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<ヴィス>オフィスは「集合」と「集中」のハイブリッドワークプレイスへ|2023年オフィストレンド予想

デザイナーズオフィスを手がけ、「はたらく」をデザインする株式会社ヴィス(本社:大阪市北区、代表取締役社長:金谷智浩)は、2023年のオフィストレンド予想をまとめましたのでお知らせします。今年のオフィスは「『集合』と『集中』のハイブリッドワークプレイス」となると予想しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-5bcee14855c076e85040-1.jpg ]

ヴィスに所属するオフィス設計デザイナー(55名)を対象にアンケート調査を実施し、回答をトレンド予想としてまとめました。

■目次
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【1】2023年オフィスデザイントレンド予想
【2】2022年のオフィスを表す漢字は「集」
【3】2021年→2022年 オフィスの変化
【4】2022年オフィストレンド予想の振り返り
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【1】2023年オフィスデザイントレンド予想
オフィスは、「集合」と「集中」のハイブリッドワークプレイスへ
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2023年のオフィスデザイントレンドとして、【デザイン】【機能・特徴】の両面から下記4つを予想しました。

会社の個性、“らしさ”を表現 色味やインパクトのあるデザイン
チームでコミュニケーションが取れる「集まるオフィス」
オフィス内の集中エリアが拡大
SDGs・環境に配慮したオフィス



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■1. 会社の個性、“らしさ”を表現 色味やインパクトのあるデザイン
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一つは、経済の活性化とともにデザインも明るく変化するという考え方。
もう一つは、社会活動がコロナ禍以前のように戻りつつある中で、今一度、企業が成長を加速するために採用やブランディング強化を目的として他社との差別化をするために会社の個性を出すという考え方です。

<デザイナーコメント>

暗く経済が落ち込む時期が続いたため、明るく開放感を感じ、さらに清潔感や清涼感のあるオフィスが求められている。開放感や奥行き、伸びしろを感じられる空間づくりがしたい。
2022年はナチュラル・優しくニュートラルな印象がトレンドだったが、コロナ禍で抑圧されていた分、華やかさや賑やかさを感じるデザインがトレンドになる。
会社に行きたいと思わせるデザイン、さらに集まるだけではなくブランディングや他社との差別化につながる、企業の色が反映されたオリジナリティのあるワークプレイスが増える。
社会が回復し始めて、採用面を強化したい企業が増えている。同じ業界の会社と差別化するため、その会社らしい個性があふれる唯一無二のエントランスづくり、採用面に効果的な明るくアットホーム感のあるオフィスが求められそう。


[画像2: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-d9cd8c3c212a3b945e71-12.jpg ]


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■2. チームでコミュニケーションが取れる「集まるオフィス」
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引き続き注目される「コミュニケーション」というキーワード。オフィスをコミュニケーションの場と位置づける企業も増えています。
今年はさらに、オフィスでのコミュニケーションの取り方、会社の成長やブランディングへの反映など、一歩踏み込んだ考えが求められるでしょう。

<デザイナーコメント>

オフィスで誰とどのように働くかが重視される。運用面まで提案することが求められる。
テレワークの普及により、出社したくなるオフィスやオフィス内でのコミュニケーションの濃さ、活性化に着目し、社員の能力が最大限に発揮できる仕組みが重要視される。
多くの企業で出社して集まる機会が増え、人数やコミュニケーション形態に合わせた場が必要になると思う。そこに必要な機能や用途を落とし込んでデザインをするようになる。


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■3. オフィス内の集中エリアが拡大
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オフィスがコミュニケーションの場となる一方、出社時には個人での集中作業やweb会議も必要となるでしょう。人が多すぎて集中しづらいなどの課題も出てきました。
また自宅よりもオフィス環境のほうが仕事に集中しやすいという理由で出社する人もおり、働く人それぞれの状況や仕事内容にあったスペースが求められています。

<デザイナーコメント>

ABWベースのオープンな働き方は継続しつつ、出社することで集中して業務に取り組みたいというニーズも増えている。
オフィスに人が増えることで損なわれる静かさをいかにオフィス内に構築するのかを考える必要がある。
集中の仕方にも種類がある。完全防音のフォンブース、遮音のみの半個室ブース、集音性の高いマイク、エリア的に離れる等、選択肢は多い。それぞれのエリアの充実が求められる。


[画像3: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-a080e25e77baf3bb494b-16.jpg ]


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■4. SDGs・環境に配慮したオフィス
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SDGs・環境への配慮はオフィスでも求められています。エコ素材を取り入れる他にも、働く人のことを考えたオフィス環境構築、働きがい向上なども含まれます。

