アドビ、「すべての人に『つくる力』を」を実現する最新版Creative CloudのイノベーションをAdobe MAX 2020で披露
[20/10/21]
提供元:PRTIMES
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全世界規模のイベントで、Illustrator iPad版、Fresco iPhone版などの主要製品/アップデートを発表、あわせてコンテンツの信頼性確保を目的としたイニシアチブの進展を報告
グウィネス パルトロウ、タイラー・ザ・クリエイター、小嶋陽菜さんなど国内外からのセレブやクリエイターが世界最大のクリエイティブカンファレンスに登壇
[画像: https://prtimes.jp/i/41087/118/resize/d41087-118-916188-1.jpg ]
【2020年10月20日】
米国カリフォルニア州サンノゼ発:Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、年次クリエイティブ カンファレンスAdobe MAX 2020において、Adobe Creative Cloudのアプリケーションとサービス全体にわたる重要なイノベーションを発表しました。画期的な新機能であるPhotoshopのニューラルフィルターのほか、Lightroom、Premiere Pro、Illustratorを含む主要アプリケーションの大幅なアップデートを公開すると同時に、モバイルおよびマルチサーフェスアプリケーションの開発を加速させるという取り組みを強調し、Illustrator iPad版とFresco iPhone版を正式に発表しました。加えて、アドビが推進するコンテンツの信頼性確保を目的としたイニシアチブ(以下、コンテンツ認証イニシアティブ)の一環として、PhotoshopとBehanceに搭載予定のデジタルコンテンツ認証ツールのプロトタイプのプレビューを公開しました。
「すべての人に『つくる力』を」を体現するAdobe MAX 2020
「すべての人に『つくる力』を」をもたらすというアドビのミッションに根ざしたAdobe MAX 2020は、世界に開かれた無料イベントとして実施します。 56時間に及ぶライブコンテンツが予定されているAdobe MAXは、製品の詳細な解説、著名なクリエイターたちによるマスタークラス、コミュニティイベントを通じて、クリエイターを刺激し、学びを与え、楽しませてくれます。 ベテランのプロから学生、ソーシャルメディアの達人、ホビイストまで、今年のイベントでは、クリエイターが自分のスキルを次のレベルに引き上げるための無限の機会を提供します。
アドビのCreative Cloud担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CPO(最高製品責任者)であるスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、次のように述べています。「数々の試練が訪れたこの年に、クリエイティビティのもつ本来の力強さをもって、すべての人に『つくる力』をもたらすというビジョンのもと、私たちのコミュニティが一堂に会したことを誇りに思っています。アイデアを視覚化し、ストーリーを共有し、心に浮かぶものを自由に表現できる能力は、これまでになく重要なものとなりました。私たちは、クリエイティブプロフェッショナルの継続的な成長を支援するクリエイティブアプリとサービスの数々を披露できることに喜びを感じています。そして同時に、アイデアをカタチにしてくれるシンプルなツールを求める初心者のニーズにもお応えしています」
2020年特有のクリエイターのニーズに対応
アドビが実施した『State of Creativity』調査(英語)によると、クリエイターの82%が2020年の出来事が制作の在り方を永遠に変えたと答えており、83%が自分の能力を拡大することがこれまで以上に重要であると感じていると答えています。このような現実を背景に、本日のCreative Cloudのリリースは、ユーザーがスキルをレベルアップし、他のユーザーとシームレスにコラボレーションし、生産性を加速させ、新しいメディアの制作にまったく新しい手法で挑むことを可能にします。
コラボレーションの加速を実現する「クリエイティブシステム」
メンバー全員が歩調を合わせた効率的なチームワークが、これまでになく重要となっています。Creative Cloudに含まれるアプリケーションは、それぞれが制作に欠かせないものですが、互いが連携することでその力をさらに発揮します。リモートワークが普及した今の作業環境においては、チームを横断したシームレスな共有、一貫性、コラボレーションが不可欠です。アドビは長年にわたり、ポートフォリオの主要な要素を戦略的に結びつけ、それを可能にする「クリエイティブシステム」と呼ぶべき強力な仕組みを構築してきました。
●Creative Cloudライブラリの拡大提供:これまで一部のアプリ間でアセット共有やコラボレーションを可能にしていたライブラリ機能が拡大提供され、Adobe XDで作成したデザインシステムの広範囲の共有、これまで未対応だったAdobe Sparkからのアセットへのアクセス、Google Workspaceをはじめとするサードパーティ製アプリやサービスとの連携が可能になりました。サードパーティ連携をさらに促進するため、開発者用のオープンAPIの提供も開始しています。
