Linux Foundationが科学と研究の力でソフトウェア エンジニアリングのD&Iを推進
[20/10/27]
提供元:PRTIMES
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オープンソースを通じて大規模イノベーションを実現する非営利団体Linux Foundationは10月26日 (現地時間)、バーチャルイベントとして開催中のOpen Source Summit Europeにおいて、Software Developer Diversity and Inclusion (SDDI) プロジェクトを発表しました。SDDIは、ソフトウェア エンジニアリングの多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン:以下D&I)を高めるために、研究や業界のベストプラクティスを調査、評価、および促進します。
2020年10月26日、Open Source Summit Europe発 – オープンソースを通じて大規模イノベーションを実現する非営利団体Linux Foundationは本日、Software Developer Diversity and Inclusion (SDDI) プロジェクトを発表しました。SDDIは、ソフトウェア エンジニアリングの多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン:以下D&I)を高めるために、研究や業界のベストプラクティスを調査、評価、および促進します。創設貢献者は、Comcast、Facebook、GitHub、Intel、VMwareなどの企業、および北京郵電大学、アイントホーフェン工科大学、オレゴン州立大学、オークランド大学、ビクトリア大学の研究教授です。
65,000人以上の開発者を対象にStackOverflowが2020年に行った調査 ( https://insights.stackoverflow.com/survey/2020#overview ) によれば、開発者の91.7%が男性、70.7%が白人かヨーロッパ系です。デジタル社会の基盤となるソフトウェアをより多様なコミュニティで構築できる包摂的な環境を作り出すには、膨大な作業が必要です。調査によると、人種的に多様なグループの方がより良い意思決定ができ、多様性のあるオープンソース プロジェクトの方がより生産的で、ジェンダーに多様性のあるチームにすることで女性に対する態度が改善されることが示されています[1]。
Linux Foundationの戦略プログラム担当シニアディレクターであるKate Stewartは、次のように述べています。
「技術業界にはさまざまな重要なD&Iイニシアチブがありますが、ソフトウェア エンジニアリングにおけるカテゴリ全体(人種、性別、年齢、認知能力)の多様性を高めることにフォーカスして科学と研究から情報を得ているものはありません。私たちは、オープンソース コミュニティの未来についても、D&Iを高めるための集団的な能力についても楽観的です。私たちが今行っている作業は、今後のコミュニティの活気やテクノロジーの有効性に影響を与える可能性があります。」
SDDIには、運営委員会とワーキング グループが設けられ、彼らは研究や業界のベストプラクティスを調査・評価・促進して、ソフトウェア エンジニアリングにおけるD&Iを高めます。運営委員会は、初期のワーキング グループに優先順位を付ける責任があります。ワーキング グループは、研究方法、倫理、リソース、データ、性別、年齢、認知能力、教育の分野における多様性に取り組みます。
オープンソース プロジェクトは、ぜひSDDIに参加し、ベストプラクティスを伝え、プロジェクトの調査結果を活用してください。現行のLinux Foundationプロジェクト(オープンソース プログラム オフィスのベストプラクティスにフォーカスするTODO、およびD&Iのためのツールとメトリックを特定するCHAOSSプロジェクト)も、この新しいSDDIプロジェクトと緊密に連携します。
支援の声
