ヴイエムウェア、vSphere上で実行されるワークロードのKubernetes活用を支援する新製品を発表
[20/09/16]
提供元:PRTIMES
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新たなVMware vSphere with VMware Tanzuにより、Kubernetesの迅速な導入を支援。
アプリケーションのモダナイゼーションへの取り組みを加速するTanzuエディションを発表。
VMware Cloud Foundation 4.1、vSphere 7 Update 1、vSAN 7 Update 1が、インフラのさらなる拡張と運用の効率化を支援する新たなイノベーションを提供。
【2020年9月16日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、アプリケーションおよびインフラのモダナイゼーションを加速させる新製品を発表しました。新しいVMware vSphere(R) 7 Update 1、VMware vSAN(TM) 7 Update 1、VMware Cloud Foundation(TM) 4.1では、Kubernetes導入を効率化し、ステートフル アプリケーションをサポートするための新しい開発者向け機能や、拡張性と運用性を強化する機能が採用されています。さらに、ポートフォリオの機能をパッケージ化したTanzuエディションも発表し、モダナイゼーションを推進する際の基本的なニーズに対応します。
開発者向けのインフラを提供
VMwareは、過去1年にわたり広範なソフトウェア スタックにより、モダンアプリケーションの新規開発だけでなく、既存のアプリケーションやインフラのモダナイゼーションも可能にしました。VMworld 2019では、Kubernetes APIを使いvSphereをオープンプラットフォームに再設計するために、TanzuポートフォリオとProject Pacificの技術プレビューを公開しました。そして、2020年3月には、モダンアプリケーション向けにTanzuポートフォリオを発表しました。Project Pacificの本番リリース第1フェーズとして、VMware Cloud Foundation 4 with Tanzuを発表し、これにより従来のVM(仮想マシン)ベースとコンテナベースのアプリケーションの双方に対し、一貫した管理を行うハイブリッド クラウド インフラを提供しています。(詳細は、2020年3月11日発表のプレスリリース https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2020/vmw-app-modernization_031120.html をご覧ください)
そして本日、VMwareはProject Pacificの次期フェーズとして、Kubernetesの迅速な導入を支援する新製品を発表しました。VMware vSphere with VMware Tanzuにより、世界中の何十万ものvSphereの顧客に向けたKubernetesの利用開始と、vSphere上で実行されている7,000万以上のワークロードのモダナイゼーションを提供します。この新製品により、テクノロジ、ツール、スキルセットへのこれまでの投資を利活用して、モダンアプリケーションをサポートするKubernetesクラスタを迅速にセットアップし、プロビジョニングすることを実現します。
具体的には、vSphere with Tanzuの利用により、既存のネットワークとブロック ストレージやファイル ストレージを使い、1時間以内にエンタープライズ クラスのKubernetesインフラを構成します(1)。これには、KubernetesクラスタのvSphere Distributed Switchサポート拡張も含まれます。また、vSphere with Tanzuの利用時には、VMware NSX(R) Advanced Load Balancer Essentials(Enterpriseエディションへのアップグレード オプション付き)の導入や、独自のL4ロードバランシング ソリューションの選択も可能となります。さらに、VMware vCenter Serverを使用すると、数分間でのKubernetesクラスタの導入やロールベースアクセスコントロールの実装、開発者へのキャパシティの割り当てが可能になります(2)。このようにVMware Tanzuとの統合により、IT管理者は一貫性、適合性、整合性を維持、Kubernetesを管理しながら、開発者にITインフラへのセルフサービス アクセスの提供を実現します。
さらに、ハイパーコンバージド インフラ(HCI)およびハイブリッド クラウド プラットフォームに新たな機能を採用し、モダンアプリケーションに対するニーズをサポートします。VMware Cloud Foundation 4.1 with VMware Tanzuは、独立系ソフトウェア ベンダ(ISV)向けのフレームワークであるvSAN Data Persistenceプラットフォームを採用し、NoSQLデータベースやオブジェクト ストレージなどの最新のステートフル サービスのための基盤となるインフラを提供します。これにより、TCOを削減しながらステートフル アプリケーションの実行、運用、管理を簡素化が可能となります。
なお、VMwareはDell EMC ObjectScaleをvSAN Data Persistenceプラットフォーム上で統合、検証することも発表しました。加えて、VMwareはCloudian、DataStax、MinIOとのパートナシップおよび共同エンジニアリングの取り組みも発表しました。各社の製品をvSANプラットフォーム上で統合し、検証します。パートナ各社は、このプラットフォームをサポートするコンテナ向けストレージ インタフェース(CSI)プラグインを導入する予定です(3)。パートナ各社との連携により、この新しいプラットフォームでは以下が可能になります。