●クラウドドキュメントに追加されたバージョン管理機能:作業内容を逐次自動保存するクラウドドキュメント機能が強化され、ドキュメントのバージョンを遡って表示、復帰、名前の変更がおこなえるようになりました。
●編集に招待:「編集に招待」機能を使えば、どこからでも仕事にアクセスし、簡単にコラボレーションが可能になります。これは、Fresco、Photoshop、Photoshop iPad版などのツールに2021 年初頭の導入を予定しています。
クリエイティビティを駆り立て、不可能を可能にする新ツール
アドビは、ユーザーのクリエイティビティをさらに高いレベルへと増強する数百もの先進的な機能を開発し、主要製品に統合しました。Adobe MAXで発表された製品アップデートの一部をご紹介します:
●Photoshop:Photoshopには、Adobe Sensei搭載の「空の置き換え」が追加され、「境界線を調整」に2つの選択オプションが追加されました。革新的な「ニューラルフィルター」を使えば、ほんの数秒で作品の新たな可能性を探索でき、ユーザーのクリエイティビティは幅と深さを増します。これらの新機能は、複雑なワークフローをシンプルにするだけでなく、今後さらに追加されていくアーティスティックなフィルター使ってアイデアを膨らませたり、画像を納得いくまで仕上げるのに役立ちます。
●IllustratorとIllustrator iPad版:着想したデザインを美しく正確なグラフィックへと落とし込むための新たな手法が満載のIllustrator iPad版 1.0は、コアのツールキットに加え、1万8,000ものフォントや、放射状、グリッド、ミラーの各リピートツールをはじめとする数々の新機能を搭載しています。一方のデスクトップ版では、新機能「オブジェクトの再配色」を使い、ワンクリックでカラーテーマを全体に適用できます。デスクトップ版とiPad版の両方を使うユーザーには、ロゴからTシャツのイラストまで幅広いグラフィックを作成できる、スムーズなデバイス横断のエクスペリエンスを提供します。
●Fresco iPhone版:新しいFresco iPhone版は、iPadやWindows搭載タッチデバイスでお馴染みの機能をユーザーに提供します。Frescoのプロジェクトはクラウドドキュメントとして保存されるため、Frescoをインストール済みのデスクトップ、モバイル、タブレット環境のいずれからでも即座に開くことができ、こちらもデバイスを横断したシームレスなエクスペリエンスを提供します。
●Lightroom:Lightroomのエコシステム全体に高度なカラーグレーディング機能が搭載され、画像編集の各段階をバージョンとして保存する機能が追加されました。Lightroom Classicではパフォーマンス強化を実施しています。
●Premiere Pro:大幅なパフォーマンス強化のほか、ビデオの音声の書き起こしを自動化してキャプションや字幕を生成する、Adobe Sensei搭載の新機能「テキスト書き起し」のプレビューが追加されました。
●After Effects:Adobe Senseiを搭載した「ロトブラシ2」は、認識した被写体の境界をフレームを横断して追跡するので、最も困難なフッテージでも被写体の切り抜きを自動化できます。さらに、刷新された3Dデザインスペースでは、新しい3Dギズモ、強化されたカメラツールなどが提供され、3Dでのナビゲーションとデザインをより効率的かつ迅速におこなえます。
●Adobe XD:新しい「3D変形」機能により、UI/UXデザイナーは、ユーザーエクスペリエンスデザインに奥行きと遠近感を追加できるほか、ARエクスペリエンスにおけるUI/UXデザインの探求も可能になりました。
●Adobe Aero:Adobe Aeroデスクトップ版がパブリックベータとして公開されました。イマーシブかつインタラクティブなARエクスペリエンスを、誰もがデスクトップで作成できます。
無限のスキル向上と拡大の機会を提供
アドビは、ユーザーが新しいスキルを習得して競争力を保つため、多くの製品、サービス、リソース(多くは完全無料)を提供しています。クリエイティブの達人たちによるライブストリーミングセッションから、ユーザーフレンドリーなチュートリアル、刺激的なチャレンジ、創造性を高めるための楽しいハック(アイデアやコツ)まで、Creative Cloudは24時間365日利用できるクリエイティビティのハブであり、誰もがスキルを向上させるのに役立つコミュニティとのつながりが組み込まれています。今回のアップデートでは、コミュニティ関連の新機能が追加され、学習の機会がさらに充実しました:
●Photoshop、Illustrator iPad版、およびAnimateのアプリ内学習エクスペリエンスを刷新し、強化しました。
●今年初めにFrescoに初搭載したアプリ内ライブストリーミング機能をPhotoshop iPad版とIllustrator iPad版に拡大し、より多くのユーザーがファンに向けてライブ配信したり、他のクリエイターのライブ配信から学べるようになりました。
