同一労働同一賃金意識調査〜働く主婦たちの本音〜賃金に不公平感じる77.9%
[16/05/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
一方で、同一労働同一賃金を「望む」30.3% 「わからない」44.8%
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は、「同一労働同一賃金」をテーマに主婦会員に向けてアンケート調査を行いました。以下、結果をご報告します。(有効回答数719件)
賃金について不公平さを感じたことがある 77.9%
賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
同一労働同一賃金を望む声は30.3%と少なく
【1】賃金について不公平さを感じたことがある 77.9%
[画像1: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-783849-0.jpg ]
あ
【2】賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
[画像2: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-884133-6.jpg ]
【3】賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
[画像3: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-104672-2.jpg ]
<フリーコメントより> (年齢 就業形態)※一部抜粋
<同一労働同一賃金を「望む」を選んだ人の声>
・仕事内容・雇用形態等に於いて、いかなる状態であっても仕事に対する責任の重さは同じだと思う。どの部署であっても、必要な仕事だと思う。(57歳 パート/アルバイト)
・同じ内容の仕事をしていても、その成果に差があれば賃金の違いが生じるのはしかたがない。(49歳 パート/アルバイト)
・自分がする仕事に責任を持つのは当たり前で、正社員であろうがパートであろうが同じ仕事ならば同一賃金であるべきだと思う。会社の夏季休業等一定期間の休暇にパートの場合、給料は支給されない。正社員は、1週間も10日も夏季休業があっても1か月分の給料が支払われる。パートの人にも少し支給があっても良いと思う。(62歳 その他)
・今働いていない女性の多くは、能力があるが、長時間労働や転勤が難しいなどの理由で働いていないのではと思う。こうした女性を市場に出さないのは、社会にとっても不利益。国際社会では同一価値労働(同一賃金)が常識になりつつあるから、日本もそうすべき。(38歳 派遣社員)
・短時間勤務の場合の時給が安くなるのが不公平だと感じる。フルタイムでも短時間でも、一時間あたりにやる仕事が全く同じならば、時給も同じにすべき。(45歳 その他)
<同一労働同一賃金「わからない」を選んだ人の声>
・仕事ができなくて残業する人と、人の倍働いて残業をする人で同じ賃金は不公平。しっかり評価した上で賃金アップをしてもらいたい。(32歳 パート/アルバイト)
・同じ職務でも長い時間仕事をする以上、多少の差があってしかり、と思います。(ちなみに自分はパートで働いています)(51歳 パート/アルバイト)
・雇用形態に関わらず、仕事の出来具合で差があっても良いと思う。(40歳 その他)
・仕事の内容というより、質によって給与が決まれば、パートの主婦でもやりがいをもって仕事に望むことができると思います。(33歳 契約社員)
・今、パート勤務をしておりますが、役職がこの4月から付き、時給が100円上がりました。100円の差で仕事の量と責任がズッシリ重くなり、逃げ出したい気持ちに駆られることも多々あります。その責任の重さに見合った昇給でしたら、納得出来たかもしれませんが…。(42歳 パート/アルバイト)
<同一労働同一賃金を「望まない」を選んだ人の声>
・私はパートで働いていますが、やはり賃金の差はあって仕方がないと思います。
仕事の内容は別として、やはりパートを選んでいるのは子供の学校行事などに合わせて、時間の融通や残業しても何時まで。など自分の都合の融通を聞いてもらってる分、金額の差があるのは仕方がないと思います。(35歳 パート/アルバイト)
・同じ仕事ができるから同じ賃金じゃないでしょう、ということです。
正社員は縛られる度合いが高く、会社とともに成長していくという点で責任感があります。そこを汲まずに同一賃金化していくと、正社員である意味が、責任感をもって仕事をする人が減ります。(45歳 パート/アルバイト)
・今は派遣社員で、社員さんよりも時給は高い。ボーナスはないが仕事内容的に社員でも高額のボーナスではないので、遜色ないし、責任も少なく申し訳ないくらい。その分、クビにはなりやすいですが、家計の足しに働いているのでそこは割り切れる。(40歳 派遣社員)
・給料はその人の能力や成果によってきめるべき。(39歳 契約社員)
・仕事ができない人と同じ給料ってありえないと思いました。仕事量があきらかに違うのでやる気なくしました。(42歳 契約社員)
■しゅふJOB総研所長川上敬太郎より
