【プレスリリース】中央アフリカ共和国 戦闘激化 50万人が避難、1時間に3人が殺害 ユニセフ支援物資77トン、首都バンギへ到着
[13/12/16]
提供元:PRTIMES
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アフリカ中部・中央アフリカ共和国で戦闘が激化し続けるなか、ユニセフは16日、子どもに
対する殺傷や虐待、暴力は、人道に対する侮辱であるとの声明を出しました。
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文をご入用の際は、日本ユニセフ協会 広報室までお問い合わせください
【2013年12月16日 バンギ / ニューヨーク】
アフリカ中部・中央アフリカ共和国で戦闘が激化し続けるなか、ユニセフは16日、子どもに
対する殺傷や虐待、暴力は、人道に対する侮辱であるとの声明を出しました。
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「この“忘れられた危機”のなかで、
中央アフリカ共和国の子どもたちの命は、長すぎる間、軽視され続けてきました」と声を
あげます。
「私たちは今、この現実をつきつけられています。この悪意に満ちた紛争に、現在、230万人
もの子どもが巻き込まれています。子どもたちは、キリスト教徒、あるいは、イスラム教徒で
あるという理由だけで殺されています。子どもたちは避難を余儀なくされ、武装した戦闘員を
避けるため、恐怖のなかで身を隠しています。子どもたちは残虐な暴力行為を目撃しています。
さらに、武装勢力に加わることを強いられており、その数は6,000人にも上るとみられています。
子どもたちに対するこれらの残忍な攻撃は、人道に対する侮辱です」とレーク事務局長が
続けます。
中央アフリカで発生している紛争により、これまでに50万人を超える人々が避難を余儀なく
されています。最新の報告によれば、12月の2週目だけでも、平均して1時間に3人が、戦闘
により殺されました。このように安全が脅かされる中、ユニセフは、バンギやボッサンゴア、
カガバンドロなどの紛争地帯において、避難した家族が必要とする支援を続けています。
今年、ユニセフはパートナーと共に、48万人を超える5歳未満の子どもに、はしかの予防接種を
実施。主にボッサンゴアの避難民4万7,000人に毛布や、防水シート、石鹸、燃料容器を提供
しました。現在、およそ28万人の人々が安全な水を利用することができます。またユニセフは、
非常に多くの子どもたちが経験している心的外傷(トラウマ)に対する支援の一環で、子ども
たちが学んだりレクリエーション活動ができる、安全な空間を提供しています。
先週13日(金)、ユニセフは、毛布や石鹸、燃料容器、薬、浄水用品、防水シート、保健用物資、
助産用物資などの支援物資77トンを首都バンギに空輸。紛争に巻き込まれた家族へ、命を守る
支援物資を空輸するのは過去1年間で5回目になります。
「私たちは皆、もっと多くの支援を実施しなければなりません。しかし、この残虐で憎しみに
満ちた紛争を終わらせるための最終の責任は、今、この暴力に加担している人々にあります。
学校や保健施設、交通機関は安全に守られなくてはなりません。そして、今後も子どもたちを
傷つけ続ける人々は、その責任を負わなければなりません」(レーク事務局長)
***
中央アフリカ情勢に関するプレスリリースは、本年、これまでに9本配信しております。当協会
ウェブサイト内プレスセンター(http://www.unicef.or.jp/library/library_pres.html)で
ご覧いただけます。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Linda Tom ユニセフ・バンギ事務所
Tel: + 236 70550210; ltom@unicef.org
Laurent Duvillier ユニセフ・バンギ事務所
Mobile: +221 77 740 35 77 ; lduvillier@unicef.org
Marixie Mercado, ユニセフ・ジュネーブ
Mobile: +41 79 756 7703, mmercado@unicef.org
Kent Page ユニセフ・ニューヨーク本部
Tel: + 1 212-326-7605; Mobile: + 1 917 302-1735; kpage@unicef.org
Rita Ann Wallace ユニセフ・ニューヨーク本部
Tel: + 1 212 326 7586; Mobile: + 1 917 213-4034; rwallace@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために
活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な
形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を
置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。
(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で
支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、