開発者がKubernetes APIを経由したセルフサービス形態のオンデマンドのステートフル サービスのプロビジョニングと拡張を実現することで、IT管理者の運用効率性を最大化
vCenterの専用ダッシュボードを通じた、統合サービスの健全性とキャパシティの監視
サービス対応のインフラ運用機能を活用した、メンテナンスやライフサイクル管理など、インフラ変更時におけるサービス可用性の確保
最適なストレージ効率による、ステートフル サービスの実行
VMware Tanzuポートフォリオによるカスタマ ジャーニーの簡素化
VMwareは今回の発表に基づき、VMware Tanzuポートフォリオの機能を利用して、顧客による顕著な成果の実現をサポートします。この取り組みの一環として、インフラとアプリケーションのモダナイゼーションにおいて最も求められるエンタープライズ要件に対応したポートフォリオ機能をパッケージ化した、VMware Tanzuエディションを発表しました。VMware Tanzuエディションは、Basic、Standard、Advanced、Enterpriseというラインナップを提供します。VMware Tanzu BasicはvSphereのアドオンで、vSphere環境の一部としてKubernetesを実行できます。VMware Tanzu Standardエディションでは、単一のオープンソースで、互換性のあるディストリビューションを用いて、複数のクラウド間でKubernetesを実行/管理し、クラウド、クラスタ、チーム間でポリシーを一元管理できます。BasicおよびStandardエディションは2020年10月30日(VMwareの2021年度第3四半期末)までに、その後、AdvancedとEnterprise エディションが提供される予定です。
より効率的で無駄の少ないインフラ拡張と運用の簡素化
本日発表したアプリとインフラをモダナイゼーションする最新機能に加え、VMware vSphere 7 Update 1、VMware vSAN 7 Update 1、VMware Cloud Foundation 4.1には、従来のワークロードの実行をサポートする新機能が採用されています。これらの新機能と機能強化により、次のようにインフラを拡張し、運用を簡素化します。
モンスターVMの拡張: vSphere 7 Update 1の仮想マシン(VM)は、最大24TB RAMおよび768 vCPUまで拡張可能で、インメモリ データベースなどのリソース集約型アプリケーションに対応します。
クラスタ スケールの強化: vSphere 7 Update 1では、クラスタあたりのホスト数のサポートが従来比で50%拡張され、クラスタあたり最大96ホストまで拡張可能です。
HCIメッシュ: vSAN 7 Update 1では、コンピュートとストレージのリソースを分離する、独自のソフトウェアベースのアプローチであるHCIメッシュが導入され、段階的な拡張が可能になりました。この機能は、クラスタ間でキャパシティを共有することで設備投資コストの削減を行いながら、効率的な拡張によって管理されるストレージ リソースの量を減らすことで運営コストの削減にも役立ちます。
データ圧縮単体での有効化オプション: これは新しいvSAN 7 Update 1のオプションです。従来は重複排除と圧縮をセットで実行していましたが、今回のリリースで圧縮機能のみを有効化できます。これによりデータベースのスペース効率を損なうことなく、オールフラッシュ システムとハイブリッド システムの両方で使用可能なキャパシティが増加し、パフォーマンスが向上します。
エンタープライズ対応ファイル サービス: vSAN 7 Update 1では、SMB v3およびv2.1プロトコルのサポートを追加し、最も一般的なファイル サービス プロトコルに対応します。さらにvSANファイル サービスでは、エンタープライズ対応のファイル ストレージの重要な認証コンポーネントであるActive Directoryの統合機能と、Kerberosベースのネットワーク認証に対応します。これらの新機能により、多くのユースケースでブロック ストレージとファイル ストレージの両方にvSANを使用できます。
リモート クラスタ: 新しいリモート クラスタ機能により、VMware Cloud Foundation 4.1の運用機能をエッジ ロケーションや拠点にまで拡張できます。
vVolsの統合: VMware Cloud Foundation 4.1 with Tanzuへの新たなvVolの統合機能により、外部ストレージ用の共通ストレージ管理フレームワークを提供します。
VMware Skyline(TM)によるVMware Cloud Foundationのサポート: VMware Skylineが、管理およびワークロードのドメインを特定し、VMware Cloud Foundationソリューションの知見をプロアクティブに反映することで、VMware Cloud Foundationにプロアクティブなインテリジェンスをもたらします。
VMware Inc. 最高執行責任者(COO)、プロダクトおよびクラウド サービス担当
ラグー・ラグラム(Raghu Raghuram)コメント:
「昨年来、アプリとインフラのモダナイゼーションにむけた各ステップで顧客の成功を支援する取り組みを開始しました。現在、私たちは飛躍的に前進し、何十万ものVMware vSphereの顧客にKubernetesのポテンシャルを活用いただけるようになりました。新たなソリューションと製品により、Kubernetesでの場当たり的な作業をなくし、モダナイゼーションの目標達成にむけた支援に欠かせない機能を提供します」
