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「山の日」 施行まであと1年、登山の安全に関する意識に課題 登山計画書、「必ずしも出さない」が約6割

〜当社商品・アプリ等利用者など約3800名の回答による意識調査〜

 株式会社昭文社は、2016年8月11日より施行される「山の日」まであと1年にちなみ、登山の安全意識等に関するアンケートを実施しましたので、結果をお知らせいたします。
■登山の安全に関する意識では課題が浮き彫りに
→登山計画書について「現地で求められたら出す」が40%、「ほとんど提出したことがない」が15%、必ずしも出さない方が6割近くに。
■登山の際の情報収集に関する設問ではデジタル化傾向が顕著に
→山に行く際の情報源(複数回答可)としては「インターネット」が最も多く実に90%もの人が挙げています。
■登山における「デジタル化」を安全意識につなげる施策の必要性
→インターネットで登山計画書が提出できることを「知っているが利用したことがない」が62%、「全く知らない、関心がない」が21%。
■登山の裾野を広げる「挑戦」を安全意識の向上に活かす
→二百名山の完全踏破を目指すアドベンチャーレーサー田中陽希さんについてお聞きしたところ、77%の方が認知。
上記4つの観点で調査結果を総括しております。




 株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)は、2016年8月11日より施行される「山の日」まであと1年にちなみ、登山の安全意識等に関するアンケートを実施しましたので、結果をお知らせいたします。

【本アンケートの概要】


【回答者数】3783人(男女比、年齢層は下グラフ参照)
【調査方法】WEBアンケート
【調査期間】2015年7月27日〜8月6日
【調査対象】当社ガイドブックの購入経験者、宿泊予約等のサービス利用者、「山と高原地図」アプリユーザーなど
【登山歴】なし=3%、1年未満=7%、1〜3年=24%、3〜10年=36%、10年以上=29%


[画像1: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-680146-0.jpg ]

■登山の安全に関する意識では課題が浮き彫りに
 安全確保に重要な登山計画書※について「現地で求められたら出す」が40%、「ほとんど提出したことがない」が15%、これらを合わせると55.3%に達しています。登山経験のある方が97%を占める回答者の中で必ずしも提出しない方が6割近くという比率は決して看過できない数字です。
 また最近火山の噴火活動が各地で観測され報道が増えていますが、火山活動を事前に知ってから登るように気をつけていますか?という設問に対し「必ず調べてから登る」が62%ある一方、「あまり調べずに登る」も8%あり、昨年の御嶽山の噴火を経てもまだ火山への警戒意識は不足しているようです。登山への興味・関心が高まっている中、安全意識については大きな課題があることが浮き彫りとなりました。


※登山計画書(登山届、入山届)・・・登山者の氏名、年齢、連絡先、登山の予定と携行する装備と食糧等の量などを記入し家族や関係先に提出する書類。登山口に設置されているポストに提出するか、あるいはポストがない場合でも近くの交番で受け付けている。


[画像2: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-596621-2.jpg ]



[画像3: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-609445-1.jpg ]

■登山の際の情報収集に関する設問ではデジタル化傾向が顕著に
 山に行く際の情報源(複数回答可)としては「インターネット」が最も多く実に90%もの人が挙げています。「ガイドブック・雑誌」は76%。情報源としてはほぼこの2つに集中しています。ルートを知るのに頼りにするツール (複数回答可)では当社「山と高原地図」が84%、その次に「スマートフォンアプリ」が55%。デジタルデバイスが登山に必須となりつつあると言えます。

[画像4: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-393558-3.jpg ]

[画像5: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-552283-4.jpg ]

■登山における「デジタル化」を安全意識につなげる施策の必要性
 インターネットで登山計画書が提出できることを「知っているが利用したことがない」が62%、「全く知らない、関心がない」が21%。情報収集等に関してはデジタル化が進んでいる一方、安全対策としてのデジタル利用については、まだまだ普及していないことがわかります。
 当社は登山専用のSNSサイト「ヤマレコ」を運営する株式会社ヤマレコと、登山の計画を簡単に行えるプランニング機能「ヤマプラ(URL:http://www.yamareco.com/yamapla/)」を共同で開発し、この7月29日に「ヤマレコ」内にてサービスを開始いたしました。
 「ヤマプラ」にはインターネットでの登山計画書提出をサポートする機能もあり、今回の調査結果を受けこうしたサービスの周知を行うなど、これまで以上に登山の安全意識の啓発に尽力いたします。

[画像6: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-329067-5.jpg ]

[画像7: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-887628-6.jpg ]

■登山の裾野を広げる「挑戦」を安全意識の向上に活かす
 昨年からBSのテレビ番組でも放送され話題を呼んでいる田中陽希さん。徒歩とシーカヤックのみ、人力で7800kmにも及ぶ日本縦断の旅を敢行、昨年に続き今年は5月下旬から二百名山の完全踏破を目指して挑戦を続けています。
 当社では昨年に続き今年の挑戦も「山と高原地図」「ツーリングマップル」等の提供を通じてサポートさせていただいておりますが、今回田中陽希さんについてお聞きしたところ、大ファン=22%、知っているを合わせると77%の方が認知しており、この挑戦が登山の裾野を広げることに一役買っていることがうかがえます。
 こうした活動が契機となって登山の裾野が広がり、文化として定着することは大変意義深いことです。単なる「前人未到の挑戦」という部分だけでなく、その背景にあるスキルや安全への高い意識、徹底した情報収集、装備等も含めて登山が認識されるよう、当社の商品・サービス、PR活動を通じて貢献してまいります。

●参考情報
「日本百名山ひと筆書き」達成記念! "アドベンチャーレーサー"田中陽希の地図活用術
http://www.mapple.co.jp/mapple/column02/supporters/yokitanaka.html

[画像8: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-429073-7.jpg ]

[画像9: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-554720-8.jpg ]

[画像10: http://prtimes.jp/i/7916/115/resize/d7916-115-533538-9.jpg ]
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