24卒理系学生272人に調査 ―就活動向調査レポート2022
[22/08/23]
提供元:PRTIMES
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技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、理系学生272名に対し、「就職活動の動向調査」を実施しましたので、お知らせいたします。
技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、理系学生272名に対し、「就職活動の動向調査」を実施しましたので、お知らせいたします。
調査サマリー
2022年6月時点の24卒理系学生の就職活動の傾向として、以下の点が挙げられます。
・約6割の学生が就職活動を行っている
・サマーインターンへの応募と早期化による焦りにより、早期に就活を開始している
・自身の経験・能力の活かし方について知りたい学生が多い
調査概要
・調査概要:24卒理系学生「就活動向調査」
・調査方法:インターネット調査
・実施期間:2022年6月10日〜6月19日
・有効回答:就職情報サイト「アカリク」に登録している2024年新卒の理系学生272名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「大学院生のキャリアを支援する「アカリク」」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://biz.acaric.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-1ce9fa6025ccda7740a5-16.png ]
過去の就活経験に関しては、21卒〜23卒と比べて大きな変化はなし
「学部生や修士の頃など、過去にも就職活動の経験はありますか」と質問したところ、経験があると答えた学生が23.9%になりました。この結果は、21卒〜23卒と比べて大きな変化はありません。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-0586c15458896b71b56c-13.png ]
現時点で就職活動を行っている学生が約60%
「現在の就職活動に対する意識を教えてください」と質問したところ、「すでに就職活動をしている」と回答した学生が49.3%、「そろそろ就職活動を始めたい」が37.5%、「就職活動は行っているが思うように進んでいない」が10.7%となりました。現在就職活動を続けている回答群(「すでに就職活動をしている」、「就職活動は行っているが思うように進んでいない」、「すでに内定先は決まっているが就職活動を続けている」)の学生を合計すると60.4%となり、約6割の学生が2022年6月の時点で就職活動を続けています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-a82a1ac9df834dfef12d-3.png ]
サマーインターンへの応募と早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっている
「早期に就職活動を始めた理由について教えてください」と質問したところ、「サマーインターンに応募したいから」と回答した学生が39%、続いて「就職活動が早期化していると聞いたから」が23.9%、「早期で始めたほうが内定を得やすいと考えたから」が13.6%となりました。サマーインターンへの応募と早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっているようです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-86c419391ef6e9ca9278-8.png ]
早期でも、様々な経路から企業への応募が進んでいる
「企業への応募ですでに行っているものを全て選択してください(複数回答可)」と質問したところ、「自主応募」の回答が最多で116、続いて「インターン経由などでの早期選考」「逆求人サイトなどでのスカウトからの応募」がともに53、「就活イベント経由での応募」が51となりました。一方で「いずれも行っていない」は99となりました。就職活動早期においても、様々な経路から企業への応募が行われています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-e1b448ba6a1e101e4ea1-1.png ]
自身の経験・能力の活かし方について知りたい学生が多い
「就職活動について今知りたいことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「ESや面接・自己PRについて」の回答が171、「自身の経験・能力がどのように活かせるか」が120、「志望企業の業務内容や社内の雰囲気などの情報」が119となりました。自身のPRの仕方や、経験・能力の活かし方について知りたい学生が多いことがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-99964ea8ae74138e7fca-2.png ]
90%以上の学生が就職活動に不安を感じている
「就職活動について不安はありますか/ありましたか」と質問したところ、「とてもある/とてもあった」と回答した学生が55.9%、「ある/あった」が35.7%となりました。90%以上の学生が、就職活動に対して不安を感じていることが分かります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-90d9c71c2c13c12fc27c-10.png ]