ご購入および価格について
VMware vSphere with Tanzu、VMware vSphere 7 Update 1、VMware vSAN 7 Update 1、VMware Cloud Foundation 4.1 with Tanzu、VMware Tanzu BasicおよびTanzu Standardエディション、VMware SkylineによるVMware Cloud Foundationのサポートは、いずれもVMwareの2021年度第3四半期(2020年8月1日〜10月30日)中に提供開始予定です。VMware NSX Advanced Load Balancer Essentialsは、2021年度第3四半期にベータ版が予定されています(4)。VMware Tanzu AdvancedおよびEnterpriseエディションは、それ以降に提供開始予定です。
*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-newsfeed.VMware-Unlocks-the-Power-of-Kubernetes-for-70-Million-Plus-Workloads-Running-on-vSphere.ab5f2e85-0dd7-40e2-a92c-aa3e41eb6f1b.html
(1) VMwareの社内テストおよび本番環境に対する想定に基づき、適切なネットワーク設定が利用にむけて事前に構成されている場合(2020年8月)
(2) VMwareの社内テストおよび本番環境に対する想定に基づき、適切なネットワーク設定が利用にむけて事前に構成されている場合(2020年8月)
(3) 各パートナ企業は、VMwareの顧客がvSAN Data Persistenceプラットフォームのメリットを享受できるよう、独自のプラグインを開発する必要があります。プラットフォームは、その上で動作するパートナ ソリューションが稼働するまで動作しません。
(4) ベータ版機能の一般提供に対してはいかなるコミットメント、義務を負うものではありません。
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、アプリケーション モダナイゼーション、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペース製品により、顧客はあらゆるクラウドにデバイスを問わずアプリケーションを提供できます。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なテクノロジの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。
VMware、vSphere、VMware vSAN、Tanzu、VMworld、NSX、vCenter Server、Skylineは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。
アプリケーションのモダナイゼーションへの取り組みを加速するTanzuエディションを発表。
VMware Cloud Foundation 4.1、vSphere 7 Update 1、vSAN 7 Update 1が、インフラのさらなる拡張と運用の効率化を支援する新たなイノベーションを提供。
【2020年9月16日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、アプリケーションおよびインフラのモダナイゼーションを加速させる新製品を発表しました。新しいVMware vSphere(R) 7 Update 1、VMware vSAN(TM) 7 Update 1、VMware Cloud Foundation(TM) 4.1では、Kubernetes導入を効率化し、ステートフル アプリケーションをサポートするための新しい開発者向け機能や、拡張性と運用性を強化する機能が採用されています。さらに、ポートフォリオの機能をパッケージ化したTanzuエディションも発表し、モダナイゼーションを推進する際の基本的なニーズに対応します。
開発者向けのインフラを提供
VMwareは、過去1年にわたり広範なソフトウェア スタックにより、モダンアプリケーションの新規開発だけでなく、既存のアプリケーションやインフラのモダナイゼーションも可能にしました。VMworld 2019では、Kubernetes APIを使いvSphereをオープンプラットフォームに再設計するために、TanzuポートフォリオとProject Pacificの技術プレビューを公開しました。そして、2020年3月には、モダンアプリケーション向けにTanzuポートフォリオを発表しました。Project Pacificの本番リリース第1フェーズとして、VMware Cloud Foundation 4 with Tanzuを発表し、これにより従来のVM(仮想マシン)ベースとコンテナベースのアプリケーションの双方に対し、一貫した管理を行うハイブリッド クラウド インフラを提供しています。(詳細は、2020年3月11日発表のプレスリリース https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2020/vmw-app-modernization_031120.html をご覧ください)
