然のことながら、テクノロジーの進化によって、これまでわからなかったことがわかるようになってきました。例えば「過去3か月の間にこの商品を購入しましたか」というような消費者の記憶に頼った調査をすることでしか自社製品のユーザーを調べることができなかったものが、今は実際に購入したかどうか、実購買データをとることが可能になりました。これは、顧客理解における精度の向上に非常に役立っています。また、このようなデータをとることができるようになったお陰で、実購買データに基づいたより有効なマーケティングプランを仕掛けられるようになりました。個人情報保護などの観点から実際の運用には課題もありますが、マーケティングプランを立てる際に、信頼のおけるデータを使えるようになることは、大きな前進だと思います。
五十嵐:
実際のデータを直接アクションに結び付けることができるようになったということですね。
伊東:
はい。一方で変わらないものもあると思います。テクノロジーがどんなに進化しても、変わらず最も重要なのは、お客様の深層心理を知るということです。それはデータによってわかるものではないと私自身は考えています。データからどんな行動をとったかはわかりますが、それが何故なのかはわかりません。
五十嵐:
確かに、人間はロボットのように決められたプログラムに基づいて行動しているわけではないですし、データから深層心理を読み解くことは困難ではないかと私も思います。では、深層心理を理解する鍵は、どこにあると思われますか。
伊東:
最終的には、お客様から直接お話を伺う、お客様の生活の場に入っていくということが必要だと思います。もちろん毎回それが必須というわけではなく、調査の目的に応じた様々なリサーチ手法から、その時々に最も効果的だと思われる方法を包括的に活用することが大前提ですが。
五十嵐:
最後は お客様としっかり向き合わなければいけないということですね。
伊東:
はい。そのためには優れたリサーチャーの存在は欠かせません。適切なインタビューを実施し、調査結果を正確に分析するためには、高いスキルが必要です。私は、P&Gで洗濯洗剤に関する質的調査のために、800名以上の主婦の方にお会いし、120〜130のお宅を訪問しました。この調査は、入社から3年半の間に行ったものですが、最後の方には、玄関を開けた瞬間に自社製品のユーザーかどうかわかるようになっていました。どのようなところを見れば、お客様の洗濯に対する意識や洗剤に求めることが見えてくるのか、先輩方からアドバイスを頂いたことが大きかったですね。
五十嵐:
結果的に、質の高い形で調査ができたのですね。私たちもマーケティングリサーチ会社として、インサイトを導く消費者理解につながる調査を実際にリードするということを意識していかなければと思います。
伊東:
そうですね。それによって、クロス・マーケティングと仕事をする事業会社のマーケターの顧客理解の確度は大きく向上すると思います。
五十嵐:
マーケティングリサーチ会社として、力を入れていきたいところです。ところで、伊東さんはグローバルでの経験をお持ちですが、日本のマーケティングリサーチ会社のグローバル化について、どのようなお考えをお持ちですか。グローバル化の必要性も含めて、グローバル化の推進はどう捉えるべきでしょうか。
伊東:
難しい質問ですが、グローバル化は可能だと考えています。国によって異なるリサーチ手法を使う理由は全くありません。リサーチャーや営業担当者のクオリティを担保し、正確かつ意義のある顧客理解を導くことができるマーケティングリサーチ会社であれば、どこに行っても勝負できるはずです。
五十嵐:
やはりしっかりとしたクオリティでサービスをご提供することに尽きるということですね。
伊東:
はい。私もご協力させて頂きたいと思っております。
五十嵐:
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
【会社概要】
商号:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年4月1日
主な事業:リサーチ事業及びITソリューション事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/
伊東氏は、世界的企業であるP&Gのグローバルビジネスにおいて、マーケティングや様々な事業戦略の責任者として実績を上げられており、当グループの国内外でのビジネスの可能性を最大限発揮するため、ご支援いただくこととなりました。
当グループのモットーである「すべては、お客様の最良の決断のために。」は、お客様の課題に対して包括的なソリューションをご提供し、真のマーケティングパートナーになることを目指すものです。私たちは、この目標を実現すべく、事業戦略から商品開発に至るまで、伊東氏に助言をいただきながら、前進してまいります。
伊東 正明 氏 プロフィール
[画像1: https://prtimes.jp/i/4729/111/resize/d4729-111-462144-0.jpg ]