●Lightroomの「チュートリアル」および「見つける」セクションが強化され、他のユーザーをフォローしたり、写真に適用できるプリセットを探したり、逆に自分のプリセットを公開できるようになりました。さらに、厳選されたコミュニティコンテンツをパーソナライズされたフィード上に表示する機能も追加されました。
●Creative Cloud Discover (ディスカバリ) セクションでは、広範囲にわたるチュートリアル、クリエイティブな課題、そしてノンストップのAdobe Live学習エクスペリエンスを無料でご利用いただけます。
コンテンツ認証基盤の確立にリーダーシップを発揮
アドビはまた、オンライン上でのコンテンツ捏造に対抗するためのプログラムである「Content Authenticity Initiative(コンテンツ認証イニシアチブ)」の進展についても報告しました。
アドビは今年8月に、業界、学術界、NGOの共著者とともに、この課題についての技術的なホワイトペーパー(英語)を発表しましたが、本日、PhotoshopとBehance内で機能するツールとしてのソリューションをプレビューすることで、取り組みを一歩前進させました。このアトリビューション(コンテンツ属性)機能のプロトタイプは、今後数週間のうちにPhotoshopのベータユーザーの一部に提供を開始し、2021年からは他のCreative Cloudアプリにも順次拡大提供する予定です。
アドビはコンテンツ認証イニシアチブを通じ、クリエイターが自分の作品に対する功績を認められるよう支援し、視聴しているコンテンツにどのような変更が加えられたかを視聴者に理解してもらうことで、虚偽情報の拡散を遅らせる総合的なソリューションの開発を先導しています。アドビは、昨年のAdobe MAX 2019で本プログラムに取り組むことを発表しましたが、今年はニューヨーク タイムズ、Twitter、マイクロソフト、BBC、Qualcomm、Technologies, Inc.、Truepic、WITNESS、CBC他多くの各社協力のもとコンテンツ認証プログラムを推し進めて参ります。
クリエイティビティを称え、達人たちからインスピレーションを得る
Adobe MAXでは、世界中のクリエイターにインスピレーションを与えるセッションの数々がバーチャルステージ上で展開され、著名人も参加します。基調講演はコナン オブライエン氏が司会を務め、カンファレンス期間中は、ゼンデイヤ、エイヴァ デュヴァーネイ、シェパード フェアリー、グウィネス パルトロウ、オークワフィナ、タイカ ワイティティ、スタンリー トゥッチ、タイラー・ザ・クリエイター、コモン、アイ ウェイウェイ、ウェス アンダーソン、ロクサーヌ ゲイをはじめとする各氏がスピーカーやプレゼンターとして登壇します。日本オリジナルセッションでも、小嶋陽菜さん他、豪華ゲスト陣が登壇予定です。日本のスピーカーについてはこちら、全スピーカーのリストはこちら(英語)からご覧いただけます。
なお、Adobe Labsで研究開発が進行中の驚異的なクリエイティブツールおよびテクノロジー?を舞台裏の視点でご紹介するAdobe MAX Sneaksですが、今年はコメディアンのチェルシー ハンドラー氏の司会によるライブストリームでお届けします。
価格と提供時期
個人向け、学生・教職員向け、法人および官公庁向け、グループ版などの各プランを含むすべてのCreative Cloudユーザーは、Creative Cloudのデスクトップ版ソフトウェアのアップデートを本日よりダウンロードできます。また、モバイルアプリは本日より段階的にグローバル展開を開始し、Apple App StoreおよびGoogle Play Storeからダウンロードできるようになります。
●Illustrator iPad版は、Illustratorを含むCreative Cloudプランのユーザーなら誰でも利用できます。また、単体のアプリとして月額2,480円(税別)で購入することもできます。その他のプラン情報はこちらでご確認いただけます。
●Fresco iPhone版は誰でも無料で利用できます。Frescoはプロ向けのプレミアム機能(有料)を追加提供しており、そちらはFresco iPad版ならびにPhotoshop iPad版とのバンドルで月額980円(税別)で提供しています。また、プレミアム版のFrescoは、一部を除くCreative Cloudプランすべてに含まれています。その他のプラン情報はこちらでご確認いただけます。
●Adobe Aeroデスクトップ版は、無料のパブリックベータとして提供しています。ベータプログラムにはこちら(英語)からお申し込みいただけます。
■「アドビ」について
アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。
アドビ株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/)に掲載されています。
(C) 2020 Adobe. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.