[画像4: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-912338-3.jpg ]
時間あたりの賃金(時間給)に換算して考えた場合、不公平だと感じたことがあると回答した主婦が8割近くにのぼりました。同一労働同一賃金の必要性が叫ばれている根底には、そんな思いがあるのだと思います。
しかしながら、明確に同一労働同一賃金の実現を望むという声は3割程度に留まっています。賃金に不公平を感じている一方で、同一労働同一賃金を望むと言い切れない背景には何があるのでしょうか。
時間あたりの賃金に差がつくとしたら、どういう理由であれば納得感があるかを尋ねたところ、「仕事内容の違い」が77.1%で最も多かった一方、「仕事への責任の重さ」も74.1%と高い数値を示しました。同一労働という言葉には仕事への責任という概念まで含まれるのか、など単に仕事内容だけでは測りきれない面があるようです。
同一労働同一賃金の実現に向けてポイントとなるのは、労働に含まれる様々な要素を加味した上で公平感のあるルールを作ることにあると言えそうです。
正社員という職能型の労働形態を基本とする日本社会において、同一労働同一賃金実現の難易度は高いと思います。それだけに、表面的ではなく雇用形態の根本的な在り方まで掘り下げた議論を行う必要があると考えます。
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:719名
調査実施日:2016年4月8日(月)から2016年4月25日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBサーチ』
[画像5: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-158660-4.jpg ]
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」。 そんな志のもとにつくられた研究室です。 「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、 女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、 定期的なアンケート等の調査を実施、 結果を社会に発信して参ります。
<株式会社ビースタイルについて>
[画像6: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-130888-5.jpg ]
企業理念は「bestbasicstyle」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約12年間で生み出した主婦の雇用数はのべ4万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は、「同一労働同一賃金」をテーマに主婦会員に向けてアンケート調査を行いました。以下、結果をご報告します。(有効回答数719件)
賃金について不公平さを感じたことがある 77.9%
賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
同一労働同一賃金を望む声は30.3%と少なく
【1】賃金について不公平さを感じたことがある 77.9%
[画像1: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-783849-0.jpg ]
あ
【2】賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
[画像2: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-884133-6.jpg ]
【3】賃金の差に納得が得られる「仕事内容の違い」「仕事の責任の重さ」
[画像3: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-104672-2.jpg ]
<フリーコメントより> (年齢 就業形態)※一部抜粋
<同一労働同一賃金を「望む」を選んだ人の声>
・仕事内容・雇用形態等に於いて、いかなる状態であっても仕事に対する責任の重さは同じだと思う。どの部署であっても、必要な仕事だと思う。(57歳 パート/アルバイト)
・同じ内容の仕事をしていても、その成果に差があれば賃金の違いが生じるのはしかたがない。(49歳 パート/アルバイト)
・自分がする仕事に責任を持つのは当たり前で、正社員であろうがパートであろうが同じ仕事ならば同一賃金であるべきだと思う。会社の夏季休業等一定期間の休暇にパートの場合、給料は支給されない。正社員は、1週間も10日も夏季休業があっても1か月分の給料が支払われる。パートの人にも少し支給があっても良いと思う。(62歳 その他)
・今働いていない女性の多くは、能力があるが、長時間労働や転勤が難しいなどの理由で働いていないのではと思う。こうした女性を市場に出さないのは、社会にとっても不利益。国際社会では同一価値労働(同一賃金)が常識になりつつあるから、日本もそうすべき。(38歳 派遣社員)
