JLL、世界の都市活力ランキング「シティ・モメンタム・インデックス2016」を発刊世界120都市を37の要素で分析、東京は14位
[16/01/25]
提供元:PRTIMES
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総合不動産サービス大手のJLL(本社:イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:コリン・ダイアー、NYSE JLL、以下:JLL)は、「居住性(liveability)」、「イノベーション(innovation)」、「変革力(capacity to reinvent)」の観点から世界の都市活力を分析した年次レポート「シティ・モメンタム・インデックス(CMI)2016」を発表しました。インデックス上位には、最先端のビジネスを創出し、有能な人材を惹きつけ、テクノロジーを活用した受容性のある地域社会を提供しているロンドン、シリコンバレー、ダブリン、バンガロール、ボストンがランクインしました。
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2015年度CMIではテクノロジーのハブ都市がランキングに含まれていましたが、2016年度CMIではテクノロジーに加え、新しいアイデアを生み出し、それを商業化することによって繁栄している、世界有数の活気ある複合利用地区が目立ちました。このようなコンパクトでコネクティビティが良好な地区は、高等教育施設や研究機関を包含している場合が多く、産学官の連携、他者との共同開発や生産、オープンイノベーションの場を提供しこれを促進しています。
JLLグローバルリサーチ ダイレクター ジェレミー・ケリーは次のように述べています。
「シティ・モメンタムにおいて、不動産は重要な役割を担っており、持続可能な都市モデルのコミュニティ意識を深めると同時に、生産性、創造性、起業精神性を高めます。不動産はもはやビジネスのための単なる箱ではなく、都市にとって重要な企業や人材を惹きつける要素となっています。各都市は、世界の企業、投資家、優秀な人材が求める先進的で生産性の高い商業用不動産を提供できる環境を備えることが重要です」
CMI上位20都市の概要は以下の通りです。
「Established World City(不動の世界都市)」に加えて“挑戦者たち”の強いモメンタム
先進都市であるロンドン(1位)、ニューヨーク(7位)、東京(14位)がランクインした一方、その“挑戦者”たる上海(6位)、シドニー(8位)、ソウル(19位)もランクインし、世界での影響力や存在感を増している。いずれの都市グループでも、非常にグローバル化した経済活動が行われ、強固なインフラを有し、企業、資本、人材の集中が見られる一方、大胆な都市変革によってフューチャープルーフな経済を目指している。
勢いを増す米国の「New World City(新たな世界都市)」
2016年CMIでは、シリコンバレー(2位)、ボストン(5位)、サンフランシスコ(10位)、シアトル(13位)、オースティン(16位)がランクインした。いずれも世界で最も活況を呈しているテクノロジーセンターで、持続可能性や居住性の強化のために積極的に不動産を活用している。
? “活気あふれる高価値「Emerging World City(新興世界都市)」”
バンガロール(4位)および深セン(12位)には、急成長する世界的なテクノロジー企業が集まっている。ナイロビ(11位)は高等教育やハイテク施設の整備により価値連鎖を高め、世界との接続性を改善しようと取り組んでいる。
?世界で存在感を高める小都市
比較的小規模な都市であるダブリン(3位)、オースティン(16位)、オークランド(20位)も急速にモメンタムを高めながら競争力を増している。少ない人口ながらも、都市経済は世界的に最も活況を呈している範疇に属し、経済的なスケールメリットが小さいながらも世界での存在感を高めている。
成長するアジア太平洋の都市
インドは、インフラ整備や最先端テクノロジーを促進し、発展しているバンガロール(4位)、ハイデラバード(17位)がランクインし、存在感を増している。上海(6位)、北京(9位)、深セン(12位)がランクインした中国は、高価値をもたらす経済活動を臆せず手がけ、イノベーション、インフラ、接続性の観点から、新しい形態の経済活動の基盤を構築している。オーストラリアでも、シドニー(8位)、メルボルン(18位)、オークランド(20位)がランクインし、強いモメンタムを維持している。
CMIは120都市を対象とし、各都市のGDP、人口、企業本社のプレゼンス、オフィス建築、オフィス賃料など37の要素を基に分析しています。他の要素として、教育、インフラ整備、環境の持続性、都市が有するテクノロジーレベルなども含まれます。
JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界80ヵ国、従業員約58,000名、230超拠点で展開し、年間の手数料収入は約47億米ドル、総売上高は54億米ドルに上ります。2014年度は、プロパティマネジメント及び企業向けファシリティマネジメントにおいて、約3億1,620m2 (約9,486 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、1,180億米ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総額572億米ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称及び登録商標です。
JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在16ヵ国、83事業所で30,100名超のスタッフを擁しています。2015年ユーロマネー・リアル・エステート・アワードにおいて、最優秀リアル・エステート・アバイザーに選出されました。また、2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。www.joneslanglasalle.co.jp