グウィネス パルトロウ、タイラー・ザ・クリエイター、小嶋陽菜さんなど国内外からのセレブやクリエイターが世界最大のクリエイティブカンファレンスに登壇
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【2020年10月20日】
米国カリフォルニア州サンノゼ発:Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、年次クリエイティブ カンファレンスAdobe MAX 2020において、Adobe Creative Cloudのアプリケーションとサービス全体にわたる重要なイノベーションを発表しました。画期的な新機能であるPhotoshopのニューラルフィルターのほか、Lightroom、Premiere Pro、Illustratorを含む主要アプリケーションの大幅なアップデートを公開すると同時に、モバイルおよびマルチサーフェスアプリケーションの開発を加速させるという取り組みを強調し、Illustrator iPad版とFresco iPhone版を正式に発表しました。加えて、アドビが推進するコンテンツの信頼性確保を目的としたイニシアチブ(以下、コンテンツ認証イニシアティブ)の一環として、PhotoshopとBehanceに搭載予定のデジタルコンテンツ認証ツールのプロトタイプのプレビューを公開しました。
「すべての人に『つくる力』を」を体現するAdobe MAX 2020
「すべての人に『つくる力』を」をもたらすというアドビのミッションに根ざしたAdobe MAX 2020は、世界に開かれた無料イベントとして実施します。 56時間に及ぶライブコンテンツが予定されているAdobe MAXは、製品の詳細な解説、著名なクリエイターたちによるマスタークラス、コミュニティイベントを通じて、クリエイターを刺激し、学びを与え、楽しませてくれます。 ベテランのプロから学生、ソーシャルメディアの達人、ホビイストまで、今年のイベントでは、クリエイターが自分のスキルを次のレベルに引き上げるための無限の機会を提供します。
アドビのCreative Cloud担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CPO(最高製品責任者)であるスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、次のように述べています。「数々の試練が訪れたこの年に、クリエイティビティのもつ本来の力強さをもって、すべての人に『つくる力』をもたらすというビジョンのもと、私たちのコミュニティが一堂に会したことを誇りに思っています。アイデアを視覚化し、ストーリーを共有し、心に浮かぶものを自由に表現できる能力は、これまでになく重要なものとなりました。私たちは、クリエイティブプロフェッショナルの継続的な成長を支援するクリエイティブアプリとサービスの数々を披露できることに喜びを感じています。そして同時に、アイデアをカタチにしてくれるシンプルなツールを求める初心者のニーズにもお応えしています」
2020年特有のクリエイターのニーズに対応
アドビが実施した『State of Creativity』調査(英語)によると、クリエイターの82%が2020年の出来事が制作の在り方を永遠に変えたと答えており、83%が自分の能力を拡大することがこれまで以上に重要であると感じていると答えています。このような現実を背景に、本日のCreative Cloudのリリースは、ユーザーがスキルをレベルアップし、他のユーザーとシームレスにコラボレーションし、生産性を加速させ、新しいメディアの制作にまったく新しい手法で挑むことを可能にします。
コラボレーションの加速を実現する「クリエイティブシステム」
メンバー全員が歩調を合わせた効率的なチームワークが、これまでになく重要となっています。Creative Cloudに含まれるアプリケーションは、それぞれが制作に欠かせないものですが、互いが連携することでその力をさらに発揮します。リモートワークが普及した今の作業環境においては、チームを横断したシームレスな共有、一貫性、コラボレーションが不可欠です。アドビは長年にわたり、ポートフォリオの主要な要素を戦略的に結びつけ、それを可能にする「クリエイティブシステム」と呼ぶべき強力な仕組みを構築してきました。
●Creative Cloudライブラリの拡大提供:これまで一部のアプリ間でアセット共有やコラボレーションを可能にしていたライブラリ機能が拡大提供され、Adobe XDで作成したデザインシステムの広範囲の共有、これまで未対応だったAdobe Sparkからのアセットへのアクセス、Google Workspaceをはじめとするサードパーティ製アプリやサービスとの連携が可能になりました。サードパーティ連携をさらに促進するため、開発者用のオープンAPIの提供も開始しています。
