ザイリンクス、2016 会計年度第 1 四半期業績を発表、最新 の 20nm 製品売上が 1,000 万ドルを突破
[15/07/27]
提供元:PRTIMES
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ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 7 月 22 日 (米国時間)、2016 会計年度第 1 四半期売上が 5 億 4,900 万ドルで、前期比 3%、前年同期比 10% 減少したと発表した。2016 会計年度第 1 四半期粗利益率は 71%、純利益は 1 億 4,800 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.55 ドル) となった。
ザイリンクス取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株当たり 0.31 ドルの四半期配当を行うと発表した。配当は 2015 年 8 月 6 日営業日終了時時点の株主全員に対して 2015 年 8 月 26 日付で実施される。
2016 会計年度第 1 四半期の会計報告 (2015 年 4 〜 6 月)
GAAP (一般会計原則による)
(1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)
2016 年度Q1 / 2015 年度Q4 / 2015 年度Q1 / 前期比 / 前年同期比
売上 / $549 / $567 / $613 / -3% / -10%
営業利益 / $178 / $159 / $207 / 13% / -14%
純利益 / $148 / $135 / $174 / 10% / -15%
1 株当たりの利益 / $0.55 / $0.50 / $0.62 / 10% / -11%
ザイリンクスの社長兼 CEO であるモーシェ ガブリエロフ (Moshe Gavrielov) は、「第 1 四半期、ザイリンクスの粗利益率は 71% と力強い収益性を達成しました。業界のテクノロジリーダとして、20nm ノード製品が売上をけん引しました。また、第 1 四半期におけるザイリンクス最新の 20nm Ultrascale™ 製品ファミリの売上では、業界唯一の 20nm ハイエンド FPGA ファミリである Virtex(R) Ultrascale が特に堅調だったことから、1,000 万ドルを超えました。さらに、主に ADAS アプリケーション向けに28nm Zynq(R)-7000 プラットフォームの売上が極めて好調でした」と述べている。
■ 地域別の売上構成
2016 年度Q1 / 2015 年度Q4 / 2015 年度Q1 / 前期比 / 前年同期比 /
北米 / 34% / 32% / 26% / 2% / 18%
アジア太平洋 / 36% / 37% / 43% / -7% / -24%
欧州 / 19% / 21% / 21% / -11% / -19%
日本 / 11% / 10% / 10% / 8% / -5%
■ エンド マーケット別の売上構成
2016 年度Q1 / 2015 年度Q4 / 2015 年度Q1 / 前期比 / 前年同期比
通信/データセンター / 38% / 41% / 53% / -11% / -36%
産業機器/航空宇宙防衛 / 44% / 42% / 31% / 3% / 27%
放送、民生機器/車載 / 18% / 17% / 16% / 1% / 2%
注:上記エンド マーケット別売上構成は、「通信/データセンター」に以前の「その他」カテゴリーを統合して再構成している。比較のため、当社ウェブサイト www.investor.xilinx.com で、以前の分類による結果を補足情報として公開している。
■ 製品分野別の売上構成
2016 年度Q1 / 2015 年度Q4 / 2015 年度Q1 / 前期比 / 前年同期比
ニュー プロダクト / 38% / 41% / 31% / -10% / 10%
メインストリーム / 25% / 25% / 37% / -4% / -40%
ベース / 34% / 30% / 29% / 8% / 5%
サポート / 3% / 4% / 3% / -8% / -4%
■ 製品分類 :
ニュー プロダクト : Virtex および Kintex(R) Ultrascale、Virtex-7、Kintex-7、Artix(R)-7、Zynq-7000、SpartanTM-6 製品ファミリ
メインストリーム プロダクト : Virtex-6、Virtex-5、CoolRunner™-II 製品ファミリ
ベース プロダクト : Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-II、CoolRunner、XC9500 製品ファミリ
サポート プロダクト : コンフィギュレーション ソリューション、HardWire、ソフトウェアおよびサポート/サービス
注:上記製品分類は、新たな製品導入および製品の成熟を反映させ、各分類の意義を高めるために修正している。比較のため、当社ウェブサイト www.investor.xilinx.com で、以前の分類による結果を補足情報として公開している。
■ 2016 会計年度第 1 四半期のハイライト
・ザイリンクスは、TSMC の 16FF+ (FinFET プラス) プロセスを採用した業界初の All Programmable マルチ プロセッサ SoC (MPSoC) をテープアウトした。本製品ファミリは、先進運転支援システム (ADAS)、インダストリアル IoT (I-IoT)を含むエンベデッド ビジョンと5G ワイヤレス システムに狙いを定めている。All Programmable Zynq UltraScale+™ MPSoC は、単位ワット当たりのシステム性能を 5 倍にするとともに、次世代システムで要求されるセキュリティと安全性を備え、かつ、「任意のデバイス間の」コネクティビティを実現することで、柔軟性の高いスタンダードベースのプラットフォームの開発を可能にする。
・ザイリンクスは、同社の次世代 All Programmable FPGA、MPSoC および 3D IC の開発に向けて、TSMC 社の 7nm プロセスおよび 3D IC テクノロジを利用することを発表した。これは、両社が協業して開発した第 4 世代のアドバンスド プロセスおよび CoWoS 3D スタッキング テクノロジと、TSMC 社にとって第 4 世代となる FinFET テクノロジを利用している。この協業によってザイリンクスは、マルチノード スケーリングのアドバンテージを実現し、28nm、20nm および 16nm ノードにおける同社の優れた製品、業務遂行および市場での成功をさらに発展させていく。
・ザイリンクスは、Zynq SoC および MPSoC のユーザー ベースを幅広いシステム エンジニアおよびソフトウェア エンジニアに拡大するため、SDSoC™ 開発環境の公開を発表した。SDx™ ファミリの一つである SDSoC 開発環境は、拡張ライブラリ、ボード、デザイン サービス エコシステムをサポートすることで、エンベデッド C/C++ アプリケーションの開発を可能にする。また、今回の SDSoC開発環境の公開では、プログラミングおよびプラットフォーム開発を容易にするための統合設計環境 (IDE) の機能も強化されている。
・ザイリンクスは、株主に価値を還元する取り組みを継続して行った。第 1 四半期、ザイリンクスは 1 億ドルの自社株買いを行い、8,000 万ドルの配当金を支払ったが、これは第 1 四半期の営業キャッシュフローのほぼ 100% に相当する。
■ 2016 会計年度第 2 四半期 (2015 年 7 〜 9 月) の事業展望
・売上は前四半期比 2~6% 減と見込まれる。
・粗利益率は 69〜70% になると見込まれる。
・営業経費は、企業買収に関連する無形資産の償却費 200 万ドルを含め、およそ 2 億 1,700 万ドルになると予想される。
・その他収益および費用は、差し引き約 1,000 万ドルの支出になると見込まれる。
・希釈ベースでの株式数はおよそ 2 億 6,800 万株になると見込まれる。
・第 2 四半期の税率は約 12% になると見込まれる。
本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2016 会計年度第 2 四半期事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、顧客企業が活動するエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、 ウェハ価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。
■ ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらのデバイスを次世代設計環境および IP とともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報はウェブサイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
■ 下記のザイリンクス株式会社 ウェブサイトもご参照ください。
・トップページ : http://japan.xilinx.com/
・プレスリリース (日本語) : http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/
このリリースの全文は次の URL を参照のこと :
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2015/ireye/q1fy16-financial-results.htm