就職活動についての不安の原因は自身のスキルに対する不安が最多
就職活動について不安が「とてもある/とてもあった」「ある/あった」と回答した者に対して、「どのようなことに不安がありますか(複数回答)」と質問したところ、「自分のスキル、実績、経験の不足」が最多で174、続いて「面接」が161、「ES・Webテスト」が142となりました。自身のスキルに対する不安が、就職活動についての不安の最も大きな要因となっています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-66b1837e9b7ebb859a47-17.png ]
イベント、ナビサイト、ダイレクトリクルーティングを主に利用
「利用したことのある就職支援サービスを全て選択してください(複数回答可)」と質問したところ、「就職情報サイト(企業・業界・職種研究)」が最多で171、続いて「イベント(説明会形式)」が144、「ナビサイト」が130、「就職情報サイト(口コミ・エントリーシート閲覧)」が115、「スカウトサービス(ダイレクトリクルーティング)」が109となりました。イベントやナビサイト、ダイレクトリクルーティングなどが主に利用されている就活サービスとなっています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-103b1468ca74cc142397-11.png ]
民間就職を希望する学生が7割以上。23卒(民間就職希望64%)に比べ増加している
「アカデミアと民間のどちらに進むことになると思うか」と質問したところ、「民間企業に進みたい」と答えた学生が71.7%となり、23卒の回答(64%)に比べて民間企業就職希望者は増加しています。
[画像10: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-701dad4c60bb051549d2-5.png ]
メーカーやIT系を希望する学生が多数
「民間就職を検討する際に特に志望している業界を教えてください(最大3つまで)」と質問したところ、「メーカー(化学・ライフサイエンス系など)」が最多で146、続いて「メーカー(機械・電機系)」が104、「IT業界」が103となりました。メーカーやIT業界が学生に人気であることが分かります。
[画像11: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-7f8442a4f5a03f468997-6.png ]
研究開発職の希望が最も多い
「民間就職を検討する際に特に志望している職種を教えてください(最大3つまで)」と質問したところ、「研究開発職」が最多で195、続いて「技術職(品質管理・生産管理・工程管理など)」が113、「設計開発職」が86となりました。民間企業への就職において研究開発職の希望が最も多いようです。
[画像12: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-474477650501a34ca9ba-12.png ]
論理的思考力を活かしたい学生が多数
「入社後、どのような専門性やスキルを活かしたいと考えますか(複数回答可)」と質問したところ、「論理的思考力」が最多で173、続いて「実験機器等の使用経験」が104、「ITスキル」が82となりました。就職後に活かしたい能力として、汎用的能力である論理的思考力が最多となりました。
[画像13: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-ec4a33b73506b9e2d12f-4.png ]
約4割の学生が専門外就職を検討している
「専門外就職やいわゆる文系就職を考えたことはありますか?」と質問したところ、「いいえ」と回答した学生が62.9%となりました。「はい」と回答した学生は37.1%で、約4割の学生は専門外就職を検討しています。
[画像14: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-84a4dd8cde149e870d02-9.png ]
専門外の就職先として企画・マーケティング職やコンサルタントが注目されている
「専門外就職やいわゆる文系就職を検討しているのは具体的にどんな職種ですか」と質問したところ、「企画・マーケティング職」が最多で43、続いて「コンサルタント」が40、「営業職」が26となりました。専門外の就職先としては、企画・マーケティング職やコンサルタントなどに注目が集まっています。
[画像15: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-64b1cc7469d9bbb19be9-15.png ]
ほとんどの学生がインターンシップへの参加を考えており、23卒と比較して参加率は高まる見込み
「何社のインターンシップへ参加しようと考えていますか」と質問したところ、「2~3社」と回答した学生が最多で28.3%、続いて「4~5社」が23.2%、「5~9社」が10.7%となりました。一方で、「インターンシップへは参加しない予定」と回答した学生は5.1%に留まりました。ほとんどの学生がインターンシップへの参加を考えており、23卒学生のインターンシップ参加率(約7割)と比較すると参加率は高くなる見込みです。
[画像16: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-4f89791dee4b80f1c1d3-14.png ]