●クラウドドキュメントに追加されたバージョン管理機能:作業内容を逐次自動保存するクラウドドキュメント機能が強化され、ドキュメントのバージョンを遡って表示、復帰、名前の変更がおこなえるようになりました。
●編集に招待:「編集に招待」機能を使えば、どこからでも仕事にアクセスし、簡単にコラボレーションが可能になります。これは、Fresco、Photoshop、Photoshop iPad版などのツールに2021 年初頭の導入を予定しています。
クリエイティビティを駆り立て、不可能を可能にする新ツール
アドビは、ユーザーのクリエイティビティをさらに高いレベルへと増強する数百もの先進的な機能を開発し、主要製品に統合しました。Adobe MAXで発表された製品アップデートの一部をご紹介します:
●Photoshop:Photoshopには、Adobe Sensei搭載の「空の置き換え」が追加され、「境界線を調整」に2つの選択オプションが追加されました。革新的な「ニューラルフィルター」を使えば、ほんの数秒で作品の新たな可能性を探索でき、ユーザーのクリエイティビティは幅と深さを増します。これらの新機能は、複雑なワークフローをシンプルにするだけでなく、今後さらに追加されていくアーティスティックなフィルター使ってアイデアを膨らませたり、画像を納得いくまで仕上げるのに役立ちます。
●IllustratorとIllustrator iPad版:着想したデザインを美しく正確なグラフィックへと落とし込むための新たな手法が満載のIllustrator iPad版 1.0は、コアのツールキットに加え、1万8,000ものフォントや、放射状、グリッド、ミラーの各リピートツールをはじめとする数々の新機能を搭載しています。一方のデスクトップ版では、新機能「オブジェクトの再配色」を使い、ワンクリックでカラーテーマを全体に適用できます。デスクトップ版とiPad版の両方を使うユーザーには、ロゴからTシャツのイラストまで幅広いグラフィックを作成できる、スムーズなデバイス横断のエクスペリエンスを提供します。
●Fresco iPhone版:新しいFresco iPhone版は、iPadやWindows搭載タッチデバイスでお馴染みの機能をユーザーに提供します。Frescoのプロジェクトはクラウドドキュメントとして保存されるため、Frescoをインストール済みのデスクトップ、モバイル、タブレット環境のいずれからでも即座に開くことができ、こちらもデバイスを横断したシームレスなエクスペリエンスを提供します。
●Lightroom:Lightroomのエコシステム全体に高度なカラーグレーディング機能が搭載され、画像編集の各段階をバージョンとして保存する機能が追加されました。Lightroom Classicではパフォーマンス強化を実施しています。
●Premiere Pro:大幅なパフォーマンス強化のほか、ビデオの音声の書き起こしを自動化してキャプションや字幕を生成する、Adobe Sensei搭載の新機能「テキスト書き起し」のプレビューが追加されました。
●After Effects:Adobe Senseiを搭載した「ロトブラシ2」は、認識した被写体の境界をフレームを横断して追跡するので、最も困難なフッテージでも被写体の切り抜きを自動化できます。さらに、刷新された3Dデザインスペースでは、新しい3Dギズモ、強化されたカメラツールなどが提供され、3Dでのナビゲーションとデザインをより効率的かつ迅速におこなえます。
●Adobe XD:新しい「3D変形」機能により、UI/UXデザイナーは、ユーザーエクスペリエンスデザインに奥行きと遠近感を追加できるほか、ARエクスペリエンスにおけるUI/UXデザインの探求も可能になりました。
●Adobe Aero:Adobe Aeroデスクトップ版がパブリックベータとして公開されました。イマーシブかつインタラクティブなARエクスペリエンスを、誰もがデスクトップで作成できます。
無限のスキル向上と拡大の機会を提供
アドビは、ユーザーが新しいスキルを習得して競争力を保つため、多くの製品、サービス、リソース(多くは完全無料)を提供しています。クリエイティブの達人たちによるライブストリーミングセッションから、ユーザーフレンドリーなチュートリアル、刺激的なチャレンジ、創造性を高めるための楽しいハック(アイデアやコツ)まで、Creative Cloudは24時間365日利用できるクリエイティビティのハブであり、誰もがスキルを向上させるのに役立つコミュニティとのつながりが組み込まれています。今回のアップデートでは、コミュニティ関連の新機能が追加され、学習の機会がさらに充実しました:
●Photoshop、Illustrator iPad版、およびAnimateのアプリ内学習エクスペリエンスを刷新し、強化しました。
●今年初めにFrescoに初搭載したアプリ内ライブストリーミング機能をPhotoshop iPad版とIllustrator iPad版に拡大し、より多くのユーザーがファンに向けてライブ配信したり、他のクリエイターのライブ配信から学べるようになりました。