「Software Developer Diversity and Inclusion Project (SDDI) は、CHAOSSプロジェクトの作業を補完するすばらしいイニシアチブです。コラボレーションを通じ、すべての開発者のためのより良い仮想ワークプレース構築への歩みを加速できます。この作業から明らかになる調査結果とベストプラクティスを楽しみにしています。メトリックとツールに関する私たちの作業に実装できるでしょう。」
– Nicole Huesman, Governing Board Co-Chair, the CHAOSS Project(CHAOSSプロジェクトの理事会共同議長)
「D&Iは、長期的に持続可能なオープンソースのコミュニティやプログラムを構築するための基礎です。TODOグループは、SDDIと協力して、企業のオープンソース プログラムから得られた教訓とベストプラクティスを共有したいと思います。」
– Chris Aniszczyk, co-founder of the TODO Group and CTO, CNCF(TODO Group共同設立者 兼 CNCFのCTO)
「包摂的なオープンソースは、産業界や学術界にとって極めて重要です。SDDI (Software Developer Diversity and Inclusion)プロジェクトは、OSSのプロジェクトや製品に包摂性をもたらす大きなイニシアチブです。たとえば、ジェンダー バイアスは、OSSプロジェクトが使用するツールにも、情報の構造化方法にも組み込まれています。SDDIと協力して、これらの障壁を一気に解決できることを楽しみにしています。」
– Dr. Anita Sarma, Associate Professor, Computer Science, School of EECS, Oregon State University(オレゴン州立大学EECS学部コンピュータサイエンス准教授)
「ソフトウェア システムは、現代生活のあらゆる側面を担っています。ソフトウェア システムは、人間が重要な短期的・長期的・社会的・個人的な決定を下すのに役立ちますが、ソフトウェア システムを設計する人々の多様性と価値は、地球上の人々の多様性と価値をリモートで表しているわけではありません。SDDIイニシアチブは、産学間の積極的な協力であり、ベストプラクティスを発見して促進すると同時に、D&Iへの障壁を理解するための重要かつ綿密な研究を推進していきます。」
– Margaret-Anne Storey, University of Victoria, Canada(カナダ、ビクトリア大学)
「近年、多くのソフトウェア会社でD&Iを高めるための多大な努力が払われているにもかかわらず、ほとんど牽引力がありませんでした。これは、障壁とベストプラクティスをよりよく理解するために新しい考え方が必要であることを示しています。このイニシアチブは、新しい理解を刺激し、D&Iの実践を改善するのに役立ちます。これにより、より革新的で有用なソフトウェア製品が生まれます。」
– Kelly Blincoe, University of Auckland, New Zealand (ニュージーランド、オークランド大学)
「多様性は、多様なユーザー グループのニーズに対応する製品を開発するためだけでなく、持続可能で活力ある開発チームを作るためにも不可欠です。SDDIには、業界のベストプラクティス、オープンソース ソフトウェア開発からの洞察、学術研究の成果を組み合わせて、チームの組織化と共同作業の方法に変化をもたらし、最終的には、より快適で持続可能な作業環境と、より優れたソフトウェア製品の両方に変化をもたらす力と確約があります。」
– Alexander Serebrenik, Eindhoven University of Technology, The Netherlands (オランダ、アイントホーフェン工科大学)
「ソフトウェア開発におけるD&Iは、特にHDI (Human Development Index) 低位国と中位国に住む人々にとって、当業界以上の大きな影響力を持ちます。彼らにとって、ソフトウェア開発の職業に就くことは、人生を変える機会になることが多々あります。産学の強力なコラボレーションであるSDDIは、世界中の恵まれない人々に恩恵をもたらすに違いありません。」
– Yi Wang, Professor, Beijing University of Posts and Telecommunications (北京郵電大学教授).
