“ジメジメ梅雨とギラギラ猛暑”で増える製品事故のリスク
[23/06/27]
提供元:PRTIMES
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〜夏に向けて気を付けたい事故〜
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、夏に発生しやすい、誤った取り扱い等による製品事故を紹介します。“携帯用扇風機※1の購入時の選択及び使用時の取り扱いによる事故”、“モバイルバッテリーなどを自動車内に放置したことによる事故”、“防水性の衣料・繊維製品※2を洗濯機で洗ってしまったことによる事故”を取り上げます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-d3c14920f8b08435ad11-3.jpg ]
■携帯用扇風機の購入及び使用で気を付けるポイント
○製品を選ぶ際は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とする。
○充電時は異常がないか時々様子を見て確認する、近くに物を置かない、就寝中は充電しない。
○落としたり強い衝撃を与えたりしない、破損したものは使用しない。
■高温の自動車内で気を付けるポイント
○モバイルバッテリー、スプレー缶などの高温下での使用や保管を禁止している製品は自動車内に放置しない。
■洗濯機の使用で気を付けるポイント
○レインウエアなどの防水性の衣料・繊維製品の洗濯機での洗濯・脱水は行わない。
(※1)本資料では、充電式の持ち運び可能な扇風機を携帯用扇風機としています。
(※2)洗濯機に入れてはいけない防水性の衣料・繊維製品とは、次のようなものです。
レインウエア、ウェットスーツ、自転車・バイク・自動車のカバー、オムツカバー、サウナスーツ、寝袋、キルティン グ生地の製品、スキーウエア、レジャーシート、おねしょシーツなど
携帯用扇風機の購入及び使用で気を付けるポイント
○製品を選ぶ際は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とする。
インターネットで購入した携帯用扇風機での事故が発生しています。事故発生後に事業者に問い合わせようとしても連絡先が不明である、連絡してもつながらない、日本語が通じないなど問い合わせができない場合があります。その場合、事故が多発したとしてもリコール等の措置がなされないことがあります。製品を選ぶ際は、事業者と連絡が取れることを一つの基準としてください。
○充電時は異常※3がないか時々様子を見て確認する、近くに物を置かない、就寝中は充電しない。
様子が見え、体から離れた場所、かつ周囲に可燃物がない場所で充電してください。また、就寝中の充電は、事故に気付けないおそれがあります。特に枕元での充電は、周囲に布団などの可燃物があることから大変危険です。
(※3) 異常とは「充電できなくなる」、「電池部分が以前と比べて非常に熱くなる」、「電池が膨らむことで本体が膨らむ」などを指します。
○落としたり強い衝撃を与えたりしない、破損したものは使用しない。
手をすべらせて落下するなど携帯用扇風機に外部から衝撃が加わりリチウムイオンバッテリーがへこむなどすると、内部ショートが生じ発煙や発火するおそれがあります。持ち運ぶときは衝撃が加わらないように注意してください。
強い衝撃を与えてしまった場合は、使用を中止して製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談してください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-15e5486d012159819e5e-2.jpg ]
高温の自動車内で気を付けるポイント
○モバイルバッテリー、スプレー缶などの高温下での使用や保管を禁止している製品は自動車内に放置しない。
●モバイルバッテリー(リチウムイオンバッテリーを使用している製品)
リチウムイオンバッテリーは熱の影響で異常な反応が起きて発熱・破裂・発火するおそれがあります。ノートパソコン・携帯電話といった電子機器も同様です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-e8fe19daa640fdb4b718-3.jpg ]
●スプレー缶
虫よけスプレーや冷却スプレーなど高圧ガスが使われているエアゾール缶には、噴射剤にLPガス(プロパン、ブタン)やDME(ジメチルエーテル)が使用されています。エアゾール缶が高温にさらされると、これらの噴射剤が気化して内部圧力が上昇し、エアゾール缶が破裂することがあります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-24a0ebe9804a18d4ecd2-4.jpg ]
洗濯機の使用で気を付けるポイント
○防水性の衣料・繊維製品の洗濯機での洗濯・脱水は行わない。
防水性の衣料・繊維製品は、水を通さないため洗濯槽の中に水がたまってしまいます。脱水時に、そのたまった水が急激に移動し、洗濯槽の回転バランスが瞬時にくずれるため、異常振動を引き起こすと考えられます。脱水時の異常振動により、洗濯物が飛び出したり、衣類が損傷したり、時には洗濯機や周囲の壁や床などを破損することがあり、大変危険です。また、洗濯機が転倒することもあります。
防水性の衣料・繊維製品は、全自動洗濯機・ドラム式洗濯機の洗濯槽や、二槽式洗濯機の脱水槽には、絶対に入れないでください。
防水性の衣料・繊維製品かどうかわからないときは、繊維製品に口をつけて息を吹き込んでください。空気が通らないものは防水性の衣料・繊維製品です。
(参考)一般社団法人日本電機工業会「防水性の衣料・繊維製品の洗濯機でのお洗濯・脱水のご注意」
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/sentakuki/bousui.html
今回のプレスリリース本文はこちら
>>NITE公式HP
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs23062701.html
今回の注意喚起動画はこちら
>>NITE公式 YouTube
【nite-ps】モバイルバッテリー「6.高温下に放置して発火」
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=8FjQs6e8omU ]
事故品・事故事例を確認する
NITEはホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「SAFE-Lite(セーフ・ライト)」のサービスを行っています。製品の利用者が慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報が表示されます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-lite.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-af18738827ff9daabbca-1.jpg ]
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの概要
NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。