ヴィスでも2022年12月に国産木材を100%使用したテーブル・デスクなど、環境に配慮した家具を販売開始しました。お客様からSDGsに配慮した家具の要望を多くいただいたことも、プロダクトの企画につながりました。

※参考プレスリリース:「国産木材を使用したオリジナル家具を販売開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000058162.html

<デザイナーコメント>

家具などに持続可能性を考慮したものが増えており、空間もよりサステナブルなマテリアルを取り入れたものになる。
社員に対しての還元というのが大きなキーワードになると思う。SDGsも浸透した中で、グリーンを取り入れたデザインはわかりやすい。
人や環境に優しいエコロジーな空間。自然素材を使用したり、物を捨てずにリユース・リメイクしたりなど。


2. の「コミュニケーションを取るために集まる」という意見がある一方、3. の「集中エリアが拡大」の意見も多く、両方のバランスが求められていることを感じたことから、2023年オフィスデザインは「『集合』と『集中』のハイブリッドワークプレイス」になると予想しました。

その中で、各企業の個性を表現したデザインや環境への配慮が今年も求められていくでしょう。


以下では、昨年2022年のオフィスについて、2021年との比較も含め振り返りました。
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【2】2022年の漢字は「集」
オフィスデザインを漢字一文字で表すと?
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2022年は14.2%が「集」と回答。最も多い結果となりました。

2020年は「変」が多く、2021年は「変」「動」など回答が割れ、変化が大きく不透明な時代が続きましたが、2022年はオフィスに人が「集」まる動きが鮮明に出てきたという変化を表しているのではないでしょうか。

<デザイナーコメント>

オフィスのあり方として、集まりコミュニケーションを取る場所としての重要性が高まった。
リモートワークに慣れた社員を再びオフィスワークに引き戻すために、集まることができる空間をデザインする必要性を感じている。
コミュニケーション重視、会社に人が集まるようにする策を考える企業が多い。


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【3】「大きく変化した」「変化した」が87.7%
2021年→2022年におけるオフィスデザインやニーズの変化
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[画像4: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-96553b0529524186da22-0.jpg ]


2020年4月、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を機に働き方が大きく変化しました。テレワークの浸透、オフィスの最適化、シェアオフィスやコワーキングの拡大など、多様化が一気に進みました。

2021年もその流れは続き、オフィス出社とテレワークを併用した「ハイブリッドワーク」が定着しました。さらに各企業がオフィスの役割や出社の意味を考えるようになりました。

そして2022年は、コロナ後を見据えたオフィス構築が進みました。オフィスに社員が集まるよう「行きたくなるオフィス」にする工夫など、コミュニケーションを取るための取り組みが増えています。

<デザイナーコメント>

全員出社・固定席というコロナ禍以前の状態に戻すことを強くイメージしている方と、よりテレワークと出社のハイブリッド化をイメージしている方との二極化がより進んだと思う。
会社によって重要視するところが違ってきた。デザイン重視、働き方重視、機能性重視、予算重視など多様化している。
オフィスに人を戻したい、コミュニケーションを取ることで生産性を上げたいという要望がより多くなった。
オフィスが必要だということが明確になり、迷いがなくなった。


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【4】2022年オフィストレンド予想の振り返り
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昨年度公開した「2022年オフィストレンド予想」を振り返りました。「2022年トレンド予想」4つそれぞれに対し、「トレンドとしてあった」と回答があった比率を記載しています。

■トレンド予想1:多様な働き方が実現できるワークスペース (42.9%)
<デザイン事例>
[画像5: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-7a18254f101dc07257b4-10.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=974


コワーキングエリアでのチーム作業や、webブースを中心とした個人作業など、様々な働き方が許容されるスペースがある。



[画像6: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-5fab149ef821560d858e-4.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=963


デザインや什器によるジャンル別に個人が集中できるスペースとチームで使用できるスペースがあり、メリハリが多様な働き方の実現につながっている。


<その他デザイナーコメント>

働く場所にメリハリをつけることで、そこから生まれるコミュニケーションや付加価値が出てくるイメージがついた。
フリアドや様々な席で働く働き方に対しての抵抗が減ってきているように思う。島型デスクを並べるより色々な席があってほしいという要望が多い。


■トレンド予想2:コミュニケーションをデザインするオフィス (59.2%)

<デザイン事例>
[画像7: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-c404d1315c0d99fa0c41-9.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=964


ワークスペースとコミュニケーションのメリハリがある。コミュニケーションの仕掛けを取り入れている。



[画像8: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-d8b15d242725393ba5ef-7.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=984