「思考の多様性は、持続可能で健全なオープンソース コミュニティを構築するために不可欠な要素です。多様なバックグラウンドを持つ人々が、新しい革新的なアイデアを注入することで、すべての人々にとって包摂的で歓迎的なエコシステムが促進されます。SDDIは、D&Iを向上させるためのベストプラクティスに重点を置いているため、多様性の向上に取り組むすべての人々に正しい方向性を提供することができます。」
– Shuah Khan, Kernel Maintainer & Fellow, the Linux Foundation(LinuxFoundationのカーネル メンテナー 兼 フェロー)
「SDDIのような意図的で協調的な取り組みがなければ、ソフトウェア エンジニアリングの多様性を高めることは難しいでしょう。オープンソース、企業、大学には、私たちが集約し、発見しやすくし、行動に移すべき優れたプラクティスが数多くあります。The Linux Foundationは、これらすべてのコミュニティの中心であるため、私たちを結集してテクノロジーの多様性を高めることができます。」
– Nithya Ruff, Head of Comcast Open Source Program Office, Chair, Linux Foundation Board(Comcastオープンソースプログラムオフィス代表、Linux Foundationボード チェア)
「Intelでは、多様で包摂的なチームのほうが創造的で革新的であると考えています。私たちは、レプリゼンテーション(多様性の表現)、同一労働同一賃金、およびインクルージョン イニシアチブなどの分野で、継続的に水準を引き上げています。今年、私たちは、 2030年の目標、グローバル チャレンジ、およびRISE戦略 ( https://newsroom.intel.com/news-releases/intel-launches-first-global-challenges-marks-new-era-shared-corporate-responsibility/ ) を発表しました。IntelのRISE戦略とは、テクノロジーと協働的取り組みにより、今よりも「Responsible」(企業責任)、「Inclusive」(一体性)、「Sustainable 」(サステナビリティー) を「Enabled 」(実現した) 世界を創造するための戦略です。オープンソース コミュニティにおける多様性の包摂と表現の改善に焦点を当てるLinuxFoundationの新しいSDDIイニシアチブを歓迎し、この取り組みをさらに進めることを楽しみにしています。」
– Melissa Evers-Hood, Vice President, General Manager of Software Business Strategy, Intel Architecture, Graphics and Software, Intel Corporation(Intel 社、Intelアーキテクチャ、グラフィックス&ソフトウェア部門ソフトウェア ビジネス戦略担当VP 兼 GM)
「オープンソースはあらゆる人々を救済し、世界中の開発者に革新と機会を生み出します。Facebookにとって、オープンソースへの投資は、開発者だけでなく、個人や企業のより広いコミュニティに力を与える方法です。そのために、私たちはLinux FoundationのSDDIプロジェクトを支援します。SDDIは、次世代のオープンソース開発者への投資を助けるだけでなく、技術の多様化を促進するものでもあります。」
– Kathy Kam, Head of Open Source, Facebook(Facebookのオープンソース責任者)
「世界のほとんどのオープンソース ソフトウェアの本拠地であるGitHubは、情熱的で多様なオープンソースコミュニティが世界を前進させ、人間の進歩を加速させる可能性を深く信じています。GitHubは、このプロジェクトに協力できることに興奮しています。このプロジェクトにより、私たち全員の利益のために「オープンソースの多様性と包摂」を実現できます。ソフトウェア開発をよりアクセスしやすく、包摂的で、持続可能なものにすることで、世界のあらゆる場所にいるすべての開発者が、学び、貢献し、成長し、自分たちが属していると感じることができるコミュニティの成長をサポートできます。」
– Demetris Cheatham, Senior Director of Diversity, Inclusion and Belonging, GitHub(GitHubのダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギング担当シニアディレクター)
「イノベーションはVMwareの中心的な信条です。D&Iをより早く進歩させるには、テクノロジーの問題と同じようにイノベーションと研究を適用する必要があることを私たちは知っています。このようなイニシアチブをサポートすることは、私たちの価値観と一致しており、テクノロジー業界全体の長期的な成功に不可欠です。」
– Shanis Windland, vice president, Diversity and Inclusion, VMware(VMwareのダイバーシティ&インクルージョン担当VP)
「SDDIは重要なイニシアチブになります。私たちBitergiaは、お客様のためにD&I調査を行っており、SDDIを通じて経験を共有し、他者から学ぶことを楽しみにしています。」
– Daniel Izquierdo, cofounder of Bitergia(Bitergiaの共同設立者)
SDDIの詳細と貢献については、以下のWebサイトをご覧ください。
https://sddiproject.org/
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,500を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションの世界的な拠点です。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.orgをご覧ください。
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The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundationの商標については、商標使用方法のページ ( www.linuxfoundation.org/trademark-usage ) を参照してください。Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
[1] Sommers, Samuel R. “On racial diversity and group decision making: identifying multiple effects of racial composition on jury deliberations.” Journal of personality and social psychology 90.4 (2006): 597. Vasilescu, Bogdan, et al. “Gender and tenure diversity in GitHub teams.” Proceedings of the 33rd annual ACM conference on human factors in computing systems. 2015. Wang, Oliver and Zhang, Min. “Reducing Implicit Gender Biases in Software Development: Does Intergroup Contact Theory Work?” Proceedings of Foundations of Software Engineering. 2020.