製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、夏に発生しやすい、誤った取り扱い等による製品事故を紹介します。“携帯用扇風機※1の購入時の選択及び使用時の取り扱いによる事故”、“モバイルバッテリーなどを自動車内に放置したことによる事故”、“防水性の衣料・繊維製品※2を洗濯機で洗ってしまったことによる事故”を取り上げます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-d3c14920f8b08435ad11-3.jpg ]
■携帯用扇風機の購入及び使用で気を付けるポイント
○製品を選ぶ際は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とする。
○充電時は異常がないか時々様子を見て確認する、近くに物を置かない、就寝中は充電しない。
○落としたり強い衝撃を与えたりしない、破損したものは使用しない。
■高温の自動車内で気を付けるポイント
○モバイルバッテリー、スプレー缶などの高温下での使用や保管を禁止している製品は自動車内に放置しない。
■洗濯機の使用で気を付けるポイント
○レインウエアなどの防水性の衣料・繊維製品の洗濯機での洗濯・脱水は行わない。
(※1)本資料では、充電式の持ち運び可能な扇風機を携帯用扇風機としています。
(※2)洗濯機に入れてはいけない防水性の衣料・繊維製品とは、次のようなものです。
レインウエア、ウェットスーツ、自転車・バイク・自動車のカバー、オムツカバー、サウナスーツ、寝袋、キルティン グ生地の製品、スキーウエア、レジャーシート、おねしょシーツなど
携帯用扇風機の購入及び使用で気を付けるポイント
○製品を選ぶ際は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とする。
インターネットで購入した携帯用扇風機での事故が発生しています。事故発生後に事業者に問い合わせようとしても連絡先が不明である、連絡してもつながらない、日本語が通じないなど問い合わせができない場合があります。その場合、事故が多発したとしてもリコール等の措置がなされないことがあります。製品を選ぶ際は、事業者と連絡が取れることを一つの基準としてください。
○充電時は異常※3がないか時々様子を見て確認する、近くに物を置かない、就寝中は充電しない。
様子が見え、体から離れた場所、かつ周囲に可燃物がない場所で充電してください。また、就寝中の充電は、事故に気付けないおそれがあります。特に枕元での充電は、周囲に布団などの可燃物があることから大変危険です。
(※3) 異常とは「充電できなくなる」、「電池部分が以前と比べて非常に熱くなる」、「電池が膨らむことで本体が膨らむ」などを指します。
○落としたり強い衝撃を与えたりしない、破損したものは使用しない。
手をすべらせて落下するなど携帯用扇風機に外部から衝撃が加わりリチウムイオンバッテリーがへこむなどすると、内部ショートが生じ発煙や発火するおそれがあります。持ち運ぶときは衝撃が加わらないように注意してください。
強い衝撃を与えてしまった場合は、使用を中止して製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談してください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-15e5486d012159819e5e-2.jpg ]
高温の自動車内で気を付けるポイント
○モバイルバッテリー、スプレー缶などの高温下での使用や保管を禁止している製品は自動車内に放置しない。
●モバイルバッテリー(リチウムイオンバッテリーを使用している製品)
リチウムイオンバッテリーは熱の影響で異常な反応が起きて発熱・破裂・発火するおそれがあります。ノートパソコン・携帯電話といった電子機器も同様です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-e8fe19daa640fdb4b718-3.jpg ]
●スプレー缶
虫よけスプレーや冷却スプレーなど高圧ガスが使われているエアゾール缶には、噴射剤にLPガス(プロパン、ブタン)やDME(ジメチルエーテル)が使用されています。エアゾール缶が高温にさらされると、これらの噴射剤が気化して内部圧力が上昇し、エアゾール缶が破裂することがあります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-24a0ebe9804a18d4ecd2-4.jpg ]
洗濯機の使用で気を付けるポイント
○防水性の衣料・繊維製品の洗濯機での洗濯・脱水は行わない。
防水性の衣料・繊維製品は、水を通さないため洗濯槽の中に水がたまってしまいます。脱水時に、そのたまった水が急激に移動し、洗濯槽の回転バランスが瞬時にくずれるため、異常振動を引き起こすと考えられます。脱水時の異常振動により、洗濯物が飛び出したり、衣類が損傷したり、時には洗濯機や周囲の壁や床などを破損することがあり、大変危険です。また、洗濯機が転倒することもあります。
防水性の衣料・繊維製品は、全自動洗濯機・ドラム式洗濯機の洗濯槽や、二槽式洗濯機の脱水槽には、絶対に入れないでください。
防水性の衣料・繊維製品かどうかわからないときは、繊維製品に口をつけて息を吹き込んでください。空気が通らないものは防水性の衣料・繊維製品です。
(参考)一般社団法人日本電機工業会「防水性の衣料・繊維製品の洗濯機でのお洗濯・脱水のご注意」
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/sentakuki/bousui.html
今回のプレスリリース本文はこちら
>>NITE公式HP
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs23062701.html
今回の注意喚起動画はこちら
>>NITE公式 YouTube
【nite-ps】モバイルバッテリー「6.高温下に放置して発火」
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=8FjQs6e8omU ]
事故品・事故事例を確認する
NITEはホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「SAFE-Lite(セーフ・ライト)」のサービスを行っています。製品の利用者が慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報が表示されます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-lite.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/92488/117/resize/d92488-117-af18738827ff9daabbca-1.jpg ]
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの概要
NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。
製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。