そして本日、VMwareはProject Pacificの次期フェーズとして、Kubernetesの迅速な導入を支援する新製品を発表しました。VMware vSphere with VMware Tanzuにより、世界中の何十万ものvSphereの顧客に向けたKubernetesの利用開始と、vSphere上で実行されている7,000万以上のワークロードのモダナイゼーションを提供します。この新製品により、テクノロジ、ツール、スキルセットへのこれまでの投資を利活用して、モダンアプリケーションをサポートするKubernetesクラスタを迅速にセットアップし、プロビジョニングすることを実現します。
具体的には、vSphere with Tanzuの利用により、既存のネットワークとブロック ストレージやファイル ストレージを使い、1時間以内にエンタープライズ クラスのKubernetesインフラを構成します(1)。これには、KubernetesクラスタのvSphere Distributed Switchサポート拡張も含まれます。また、vSphere with Tanzuの利用時には、VMware NSX(R) Advanced Load Balancer Essentials(Enterpriseエディションへのアップグレード オプション付き)の導入や、独自のL4ロードバランシング ソリューションの選択も可能となります。さらに、VMware vCenter Serverを使用すると、数分間でのKubernetesクラスタの導入やロールベースアクセスコントロールの実装、開発者へのキャパシティの割り当てが可能になります(2)。このようにVMware Tanzuとの統合により、IT管理者は一貫性、適合性、整合性を維持、Kubernetesを管理しながら、開発者にITインフラへのセルフサービス アクセスの提供を実現します。
さらに、ハイパーコンバージド インフラ(HCI)およびハイブリッド クラウド プラットフォームに新たな機能を採用し、モダンアプリケーションに対するニーズをサポートします。VMware Cloud Foundation 4.1 with VMware Tanzuは、独立系ソフトウェア ベンダ(ISV)向けのフレームワークであるvSAN Data Persistenceプラットフォームを採用し、NoSQLデータベースやオブジェクト ストレージなどの最新のステートフル サービスのための基盤となるインフラを提供します。これにより、TCOを削減しながらステートフル アプリケーションの実行、運用、管理を簡素化が可能となります。
なお、VMwareはDell EMC ObjectScaleをvSAN Data Persistenceプラットフォーム上で統合、検証することも発表しました。加えて、VMwareはCloudian、DataStax、MinIOとのパートナシップおよび共同エンジニアリングの取り組みも発表しました。各社の製品をvSANプラットフォーム上で統合し、検証します。パートナ各社は、このプラットフォームをサポートするコンテナ向けストレージ インタフェース(CSI)プラグインを導入する予定です(3)。パートナ各社との連携により、この新しいプラットフォームでは以下が可能になります。
開発者がKubernetes APIを経由したセルフサービス形態のオンデマンドのステートフル サービスのプロビジョニングと拡張を実現することで、IT管理者の運用効率性を最大化
vCenterの専用ダッシュボードを通じた、統合サービスの健全性とキャパシティの監視
サービス対応のインフラ運用機能を活用した、メンテナンスやライフサイクル管理など、インフラ変更時におけるサービス可用性の確保
最適なストレージ効率による、ステートフル サービスの実行
VMware Tanzuポートフォリオによるカスタマ ジャーニーの簡素化
VMwareは今回の発表に基づき、VMware Tanzuポートフォリオの機能を利用して、顧客による顕著な成果の実現をサポートします。この取り組みの一環として、インフラとアプリケーションのモダナイゼーションにおいて最も求められるエンタープライズ要件に対応したポートフォリオ機能をパッケージ化した、VMware Tanzuエディションを発表しました。VMware Tanzuエディションは、Basic、Standard、Advanced、Enterpriseというラインナップを提供します。VMware Tanzu BasicはvSphereのアドオンで、vSphere環境の一部としてKubernetesを実行できます。VMware Tanzu Standardエディションでは、単一のオープンソースで、互換性のあるディストリビューションを用いて、複数のクラウド間でKubernetesを実行/管理し、クラウド、クラスタ、チーム間でポリシーを一元管理できます。BasicおよびStandardエディションは2020年10月30日(VMwareの2021年度第3四半期末)までに、その後、AdvancedとEnterprise エディションが提供される予定です。
より効率的で無駄の少ないインフラ拡張と運用の簡素化
本日発表したアプリとインフラをモダナイゼーションする最新機能に加え、VMware vSphere 7 Update 1、VMware vSAN 7 Update 1、VMware Cloud Foundation 4.1には、従来のワークロードの実行をサポートする新機能が採用されています。これらの新機能と機能強化により、次のようにインフラを拡張し、運用を簡素化します。
モンスターVMの拡張: vSphere 7 Update 1の仮想マシン(VM)は、最大24TB RAMおよび768 vCPUまで拡張可能で、インメモリ データベースなどのリソース集約型アプリケーションに対応します。
クラスタ スケールの強化: vSphere 7 Update 1では、クラスタあたりのホスト数のサポートが従来比で50%拡張され、クラスタあたり最大96ホストまで拡張可能です。