23卒同様、24卒理系学生のエントリー数も引き続き少なくなる見込み
「何社、本エントリーしようと考えていますか」と質問したところ、「10社以内」と回答した学生が37.2%、「5社以内」が25.4%、「10〜20社」が15.8%となりました。23卒までの学生の傾向と同様、24卒理系学生のエントリー数も引き続き少なくなる見込みです。
[画像17: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-bff85e1b7e2bfa2b0698-0.png ]
就活中に初めて知った企業の場合、口コミサイトを確認する学生も多い
「スカウトされた企業、イベントで知った企業への応募を考えるとき、何を調べますか(複数回答可)」と質問したところ、「企業の公式サイト」が最多で243、「採用ページ」が206、「口コミサイト」が122となりました。企業が提供する公式ページに加えて、口コミサイトを確認する学生が多いことがわかります。
[画像18: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-e9faadc764b942140d57-18.png ]
現時点で内定を獲得している学生は少数
「現在、何社の内定(内々定)を持っていますか」と質問したところ、「1社」と回答した学生は0.9%、「2〜3社」は0.5%でした。2022年6月現在、98.6%の学生がまだ内定を獲得しておらず、24卒の就職活動はまだ始まったばかりのようです。
[画像19: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-b40fec6443d95709045b-7.png ]
まとめ
今回の調査では、24卒理系学生の早期における就職活動の動向について調べました。
民間就職を希望する学生が7割以上と、23卒に比べて増加しています。現時点で就職活動を行っている学生は約60%と、サマーインターンへの応募と就活の早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっているようです。そのような状況下でも、インターンや逆求人サイトでのスカウト、就活イベントなどの様々な経路から企業への応募が進んでいます。
就職活動が本格化しようとする中、理系学生はESや面接などの事前準備、自己PRや自身の経験・能力がどのように活かせるのかなどの情報を求めています。また、ほとんどの学生が就職活動に不安を感じており、自身のスキルに対する不安が主な要因となっています。民間就職における希望業界はメーカーやIT系を筆頭に、職種としては研究開発職が人気を集めています。現時点で内定を獲得している学生はまだ少ないですが、昨年に引き続き、就職活動は早期化する見込みです。
アカリクについて
アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業:2006年11月
代表者:代表取締役 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、理系学生272名に対し、「就職活動の動向調査」を実施しましたので、お知らせいたします。
調査サマリー
2022年6月時点の24卒理系学生の就職活動の傾向として、以下の点が挙げられます。
・約6割の学生が就職活動を行っている
・サマーインターンへの応募と早期化による焦りにより、早期に就活を開始している
・自身の経験・能力の活かし方について知りたい学生が多い
調査概要
・調査概要:24卒理系学生「就活動向調査」
・調査方法:インターネット調査
・実施期間:2022年6月10日〜6月19日
・有効回答:就職情報サイト「アカリク」に登録している2024年新卒の理系学生272名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「大学院生のキャリアを支援する「アカリク」」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://biz.acaric.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-1ce9fa6025ccda7740a5-16.png ]
過去の就活経験に関しては、21卒〜23卒と比べて大きな変化はなし
「学部生や修士の頃など、過去にも就職活動の経験はありますか」と質問したところ、経験があると答えた学生が23.9%になりました。この結果は、21卒〜23卒と比べて大きな変化はありません。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-0586c15458896b71b56c-13.png ]
現時点で就職活動を行っている学生が約60%
「現在の就職活動に対する意識を教えてください」と質問したところ、「すでに就職活動をしている」と回答した学生が49.3%、「そろそろ就職活動を始めたい」が37.5%、「就職活動は行っているが思うように進んでいない」が10.7%となりました。現在就職活動を続けている回答群(「すでに就職活動をしている」、「就職活動は行っているが思うように進んでいない」、「すでに内定先は決まっているが就職活動を続けている」)の学生を合計すると60.4%となり、約6割の学生が2022年6月の時点で就職活動を続けています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-a82a1ac9df834dfef12d-3.png ]
