デジタルカメラ市場でのメーカーシェアに変化!
[10/10/15]
提供元:PRTIMES
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デジタルカメラ市場でのメーカーシェアに変化!
新商品がカメラユーザーのニーズにマッチし、
カテゴリー毎に存在感増すソニー製品
〜デジタル一眼カメラ市場は3強時代へ突入〜
この度、ソニーのデジタルカメラ製品が、9月のBCNランキングのデジタルカメラ総合
メーカー別販売台数シェア(9月1日-9月30日)におきまして、販売台数シェア17.1%で
2位に躍進。また金額シェアにおきましても2位となりました。
デジタルカメラの個人所有率が94.4%(※1)と市場が飽和状態となった今日、
2009年に続き、2010年もダウントレンドが予測されていましたが、予想に反し、
販売台数の伸びは1月から9カ月連続で2桁成長を記録、一転好調な状況となっております。
その要因として、今年ソニーが発売した新商品(コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼
カメラともに)が好調な推移を見せ、市場を牽引していると考えられます。
【A】世界初(※2)フルハイビジョン動画モデルの登場
レンズ一体型デジタルスチルカメラとして世界初(※2)となるフルハイビジョン(以下、
フルHD)動画撮影の機能を搭載した“サイバーショット”「DSC-TX7」「DSC-HX5V」が
今年の2月、3月に発売。中でも「DSC-HX5V」はフルHD動画の撮影に加え、光学10倍ズーム、
GPS機能など高付加価値な機能がカメラユーザーに高く評価され高価格帯モデル としては、
異例のヒットモデルとなりました。
【B】ミラーレス一眼カメラ「NEX」シリーズの登場
今まで購入を検討しつつも、その大きさや重さ、撮影の難しさといった点から断念していた
層に大きなインパクトを与えた、ミラーレス一眼「NEX」シリーズが6月に登場。
コンパクトデジタルカメラに迫るボディの小型化、一眼レフカメラと同等の高画質性能を
両立し、既存のミラーレスモデルと一線を画すデザインが女性や、一眼のエントリー層を
中心とした層に大きく受け入れられ、発売から現在に至るまで好調な売り上げが続いています。
【C】“サイバーショット”フルHDモデルの拡充と“α33・55”の登場
8月にはフルHD動画撮影モデルの“サイバーショット” 「DSC-WX5」「DSC-TX9」が発売。
TVCMやキャンペーン サイトと連動した、コンパクトデジタルカメラでフルHD動画撮影という
新しいカメラの楽しみ方(価値)の提案が、 週末旅行など外出先で撮影頻度が高い女性ユーザー
からの支持を集め、コンパクトデジタルカメラの新たなトレンドを形成しています。
また発売前からネット上で話題になっていた世界初(※3)の透過型ミラー搭載モデルの
“α33”・“α55”が登場した9月には、デジタル一眼カメラの販売台数シェアに
関しましても今まで2強であったキャノン、ニコンに迫る勢いで、シェアを拡大しております。
(※1)第38回価格.comリサーチ『カメラ利用状況アンケート』結果
(調査期間:2010年2月1日〜2010年2月8日)より
(※2)2010年2月発売時点。
(※3)2010年広報発表時点。レンズ交換型デジタルカメラにおいて。
■ 株式会社BCN:エグゼクティブアナリスト 道越 一郎氏の市場分析
デジカメ市場は年初から好調が続いている。苦戦が続いた09年から一転、販売台数の伸びは
1月から9カ月連続で2桁成長を持続。過去3年でも最高の販売台数を記録し続けている。
中でも注目はデジタル一眼(レンズ交換型デジカメ)市場だ。1年前まではデジカメ市場全体
のうち販売台数で10.0%、金額で28.9%という規模だったが、9月には、台数で14.8%、
金額で42.3%と拡大してきた。その原動力ともいえるのが「ミラーレス一眼」だ。
オリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ陣営に加え、6月にソニーが意欲的なデザイン
とスペックで注目を集めたNEXで参入。市場は一気に活気付いた。既にデジタル一眼の4分の1は
ミラーレスモデルになっており、今後も拡大が予想される。さらにソニーは9月、透過型ミラーを
搭載し常にAFを作動させ続けられる画期的なデジタル一眼、“α55”、“α33”を投入。
NEXとの相乗効果でソニーはデジタル一眼のシェアを3位、21.2%に押し上げた。2位ニコンとの
差はわずか3.2ポイント。キャノン、ニコンの2強に激しく迫っている。NEXも“α”新シリーズ
も、これまでにない新しいカメラの形を、勇気をもって提案したわけだが、
いずれもユーザーにしっかりと受け入れられている。これからのソニーの挑戦に期待したい。
■ 株式会社カカクコム:執行役員 / メディアクリエイティブ部 部長 鎌田 剛氏の消費者分析
価格.comの「デジタル一眼レフカメラ」カテゴリにおけるメーカー別のアクセス数推移では、
今年の5月から劇的な変化が起こっている。これまではこのカテゴリで紛れもない2強メーカー
であったキャノンとニコンのアクセス数に対してソニーが急激に迫り、ある週では逆転する
という状況すら見られるようになったのだ。この爆発的とも言える人気上昇は、間違いなく、
5月に発表された“α”「NEX-5D」の人気によって引き起こされたもの。
さらに、キャノン・ニコンの2社が新モデルを発表したことで大いに盛り上がりを見せた8月以降
になると、今度は新モデル「“α55”」が人気となり、2社の主要モデルのアクセス増にも見事に
追随してきた。こうした流れを見ると、ソニーの“α”シリーズが、多くのカメラファンの心を