2020年10月26日、Open Source Summit Europe発 – オープンソースを通じて大規模イノベーションを実現する非営利団体Linux Foundationは本日、Software Developer Diversity and Inclusion (SDDI) プロジェクトを発表しました。SDDIは、ソフトウェア エンジニアリングの多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン:以下D&I)を高めるために、研究や業界のベストプラクティスを調査、評価、および促進します。創設貢献者は、Comcast、Facebook、GitHub、Intel、VMwareなどの企業、および北京郵電大学、アイントホーフェン工科大学、オレゴン州立大学、オークランド大学、ビクトリア大学の研究教授です。
65,000人以上の開発者を対象にStackOverflowが2020年に行った調査 ( https://insights.stackoverflow.com/survey/2020#overview ) によれば、開発者の91.7%が男性、70.7%が白人かヨーロッパ系です。デジタル社会の基盤となるソフトウェアをより多様なコミュニティで構築できる包摂的な環境を作り出すには、膨大な作業が必要です。調査によると、人種的に多様なグループの方がより良い意思決定ができ、多様性のあるオープンソース プロジェクトの方がより生産的で、ジェンダーに多様性のあるチームにすることで女性に対する態度が改善されることが示されています[1]。
Linux Foundationの戦略プログラム担当シニアディレクターであるKate Stewartは、次のように述べています。
「技術業界にはさまざまな重要なD&Iイニシアチブがありますが、ソフトウェア エンジニアリングにおけるカテゴリ全体(人種、性別、年齢、認知能力)の多様性を高めることにフォーカスして科学と研究から情報を得ているものはありません。私たちは、オープンソース コミュニティの未来についても、D&Iを高めるための集団的な能力についても楽観的です。私たちが今行っている作業は、今後のコミュニティの活気やテクノロジーの有効性に影響を与える可能性があります。」
SDDIには、運営委員会とワーキング グループが設けられ、彼らは研究や業界のベストプラクティスを調査・評価・促進して、ソフトウェア エンジニアリングにおけるD&Iを高めます。運営委員会は、初期のワーキング グループに優先順位を付ける責任があります。ワーキング グループは、研究方法、倫理、リソース、データ、性別、年齢、認知能力、教育の分野における多様性に取り組みます。
オープンソース プロジェクトは、ぜひSDDIに参加し、ベストプラクティスを伝え、プロジェクトの調査結果を活用してください。現行のLinux Foundationプロジェクト(オープンソース プログラム オフィスのベストプラクティスにフォーカスするTODO、およびD&Iのためのツールとメトリックを特定するCHAOSSプロジェクト)も、この新しいSDDIプロジェクトと緊密に連携します。
支援の声
「Software Developer Diversity and Inclusion Project (SDDI) は、CHAOSSプロジェクトの作業を補完するすばらしいイニシアチブです。コラボレーションを通じ、すべての開発者のためのより良い仮想ワークプレース構築への歩みを加速できます。この作業から明らかになる調査結果とベストプラクティスを楽しみにしています。メトリックとツールに関する私たちの作業に実装できるでしょう。」
– Nicole Huesman, Governing Board Co-Chair, the CHAOSS Project(CHAOSSプロジェクトの理事会共同議長)
「D&Iは、長期的に持続可能なオープンソースのコミュニティやプログラムを構築するための基礎です。TODOグループは、SDDIと協力して、企業のオープンソース プログラムから得られた教訓とベストプラクティスを共有したいと思います。」
– Chris Aniszczyk, co-founder of the TODO Group and CTO, CNCF(TODO Group共同設立者 兼 CNCFのCTO)
「包摂的なオープンソースは、産業界や学術界にとって極めて重要です。SDDI (Software Developer Diversity and Inclusion)プロジェクトは、OSSのプロジェクトや製品に包摂性をもたらす大きなイニシアチブです。たとえば、ジェンダー バイアスは、OSSプロジェクトが使用するツールにも、情報の構造化方法にも組み込まれています。SDDIと協力して、これらの障壁を一気に解決できることを楽しみにしています。」
– Dr. Anita Sarma, Associate Professor, Computer Science, School of EECS, Oregon State University(オレゴン州立大学EECS学部コンピュータサイエンス准教授)