サマーインターンへの応募と早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっている
「早期に就職活動を始めた理由について教えてください」と質問したところ、「サマーインターンに応募したいから」と回答した学生が39%、続いて「就職活動が早期化していると聞いたから」が23.9%、「早期で始めたほうが内定を得やすいと考えたから」が13.6%となりました。サマーインターンへの応募と早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっているようです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-86c419391ef6e9ca9278-8.png ]
早期でも、様々な経路から企業への応募が進んでいる
「企業への応募ですでに行っているものを全て選択してください(複数回答可)」と質問したところ、「自主応募」の回答が最多で116、続いて「インターン経由などでの早期選考」「逆求人サイトなどでのスカウトからの応募」がともに53、「就活イベント経由での応募」が51となりました。一方で「いずれも行っていない」は99となりました。就職活動早期においても、様々な経路から企業への応募が行われています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-e1b448ba6a1e101e4ea1-1.png ]
自身の経験・能力の活かし方について知りたい学生が多い
「就職活動について今知りたいことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「ESや面接・自己PRについて」の回答が171、「自身の経験・能力がどのように活かせるか」が120、「志望企業の業務内容や社内の雰囲気などの情報」が119となりました。自身のPRの仕方や、経験・能力の活かし方について知りたい学生が多いことがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-99964ea8ae74138e7fca-2.png ]
90%以上の学生が就職活動に不安を感じている
「就職活動について不安はありますか/ありましたか」と質問したところ、「とてもある/とてもあった」と回答した学生が55.9%、「ある/あった」が35.7%となりました。90%以上の学生が、就職活動に対して不安を感じていることが分かります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-90d9c71c2c13c12fc27c-10.png ]
就職活動についての不安の原因は自身のスキルに対する不安が最多
就職活動について不安が「とてもある/とてもあった」「ある/あった」と回答した者に対して、「どのようなことに不安がありますか(複数回答)」と質問したところ、「自分のスキル、実績、経験の不足」が最多で174、続いて「面接」が161、「ES・Webテスト」が142となりました。自身のスキルに対する不安が、就職活動についての不安の最も大きな要因となっています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-66b1837e9b7ebb859a47-17.png ]
イベント、ナビサイト、ダイレクトリクルーティングを主に利用
「利用したことのある就職支援サービスを全て選択してください(複数回答可)」と質問したところ、「就職情報サイト(企業・業界・職種研究)」が最多で171、続いて「イベント(説明会形式)」が144、「ナビサイト」が130、「就職情報サイト(口コミ・エントリーシート閲覧)」が115、「スカウトサービス(ダイレクトリクルーティング)」が109となりました。イベントやナビサイト、ダイレクトリクルーティングなどが主に利用されている就活サービスとなっています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-103b1468ca74cc142397-11.png ]
民間就職を希望する学生が7割以上。23卒(民間就職希望64%)に比べ増加している
「アカデミアと民間のどちらに進むことになると思うか」と質問したところ、「民間企業に進みたい」と答えた学生が71.7%となり、23卒の回答(64%)に比べて民間企業就職希望者は増加しています。
[画像10: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-701dad4c60bb051549d2-5.png ]
メーカーやIT系を希望する学生が多数
「民間就職を検討する際に特に志望している業界を教えてください(最大3つまで)」と質問したところ、「メーカー(化学・ライフサイエンス系など)」が最多で146、続いて「メーカー(機械・電機系)」が104、「IT業界」が103となりました。メーカーやIT業界が学生に人気であることが分かります。
[画像11: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-7f8442a4f5a03f468997-6.png ]
研究開発職の希望が最も多い
「民間就職を検討する際に特に志望している職種を教えてください(最大3つまで)」と質問したところ、「研究開発職」が最多で195、続いて「技術職(品質管理・生産管理・工程管理など)」が113、「設計開発職」が86となりました。民間企業への就職において研究開発職の希望が最も多いようです。
