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【プレスリリース】シリア危機 レバノン初雪、寒波到来 寒さに震える子どもたちに支援を

今年初めての寒波がレバノンを襲うなか、ユニセフは子どもたちへの支援を強化しています。




※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会が翻訳・編集したものです


【2013年12月12日レバノン・ベイルート発】

今年初めての寒波がレバノンを襲うなか、ユニセフは子どもたちへの支援を強化しています。82万人を
超えるシリア難民の子どもたちとその家族は、厳しい寒さの中、非公式テント居住区や共同避難所に
おいて生活しています。その生活は一段と厳しさを増し、悲惨な状況に直面しています。子どもたちが
暖をとるための燃料はすでに底をつき、雪が積もったテントは重みに耐えきれずに今にも倒れそうです。

「ユニセフはパートナーとともに、できるだけたくさんの、困難な状況に置かれているレバノン人家族や
シリア難民の家族を守るための活動を行っています。この寒波は、この先続く厳しい冬の始まりでしか
ありません。特に、設備が整っていない避難所で暮らす人々は、寒さとじめじめした環境にさらされて
います」 とユニセフ・レバノン事務所のアンナマリア・ラウリニ代表は語ります。

寒さによって、子どもたちの健康状態は一層危険にさらされています。一日一日をなんとか生き延びて
きた子どもたちは、今、命を奪いかねない急性呼吸器感染症にかかる危険性が高まっています。

すでに今回の寒波到来の数か月前には、ユニセフはパートナーとともに、その影響が想定される地域の
近くに、必需品と冬用キットを輸送し備蓄していました。それにより先週末だけでも、暖かい子ども服を
含む冬用キット5,000個を、レバノン東部のAarsal など、支援の届きにくい地域に届けることができました。

これにより、合計7万4,603の冬用キットが、支援を待つ人々に届けられたことになります。今後1か月で、
15万3,000人以上の子どもたちが冬服を受け取る予定です。

ユニセフは公衆衛生省を支援し、呼吸器感染症や下痢性疾患の治療のために必要な医療物資を提供して
います。これらの物資により、最も被害を受けやすい場所で暮らす1万人の避難民に対して、治療を
行うことができます。


ユニセフやパートナー団体の職員たちによれば、この寒さで最も影響を受けているベッカー高原において、
非公式テント住居区や共同避難所に住む親たちの心配はますます増えています。気温が零下に下がるなか、
母親たちは、最悪の寒波が過ぎ去るまで、子どもたちを寒さから守ってほしいと嘆願しています。

初雪をもたらしたこの寒波は、今後数か月にわたって困難な状況が続くということの知らせでもあります。

ユニセフはレバノン国内でも最も寒い地域の350以上の学校に、冬の数か月の間教室を温めるための
燃料を提供。これまでにレバノン国内で24万1,750人の子どもたちに、冬に備える支援を届けました。


                       ***

シリアの子どもたちの写真(高画質)は、下記URLダウンロードしていただけます。 
http://bit.ly/19kbWSY

写真をご使用の際は、クレジットを下記の通り記載をお願いいたします。
(c)UNICEF/Lebanon 2013/Ramzi Haidar (撮影場所:ベッカー高原)


                       ***


ユニセフ・レバノン事務所では、日本人職員(教育専門官・女性)が支援活動にあたっています。
現地でのご取材をご希望の際は、日本ユニセフ協会またはレバノン事務所(下記記載)に
お問い合わせください。

                       ***

募金告知ご協力のお願い

ご協力ありがとうございます。引き続き、ご案内のほど、よろしくお願いいたします。

<シリア緊急募金>

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「シリア」と明記 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料は免除されます
インターネットからも募金を受け付けています www.unicef.or.jp


                      ***


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp 
または

Soha Bsat Boustani, UNICEF レバノン事務所 広報官
+ 961 1756101 (Ext 2062);  sboustani@unicef.org
Salam Abdulmunem, UNICEF レバノン事務所 広報官
+961 70996605, sabdulmunem@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために
活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で
具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、
世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で
支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、
日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、
政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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