募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
対する殺傷や虐待、暴力は、人道に対する侮辱であるとの声明を出しました。
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文をご入用の際は、日本ユニセフ協会 広報室までお問い合わせください
【2013年12月16日 バンギ / ニューヨーク】
アフリカ中部・中央アフリカ共和国で戦闘が激化し続けるなか、ユニセフは16日、子どもに
対する殺傷や虐待、暴力は、人道に対する侮辱であるとの声明を出しました。
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「この“忘れられた危機”のなかで、
中央アフリカ共和国の子どもたちの命は、長すぎる間、軽視され続けてきました」と声を
あげます。
「私たちは今、この現実をつきつけられています。この悪意に満ちた紛争に、現在、230万人
もの子どもが巻き込まれています。子どもたちは、キリスト教徒、あるいは、イスラム教徒で
あるという理由だけで殺されています。子どもたちは避難を余儀なくされ、武装した戦闘員を
避けるため、恐怖のなかで身を隠しています。子どもたちは残虐な暴力行為を目撃しています。
さらに、武装勢力に加わることを強いられており、その数は6,000人にも上るとみられています。
子どもたちに対するこれらの残忍な攻撃は、人道に対する侮辱です」とレーク事務局長が
続けます。
中央アフリカで発生している紛争により、これまでに50万人を超える人々が避難を余儀なく
されています。最新の報告によれば、12月の2週目だけでも、平均して1時間に3人が、戦闘
により殺されました。このように安全が脅かされる中、ユニセフは、バンギやボッサンゴア、
カガバンドロなどの紛争地帯において、避難した家族が必要とする支援を続けています。
今年、ユニセフはパートナーと共に、48万人を超える5歳未満の子どもに、はしかの予防接種を
実施。主にボッサンゴアの避難民4万7,000人に毛布や、防水シート、石鹸、燃料容器を提供
しました。現在、およそ28万人の人々が安全な水を利用することができます。またユニセフは、
非常に多くの子どもたちが経験している心的外傷(トラウマ)に対する支援の一環で、子ども
たちが学んだりレクリエーション活動ができる、安全な空間を提供しています。
先週13日(金)、ユニセフは、毛布や石鹸、燃料容器、薬、浄水用品、防水シート、保健用物資、
助産用物資などの支援物資77トンを首都バンギに空輸。紛争に巻き込まれた家族へ、命を守る
支援物資を空輸するのは過去1年間で5回目になります。
「私たちは皆、もっと多くの支援を実施しなければなりません。しかし、この残虐で憎しみに
満ちた紛争を終わらせるための最終の責任は、今、この暴力に加担している人々にあります。
学校や保健施設、交通機関は安全に守られなくてはなりません。そして、今後も子どもたちを
傷つけ続ける人々は、その責任を負わなければなりません」(レーク事務局長)
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中央アフリカ情勢に関するプレスリリースは、本年、これまでに9本配信しております。当協会
ウェブサイト内プレスセンター(http://www.unicef.or.jp/library/library_pres.html)で
ご覧いただけます。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Linda Tom ユニセフ・バンギ事務所
Tel: + 236 70550210; ltom@unicef.org
Laurent Duvillier ユニセフ・バンギ事務所
Mobile: +221 77 740 35 77 ; lduvillier@unicef.org
Marixie Mercado, ユニセフ・ジュネーブ
Mobile: +41 79 756 7703, mmercado@unicef.org
Kent Page ユニセフ・ニューヨーク本部
Tel: + 1 212-326-7605; Mobile: + 1 917 302-1735; kpage@unicef.org
Rita Ann Wallace ユニセフ・ニューヨーク本部
Tel: + 1 212 326 7586; Mobile: + 1 917 213-4034; rwallace@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために
活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な
形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を
置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。
(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で
支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、
募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)