[画像12: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-474477650501a34ca9ba-12.png ]
論理的思考力を活かしたい学生が多数
「入社後、どのような専門性やスキルを活かしたいと考えますか(複数回答可)」と質問したところ、「論理的思考力」が最多で173、続いて「実験機器等の使用経験」が104、「ITスキル」が82となりました。就職後に活かしたい能力として、汎用的能力である論理的思考力が最多となりました。
[画像13: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-ec4a33b73506b9e2d12f-4.png ]
約4割の学生が専門外就職を検討している
「専門外就職やいわゆる文系就職を考えたことはありますか?」と質問したところ、「いいえ」と回答した学生が62.9%となりました。「はい」と回答した学生は37.1%で、約4割の学生は専門外就職を検討しています。
[画像14: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-84a4dd8cde149e870d02-9.png ]
専門外の就職先として企画・マーケティング職やコンサルタントが注目されている
「専門外就職やいわゆる文系就職を検討しているのは具体的にどんな職種ですか」と質問したところ、「企画・マーケティング職」が最多で43、続いて「コンサルタント」が40、「営業職」が26となりました。専門外の就職先としては、企画・マーケティング職やコンサルタントなどに注目が集まっています。
[画像15: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-64b1cc7469d9bbb19be9-15.png ]
ほとんどの学生がインターンシップへの参加を考えており、23卒と比較して参加率は高まる見込み
「何社のインターンシップへ参加しようと考えていますか」と質問したところ、「2~3社」と回答した学生が最多で28.3%、続いて「4~5社」が23.2%、「5~9社」が10.7%となりました。一方で、「インターンシップへは参加しない予定」と回答した学生は5.1%に留まりました。ほとんどの学生がインターンシップへの参加を考えており、23卒学生のインターンシップ参加率(約7割)と比較すると参加率は高くなる見込みです。
[画像16: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-4f89791dee4b80f1c1d3-14.png ]
23卒同様、24卒理系学生のエントリー数も引き続き少なくなる見込み
「何社、本エントリーしようと考えていますか」と質問したところ、「10社以内」と回答した学生が37.2%、「5社以内」が25.4%、「10〜20社」が15.8%となりました。23卒までの学生の傾向と同様、24卒理系学生のエントリー数も引き続き少なくなる見込みです。
[画像17: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-bff85e1b7e2bfa2b0698-0.png ]
就活中に初めて知った企業の場合、口コミサイトを確認する学生も多い
「スカウトされた企業、イベントで知った企業への応募を考えるとき、何を調べますか(複数回答可)」と質問したところ、「企業の公式サイト」が最多で243、「採用ページ」が206、「口コミサイト」が122となりました。企業が提供する公式ページに加えて、口コミサイトを確認する学生が多いことがわかります。
[画像18: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-e9faadc764b942140d57-18.png ]
現時点で内定を獲得している学生は少数
「現在、何社の内定(内々定)を持っていますか」と質問したところ、「1社」と回答した学生は0.9%、「2〜3社」は0.5%でした。2022年6月現在、98.6%の学生がまだ内定を獲得しておらず、24卒の就職活動はまだ始まったばかりのようです。
[画像19: https://prtimes.jp/i/17667/117/resize/d17667-117-b40fec6443d95709045b-7.png ]
まとめ
今回の調査では、24卒理系学生の早期における就職活動の動向について調べました。
民間就職を希望する学生が7割以上と、23卒に比べて増加しています。現時点で就職活動を行っている学生は約60%と、サマーインターンへの応募と就活の早期化による焦りが、早期に就活を開始する主な理由となっているようです。そのような状況下でも、インターンや逆求人サイトでのスカウト、就活イベントなどの様々な経路から企業への応募が進んでいます。
就職活動が本格化しようとする中、理系学生はESや面接などの事前準備、自己PRや自身の経験・能力がどのように活かせるのかなどの情報を求めています。また、ほとんどの学生が就職活動に不安を感じており、自身のスキルに対する不安が主な要因となっています。民間就職における希望業界はメーカーやIT系を筆頭に、職種としては研究開発職が人気を集めています。現時点で内定を獲得している学生はまだ少ないですが、昨年に引き続き、就職活動は早期化する見込みです。
アカリクについて
アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業:2006年11月
代表者:代表取締役 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。