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TKCは全国243の信用金庫とAPI連携を開始します

―2万5千社が利用するTKCのFinTechサービス―

2019年7月29日、株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸)が開発・提供する財務会計システムおよび販売・購買管理システムにおいて、全国243の信用金庫のインターネットバンキングとのAPI連携を開始します。
このAPI連携により、インターネットバンキングのIDやパスワードをFinTechサービスに登録することなく、より安全かつ確実に、財務会計システムをご利用いただけるようになります。

API連携に対応する信用金庫の一覧は、下記のURLからご参照ください。
https://www.tkc.jp/~/Media/Tkc/system_info/20190725_01_Shinkin_List.pdf

1.API連携について
API(アプリケーションプログラムインターフェイス)とは、外部サービス等とデータ連携を可能とするためのプログラムや接続仕様のことです。
今回のAPI連携では、TKCのFinTechサービス(「銀行信販データ受信機能」等)から、信用金庫のインターネットバンキングのAPIに接続し、そこから預金データ(入出金明細)を取得して、TKCの財務会計システム等に取り込みます。

2.今回のAPI連携によるメリット
TKCのFinTechサービスは、TKCとマネーツリー株式会社(本社:東京都渋谷区)と共同開発したサービスです。これまでは、登録されたインターネットバンキングのユーザーIDとパスワードを用いて、契約者に代わってデータを取得する仕組み(スクレイピング)で入出金明細をシステムに取り込み、仕訳入力業務の効率化を実現していました。
今回、API連携に対応することで、ユーザーはインターネットバンキングのユーザーIDやパスワードをFinTechサービスに登録する必要がなくなります。また、インターネットバンキングのWebサイトのリニューアルの影響を受けることがなくなります。このため、より安全かつ確実に、会計ソフトおよび販売管理ソフトにデータを取り込むことが可能となります。

TKCのFinTechサービスを利用するユーザーは、7月18日時点で2万5千社を超えており、その数は順調に増え続けています。
TKCでは、今後もサービスのさらなる充実を通して、TKC全国会会員、金融機関と共に中小企業を支援してまいります。


【ご参考】
■財務会計システム「FXシリーズ」
TKCの「FXシリーズ」は、中小企業の黒字化を支援する機能を備えています。また電子帳簿保存法の法的要件を満たしたソフトとして、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)から、国内第1号となる認証を受けています。(https://www.tkc.jp/fx

■戦略販売・購買管理システム「SX2」
SX2は、見積書・納品書・請求書を簡単に作成できるだけでなく、売れ筋商品や高粗利商品など戦略策定のための多彩なデータを提供します。「FXシリーズ」と同様に、JIIMAより電子帳簿ソフト法的要件認証を取得しています。(https://www.tkc.jp/cc/system/sx2

■株式会社TKCについて
株式会社TKCは、事業目的に「会計事務所の職域防衛と運命打開」と「地方公共団体の行政効率向上による住民福祉の増進」を掲げ、創業以来、一貫して2つの分野に特化した情報サービスを展開しています。
税法・会社法・民法・行政法など、法律と深く関わりながら社会的責務を全うする税理士、公認会計士および地方公務員の業務遂行を、情報テクノロジーを媒体にして支援し、広く日本の経済、地域社会の発展に寄与してまいります。

■TKC全国会について
TKC全国会(会長:坂本孝司)は、税理士・公認会計士1万1,300名(2019年3月末現在)で組織される、わが国最大級の職業会計人集団です。
TKC全国会では、適時・正確な会計帳簿をもとに4大業務(税務・会計・保証・経営助言)に取り組み、1.中小企業の黒字決算への支援、2.決算書の信頼性向上を図る支援、3.企業の存続基盤を確かなものにする支援――などを積極的に展開しています。

以上
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