「ソフトウェア システムは、現代生活のあらゆる側面を担っています。ソフトウェア システムは、人間が重要な短期的・長期的・社会的・個人的な決定を下すのに役立ちますが、ソフトウェア システムを設計する人々の多様性と価値は、地球上の人々の多様性と価値をリモートで表しているわけではありません。SDDIイニシアチブは、産学間の積極的な協力であり、ベストプラクティスを発見して促進すると同時に、D&Iへの障壁を理解するための重要かつ綿密な研究を推進していきます。」
– Margaret-Anne Storey, University of Victoria, Canada(カナダ、ビクトリア大学)
「近年、多くのソフトウェア会社でD&Iを高めるための多大な努力が払われているにもかかわらず、ほとんど牽引力がありませんでした。これは、障壁とベストプラクティスをよりよく理解するために新しい考え方が必要であることを示しています。このイニシアチブは、新しい理解を刺激し、D&Iの実践を改善するのに役立ちます。これにより、より革新的で有用なソフトウェア製品が生まれます。」
– Kelly Blincoe, University of Auckland, New Zealand (ニュージーランド、オークランド大学)
「多様性は、多様なユーザー グループのニーズに対応する製品を開発するためだけでなく、持続可能で活力ある開発チームを作るためにも不可欠です。SDDIには、業界のベストプラクティス、オープンソース ソフトウェア開発からの洞察、学術研究の成果を組み合わせて、チームの組織化と共同作業の方法に変化をもたらし、最終的には、より快適で持続可能な作業環境と、より優れたソフトウェア製品の両方に変化をもたらす力と確約があります。」
– Alexander Serebrenik, Eindhoven University of Technology, The Netherlands (オランダ、アイントホーフェン工科大学)
「ソフトウェア開発におけるD&Iは、特にHDI (Human Development Index) 低位国と中位国に住む人々にとって、当業界以上の大きな影響力を持ちます。彼らにとって、ソフトウェア開発の職業に就くことは、人生を変える機会になることが多々あります。産学の強力なコラボレーションであるSDDIは、世界中の恵まれない人々に恩恵をもたらすに違いありません。」
– Yi Wang, Professor, Beijing University of Posts and Telecommunications (北京郵電大学教授).
「思考の多様性は、持続可能で健全なオープンソース コミュニティを構築するために不可欠な要素です。多様なバックグラウンドを持つ人々が、新しい革新的なアイデアを注入することで、すべての人々にとって包摂的で歓迎的なエコシステムが促進されます。SDDIは、D&Iを向上させるためのベストプラクティスに重点を置いているため、多様性の向上に取り組むすべての人々に正しい方向性を提供することができます。」
– Shuah Khan, Kernel Maintainer & Fellow, the Linux Foundation(LinuxFoundationのカーネル メンテナー 兼 フェロー)
「SDDIのような意図的で協調的な取り組みがなければ、ソフトウェア エンジニアリングの多様性を高めることは難しいでしょう。オープンソース、企業、大学には、私たちが集約し、発見しやすくし、行動に移すべき優れたプラクティスが数多くあります。The Linux Foundationは、これらすべてのコミュニティの中心であるため、私たちを結集してテクノロジーの多様性を高めることができます。」
– Nithya Ruff, Head of Comcast Open Source Program Office, Chair, Linux Foundation Board(Comcastオープンソースプログラムオフィス代表、Linux Foundationボード チェア)
「Intelでは、多様で包摂的なチームのほうが創造的で革新的であると考えています。私たちは、レプリゼンテーション(多様性の表現)、同一労働同一賃金、およびインクルージョン イニシアチブなどの分野で、継続的に水準を引き上げています。今年、私たちは、 2030年の目標、グローバル チャレンジ、およびRISE戦略 ( https://newsroom.intel.com/news-releases/intel-launches-first-global-challenges-marks-new-era-shared-corporate-responsibility/ ) を発表しました。IntelのRISE戦略とは、テクノロジーと協働的取り組みにより、今よりも「Responsible」(企業責任)、「Inclusive」(一体性)、「Sustainable 」(サステナビリティー) を「Enabled 」(実現した) 世界を創造するための戦略です。オープンソース コミュニティにおける多様性の包摂と表現の改善に焦点を当てるLinuxFoundationの新しいSDDIイニシアチブを歓迎し、この取り組みをさらに進めることを楽しみにしています。」
