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凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピー、複数のQRコード決済を一括提供

スマートフォンを利用したQRコード決済の店舗POSレジへの導入を短期間・低コストで可能に、複数のQRコード決済をまとめて導入できる新サービス「スイッチングゲートウェイ」を提供

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉誠人、以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、スマートフォンを活用したQRコード・バーコード決済サービスを小売店舗のPOSレジで同時に複数利用可能にする、決済情報中継サービス「スイッチングゲートウェイ(TM)」の本格的な提供を2018年10月25日より開始します。 
 なお「スイッチングゲートウェイ」は、先行して2018年春より阪急阪神百貨店をはじめ、百貨店、ドラッグストアなどの一部店舗で採用されています。





 新サービス「スイッチングゲートウェイ」は、中国で普及し、訪日観光客にも需要の多いAlipay(アリペイ)、Wechat Pay(ウイチャット ペイ)および国内のQRコード・バーコード決済サービスを店舗のPOSレジシステムとゲートウェイとして結び、POSレジへの複数導入を短期間、低コストで可能にするものです。凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが共同で運営する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」(※1)のシステム基盤を活用して店舗のPOSレジのシステムと接続することで決済情報(決済電文)を安全に中継します。

 なお「スイッチングゲートウェイ」は、2018年10月25日(木)から26日(金)まで開催される「FIT2018 金融国際情報技術展」(会場:東京国際フォーラム)の凸版印刷ブース(小間番号:EB08)にて展示します。
[画像: https://prtimes.jp/i/33034/123/resize/d33034-123-547919-0.jpg ]

■背景
 キャッシュレス社会の実現に向けて、経済産業省が『キャッシュレス・ビジョン』(2018年4月)の中で、2025年のキャッシュレス決済比率40%を目標とする指針を発表するなど、キャッシュレス決済の利用環境を整備する機運が高まっています。手軽で便利な支払い方法として、スマートフォンによるQRコード・バーコード決済サービスの利用が国内・国外ともに拡大しています。
 一方で、小売店舗にとっては、複数の決済サービスが併存するなかで、既存のPOSレジに導入し基幹システムと連携するためには、その開発・導入にかかわるコストとスピードが課題となっていました。
 そのような課題を解決するため、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーは、さまざまなQRコード・バーコード決済サービス事業者と小売店舗のPOSレジシステムとの接続を統合して提供する決済情報中継サービス「スイッチングゲートウェイ」を開発しました。「スイッチングゲートウェイ」と接続することで、仕様が統一されていない複数の決済情報(決済電文)に対して、決済処理や店頭オペレーションを統一することが可能です。これにより、QRコード・バーコード決済導入における、システム改修のコストや導入期間の短縮を実現します。
 凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーは、これまでギフトカードやハウス電子マネーの残高管理サービスである
「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を通じて、多数の流通・小売・飲食業の店舗に決済サービスを提供してきました。このノウハウや技術力を活かし、高いセキュリティ性と信頼性で小売店舗のPOSレジを活用したスマートフォン決済の導入を支援します。

■「スイッチングゲートウェイ」の特長
・複数のQRコード・バーコード決済サービスを同時に導入
 現在、中国で普及しているAlipay、Wechat Payをはじめ、国内外のさまざまな決済サービスに対応しており、同時に複数のサービスの導入が可能です。導入のためのPOSレジシステムの改修も基本的に一度で済み、また店頭オペレーションも統一できるため運用負荷も軽減できます。
 さらに今後も接続先の決済サービスを順次拡大する予定ですので、新たな決済サービスを追加することも容易です。

・導入期間の短縮と低コスト化が可能
 「スイッチングゲートウェイ」は、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが共同で運営している、ギフトカードやハウス電子マネーの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービス「サーバ管理型プリペイドASPサービス」のシステム基盤を利用しています。そのためすでに「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を店舗のPOSレジシステムと接続して採用いただいている場合、新たな接続のためのシステム改修が削減可能で、短期間でのさまざまなQRコードやバーコードを利用したスマートフォン決済を導入することができます。
 また「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を未導入の場合でも、通常よりも低いコストで複数の決済サービスを導入することが可能です。

・マーケティング施策への展開が可能
 QRコード・バーコード決済サービスを店舗に導入することにより、顧客の利用状況に関する各種データを活用することが可能。各店舗は、利用状況のデータを分析・活用したマーケティング施策を実施することができます。凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが持つデータ分析力や、施策企画ノウハウにより店舗の活性化を支援します。
 さらに「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を活用したハウス電子マネーとの連動による、店舗への集客や顧客施策を展開することも可能です。

■「スイッチングゲートウェイ」で利用可能なスマートフォン決済サービス (2018年10月時点、五十音順)「スイッチングゲートウェイ」では、国内外で8種類の決済サービスが導入可能。
Alipay(アント フィナンシャルサービスグループ)、Wechat Pay(テンセントグループ)、
Origami Pay(株式会社Origami)、d払い(株式会社NTTドコモ)、PayPay(PayPay株式会社)、
pring(株式会社pring)、LINE Pay(LINE Pay株式会社)、楽天ペイ(楽天株式会社)

■ 今後の展開
 凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーは、キャッシュレス社会の実現に向けた取り組みの一環として、本サービスを通じた店頭でのQRコード・バーコード決済の普及に努め、2020年度までに50社の導入を目指します。さらに今後も両社は、「スイッチングゲートウェイ」が利用可能な決済サービスの拡充に進めるとともに、サービスの機能強化を図りより利便性の高いサービス提供を目指します。

※1 「サーバ管理型プリペイドASPサービス」
「サーバ管理型プリペイドASPサービス」は、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが共同で運営する、ギフトカードやハウス電子マネーの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービスです。情報セキュリティ格付で決済サービスとして初となる最高位「AAAis」を取得しているほか、ISO/IEC27001(※2)をはじめ各種国際認証を満たした富士通グループの安全なデータセンターで運用される信頼性の高いサービスとして、既に150社を越える大手企業に導入され、同サービスが取り扱う電子マネー残高は年間で6,000億円以上(2017年度)と、国内随一の実績があります。
関連Webサイト:https://about.giftcard.ne.jp/

※2 ISO/IEC27001
ISO(国際標準化機構)が定めた、組織における情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格。情報の機密性(C:Confidentiality)・完全性(I:Integrity)・可用性(A:Availability)の3つをバランスよくマネジメントし、情報の有効活用を実現するためのツールです。ISMSの後継認証制度として、2005年に発行されました。

* QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以  上
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