しっかりとつかんできていることがわかる。今デジタル一眼レフカメラ市場は、キャノン・
ニコンの2強時代からソニーを含んだ3強時代へと移りつつあるのかもしれない。
新商品がカメラユーザーのニーズにマッチし、
カテゴリー毎に存在感増すソニー製品
〜デジタル一眼カメラ市場は3強時代へ突入〜
この度、ソニーのデジタルカメラ製品が、9月のBCNランキングのデジタルカメラ総合
メーカー別販売台数シェア(9月1日-9月30日)におきまして、販売台数シェア17.1%で
2位に躍進。また金額シェアにおきましても2位となりました。
デジタルカメラの個人所有率が94.4%(※1)と市場が飽和状態となった今日、
2009年に続き、2010年もダウントレンドが予測されていましたが、予想に反し、
販売台数の伸びは1月から9カ月連続で2桁成長を記録、一転好調な状況となっております。
その要因として、今年ソニーが発売した新商品(コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼
カメラともに)が好調な推移を見せ、市場を牽引していると考えられます。
【A】世界初(※2)フルハイビジョン動画モデルの登場
レンズ一体型デジタルスチルカメラとして世界初(※2)となるフルハイビジョン(以下、
フルHD)動画撮影の機能を搭載した“サイバーショット”「DSC-TX7」「DSC-HX5V」が
今年の2月、3月に発売。中でも「DSC-HX5V」はフルHD動画の撮影に加え、光学10倍ズーム、
GPS機能など高付加価値な機能がカメラユーザーに高く評価され高価格帯モデル としては、
異例のヒットモデルとなりました。
【B】ミラーレス一眼カメラ「NEX」シリーズの登場
今まで購入を検討しつつも、その大きさや重さ、撮影の難しさといった点から断念していた
層に大きなインパクトを与えた、ミラーレス一眼「NEX」シリーズが6月に登場。
コンパクトデジタルカメラに迫るボディの小型化、一眼レフカメラと同等の高画質性能を
両立し、既存のミラーレスモデルと一線を画すデザインが女性や、一眼のエントリー層を
中心とした層に大きく受け入れられ、発売から現在に至るまで好調な売り上げが続いています。
【C】“サイバーショット”フルHDモデルの拡充と“α33・55”の登場
8月にはフルHD動画撮影モデルの“サイバーショット” 「DSC-WX5」「DSC-TX9」が発売。
TVCMやキャンペーン サイトと連動した、コンパクトデジタルカメラでフルHD動画撮影という
新しいカメラの楽しみ方(価値)の提案が、 週末旅行など外出先で撮影頻度が高い女性ユーザー
からの支持を集め、コンパクトデジタルカメラの新たなトレンドを形成しています。
また発売前からネット上で話題になっていた世界初(※3)の透過型ミラー搭載モデルの
“α33”・“α55”が登場した9月には、デジタル一眼カメラの販売台数シェアに
関しましても今まで2強であったキャノン、ニコンに迫る勢いで、シェアを拡大しております。
(※1)第38回価格.comリサーチ『カメラ利用状況アンケート』結果
(調査期間:2010年2月1日〜2010年2月8日)より
(※2)2010年2月発売時点。
(※3)2010年広報発表時点。レンズ交換型デジタルカメラにおいて。
■ 株式会社BCN:エグゼクティブアナリスト 道越 一郎氏の市場分析
デジカメ市場は年初から好調が続いている。苦戦が続いた09年から一転、販売台数の伸びは
1月から9カ月連続で2桁成長を持続。過去3年でも最高の販売台数を記録し続けている。
中でも注目はデジタル一眼(レンズ交換型デジカメ)市場だ。1年前まではデジカメ市場全体
のうち販売台数で10.0%、金額で28.9%という規模だったが、9月には、台数で14.8%、
金額で42.3%と拡大してきた。その原動力ともいえるのが「ミラーレス一眼」だ。
オリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ陣営に加え、6月にソニーが意欲的なデザイン
とスペックで注目を集めたNEXで参入。市場は一気に活気付いた。既にデジタル一眼の4分の1は
ミラーレスモデルになっており、今後も拡大が予想される。さらにソニーは9月、透過型ミラーを
搭載し常にAFを作動させ続けられる画期的なデジタル一眼、“α55”、“α33”を投入。
NEXとの相乗効果でソニーはデジタル一眼のシェアを3位、21.2%に押し上げた。2位ニコンとの
差はわずか3.2ポイント。キャノン、ニコンの2強に激しく迫っている。NEXも“α”新シリーズ
も、これまでにない新しいカメラの形を、勇気をもって提案したわけだが、
いずれもユーザーにしっかりと受け入れられている。これからのソニーの挑戦に期待したい。
■ 株式会社カカクコム:執行役員 / メディアクリエイティブ部 部長 鎌田 剛氏の消費者分析
価格.comの「デジタル一眼レフカメラ」カテゴリにおけるメーカー別のアクセス数推移では、
今年の5月から劇的な変化が起こっている。これまではこのカテゴリで紛れもない2強メーカー
であったキャノンとニコンのアクセス数に対してソニーが急激に迫り、ある週では逆転する
という状況すら見られるようになったのだ。この爆発的とも言える人気上昇は、間違いなく、
5月に発表された“α”「NEX-5D」の人気によって引き起こされたもの。
さらに、キャノン・ニコンの2社が新モデルを発表したことで大いに盛り上がりを見せた8月以降
になると、今度は新モデル「“α55”」が人気となり、2社の主要モデルのアクセス増にも見事に
追随してきた。こうした流れを見ると、ソニーの“α”シリーズが、多くのカメラファンの心を
しっかりとつかんできていることがわかる。今デジタル一眼レフカメラ市場は、キャノン・
ニコンの2強時代からソニーを含んだ3強時代へと移りつつあるのかもしれない。