●Lightroomの「チュートリアル」および「見つける」セクションが強化され、他のユーザーをフォローしたり、写真に適用できるプリセットを探したり、逆に自分のプリセットを公開できるようになりました。さらに、厳選されたコミュニティコンテンツをパーソナライズされたフィード上に表示する機能も追加されました。
●Creative Cloud Discover (ディスカバリ) セクションでは、広範囲にわたるチュートリアル、クリエイティブな課題、そしてノンストップのAdobe Live学習エクスペリエンスを無料でご利用いただけます。
コンテンツ認証基盤の確立にリーダーシップを発揮
アドビはまた、オンライン上でのコンテンツ捏造に対抗するためのプログラムである「Content Authenticity Initiative(コンテンツ認証イニシアチブ)」の進展についても報告しました。
アドビは今年8月に、業界、学術界、NGOの共著者とともに、この課題についての技術的なホワイトペーパー(英語)を発表しましたが、本日、PhotoshopとBehance内で機能するツールとしてのソリューションをプレビューすることで、取り組みを一歩前進させました。このアトリビューション(コンテンツ属性)機能のプロトタイプは、今後数週間のうちにPhotoshopのベータユーザーの一部に提供を開始し、2021年からは他のCreative Cloudアプリにも順次拡大提供する予定です。
アドビはコンテンツ認証イニシアチブを通じ、クリエイターが自分の作品に対する功績を認められるよう支援し、視聴しているコンテンツにどのような変更が加えられたかを視聴者に理解してもらうことで、虚偽情報の拡散を遅らせる総合的なソリューションの開発を先導しています。アドビは、昨年のAdobe MAX 2019で本プログラムに取り組むことを発表しましたが、今年はニューヨーク タイムズ、Twitter、マイクロソフト、BBC、Qualcomm、Technologies, Inc.、Truepic、WITNESS、CBC他多くの各社協力のもとコンテンツ認証プログラムを推し進めて参ります。
クリエイティビティを称え、達人たちからインスピレーションを得る
Adobe MAXでは、世界中のクリエイターにインスピレーションを与えるセッションの数々がバーチャルステージ上で展開され、著名人も参加します。基調講演はコナン オブライエン氏が司会を務め、カンファレンス期間中は、ゼンデイヤ、エイヴァ デュヴァーネイ、シェパード フェアリー、グウィネス パルトロウ、オークワフィナ、タイカ ワイティティ、スタンリー トゥッチ、タイラー・ザ・クリエイター、コモン、アイ ウェイウェイ、ウェス アンダーソン、ロクサーヌ ゲイをはじめとする各氏がスピーカーやプレゼンターとして登壇します。日本オリジナルセッションでも、小嶋陽菜さん他、豪華ゲスト陣が登壇予定です。日本のスピーカーについてはこちら、全スピーカーのリストはこちら(英語)からご覧いただけます。
なお、Adobe Labsで研究開発が進行中の驚異的なクリエイティブツールおよびテクノロジー?を舞台裏の視点でご紹介するAdobe MAX Sneaksですが、今年はコメディアンのチェルシー ハンドラー氏の司会によるライブストリームでお届けします。
価格と提供時期
個人向け、学生・教職員向け、法人および官公庁向け、グループ版などの各プランを含むすべてのCreative Cloudユーザーは、Creative Cloudのデスクトップ版ソフトウェアのアップデートを本日よりダウンロードできます。また、モバイルアプリは本日より段階的にグローバル展開を開始し、Apple App StoreおよびGoogle Play Storeからダウンロードできるようになります。
●Illustrator iPad版は、Illustratorを含むCreative Cloudプランのユーザーなら誰でも利用できます。また、単体のアプリとして月額2,480円(税別)で購入することもできます。その他のプラン情報はこちらでご確認いただけます。
●Fresco iPhone版は誰でも無料で利用できます。Frescoはプロ向けのプレミアム機能(有料)を追加提供しており、そちらはFresco iPad版ならびにPhotoshop iPad版とのバンドルで月額980円(税別)で提供しています。また、プレミアム版のFrescoは、一部を除くCreative Cloudプランすべてに含まれています。その他のプラン情報はこちらでご確認いただけます。
●Adobe Aeroデスクトップ版は、無料のパブリックベータとして提供しています。ベータプログラムにはこちら(英語)からお申し込みいただけます。
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