・短時間勤務の場合の時給が安くなるのが不公平だと感じる。フルタイムでも短時間でも、一時間あたりにやる仕事が全く同じならば、時給も同じにすべき。(45歳 その他)
<同一労働同一賃金「わからない」を選んだ人の声>
・仕事ができなくて残業する人と、人の倍働いて残業をする人で同じ賃金は不公平。しっかり評価した上で賃金アップをしてもらいたい。(32歳 パート/アルバイト)
・同じ職務でも長い時間仕事をする以上、多少の差があってしかり、と思います。(ちなみに自分はパートで働いています)(51歳 パート/アルバイト)
・雇用形態に関わらず、仕事の出来具合で差があっても良いと思う。(40歳 その他)
・仕事の内容というより、質によって給与が決まれば、パートの主婦でもやりがいをもって仕事に望むことができると思います。(33歳 契約社員)
・今、パート勤務をしておりますが、役職がこの4月から付き、時給が100円上がりました。100円の差で仕事の量と責任がズッシリ重くなり、逃げ出したい気持ちに駆られることも多々あります。その責任の重さに見合った昇給でしたら、納得出来たかもしれませんが…。(42歳 パート/アルバイト)
<同一労働同一賃金を「望まない」を選んだ人の声>
・私はパートで働いていますが、やはり賃金の差はあって仕方がないと思います。
仕事の内容は別として、やはりパートを選んでいるのは子供の学校行事などに合わせて、時間の融通や残業しても何時まで。など自分の都合の融通を聞いてもらってる分、金額の差があるのは仕方がないと思います。(35歳 パート/アルバイト)
・同じ仕事ができるから同じ賃金じゃないでしょう、ということです。
正社員は縛られる度合いが高く、会社とともに成長していくという点で責任感があります。そこを汲まずに同一賃金化していくと、正社員である意味が、責任感をもって仕事をする人が減ります。(45歳 パート/アルバイト)
・今は派遣社員で、社員さんよりも時給は高い。ボーナスはないが仕事内容的に社員でも高額のボーナスではないので、遜色ないし、責任も少なく申し訳ないくらい。その分、クビにはなりやすいですが、家計の足しに働いているのでそこは割り切れる。(40歳 派遣社員)
・給料はその人の能力や成果によってきめるべき。(39歳 契約社員)
・仕事ができない人と同じ給料ってありえないと思いました。仕事量があきらかに違うのでやる気なくしました。(42歳 契約社員)
■しゅふJOB総研所長川上敬太郎より
[画像4: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-912338-3.jpg ]
時間あたりの賃金(時間給)に換算して考えた場合、不公平だと感じたことがあると回答した主婦が8割近くにのぼりました。同一労働同一賃金の必要性が叫ばれている根底には、そんな思いがあるのだと思います。
しかしながら、明確に同一労働同一賃金の実現を望むという声は3割程度に留まっています。賃金に不公平を感じている一方で、同一労働同一賃金を望むと言い切れない背景には何があるのでしょうか。
時間あたりの賃金に差がつくとしたら、どういう理由であれば納得感があるかを尋ねたところ、「仕事内容の違い」が77.1%で最も多かった一方、「仕事への責任の重さ」も74.1%と高い数値を示しました。同一労働という言葉には仕事への責任という概念まで含まれるのか、など単に仕事内容だけでは測りきれない面があるようです。
同一労働同一賃金の実現に向けてポイントとなるのは、労働に含まれる様々な要素を加味した上で公平感のあるルールを作ることにあると言えそうです。
正社員という職能型の労働形態を基本とする日本社会において、同一労働同一賃金実現の難易度は高いと思います。それだけに、表面的ではなく雇用形態の根本的な在り方まで掘り下げた議論を行う必要があると考えます。
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:719名
調査実施日:2016年4月8日(月)から2016年4月25日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBサーチ』
[画像5: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-158660-4.jpg ]
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」。 そんな志のもとにつくられた研究室です。 「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、 女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、 定期的なアンケート等の調査を実施、 結果を社会に発信して参ります。
<株式会社ビースタイルについて>
[画像6: http://prtimes.jp/i/3176/119/resize/d3176-119-130888-5.jpg ]
企業理念は「bestbasicstyle」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約12年間で生み出した主婦の雇用数はのべ4万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。