HCIメッシュ: vSAN 7 Update 1では、コンピュートとストレージのリソースを分離する、独自のソフトウェアベースのアプローチであるHCIメッシュが導入され、段階的な拡張が可能になりました。この機能は、クラスタ間でキャパシティを共有することで設備投資コストの削減を行いながら、効率的な拡張によって管理されるストレージ リソースの量を減らすことで運営コストの削減にも役立ちます。
データ圧縮単体での有効化オプション: これは新しいvSAN 7 Update 1のオプションです。従来は重複排除と圧縮をセットで実行していましたが、今回のリリースで圧縮機能のみを有効化できます。これによりデータベースのスペース効率を損なうことなく、オールフラッシュ システムとハイブリッド システムの両方で使用可能なキャパシティが増加し、パフォーマンスが向上します。
エンタープライズ対応ファイル サービス: vSAN 7 Update 1では、SMB v3およびv2.1プロトコルのサポートを追加し、最も一般的なファイル サービス プロトコルに対応します。さらにvSANファイル サービスでは、エンタープライズ対応のファイル ストレージの重要な認証コンポーネントであるActive Directoryの統合機能と、Kerberosベースのネットワーク認証に対応します。これらの新機能により、多くのユースケースでブロック ストレージとファイル ストレージの両方にvSANを使用できます。
リモート クラスタ: 新しいリモート クラスタ機能により、VMware Cloud Foundation 4.1の運用機能をエッジ ロケーションや拠点にまで拡張できます。
vVolsの統合: VMware Cloud Foundation 4.1 with Tanzuへの新たなvVolの統合機能により、外部ストレージ用の共通ストレージ管理フレームワークを提供します。
VMware Skyline(TM)によるVMware Cloud Foundationのサポート: VMware Skylineが、管理およびワークロードのドメインを特定し、VMware Cloud Foundationソリューションの知見をプロアクティブに反映することで、VMware Cloud Foundationにプロアクティブなインテリジェンスをもたらします。
VMware Inc. 最高執行責任者(COO)、プロダクトおよびクラウド サービス担当
ラグー・ラグラム(Raghu Raghuram)コメント:
「昨年来、アプリとインフラのモダナイゼーションにむけた各ステップで顧客の成功を支援する取り組みを開始しました。現在、私たちは飛躍的に前進し、何十万ものVMware vSphereの顧客にKubernetesのポテンシャルを活用いただけるようになりました。新たなソリューションと製品により、Kubernetesでの場当たり的な作業をなくし、モダナイゼーションの目標達成にむけた支援に欠かせない機能を提供します」
ご購入および価格について
VMware vSphere with Tanzu、VMware vSphere 7 Update 1、VMware vSAN 7 Update 1、VMware Cloud Foundation 4.1 with Tanzu、VMware Tanzu BasicおよびTanzu Standardエディション、VMware SkylineによるVMware Cloud Foundationのサポートは、いずれもVMwareの2021年度第3四半期(2020年8月1日〜10月30日)中に提供開始予定です。VMware NSX Advanced Load Balancer Essentialsは、2021年度第3四半期にベータ版が予定されています(4)。VMware Tanzu AdvancedおよびEnterpriseエディションは、それ以降に提供開始予定です。
*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-newsfeed.VMware-Unlocks-the-Power-of-Kubernetes-for-70-Million-Plus-Workloads-Running-on-vSphere.ab5f2e85-0dd7-40e2-a92c-aa3e41eb6f1b.html
(1) VMwareの社内テストおよび本番環境に対する想定に基づき、適切なネットワーク設定が利用にむけて事前に構成されている場合(2020年8月)
(2) VMwareの社内テストおよび本番環境に対する想定に基づき、適切なネットワーク設定が利用にむけて事前に構成されている場合(2020年8月)
(3) 各パートナ企業は、VMwareの顧客がvSAN Data Persistenceプラットフォームのメリットを享受できるよう、独自のプラグインを開発する必要があります。プラットフォームは、その上で動作するパートナ ソリューションが稼働するまで動作しません。
(4) ベータ版機能の一般提供に対してはいかなるコミットメント、義務を負うものではありません。
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、アプリケーション モダナイゼーション、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペース製品により、顧客はあらゆるクラウドにデバイスを問わずアプリケーションを提供できます。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なテクノロジの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。
VMware、vSphere、VMware vSAN、Tanzu、VMworld、NSX、vCenter Server、Skylineは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。