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“近視のない世界”を目指して。子どもたちの外遊びを支援する「もっと外遊びプロジェクト」始動。第1弾は、世田谷区内の認定NPO法人へ「プレーカー」を寄贈

株式会社ジンズ(東京本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田中仁、以下JINS)は、未来を創る子どもたちの見る目を養う活動「見る育(みるいく)」において、外遊びを支援する「もっと外遊びプロジェクト」を始動。第1弾として認定NPO法人「プレーパークせたがや」へ、オリジナルの「JINS見る育プレーカー」を寄贈し、子どもたちの外遊びの機会を創出していきます。寄贈は2022年夏頃を予定しています。




[画像: https://prtimes.jp/i/27384/120/resize/d27384-120-093db8a234ca05991b07-0.jpg ]

サステナビリティ目標の実現を目指す新たな取組み
有料化したショッピングバッグの売上を社会へ還元
 JINSは、サステナビリティビジョン「アイウエアを通して、未来の景色を変えていく。」のもと持続可能な社会づくりに取り組んでいます。2050年をマイルストーンとしたサステナビリティ目標のひとつには、“近視をなくす。目を通じた、幸福の追求を。”を掲げ、視力矯正器具のアイウエアに長年たずさわってきた企業の使命として、太陽光に含まれる「バイオレットライト」に着目するなど、近視進行抑制に関わる研究に取り組んでいます。
 2012年から取り組む「見る育」では、小学生向けプログラミング教室などでの講座、「見る育かるた」の制作、アートワークショップなど多様な活動を展開。未来を創る子どもたちへ、“見る目を養う”活動を行ってきました。そしてこの度、近視進行抑制の観点から外遊びの大切さを啓発していきたいとの想いから本プロジェクトを始動することとなりました。なお本プロジェクトは、昨年3月より環境保護対策として有料化したショッピングバッグの売上を活用。お客様から頂戴した年間約70万枚分の代金を活用し、持続可能な社会づくりに還元してまいります。

子どもの近視の増加、遊び場の減少。「外遊び」支援を通じ社会課題に向き合う
 本プロジェクトを始動させる背景として、子どもの近視の増加という社会課題があります。文部科学省「学校保健統計調査(令和元年度)」※1によると「裸眼視力1.0未満の者」の割合は小学校、中学校、高等学校で過去最高となりました。一方、近年子どもの近視に関する研究が進む中で、「屋外で遊ぶ時間をとっている子どもは近視になりにくい、または近視の進行が少ない」という研究結果※2が報告され、日常生活で取り入れられる近視進行抑制のひとつとして、「1日にできれば2時間は外で遊ぶ」ことが推奨※3されています。外遊びで太陽光を浴びることで、近視進行抑制の観点から注目されている「バイオレットライト」を自然に取り入れることが期待できます。
 しかし、子どもたちを取り巻く環境に目を移すと、子どもが外遊びの楽しさに触れる機会が少ないことや、多くの地域で安心して遊べる場が減っていることなどが課題と言われており、子どもたちを取り巻く環境を見直すことの必要性が浮き彫りになっています。

第1弾として、「プレーカー」を寄贈。都市部の外遊び機会の創出を支援
 プロジェクト第1弾では、広場や空き地へ遊びを届け外遊びの場を生み出す車「プレーカー」に着目。東京都内で最も子ども(18歳未満)の人口が多い※4自治体である世田谷区において、長きに渡り子どもの外遊びを市民の手で守り育ててきた認定NPO法人「プレーパークせたがや」へJINSオリジナルデザインの「JINS見る育プレーカー」を寄贈します。本年夏頃に予定している寄贈に先立ち、6月には地域の子どもたちがプレーカー活動の看板を制作するワークショップを開催予定。地域住民との関わりを持ちながらプロジェクトを推進していきます。
 また、JINSが今年2月に創刊したWebメディア「JINS PARK」では、サステナビリティ活動についての連載「ジンズのたねまき」を本日よりスタート。連載第1回として本プロジェクト発足の裏側を紹介しています(https://park.jins.com/series/jinsnotanemaki/01playcar/)。今後も同メディアを通じ、プロジェクトの進捗を継続的に発信していく予定です。
 JINSでは今後も本プロジェクトを通じ、外遊びの大切さを伝え、子どもが安心して外遊びをできる機会や遊び場の創出を支援する取り組みを継続的に検討していく予定です。

※1 文部科学省「学校保健統計調査」過去の数値と比較可能な最新データとして令和元年度の調査を参照。
令和元年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は、幼稚園 26.06%、小学校 34.57%、中学校 57.47%、高等学校 67.64%となっている。前年度と比較すると、小学校、中学校及び高等学校では増加しており、過去最高となった。また、幼稚園では減少しているものの、昨年度と同様の高い割合となっている。「裸眼 視力 0.3 未満の者」の割合は、幼稚園 0.60%、小学校 9.38%、中学校 27.07%、高等学校 38.98%となっており、小学校では過去最高となった。
※2 Lisa A Jones, et al. Invest Ophthalmol Vis Sci . 2007 Aug
※3 出典 近視研究会「学童の近視進行予防7項目」※4 出典 平成27年国勢調査 東京都区市町村町丁別報告

プレーカー(Play Car)とは
遊びや子どもと関わる専門のスタッフとともに、様々な道具や素材、玩具や遊具を載せて、空き地や広場、駐車場などに遊びを届ける車。移動式遊び場とも呼ばれる。空き地を遊び場に変化させたり、既存の遊び場をより豊かに変容させる役割を持つ。定期的なプレーカー活動を通じ、地域にゆるやかなコミュニティを生みだすなど、地域住民が外遊び環境を考えるきっかけを創出している。先行するドイツでは、40年以上前から企業と行政、NPOの協働によりプレーカーやプレーバスなどの多様な移動式遊び場が300台以上活動していると言われている。日本では、近年15台程度が普及していると見られ、東日本大震災の被災地で遊び場の復興や子どもたちの心のケアに繋がった事例などがある。

認定NPO法人プレーパークせたがや紹介
認定NPO法人プレーパークせたがやは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、1979年、日本で初めて誕生した常設の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」、「世田谷プレーパーク」、「駒沢はらっぱプレーパーク」、「烏山プレーパーク」の4つのプレーパークを運営している団体。 「プレーカー」「プレーリアカー」「プレーパークの新設」など、「プレーパークのない地域での遊び環境づくり」も積極的に取り組み、 子どもたちが「やってみたい」にどんどん挑戦できるような遊び環境を整え、保護者や地域の皆さん、そして社会に「遊びの大切さ」を広めている。
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