株式会社OFFICE MASA代表。P&Gにてジョイ、アリエールなどのブランド再生や、グローバルファブリーズチームのマーケティング責任者をアメリカ・スイスにて担当。その後、ヴァイスプレジデントとしてアジアパシフィックのホームケア、オーラルケア事業責任者、e-business責任者を歴任。2017年11月に退社し、現在は株式会社吉野家 戦略担当顧問など複数企業の顧問を務める。
【伊東氏顧問就任 記念対談】
「すべては、お客様の最良の決断のために。」マーケティングリサーチ会社の使命とは
伊東 正明氏(クロス・マーケティンググループ 顧問)× 五十嵐 幹(クロス・マーケティンググループ代表取締役社長兼CEO)
[画像2: https://prtimes.jp/i/4729/111/resize/d4729-111-515235-1.jpg ]
五十嵐:
マーケティングリサーチ会社がどうあるべきかとは、お客様がマーケティングをどのように捉え、具体的にどのような戦略をとっているかによると思います。伊東さんは、世界的なグローバル企業に長年勤めておられましたが、マーケティングの最近の潮流について、どのように見ていらっしゃいますか。
伊東:
当然のことながら、テクノロジーの進化によって、これまでわからなかったことがわかるようになってきました。例えば「過去3か月の間にこの商品を購入しましたか」というような消費者の記憶に頼った調査をすることでしか自社製品のユーザーを調べることができなかったものが、今は実際に購入したかどうか、実購買データをとることが可能になりました。これは、顧客理解における精度の向上に非常に役立っています。また、このようなデータをとることができるようになったお陰で、実購買データに基づいたより有効なマーケティングプランを仕掛けられるようになりました。個人情報保護などの観点から実際の運用には課題もありますが、マーケティングプランを立てる際に、信頼のおけるデータを使えるようになることは、大きな前進だと思います。
五十嵐:
実際のデータを直接アクションに結び付けることができるようになったということですね。
伊東:
はい。一方で変わらないものもあると思います。テクノロジーがどんなに進化しても、変わらず最も重要なのは、お客様の深層心理を知るということです。それはデータによってわかるものではないと私自身は考えています。データからどんな行動をとったかはわかりますが、それが何故なのかはわかりません。
五十嵐:
確かに、人間はロボットのように決められたプログラムに基づいて行動しているわけではないですし、データから深層心理を読み解くことは困難ではないかと私も思います。では、深層心理を理解する鍵は、どこにあると思われますか。
伊東:
最終的には、お客様から直接お話を伺う、お客様の生活の場に入っていくということが必要だと思います。もちろん毎回それが必須というわけではなく、調査の目的に応じた様々なリサーチ手法から、その時々に最も効果的だと思われる方法を包括的に活用することが大前提ですが。
五十嵐:
最後は お客様としっかり向き合わなければいけないということですね。
伊東:
はい。そのためには優れたリサーチャーの存在は欠かせません。適切なインタビューを実施し、調査結果を正確に分析するためには、高いスキルが必要です。私は、P&Gで洗濯洗剤に関する質的調査のために、800名以上の主婦の方にお会いし、120〜130のお宅を訪問しました。この調査は、入社から3年半の間に行ったものですが、最後の方には、玄関を開けた瞬間に自社製品のユーザーかどうかわかるようになっていました。どのようなところを見れば、お客様の洗濯に対する意識や洗剤に求めることが見えてくるのか、先輩方からアドバイスを頂いたことが大きかったですね。
五十嵐:
結果的に、質の高い形で調査ができたのですね。私たちもマーケティングリサーチ会社として、インサイトを導く消費者理解につながる調査を実際にリードするということを意識していかなければと思います。
伊東:
そうですね。それによって、クロス・マーケティングと仕事をする事業会社のマーケターの顧客理解の確度は大きく向上すると思います。
五十嵐:
マーケティングリサーチ会社として、力を入れていきたいところです。ところで、伊東さんはグローバルでの経験をお持ちですが、日本のマーケティングリサーチ会社のグローバル化について、どのようなお考えをお持ちですか。グローバル化の必要性も含めて、グローバル化の推進はどう捉えるべきでしょうか。
伊東:
難しい質問ですが、グローバル化は可能だと考えています。国によって異なるリサーチ手法を使う理由は全くありません。リサーチャーや営業担当者のクオリティを担保し、正確かつ意義のある顧客理解を導くことができるマーケティングリサーチ会社であれば、どこに行っても勝負できるはずです。
五十嵐:
やはりしっかりとしたクオリティでサービスをご提供することに尽きるということですね。
伊東:
はい。私もご協力させて頂きたいと思っております。
五十嵐:
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
【会社概要】
商号:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年4月1日
主な事業:リサーチ事業及びITソリューション事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/