1フロアが1,000坪近いオフィスで、働くスペースとコミュニケーションスペースのつながりが明確にある。コミュニケーションが自然に生まれる仕組みをプランに落とし込みながら動線で繋ぐスタイルはこの規模感のオフィスでは今後増えそう。


<その他デザイナーコメント>

コロナを経て、オフィスに人を戻したいという経営者が増えたように感じる。在宅でも仕事ができる中、コミュニケーションをとり社内を活性化させる場所としてオフィスをつくりたいという要望が多い印象。
コロナ禍でテレワークが進んだ結果、社員のコミュニケーションロスが進んでいると考え、コミュニケーションが取れるスペースを設置したいというリクエストが多くあった。リアルなコミュニケーションは作業の効率化だけではなく、社員のエンゲージメントやメンタルにも影響し企業全体のモチベーションを上げる効果があると考える経営者が増えた。


■トレンド予想3:アジャイル、フレキシブル。変化に対応できるオフィス (16.3%)

<デザイン事例>
[画像9: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-721b67b664ec01954069-5.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=959


普段はラウンジとして使用、セミナーにも対応でき、様々な単位での利用が想像できるとお客様にも共感いただいた。



[画像10: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-45abfddb0487c633c866-8.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=983


大きめの家具から軽めのものまであり、さまざまなシーンに対応できる。


<その他デザイナーコメント>

提案の際は必ず出社率の変化にどのように対応ができるのかお客様から質問があった。
増員に対応できるゆとりのあるレイアウトが望まれる傾向があった。出社率の変化への対応や既存の家具の使用方法など経済的な効率性を求められた。


■トレンド予想4:個性、オリジナリティをデザインで表現 (12.2%)

<デザイン事例>
[画像11: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-b15ac483feacf9a4b9ee-11.jpg ]

https://designers-office.jp/work/page/index.php?id=978


「ロイヤルスタジオ」というコンセプトのもとつくられたエントランスや空間が個性的。特にエントランスはシンメトリーな見せ方をしていて上品で洗練された印象。


<その他デザイナーコメント>

働き方への興味関心や知識が高まってきたクライアントの中で、一通りの提案の中でも「自分たちにあっているかどうか」がしっかり問われ、オリジナリティが評価されるようになっている。


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■まとめ
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2022年は、「集」の漢字からもわかるようにオフィスではコミュニケーションを増やしたいと考える企業が増えました。

テレワークに慣れた社員に強制的に出社を促しても、エンゲージメントが低下し会社から離れてしまうリスクもあります。社員にとって自発的に「行きたくなるオフィス」となることが求められています。

2023年は、コミュニケーションを取った先にしたいことの実現、逆に集中エリアの拡充など、コミュニケーションからさらに進化したオフィスが見られることでしょう。

ヴィスは、今後もオフィスや「はたらく」に関する最新のトレンドをつくり、発信してまいります。

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【調査概要】
・調査期間:2022年12月22日~2023年1月6日
・調査主体:株式会社ヴィス 自社調査
・調査対象:株式会社ヴィス クリエイティブ事業本部所属のクリエイター(設計デザイナー)
・有効回答数:55名
・調査方法:インターネット調査、自由回答形式
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【関連記事】
・【2022年オフィスデザイントレンド】オフィスは「多様なはたらき方」を実現する場に。オフィスデザインは個性、オリジナリティ重視へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000058162.html

【参考資料】
・いま、「行きたくなるオフィス」のつくり方
https://designers-office.jp/download/want_to_go/index.php



ヴィスについて


[画像12: https://prtimes.jp/i/58162/126/resize/d58162-126-01c179b2d0b91cdcd476-17.jpg ]

「はたらく人々を幸せに。」
株式会社ヴィスは、「はたらく人々を幸せに。」というパーパス(存在意義)のもと、“はたらく”をデザインするワークデザインカンパニーです。コンサルティング、ワークスタイリング、ブランディングを通じて継続的に企業価値向上の実現をサポートします。
実績:デザイナーズオフィス実績 累計7,000件以上(2022年3月末現在)

【会社概要】
社名:株式会社ヴィス
代表者:代表取締役会長 中村 勇人 代表取締役社長 金谷 智浩
事業内容:コンサルティング、ワークスタイリング、ブランディング(デザイナーズオフィス)事業
設立:1998年4月13日
事業所:東京オフィス、大阪オフィス(本社)、名古屋オフィス

▽URL
デザイナーズオフィスサイト:https://designers-office.jp
コーポレートサイト:https://vis-produce.com
「The Place(ザ プレイス)」:https://theplace.co.jp
「ココエル」:https://cocoyell.jp
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