– Melissa Evers-Hood, Vice President, General Manager of Software Business Strategy, Intel Architecture, Graphics and Software, Intel Corporation(Intel 社、Intelアーキテクチャ、グラフィックス&ソフトウェア部門ソフトウェア ビジネス戦略担当VP 兼 GM)
「オープンソースはあらゆる人々を救済し、世界中の開発者に革新と機会を生み出します。Facebookにとって、オープンソースへの投資は、開発者だけでなく、個人や企業のより広いコミュニティに力を与える方法です。そのために、私たちはLinux FoundationのSDDIプロジェクトを支援します。SDDIは、次世代のオープンソース開発者への投資を助けるだけでなく、技術の多様化を促進するものでもあります。」
– Kathy Kam, Head of Open Source, Facebook(Facebookのオープンソース責任者)
「世界のほとんどのオープンソース ソフトウェアの本拠地であるGitHubは、情熱的で多様なオープンソースコミュニティが世界を前進させ、人間の進歩を加速させる可能性を深く信じています。GitHubは、このプロジェクトに協力できることに興奮しています。このプロジェクトにより、私たち全員の利益のために「オープンソースの多様性と包摂」を実現できます。ソフトウェア開発をよりアクセスしやすく、包摂的で、持続可能なものにすることで、世界のあらゆる場所にいるすべての開発者が、学び、貢献し、成長し、自分たちが属していると感じることができるコミュニティの成長をサポートできます。」
– Demetris Cheatham, Senior Director of Diversity, Inclusion and Belonging, GitHub(GitHubのダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギング担当シニアディレクター)
「イノベーションはVMwareの中心的な信条です。D&Iをより早く進歩させるには、テクノロジーの問題と同じようにイノベーションと研究を適用する必要があることを私たちは知っています。このようなイニシアチブをサポートすることは、私たちの価値観と一致しており、テクノロジー業界全体の長期的な成功に不可欠です。」
– Shanis Windland, vice president, Diversity and Inclusion, VMware(VMwareのダイバーシティ&インクルージョン担当VP)
「SDDIは重要なイニシアチブになります。私たちBitergiaは、お客様のためにD&I調査を行っており、SDDIを通じて経験を共有し、他者から学ぶことを楽しみにしています。」
– Daniel Izquierdo, cofounder of Bitergia(Bitergiaの共同設立者)
SDDIの詳細と貢献については、以下のWebサイトをご覧ください。
https://sddiproject.org/
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,500を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションの世界的な拠点です。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.orgをご覧ください。
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The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundationの商標については、商標使用方法のページ ( www.linuxfoundation.org/trademark-usage ) を参照してください。Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
[1] Sommers, Samuel R. “On racial diversity and group decision making: identifying multiple effects of racial composition on jury deliberations.” Journal of personality and social psychology 90.4 (2006): 597. Vasilescu, Bogdan, et al. “Gender and tenure diversity in GitHub teams.” Proceedings of the 33rd annual ACM conference on human factors in computing systems. 2015. Wang, Oliver and Zhang, Min. “Reducing Implicit Gender Biases in Software Development: Does Intergroup Contact Theory Work?” Proceedings of Foundations of Software Engineering. 2020.